あるさんのレビューblog

買ったものをレビューするページです。 読み物blogは「日常のblog」よりどうぞ。

カテゴリ: ルーターとかACアダプタとか雑多なレビュー

3/6 初稿
4/1 追記

※3月中の継続案件となりますので、しばらく続きます。

なんつか、栃木県に本籍地がある関係で、WiMAX2+のCAモニターに応募したら、見事にあたってしまったという話。
とりあえず生活圏で1週間引き回してやりましたよw
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到着。
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ファームはこんな感じ。
上がCA対応ファーム、下が現行のファームです。

さて、一応実家で計測した結果も載せておきますか。
(基本的にW01のクライアントはXPERIA Z3、比較はソフトバンク回線です。
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自宅はWiMAX2のエリアですが、CAのエリアではないです。
それでもこの速度。まあ、誰も使ってなさそうだもんな。
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一方でソフトバンクLTE。意外と速いね。

今回はあくまでWiMAX2+のモニターなのと、auのLTEが使えるとなるとほぼそっちに切り替わってしまう可能性が高いので、WiMAX2+のみで利用しています。
簡単な感想だけ書くと、エリアは広いように見えて全然行き届いてない感じ。あとAXGP同様に建物内に非常に弱い。端末の問題かなと思い、mineo入れてるLGL24のLTEをB41に固定して使ってみたけど、やっぱり建物内では絶望的ですね。

3月末までにCA対応するエリアで、首都圏だとおそらく埼玉県飯能市の吾野駅付近なんです。
栃木だと真岡駅前付近、烏山線大金駅付近、山梨の小淵沢駅付近、いっそ新潟県の能生駅まで北陸新幹線の試乗も兼ねて行ってしまうという手もありますが、吾野駅が一番近く、行きやすいんですよね。
でもそこまでに吾野駅まで到達できる時間があるかどうか...返却するタイミングを考えるとチャンスは4日、いや28日ならぎりぎり返却まで間に合いそうだな。

---追記---

というわけで、W01のファームをアップした後に吾野駅まで行こうと思っていたんですが、3月の時点で整備されていない可能性があることを知り、結局返却期限となってしまいました。

速度はまずまず。秋葉原付近でこんな感じ。
まあ、ルーターを11acでZ3につないでる環境なので、モデムの性能通りに出てるかどうかはかなり微妙ではある。とはいえ、実家のあたりから比べるきれいに1/3になっていてやはり利用者がいくらかはいるという証拠なんだろうなと。

印象としては、ルーターのレビューでも書いたとおり、WiMAX2+のアンテナが少ないという感じと、接続切断されると次のアンテナを探すまで時間がかかりすぎる点は大きな問題かなと思ったりしています。
WX01がどうかはわからないですが、少なくともWiMAX2+単体で使うというのは、現実的にはまだまだ厳しく、穴埋めをするだけのau LTEが実際にはメインになってしまうことが多いです。
仮にWX01でも、別にWiMAXのエリアが狭くなるわけじゃないからいいんだけど、WiMAX2+をWiMAXでカバー出来るほど、建物の中で繋がることはないんじゃないかと思ったりするんです。
au LTEに繋がることが別にそれが悪いことではないのですが、そのために4730円に追加で1085円かかってしまうことを考えると、WiMAX2+の使い放題よりは、家の光回線+外はMVNOルーターでよくね?になりますね。
なんというか、KDDIグループで補完しあおうという発想はいいんですけど、それは内部調整だけで料金に反映させることではないんじゃないかと思ったりします。auスマホでWiMAX2+に接続されても追加料金がないんだったら、同じ金額内でどうにかしないといけないだろうと。

なので、このblogで書いている時期は、WiMAX2+はまだ時期尚早じゃないかなと思っています。ルーターは買っていますが、少なくとも自分で回線を契約するということはないかなと思っています。


吾野駅なあ。行くかどうかは微妙です。
ちなみに、例年はこの時期花粉症も収まっているんですけど、今年は花粉症でなぜか今の時期に目がやられてるので、山には行きたくないのが本音だったりします。


つづく?

GL07Sの話でちょこっと触れたのですが、今回くまポンGP02以来のWiFiルーター契約をしたんです。
今回はGL10Pをチョイス。
コストパフォーマンスが異常にいい上に、SBMやイーモバのスマホを持っている場合、1台あたり980円の割引を可能(5台まで)にするため、実は結構重要アイテムだったりするんですね。で、2180円での運用が可能なので、イーモバの玉作りには必須だったりします。
僕は常用で契約した302SH、発売二日目に契約したGL07Sと、先月契約したGL07Sを2台ぶら下げているのですが、これだけで980x4円引かれているので、月々の金額以上の割引を受けているという話になります。(もう1回線はNEXUS 5に使いたいw)

GL09Pが出た当時、全てのイーモバユーザーの目の敵として見られていた時期もあったと思います。なにせSIMフリーでもないし、評判の悪いAXGPを勝手につけるし、オマケに番号は2回線分だし。イーモバの回線を横取りするのは悪いからあんまり使われてないAXGPを押し付けますよと言わんばかりの機種でした。(俺もそう思ってた)

あれほどこけおどした機種をわざわざなぜ契約した理由が割引だけというのはあまりに情けないので、一応基準点を挙げておきます。

メリット

  • AXGP/イーモバLTE/SBMの3G/イーモバ3Gの4つの周波数帯を利用することが出来ること。(地方出張や実家帰りで有効)
  • 2180円とくまポン並の維持費で使えること。
  • 軽量コンパクトで、なおかつGL04Pとほぼ大差ない使用可能時間10時間利用できること。

デメリットとしては

  • AXGPやイーモバLTEが機種固有の帯域制限を取る可能性がある。
  • AXGPやイーモバLTEのカバー範囲が狭い。
  • 3G回線に切り替わった場合、今回もAXGPやLTEへの切り替えをしない機種である可能性が高いこと。(事の顛末はGL07Sの話より考えられること)

まあ、こうやってデメリット書くと割とどうでもいい話なんだけど、要は2年先に捨ててしまう回線ならば、今のうちに誰もあまり使ってない回線を使って「俺HAEeeeeeeee!」ってやりたいだけです。


さて、それはともかくこの回線はDual Number simというSBM特有のSIMとなっています。皆さんご存知のとおり、AXGPとSBM3Gに1番号、イーモバLTEとイーモバ3Gに1番号の2番号が1枚のSIM情報に収められています。
個人的に興味があって302SHのsimを挿してみましたが、これでは当たり前のように認識しないわけです。まあそんなもんだよね。
ならばと思って007ZのSIM…あれどこ行ったかな?一番行けそうなSIMだけど、探すのが面倒なのでパスということでw(逆も出来るのかな)

ということは、少なくともGL09PとGL10Pで使っているSIMはやはり専用のSIMで、今後登場するDual Number simのモバイルルーターで使えそうな感じです。

さて、ここからが本題。
GL09PとGL10Pには全く同じ兄弟機が存在します。
SBMから出ているモバイルルーターの203Zと301HWです。
これは、まあなんというか全く同一の商品で、一応SBMでも売ってますよ的なものです。
最初は回線の優先順位が違うのではないかという憶測もあったのですが、基本的には同様にAXGP→イーモバLTE→イーモバ3G→SBM3Gの順番に接続しているようです。(3Gに関しては接続順位が不規則なため、タイミングは同時なのかなと推測します。)
なので、空いてる3Gに入れカスども的な感じはなく、AXGPやLTEに素直につなぎに行きます。全体的な帯域制限はあるでしょうけど。
ただし、一度圏外になったら最後。そのまま普通にSBMの3Gから帰ってきません。おまけにモバイルネットワーク接続は結構な頻度で切断します。この辺りは意図的なものを感じますけど、イーモバも開き直ってしまえばいいのにね。

ちなみに、こんな記事を見つけてみたんだけど、一応4G固定も出来る感じみたい。
調子に乗るとあっという間に7GBオーバーなので、ストリーミング再生メインの人は注意。

個人的な意見として、俺のGL10Pは非常に不安定で、買ってきたイーモバショップの人が回線確認中からフリーズを起こしたまま渡して来たというなんとも言えないものです。てか気づけよ店員。マジこれはおかしいと思うぞ。
回線は接続出来るんだけど、タッチパネルが操作出来ない不具合や、この機種だけ回線が繋がらないとき(例えば302SHでAXGPが繋がる箇所でも、こいつはダメだったり)とか、3GからAXGPやLTEに復帰出来なかったり、相変わらずのイーモバクオリティですよ。便利な位置にリセットボタンを付けるなという話です。

あるとき、301HWを3000円で手に入れることが出来たのです。GL09Pを持っている友人が前々からGL10Pを欲しがっていたのですが、(注:この時点でGL09PとGL10PのSIM入替動作確認は確認済み)俺がGL10Pを思いのほか気に入ってしまったので、代わりのモノを探すことになったのですね。
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(左がGL10P、右がSIMを入れた301HW。LTE DATA MAINの文字あり。)
まあ、ダメもとで買ったわけですけど、別にディスプレイ表示が違うだけで、特には変わらないので、そのまま友人に渡したわけです。
その友人曰く「GL09Pとくらべて超安定してる」「GL09Pがただのモバイルバッテリになった」「言ってるようなフリーズは起きてない」などと、やけに褒めるわけですね。

推測するに、スペック上の何かとか、ファームの何かはほぼ同じタイミングでアップデートがかかるわけですし、特には違いはないと思うのです。
そこで、俺自身もGL09Pではなく、203Zを購入してどうなるのかを確認してみようと思ったわけです。(いやどうにもならないよきっとw)

モバイルルーターは基本的にわかっている人しか売らないですし、回線そのものに対する解約騒ぎのあった機種なので、まあ、それほど心配するようなものではありません。最悪軽すぎるため文鎮にもならずにリアル産廃と化した007Zや、液晶やパケットや電気の無駄使いなフォトパネルよりは、モバイルバッテリと超緊急時のmicroSDのカードリーダーしての用途が残りますので、いくらかダメージは少なくなるはずですね。(007ZはくまポンSIMの時には世話になったけど)

GL09Pは今でも5K程度でヤフオクの取引があります。イオシスで新品5980円ぐらいなので、別段無理しなくても中古ショップにいけば大体購入出来ます。
が、203Zとなると恐ろしく数が少ない。大体上に書いた301HWなんて新品が量販店にも陳列されてるところは見たことない。きっとiPhone5Sの維持費を安くするだのなんだので5万ぐらいのCBのオマケでもらえる程度なのだと思います。
その代わり、出品された時にはほとんど値段がつかない捨て値状態となり、結果今回は新品を2500円+送料700円で入手出来ました。

実際1日半ぐらい使って思ったのですが、4Gと3Gの切り替えがかなりスムーズであることです。これはGL10Pでは一度4G→圏外→3G→圏外→4G(この場合の4Gは、LTEとAXGPのいずれかです)となっていましたが、圏外がなく4G→3G→4Gという切り替えができています。
大幅修正、そもさんモバイルネットワーク接続ができなくなることがよくあるので、電源入れ直し→4G→圏外→電源入れ直し→今度はなぜか3G→圏外→諦めモードになることが多いです。結果GL10Pでも変わらんという結論に。


話がずれますが、上記のテストは、超難関切り替えエリアである小田急線の代々木上原-経堂間です。
ここは地下区間になってから1年。どのキャリアもLTEサービスを始めた後に開通した区間の一つであり、初日より電波ゆんゆんだと発表されています。
まあ、ケータイの電波なんて実際に行って確認するのが早いですが、俺の場合は通勤区間で、電波の切り替わりが非常に激しいということで、毎度のテストに使ってます。大手私鉄では知ってる限り小田急だけなんだよな。地下区間が不安定になる路線。京成本線の上野-日暮里間とか、同期の京王線の調布駅付近とか、イーモバでも繋がるんだけどね。(暫定工事区間だからいけないのだろうか)
同じことを試してみると、各社が実装しているアンテナの種類が分かって面白いです。
ドコモ:LTEで全区間接続可能。3Gでも通信通話OK。
au:これもLTEで全区間接続可能。当然3Gの通信はOK。通話…はわかんね。
SBM:(302SH限定)4Gのまま全区間接続可能。
イーモバイル:LTE→圏外→SBM3Gで、そのまま切り替わらず。
イーモバイル:AXGPで接続可能。LTEは依然としてダメな状態。
なので、SBMは2100MHzのLTE/3GとAXGPのアンテナを立てていて、イーモバイルのアンテナは一切ないのだろうと推測されます。
この辺り、各キャリアの思惑や体力の違いがモロに出ていますよね。
3Gも含め2014年3月現在、依然としてイーモバのアンテナに接続できないにもかかわらず、この区間はエリア情報によると地下区間使用可能となっているのはいかがなものかと。(ちなみに、接続率は本来どのキャリアでも100%なのであって、誤差修正でも99%を下回るような調査結果をわざわざ出しているのが疑問でしょうがないです。大体携帯電話というぐらいなのに、通話がマトモにつながらねえじゃんSBMw)
ちなみにだ、この区間でAXGPだかLTEだかに繋がるのは302SHのみ。そもそも電波の掴みが203ZもGL10Pも悪いのも付け加えておきます。

端末のタッチパネルを操作できない不具合は、静電式ボタンで解決。端末そのものがフリーズすることはないので、それだけでもずいぶんマシだと言えます。

不満があるとすれば、初期SSIDのセキュリティパスに"a"が含まれていたこと。基本的に初期設定ではIMEIの下8桁なはずですが、なぜか最後に"a"が付く端末のようです。(IMEIは数字)これで1時間ぐらいハマりましたが、パスワードを変えたら解決したのでよしとしました。これは、なかなか気づかないけど、ハマるときはハマる問題ですね。
あと、なぜかたまに3Gの接続が全くできなくなること。これは理由が良く分からないのですが、もしかするとこの辺がGL09Pと203Zの挙動の違いなのかもしれない。さらに、画面をONにしないとネット接続しないのも気になる点です。まあ、再起動すれば大抵治ったりするので、3G回線しかつながらない状況で、接続はしないわ、しようとしても接続出来ないわ、こうなるとイラッと来ますね。

これらの問題より、一つの仮説を立てました。
SBMの品質基準テストより、イーモバの品質基準テストはユルいのではないか?
こう思った根拠は、イーモバのGL09PとGL10Pを利用して起こる電波周りや端末の不具合が、ウソのようにクリアされてしまうということから立てています。(少なくともAXGPやLTEの接続は快適)
メーカーからの仕入れはSBMが一括で行っていると思われますので、当然そういった選別をしてもおかしくないと思うんですよね。これはあくまで憶測ですよ。
結局変わらない感じだったので、今流行りの取り下げしますw

というわけで、まず見かけることは少ないと思いますが、GL09PやGL10Pを契約するぐらいなら、203Zや301HWを契約したほうが、若干ながら端末に不満が少なくなるかもしれません。
まあ、上にずらずら書いたとおり、オススメは絶対にしません。


なお、速度に関しては、それほど目くじら立てて使えない速度まで落ちることは少ないのではないかと思います。(基本ストリーミング再生しないし、やってガチャゲーレベル)
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実家の近くの野木駅で計測。イーモバLTEは速いね。AXGPは圏外でした。
まあ1Mbpsを切ることはめったに無いことなので、MVNOのSIMを使ってルーター運用するぐらいなら、こっちを買ってもそれほど違いはないのかなと思います。

というわけで、GL09PやらGL10Pで電波の問題を抱えている人は、ぜひお試しあれというお話でした。(これだけ書いてますけど、責任は持てないです。自己責任で。)



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