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カテゴリ: 海外スマホのレビュー

今回は、Nubiaの新型ゲーミングスマホ、RedMagic 7 Proをご紹介します。
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今年も日本は除外...正規ルートでは購入出来ないハイエンドモデル
去年のRedMagic 6Rのときにも書きましたけど、今回のRedMagic 7 Proも同様に日本では発売されないモデルです。理由は単純で、正規代理店契約があって、公式サイトもそこが運営しているためです。このため、日本の正規ルートでは、RedMagic 7が先行して販売開始されています。ヨドバシやビックなどでも販売されているため、もしかすると7の実機を見たことがある方もいるのではないかと思います。
グローバル版の7 Proのプレスリリースの際、発売される国の一覧がありましたが、主にNubiaが進出している国が多く、日本は除外されています。おそらくは、代理店側で製品ラインナップをあえて絞った可能性が高いです。去年イオシスに未使用品が大量に発生したように、絞っても在庫を抱える状態になってしまったため、今回は更に数を絞ったのではないかと思われます。(初回分は完売している模様)
実は単純なスペックの勝負で行くと、実は7のほうがハイスペックな部分もあり、純粋にどっちがいいかと言うのは悩みどころだと思われます。ただ、価格が価格だけに、好みで選ぶということが出来ないのが、怖いところです。ちなみに、技適はありませんが、マニュアルやメニューは基本的に7と同様に日本語表示されます。7 Pro用のマニュアルも日本語版が用意されています。
今回はAliExpress内のショップで購入。送料込みで812ドルほど。それと荷物到着時に2,200円の消費税がかかっています。適当に価格変えてる気がする。
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箱はマンガになってるのね。ちょっと感心しちゃった。

かんたんなスペック
Snapdragon 8 Gen1(3GHzx1、2.5GHzx3、1.8GHzx4) + Red Core 1
メインメモリー 16GB
ストレージ 256GB UFS3.1
6.8インチ AMOLED FHD+(2400*1080)液晶/リフレッシュレート最大120Hz/タッチサンプリングレート960Hz 
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.2
6400万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(深度レンズ)/1600万画素(画面内フロントレンズ)
画面内指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(海外では非接触決済が可能)
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット x2(DSDV、5G対応)
冷却ファン搭載(最大20000rpm)
5000mAhバッテリー
166x 77 x 9.9 mm 235g
Android 12.0/RedMagicOS 5.0(※グローバルROM)

5G
NSA n41/n78/n77/n38
SA n41/n78/n1/n77/n28A/n3/n7/n8/n29/n5
4G
1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/40/41/66
3G
1/2/4/5/8

一応公式のスペック表を見ながら書き起こしています。(5Gバンドは順不同)
とりあえず、こちらのテスト環境が問題ではありますが、ドコモSPモード、Linksmate(ドコモMVNO)、UQモバイル、IIJmio(au)、楽天モバイルでの動作は確認。VoLTE対応です。
問題として、LinksmateのSIMがうまくモバイルネットワークに接続出来ない感じがあったんですが、その後確認をしていったところ、APN設定は他のAPN情報を書き換えることで使用可能になり、5G回線の場合、4Gに落ちるとインジケーターが出ないようです。4Gオンリーの回線は、どうもLTEと表示されるようです。初見だと正直わからないですけど、これはデータSIM側の問題なのか、ファームの問題なのかがわからない感じですね。(音声SIMはなぜか問題なし)


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裏面はこんな感じ。
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もう揃うことは多分ないであろう、RedMagic 6R(左)との並び。


ベンチマーク結果
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Antutuの結果を見る限り、S888比較で、グラフィック性能は3割増し、メモリアクセスも高速化しているおかげで、とうとう100万超えです。
3DMarkのWiid Lifeももうすぐ1万が見えてきた感じ。おおよそ6000弱だったS888に比べて大幅なパワーアップをしています。一方でCPU側は本当に若干性能が上がった程度。

使用感、ゲームなど
使用感として書く前に、前提条件として、ひたすらまでに重いです。235gと言うのは、こんなに重いのかとちょっと驚いています。現実にはケースに入れているので、250gぐらいはあるでしょうか。
これを使ったあと、XPERIA 5 IIを使うと、異様に軽く感じます。161gにケースだから、80~90gぐらいの差があるとは思います。なにせ、あのPixel6(207g)ですら軽く感じてしまうのだから、人間の感覚は不思議なものです。
重さに慣れたところで、まず感じたのは、バッテリーが全然減らないということ。さすがにウマ娘を始めてしまうと、ゴリゴリ減っていきますけど、S888搭載のRedMagic 6Rに比べて消費電力量はかなり抑えることが出来ていると思います。
これはと思う点は特にないです。強いて言うと、ゲーム中に自動で回り始める冷却ファンがうるさい点ぐらいでしょうか。これの恩恵もあり、ウマ娘やってても基本的にスマホのサーマルセンサーで40度を超えることがありません。RedMagic 6Rはこれがないので、割とゲームプレイ時などに40度以上を指すことが多かったので、かなり効いてるんだなと。本体温度も触ってて不快になるレベルではないので、その点で235gは伊達じゃないですね。

RedMagic 7に比べて劣る部分は、
  • リフレッシュレートが120Hzまでであること(7は165Hz)
  • 液晶の最大輝度が若干暗いこと(600nit、7は700nit)
  • 上位モデルでもグローバル版はメモリ16GB固定であること(7は最大18GB)
  • 215gと若干軽量な7に比べて、235gもあること
代わりに、
  • 液晶画面下カメラ搭載によるサイズの小型化
  • バッテリー容量の増加(7は4500mAh)
  • 冷却機構の強化(ICE9.0、7はICE8.0)
  • サンプリングレートが最大960Hz(7は720Hz)
  • Red Core1というゲーミングチップ?を搭載
と、fpsをやるとかではない限り、ゲーミングスマホとしては、7 Proのほうが魅力的ではないかと思います。当然ながら、7の最上位18GB+256GBが799ドル、7 Proは下位モデルでも16GB+256GBで799ドルと、価格の上で結構な差が出ています。大容量メモリを搭載している7を選ぶか、より長時間のプレイが可能な7 Proを選ぶか、これは予算と好みによると思います。

大体スマホで16GBってメモリ容量はすでに何か間違ってる感じがしてならないですけど、LPDDR5って1チップで16GBとか18GBとか搭載できちゃうのね。なんか、これぐらいメモリ容量あれば、普通に4Kでゲームプレイとか出来ちゃいそう。XPERIA 1シリーズに対して言ってますよw

ゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2022/05/22現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターポップスリンク
マギアレコード
プリンセスコネクト Re:Dive
スーパーロボット大戦DD
ミニ四駆 超速グランプリ
この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ
IDOLY PRIDE
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)

意外だったのは、きららファンタジアが非対応(起動時に強制終了)。どちらかと言えば、割と制限がかからないほうのゲームだったので、今後改善するのかどうかは、ちょっと様子を見たほうがいいかなと。今回、容量の都合でブシモ系のゲームはインストールしませんでした。

なんというか、もうこれで快適じゃないゲームは、基本的にゲームビルドがうまく出来てないとしか言いようがない感じがします。ウマ娘やIDOLY PRIDEといった3Dキャラが割と動くゲームでは、普通にヌルヌル動きます。全体的にレスポンスは上がっているんですが、スパロボDDやミニ四駆 超速グランプリなどは、データアクセスの面で、頻繁にデータ取得を行っている感じで、通信環境が向上してもおそらく今以上、もっと言えばリリース時からほぼレスポンスが変わらないです。そういうゲームだと思って辞めてしまいたいのも山々なのですが、割と両方ともよくわからないやりこみをしちゃってるんで、辞めづらいというジレンマにかかっています。

あと7 Proを買って、ようやくIDOLY PRIDEの3Dモデルが、あらゆる場面でヌルヌル動くようになりました。ライブダイジェストで3Dモデルが動く場合、S865やS888でも若干のフレーム落ちなどが見られたんですが、完璧になってます。ウマと違って、実は結構スペックを要求するゲームです。早く10人ライブを実装してください。

これは7 Pro固有の機能なのかちょっとわからないですけど、大きく変わった点としては、ゲーム個々にタッチサンプリングレートやCPU/GPUクロック変化、冷却ファンの使用などが設定出来、GAME SPACEを呼び出さなくとも、勝手にゲームモードになってくれるのは、非常に良くなったポイントです。例えば、ファンを回さなくてもいいゲームや、省電力で動いてしまうゲームなどは、ゲームごとに設定して省エネモードにすることが出来ます。逆にウマ娘などはピークパフォーマンスモードでより快適にすることも可能です。別にGPUとかOCしてるわけではなさそうだけど、どうなんだろう。充電分離機能もあるので、バッテリーに負担を掛けず、ゲームすることが出来ます。これもゲームに応じて変化して欲しかったけど、自動じゃないのがちょっと残念かな。

これを使ってて思ったのですが、前評判では散々だったS8Gen1って実はしっかりした冷却機構さえ作れば、S810のようにハイパフォーマンスで使えるんじゃないかと思います。S810も、LeTV MAXぐらいサイズが大きければ、パフォーマンスを維持出来ていましたし、その辺を他のメーカーがどういうアプローチでパフォーマンス維持をするのか、楽しみです。(買うとは言っていない)

そのほか、珍しいのかわかりませんけど、対角線上にスピーカーがついているのが面白いです。同じ高さで音が出ていないのに、画面中央でステレオサウンドになっている。このスピーカーデザインはなかなか秀逸だと思います。


まとめ:スマホの皮をかぶったゲーム機、パフォーマンスにこだわるなら面白い選択肢
ここ数年はデザインが好きじゃないので、本流のRedMagicスマホを買うことはなく、5や6はスルーしていました。去年はだいぶおとなしい6Rがその座を射止めたわけですけど、1年近く使っているうちに、やっぱりLTEバンドの少なさによるセルスタンバイ問題とか、排熱処理の問題とか、悩む要素が出てきてしまったのは、残念です。で、今回はRedMagic 7 Proを買ったわけですけど、ゲームメインでスマホを使っている人にはうってつけのスマホだと思います。

重いのを覚悟してでもProを買うべきポイントとしては、フロントカメラレスの全画面表示、バッテリー容量の多さと冷却機構に尽きると思います。パフォーマンスは高くて当たり前、その上であえて付加価値を求めると、結果的に快適性になるわけです。RedMagic 3以降のデザインを敬遠してたけど、久々に買って、冷却機構が進化してて、これはどんどん高くなるわけだなと妙に納得してしまいました。XPERIA 1 IIみたいにそもそも高い金額を払ってでも納得出来るスマホというのは、ほぼ期待値通りか、評価が下がることはそんなにないんですけど、RedMagic 7 Proは、高いお金を払っただけの甲斐があると、使ってから納得出来るという点で、期待値を超えてきてるなと思います。まあ、RedMagic 6Rが若干期待外れだったのも事実だし、そういう点で評価が甘くなってるというのも否めないです。

あとは、最近どうしてもパンチホールカメラに甘い評価をしていましたが、やっぱり画面内にカメラがあることで、その部分の液晶表示が切れてしまうのはおかしいと思い出させてくれたのが、個人的に良かったポイントです。多分、XPERIAとRedMagicが好きな理由はそこなんだろうなと。

国内の4キャリアのLTEバンドや5Gバンドに(非公式だけど)対応しているし、普通にメインで使うスマホとしても、不満はないはずです。不満という点では、重いのだけが難点。でも、重さだけで、他は概ね使ってみて良さがよくわかりました。ただ、これはやっぱりゲームメインで生きている人向け、もっと言えばピークパフォーマンスを維持しながらゲームをやりたいと日々思っている方がメインターゲットとなるスマホです。僕みたいにウマ娘やアイプラ、デレステでキャッキャしてる人は、これだけの機能を余らせるレベルじゃないかなと思います。
APEXとか原神とかをずーっとプレイしたいとか、そういう用途ならぴったりかもしれません。両手持ちできれば、重さも軽減できますしね。

あとは純粋に予算と、海外通販の難易度をクリアできるか。予算にしても、もう2万ぐらい足せば、GALAXY S22買えちゃうんですよね。ヨドバシに行って、日本仕様のRedMagic 7の上位モデルも買えちゃいます。これをどう見るか。少なくとも、年に数回ガチャ天井をしちゃうプレイヤーなら、そのガチャを我慢して予算を確保することで、2022年中は最高のゲーム環境が入手出来ます。そういう人がガシガシ使って、日々しのぎを削るためのゲームギアだと考えます。悪いが、ちょっとカジュアルゲームやるぐらいなら完全に持て余しがちになると思います。(もうなってるw)



3台持ちなあ、できれば避けたいけど、通話するときに170g弱と250g弱を持つのでは、ずいぶん変わると思うんだよなあ。それが嫌でXPERIA 5 IIなわけだけど、DSDVできちゃうことを考えると、やっぱりまとめるべきなのかなとちょっと迷いが出てきますね。






おしまい

今回は日本国内販売が叶わなかったNubia Red Magic 6 Racing(RedMagic 6R)の12GB/256GBのご紹介です。

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Nubia公式ストアで買えない?久々に買い方への難易度の高さを実感。
まず、これを購入するのに紆余曲折があったことを書いておきます。
7/1に公式のグローバルサイトで注文。この時のやり取りは以下の通り。


その後、どうも違うぞという話になったのが以下の通り。


公式とやり取りをしている限りでは、発売の時点では、非公式とはいえ、なんとなく日本にも発送出来るというスタンスだったようです。しかし、いざRedMagic6で日本代理店契約を結んでしまったという建前上、販売出来ないという流れになったのではないかと思われます。

ちなみに、本体には取扱説明書というアプリがあり、これはRedMagic6 Racingの日本語版のものだと思われます。
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その他、以前と違いかなり不自由ではありますが、設定の日本語対応も進んでいるため、条件次第では発売予定はあったのではないかと思われます。
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おそらく技適とバンドの問題があったんじゃないかなと思いますけど、そこはなんとかして欲しかったですね。
改めて日本代理店に問い合わせをしたところ、発売予定はないということでした。日本ではRedMagic6シリーズだけで行くという方向性のようです。

結局のところ、AliExpressにあるNubia Offical Shopで618.81ドル。約7万。DHL配送を選びました。7/26に出荷で、8/6到着。まあ、それ相応に速かったかなという印象です。


ちなみに今回もクリアケースは付属しているのですが、外観が鏡面仕様というのもあって、ややゲーミングっぽいケースを買いました。
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クリアケースでも映えるとは思うんですけどね。


かんたんなスペック
Snapdragon888 (2.84GHzx1、2.42GHzx3、1.8GHzx4)
メインメモリー 12GB(上位版)
ストレージ 256GB UFS3.1(上位版)
前面6.67インチ AMOLED FHD+(2400*1080)液晶
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.2
6400万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(深度レンズ)/500万画素(マクロレンズ)
画面内指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(海外では非接触決済が可能)
モノラルスピーカー/LDAC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV、および両方とも5Gでの送受信対応)
4200mAhバッテリー
163x 75.3 x 7.8 mm 186g
Android 11.0/RedMagicOS 4.0(※グローバルROM、購入時よりV.2.1.3導入済み)

5G
NR:n41/n78
4G
1/3/7/8/20/28/34/38/40/18(非公式)/19(非公式)
3G
1/8

ドコモのSIMではアンテナピクトでは5Gも表示します(n78?)
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一応、外に出た時にこっそり5G入るところまで移動してn78が入るのは確認しました。

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B18、B19は非公式ですが、B26を含めベースバンドに含まれている可能性がありますね。
一応CAには1+3の組み合わせはあるので、そっちを掴む場合は、B19は切断される感じです。
auでもB18があれば安心。楽天モバイルのパートナー回線でも大丈夫かも。

単に中国版に対応バンドを追加ということであれば、もうすぐ使えなくなるにしても、B41あたりも対応出来ている可能性もあるかもしれないです。(非確認)
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また、ドコモと楽天モバイルのVoLTEに対応しています。
今回珍しく、LinksmateのAPNが入っていたのが感動。さすが売ってるだけあるぜw
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また、楽天も設定なくSIMを差すだけで使えました。
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なお、技適マークはありません。これはお約束。


見づらいですけど、Bluetoothのコーデック実装は以下の通り。

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TWS+にももちろん対応しています。スピーカーがモノラル、イヤホンジャックがないため、割と重要な感じはしますね。

なお、RedMagic 6Rではなく、Racingと表記しているのは、デバイス名にそう入っていたためです。
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ちなみに日本語翻訳が微妙というか、凄まじいのが一つ。
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やべえよ4年も電池が持っちゃうwww

ついにカンスト。順当なベンチ結果。

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3D Markの一つの指針であったSlingshotでカンストしてしまったので、レコメンドされてるWILD LIFEでテストでも行いました。
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まあ、順当なパワーアップですね。
3D性能がXPERIA 1 II比較で約1.5倍です。本当なのかなと思いますけど、実際これを活かすためにはfpsゲームをやるべきであって、デレステやウマ、IDOLY PRIDEに甘んじるなって話なんですよね。

ゲームに関して
(2021/08/07現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
ラブライブ スクールアイドルフェスティバル
バンドリ ガールズバンドパーティ
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターポップスリンク
刀使ノ巫女 刻みし一閃の灯火(9月オフライン版に移行予定)
マギアレコード
きららファンタジア
ポケモンGO
ドラゴンクエストウォーク
プリンセスコネクト Re:Dive
スーパーロボット大戦DD
ミニ四駆 超速グランプリ
この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ
D4DJ Groovy Mix
IDOLY PRIDE

魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(6.0 ローカル版)
ときめきアイドル(2.0 ローカル版)
ラブプラス EVERY(ローカル版)

以上のゲームでの動作を確認しました。

リフレッシュレートは以下の4種類から選べます。
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また、XPERIAでいうHSパワーコントロール機能も実装されています。
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(充電分離というのがその機能です)

しっくり来る具合で行くと、XPERIA 1 IIでデレステやってるより、こっちでデレステやってるほうがスコアが最大2割程度上がりますね。サイズ感もそうなんですけど、やっぱり縦横比が十分に取れているので、譜面が見やすいというのがあります。
デレステの譜面って、いつの間にか60fpsに固定されてしまってるんですが、個人的には120Hzにした上で、気持ち0.1ぐらい遅くするとタイミングが一番合うんですよね。(普段は9.5)
例のごとく、有線LANにも対応、ハブ経由でHDMIの表示も出来ます。L字のドッキングステーションとかどっかメーカーが作ればいいのにと思います。
バッテリー持ちはさすがに1年落ちのXPERIA 1 IIに比べると結構違います。15%増しぐらい持つかな。
いずれにしてもゲーミングスマホとして買っているし、充電分離機能もあるので、まあ、ほとんどの状態で電源供給はベストを保つことが出来るんじゃないかと思います。
熱くならないのも個人的には結構大きいかな。ピーク時で45度程度までしか上がっていません。負荷と性能の違いだと思うんだけど、S865に比べると動作はほぼ変わらないんだけど、言われてるほど熱くならないです。まあ、耐久とか始めるとどうなるかわからないですけどね。
あと、使わないですけどトリガーボタンが左右にあります。GAME SPACE起動時には使えます。

GAME SPACEでオーバークロックする必要があるかと言われると難しいですけど、単に起動した状態でゲームをプレイすることで、バッテリー消費が若干上がるので、その点は注意すべきかな。ゲームフォルダとして優秀なんで、つい起動しちゃうんだけど、なくてもそんなに性能は変わりません。

問題点が2つ、まずモノラルスピーカーであること。これはゲーミングスマホとしてはちょっと残念。
もう一点がイヤホンジャックがないこと。これも薄くする必要があって、なくてもいいという判断だったのでしょうけど、死守してほしかったかなあって思います。100円ショップのtype-Cのイヤホンジャック変換で使えるので、おそらくはアナログ接続かな。
イヤホンを接続すると、dtsX Ultraのエフェクトが利用可能です。

やっぱりXPERIA 1 IIIって金かかってる分、その辺完全無欠なんだよなあと思うけど、3台分の値段を考えるとやむなしかなとも思えますね。

画面内指紋認証も良好。顔認証はちょっと難ありですけど、まあ実用レベルに落ち着いています。906SHがアップデートで劇的に画面内指紋認証の速度向上したという話ありましたけど、最初からあんな感じの認識です。
画面もほぼフラット。ガラスフィルムで端っこが若干浮いているイメージで、最近のガラスフィルムだと黒く色が塗ってあって、ばれないようにしてある感じはありますけど、今回はアンチグレアタイプのガラスフィルムを使っているので、もうしょうがないかなと思って使ってます。

急ぎじゃないですけど、スーパースクリーンショット(動画キャプチャー)の音声リソースで、システム音声が録音されないんですけど、これはバグなのか、権限の問題なのか、その辺がちょっとわからないです。これを修正してください。

まとめ、比較的安価、かつ軽量なS888スマホとして、立ち位置は悪くないはず。
まず、Xiaomi系やOPPO系じゃないメーカーで、700ドルしないS888スマホを出しているのが立派かなと思います。さらに言えば、バッテリー容量の関係で、おおよそ200gを超えるモデルが多い中、186gとギリギリのラインに載せてきたことは、歓迎すべきところです。
4眼カメラのスペックも平凡、オーディオに至ってはアダプタが必要、更に日本向けではない通信バンド構成など、甘さは目立ちますが、そこは値段を考えろってことではないかと思います。とはいえ、Zenfone8が79,800円でフェリカ搭載+バンドもフル対応なことを考えると、うーん。
4GだけならワイモバイルやLINEMOなんかで使うには向いている感じはします。5Gまで考えると、どうしてもドコモ系が瞬間芸として使えるかなといった程度でしょう。B1+3とかで乗り切れる範囲も広いので、どうしてもピンポイントでB19しか使えないとかではない限り、問題なく使えるのかなと思います。(とはいえ、B19掴むタイミングあるからなんとも言えないけどw)

そういう意味で、Marsの頃のように、ゲーミングの部分に特化したスマホとしては貴重な存在ではないかと思います。大都市圏で普通にゲームをやるなら、選択肢の一つに入れてもいいかなとは思います。ただ、販路が海外通販で、しかもNubiaオフィシャルじゃないというのが最大のネックになります。いわば、壊したら最後ということも、考慮に入れるべきポイントかなと思います。

650ドル程度、186g、144Hzのディスプレイと割に唯一無二な点は多いものの、尖ったところはないです。そういう意味で、平均点を十分満たしているモデルではあるんです。ただ、1世代前、倍以上の価格であるXPERIA 1 IIと比較すると酷かな。よく出来た中華スマホの域であることは間違いないけど、存在が中途半端なのかな。

結局1ヶ月以上トラブルに巻き込まれてたけど、モノ自体は満足しています。あとは5Gテストをクリアできれば、メインスマホに出来るかなといったところですね。まあ、でもしばらくはゲーム用かな。



おしまい

今回は、日本で売ってないほうのRedmi Note 9である、Xiaomi Redmi Note 9(Helio G85)の紹介です。
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ごめんなさい、もうヤフオクに出しています。今回はその画像を利用しています。

かんたんなスペック
Helio G85 2.0GHz(Cortex-A75) x2+1.8GHz(Cortex-A55) x6
メインメモリー 4GB(上位版)
ストレージ 128GB(上位版)
前面6.53インチ FHD+(2340*1080)液晶
無線LAN 11ac(433Mbps対応)/Bluetooth5.0
4800万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(深度レンズ)/200万画素(マクロレンズ)
指紋認証センサー、USB type-C端子
モノラルスピーカー/LHDC、AAC、SBC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV対応)/microSDカードスロットx1(トリプルスロット)
5020mAhバッテリー
162.3x 77.2 x 8.9 mm 199g
Android 10.0/MIUI 11(※グローバルROM、購入時)

LTEバンド対応は公式によると、
1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/40/41

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Screenshot_2020-08-09-23-40-46-974_com.miui.home~2 (1)

ちなみに背面はこんな感じ。
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果たして、廉価帯スマホはどれぐらいの性能なのか
ぶっちゃけ、これと言って特徴はない上、日本国内ではSnapdragon 720Gを搭載したRedmi Note 9Sが発売されています。24,800円で得られる性能としてはそっちのほうが上です。
では、なぜ9無印を買ったか、というのは、非常にかんたんで、Helio G85を搭載しているスマホだったからと、2万という予算内、アマゾンで翌日配達で買えたからです。いい加減、日本でもMediaTek製SoCが採用される可能性も出てくるだろうし、1台ぐらいは使っておきたかった。
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ベンチスコアは、もうよくわからないですけど、CPUの構成が割と面白いのに、GeekBenchのスコアがS855の半分のスコアが出てしまうことに驚きです。GPU、3D性能は、まあ見えてたことですけどやむなしと言ったところ。
現状でS855はラインナップされていないのでなんともなのですが、それにしても、値段半分で性能半分という感じではないのだと知らされます。もちろん、1万円以内とかならまた話は別になるんでしょうけど、この2万円クラスでも如何に性能面の底上げされてるか、よく分かる感じです。

実際、本当にWebを見るとか、動画見るとか、そういう用途で困ることはまずなかったです。キビキビ動いてくれてましたし、特に不自由しないレベル。強いて言えば、ハイエンドに対してのリードタイム比は体感できるレベルではありますが、S835、Android9.0ぐらいの世代の感覚に近い感じの速度ぐらいにはなっていると思います。とりあえず急場しのぎとか、ログボ継続とかであれば、頑張れる程度です。

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ちゃんとゲームモードもあります。今のトレンドを押さえているあたりは、さすがにXiaomiの主力だなと思います。

まあ、とはいえ。
正直なところ、これでゲームを頑張ろうと思えるかというと、まず無理だと思います。ロード時間もそうですけど、例えばプリコネRが快適にプレイできないぐらいならまだ諦めは付くんですけど、マギレコぐらいでも演出でガクつく感じは否めないので、本当に苦肉の策でログボ継続として使おうというのであれば、しのげると思います。必要最低限の日課があるガチャゲーにおいて、この日課の時間を如何にして効率よくこなしていくかというのは、もうみんな分かっていることだと思いますけど、AQUOS Sense2のときにも思いましたけど、さすがにこのクラスでは非効率になってきますね。
また、Mali-G52にゲーム側が対応しきっていないという可能性も否定できないですし、今後とも期待があまりできないので、その点はちょっと差し引いておかないといけないですね。結局のところ、9と9Sの大きな差は、Snapdragonではないこと、ということに尽きるのでしょう。

いい点:パンチホールカメラ内蔵のディスプレイと、圧倒的な電池持ち
じゃあ、全くいい点がないのかというと、そうでもないのがこの機種の特徴で、Xiaomiの中ではRedmi K30、Mi 10 5Gに続く、パンチホール式のカメラを内蔵したディスプレイを採用している点。個人的にあのノッチ型は大嫌いで、ディスプレイの上の中央に配置されているフロントカメラもデザイン的に嫌いです。ベゼルで覆ってしまったほうが、サイズは大きくなっても画面全体が使えていいと思うんですよね。もっとポップアップ式とか、あるいはリアカメラ兼用にしてしまうとかで解決できないものかと思っています。
カメラ周辺の輝度が上がりにくいせいか、白い背景だと黒っぽく目立つのですが、比較的自然にカメラが気にならない位置に来るというのが、パンチホール式の利点だと思います。 

あと、待受のバッテリー持ちがすごくいいですね。
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8/20にコネクタを抜いて、MVNO(ドコモ系のLinksmate)を入れたまま、ちょいちょい使う感じで約6日で80%の消費。単純に半分だとしても3日持ってしまうというのは、久々にスゴいなと思いました。こういうバッテリー持ちって、基本はKirin系が強いんですけど、Helio系もその辺は着実に進歩しているところです。逆に考えると、3000mAh程度のバッテリーでも待受は3日以上持つことになるわけですから、小型軽量モデルなんかも設計しやすいようになってる気はするんですけど、コンセプトに反するんでしょうかね。
まあ、一応198gと、9Sに比べて多少軽くはなっていますけど、この重さはもうちょっとなんとかならないものかとは思います。とにかく、画面を大きくして、比例してバッテリーを大きくするという昨今の流れ、重さが価格とのトレードオフになる現状は、やっぱり受け入れがたいです。

Bluetoothは、LDACやaptXは当然サポートすることもなく、代わりにLHDCには対応しているようです。HWAはイマイチ浸透していないのですが、実はXiaomiがLHDC対応のTWSイヤホンを出していたり、Fiioにもちょこちょこ対応したオーディオ機器が出てきています。LDACのTWSコーデック関係がまだ開発中であることを考慮すると、HWAは抜きにしても、LHDCはあっという間に浸透することも考えられそうです。

あとMIUIですけど、使い勝手も選べるようになってて、通常のAndroid UIのようなスタイルにすることも一応可能にはなっています。ただ、やっぱりアプリ通知は任意で細かく設定していかないと、ちゃんと受信表示が出来ないなどの問題は残ったままです。OPPOもそうですけど、せっかくAndroid Go準拠のモデルを出せているメーカーなのに、誰もがiPhoneライクなUIを求めちゃいないということを、グローバル化することで理解できないものなのでしょうかね。この点は残念でならないです。


まとめ:価格を考えれば非常に良い出来。でも非力さは痛感する。
2万か。正直新品2万として考えれば、ある意味この程度でも仕方がないと諦めきれるところはあります。日本市場向けに9Sを他の国とほぼ同価格帯で出しているのは、前述にも関連して、Qualcomm搭載スマホのほうが、キャリアの相互接続試験をパスしやすいというのもあるのでしょう。
OPPOのように、日本市場向けに特化した、Felica互換モジュール搭載のモデルを作ることで、キャリア採用まで3年とかからなかったメーカーもありますけど、Xiaomiも今年からauのラインナップに入ることや、9Sが様々なMVNOでも採用されていることを考慮すると、もうワンセグだったり、おさいふケータイだったりのこだわりが日本でもなくなりつつあるのかなという気がしています。
そういう点では、さらなる廉価帯モデルを投入するという選択肢も、Xiaomiにはあるんじゃないかと思うんですよね。Note 9は無理でも、Redmi 9シリーズのような、途上国向けのエントリーモデルを1機種でも投入すると、それだけでUMIDIGIとか、OUKITELとかのような、本機で値段相応のモデルのシェアをかっさらうことはできるんじゃないかとも思います。

立ち返って、電池持ちもかなり頑張っているほう、普段の通話やメール、SNSぐらいならたしかに十分すぎる性能、これを考慮すると、2万に見合うだけのポテンシャルはあります。
あるんだけど、そのポテンシャルじゃ、もう俺は戦えないんですよね。これは単純に常時ハイエンドモデルを使っている弊害ではあるんですが、ハイエンドを使っている人間が、何らかの形でローエンドに変えざるを得ないなら、旧世代のハイエンド機のほうが、まだよほど快適であるということが理解できました。OPPO R15 Neoのときもそうでしたけど、ミドルエンドが丁度いいのは、ミドルエンドしか体感してない人の丁度いい性能なんですよね。日本人がiPhoneから抜け出せないのも、ある意味ハイエンドモデルによる弊害とも考えられますね。

結論としては、中途半端に2万程度のスマホを買うぐらいなら、やっぱり無理してでもハイエンドSoC搭載のスマホを買うべきなんだなということが分かったことということで、締めておきたいと思います。無理してでもPoco F2 Proだったかな。







おしまい

今回は、1年越しの両画面スマホ、nubia Z20のご紹介。
(今回も致命的なバグがあるので、継続更新する見込みです)

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まさかのグローバル版登場に心躍る
nubia Z20を話す上で、nubia Xの話は避けられないです。
カメラの高性能化と、液晶画面の巨大化が進み、上下にベゼルのあるモデルは少なくなり、だいたいがフロントカメラとの共存を模索し、ドロップ型、iPhoneのようなノッチ型、パンチホール型、さらにはポップアップ型なども登場しました。
様々な形がある中、nubiaが考えたのが「リアカメラをフロントカメラとして使えればいいんじゃね?」という考え方。カメラモジュールも1つにまとめられれば、コストの面でも有利ですが、そうなると画面をどうする?ということになるんでしょうけど、「だったら裏に画面をつければいいじゃん」と。
こうして、2018年11月に発表されたnubia Xは、背面に有機EL液晶、前面には普通のIPS液晶を搭載した、ややコストを抑えた仕様になっていました。バリエーションモデルにテストベッドであるnubia X 5G Editionというモデルも存在したと言われています。
しかしながら、nubia Xは中国国内でのみ販売されたモデルとなってしまい、入手は可能だったものの、いろいろなゴタゴタがあって、僕はこれを見送っています。(のちにRed Magic Marsへ続く話)

2019年に入り、nubia自体も販売チャネルを拡大したいという狙いもあって、先にRed Magicブランドから、メーカー直の通販サイトを持つようになります。Red Magic 3はその第一弾として登場しています。一方、nubiaブランドでも通販サイトを作り、nubia αという腕時計型スマホ?の販売を始めます。続く2製品目として選ばれたのが、nubia Z20となりました。
調べた限りでは、歴代nubiaのナンバリングモデルで、nubia Z11シリーズ、nubia Z17 mini、nubia Z17Sに続くグローバルモデル(一部地域)で、基本的にナンバリングモデルとその派生モデルは、中国国内での販売を目的として作られているため、割と特殊なモデルであるnubia Z20のグローバル展開には、正直驚きました。

というわけで、12/2にTwilight blueモデルを購入。549ドルです。
到着は12/9と5営業日。Red Magic 3のときも思いましたけど、DHLを使い、送料無料でこれだけの迅速さは、なかなか簡単にできるものではないと思います。

なおオマケのイヤホンがもらえるプロモコードが来たのが、注文から6時間以上経ったあとで、せめて発売開始と同時に送ってくれないかなって思ったりします。もらっても使わないとは思うけど。

かんたんなスペック
Snapdragon 855+ 2.96GHz x1+2.4GHz x3+1.8GHz x4
メインメモリー 8GB
ストレージ 128GB
前面6.42インチ FHD+(2340*1080)AMOLED液晶(曲面ガラス採用)
背面5.1インチ HD+(1520*720)AMOLED液晶(ブルーライトカット加工)
無線LAN 11ac(867Mbps対応)/Bluetooth5.1
4800万画素(メイン)/1600万画素(広角レンズ)/800万画素(望遠レンズ)
指紋認証センサー、USB type-C端子
モノラルスピーカー/LDAC、aptX、AAC、SBC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV対応)
4000mAhバッテリー
158.6 x 75.3 x 9(最厚部) mm 186g
Android 9.0/nubia UI 7(※グローバルROM)

LTEバンド対応は公式によると、
1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/34/38/39/40/41

確認する限りでは、ドコモ、auではVoLTEでの通話が可能です。
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DSDVは手持ちではドコモ+ドコモで可能。(はじめて4G LTEって表示が出るのを見た)
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テストする分にはSIM1に音声、SIM2にデータのSIMを入れておくと、音声側はVoLTEで使える可能性が高そうです。高そう、と書いたのは、auのSIMで通話出来ないことが何回かあり、原因が掴みきれないためです。

某日本代理店のHPに書いてあるAPN自動設定の件ですが、MVNOのAPNはあれど、基本的にMNOのメインAPNは入っていませんでした。(ドコモのSPモード、auのLTE NET、ソフトバンクはAPNがありすぎて不明)
追加すれば使えるので、その点はそれほど問題ありません。

到着したら、ファームを確認することをオススメします。
なぜか今回北米版のROMが入ってきて、DSDVが最初出来なかったのですが、アジア向けのROMに入れ替えてWipeすることで、DSDVになりました。


nubia Z17から続く、Twilight Blueの美しい筐体
2016年頃から、nubiaの作るスマートフォンは、非常にスタンダードでありながら、ボディカラーにインパクトの強いカラーを採用するメーカーと変わっています。
例えば、nubia Z9の時代は白黒しかなかったと思いますが、nubia Z11ではシルバー、グレー、ブラックに加え、コーヒーゴールドという光沢ブラウンみたいなもの、さらにC・ロナウドとのコラボモデル及び中国国内でのハイエンドにブラックゴールドという、フレームをゴールドにしたものもあります。
続くZ17では、シルバー、ゴールド、レッド、ゴールドブラック、そしてプレミアムモデルに今のTwilight Blueにあたる、メタリックブルーが登場します。
普通は背面の蓋だけ色違いにするのが基本なのですが、さすがのプレミアムモデルだけあって、なんと全面メタリックブルーという、非常に派手なモデルとなりました。

以降、Z17Sのハイエンド、Z18のStary Night(ゴッホ)モデルと、ハイエンドには青を基調としたモデルになり、nubia XにはTwilight Blue、更にブルーライトカットの加工をするという、道具としての効果を付与するようになりました。見た目と機能を兼ね備えた美しさ。Z20ではカメラやフラッシュモジュールなども左右対称となったこともあり、更に整った美しさとなりました。
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見よ、この背面の美しさよ。(すげえAppleマークが反射してるがwww)

非常に見た目もよく、両面とも左右対称、両側とも指紋認証センサー付き電源ボタンがあり、左右どちらの手でも同じ使い勝手が得られます。ここまで来ると、音量ボタンが右側にあるのが惜しい
サイズも近年のモデルとしては、かなり頑張ったほうです。強いて言えば、幅が75mmあるものの、左右の曲面が前面/背面ともほどよく曲がっており、しっかり掴むことが出来ます。

これだけこだわってるのに、とっても惜しい点は底面に一つしかないモノラルスピーカー。ナンバリングモデルは歴代モノラルスピーカーなので、通例のコストダウンです。
Red Magic 3でやってるんだから、その気になれば前面/背面に通話用スピーカーがあるので、両方の画面でステレオにできたんじゃないかな。

なお、お約束どおり、今回もNFCはありません。

ハイエンドなりのベンチスコア、ゲームも動作良好だが...
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これは、相応といった感じ。
Snapdragon 855+はコードであるSM8150-ACとされているように、801時代にあったMSM8974ABとMSM8974ACに近い感じで、Goldのコア(1コアのみ2.8GHz→2.96GHz)とAdrenoの高クロック化(585MHz→675MHz)以外には、ほぼ855との違いがありません。したがって、ファームの作り込みが進んでいるRed Magic3のほうが、CPUスコアのほうが高い現象も起きています。
と言っても、まあこのレベルで不自由を感じる方は、そもそもAndroid使えないでしょうね。

余談ですけど、XPERIA XZ2 Compactで不満だった、重さ以外のもう一つの不満は、メモリ4GBによるアプリの同時起動時の引っかかりがあったということなんですよね。ドラクエウォークをバックグラウンドに入れつつ、もうひとつゲームやアプリを起動するとわかると思いますが、ひとつひとつの動作がもたつくことが多かったんです。もちろん、これは一般に感じるものではなく、S855に、メモリ8GBを搭載したスマホを持っていて、常用していたからこそ感じる点だったんですので、普通に考えると「お前の感覚がおかしい」と言われてもしょうがないです。

OSそのものはAOSPに近く、最初の時点でgappsも導入されていて、バックアップからの復元も出来ました。当然ながらLINEなどの着信も出来ますし、ヤフオクアラートなどもしっかり来ます。
通常使用でもたつくことはほぼありません。ここは素直に褒めたいところ。


ゲーム。
動作そのものは、起動含めほぼRed Magic3と同じです。(アジア向けグローバルROM V.2.03)
(2019/12/13現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
ラブライブ スクールアイドルフェスティバル
バンドリ ガールズバンドパーティ
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版)
魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(6.0 ローカル版)
刀使ノ巫女 刻みし一閃の灯火
ときめきアイドル(2.0 ローカル版)
マギアレコード
きららファンタジア
ハイスクール・フリート ※Ver.1.1.22でプレイ可能
ポケモンGO
ドラゴンクエストウォーク
ラブプラス EVERY
Fate Grand Order ※Ver.2.5.1ではゲームプレイまで確認
アズールレーン(アプリ版) ※Ver.3.1.2ではゲームプレイまで確認
プリンセスコネクト Re:Dive ※Ver.3.1.5ではゲームプレイまで確認
スーパーロボット大戦DD
マリオカートツアー

買い切りでは
ロマンシングサガ3
ファイナルファンタジー3
クロノ・トリガー
KOF98
シュタインズ・ゲート

クレイジータクシーがいつの間にか日本からのインストールが不可になってるんですよね。買い切りで販売終了ではなく、日本だけ除外ってのはどういうことなんだろうか。

さて、ゲームプレイに関しては、疑問符が付きます。程よい曲面というのは、画面を犠牲にして得るものです。筐体左右に曲面を採用していると言いましたけど、曲がり始めている位置が赤いラインより左右となるんですね。意外と幅が広い。
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もうちょい端っこだったらゲームプレイに支障をきたすレベルではないのですが、これぐらい左右に曲がっていると、ゲームによっては厳しいです。例えばデレステ。

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まあ、これで問題が出るか?と言われちゃうと、自分の腕に疑問を持てってことなんですが、赤線より下が曲がっているということは、必然的に指が下にもっていかれてしまうんですよね。裏面もほぼ同様に曲がっているため、横にしてプレイするゲームでのハンドリングは、決していいとは言えません。
似た感じの幅で液晶に曲面ガラスを使ってたGALAXY S6 Edgeとかってどうだったんだろうかな。
裏側の有機ELは、この曲面の内側に入っています。多分、裏側の液晶のサイズありきで左右対称の曲面ガラスなんでしょうから、デザインとの兼ね合いでこうなったのかな。

前面の液晶リフレッシュレートは60Hzです。多分調達先がRedMagic3と同じなんでしょうけど、個人的にはこれぐらい味付けが薄い有機ELのほうが、好みです。
ちょっと脱線しますけど、久々に有機ELで写りがすごいなって思ったのがGALAXY Note 10で、値段さえ考えないでキャリアモノで好きなのをくれると言われたら、即GALAXY Note 10をもらっちゃいますね。
まあ、半分以下の価格ですから、そういうハイエンド有機EL液晶と比べてはいけないですが、少なくともOPPOあたりがミドルレンジで採用している程度の有機EL液晶相当にはなっていると思います。

---2020/03/04追記---
タッチパネルの件、ちょっと勘違いされている方もいるかもしれないので、念の為まとめておきたいと思います。

  • デュアルスクリーンモード…10点タッチ可能、スライドジャスチャーをカットすれば、デレステをプレイすることは可能。(Stage bye Stageぐらいのmasterでフルコンする分には問題ない)
  • ミラースクリーンモード…2点タッチまでしか出来ない、音ゲーは無理。
まあ、曲面が大きいので、安定して物理的にタッチできるかどうかというのが一番むずかしいw
---2020/03/04ここまで---

現状は、セカンドスクリーンをミラーモード(後述)にしている場合、両面ともタッチパネルの同時押しが3点以上になると、タッチが無効になる不具合っぽいものがあります。
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2点までは問題ないのですが、3点タッチをすると、0点タッチという認識に変わります。
これはRed Magic 3、およびZ20のデュアルスクリーンモード(これも後述)ではしっかり10点タッチできるんですよね。
おそらく、挙動を見る限り、「3点タッチのフリックにより、アプリを裏画面に送る」というデュアルスクリーンモードの機能を、ミラーモードで動作させないために、本来3点以上のタッチをカウントするところが、3点入力された時点で、0点にリセットしてる状態(=簡単にジャスチャー動作を動かないようにするため)になるファームになっているんじゃないかと思います。
極端な話、2点でもデレステには影響ないだろうと思われますが、コンボが続かないのは、瞬間的な3点タッチ(→ダブルスライドなど)を無効にされているためなのかなと思います。

これはnubiaが認識してるとは思えないんだよなあ。10点ではなく、せめて5点ぐらいでもできればかなり快適になるんだけどね。
今後のファームウェアのアップデートで修正されるかどうか。

裏面の液晶は、物理的ブルーライトカットフィルターのほかに、常時ブルーライトカットがされています。それもあって、基本的な状態でも黄色い感じは否めないです。まあ、こっちの画面をメインで使う場合はかなり限られると思うので、あくまでもサブディスプレイと割り切れば、といった程度です。
一応、こっちも挙動そのものはミラーモードじゃなければ10点タッチなので、デレステのプレイはできなくはないのですが、いかんせんカメラのあるほうの手が結構無茶になるので、そこに問題がないならどうぞと言ったところでしょうかね。


Game Space(Red Magic UI)は、ステータスバーの中に入っています。
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一番右側のGってマークから起動します。
スライドスイッチがないので、ワンタッチではないというところがポイントですね。

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あんまり違いはないですが、Performance modeをAutoにしておいたほうが、なぜかベンチスコアがいいですね。無駄にピーク性能のまま起動させておくのは良くないということでしょうか。
RedMagicのLRボタンに当たるものが、裏面の左右にそれぞれ割り当てられるようになっていますが、これが使い勝手がいいのかどうかは微妙なところです。
基本、重いゲームはやらないので、インジケータが全開まで上がることはないのですが、たまたま通知の来たヤフオクをゲーム中に開いたりすると、GPU:675MHz/CPU:2.96GHzになることがあります。

まあ、いろいろな問題もあって、ゲームプレイ向きの機能がありながら、現状はアクションや音ゲームには向かない機種になっているため、完全にこれ1台に移行させることが出来ないですね。まあ、購入目的が通話用という名目であったんで、そこまで求めてはいないといえばそのとおりなんですけど、後発ゆえモヤモヤする感じはあります。できれば、素のスペックが高いZ20側に色々ゲーム環境を移したいんですけどね。


カメラはメインに4800万画素のIMX586を据え、1600万画素の広角カメラ、さらに800万画素、光学3倍ズームの望遠カメラを揃えています。最大で30倍ズームまで可能ということで、ある意味コンデジ以上、一眼未満というようなレベルだと思います。カメラは色々好みがあると思うので、これは誰か他の人に頼みます。

イヤホンジャックはなく、外付けUSB type-Cアダプタで使えます。これはナンバリングモデルの伝統でしょうから、まあ仕方ない。USB結線式のアダプタだと雑音があったり。DAC付きをオススメ。
今回はBluetoothにちゃんとaptXがサポートされており、なんと箱の裏にもロゴを出しています。
(一応、FOSTEX TM2にてaptX接続を確認)
Screenshot_20191214-012802 (1)

aptX HDに対応したイヤホンは、aptX HDで接続されます。
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(WI-1000Xで接続確認。)

LDAC、AAC、SBCは従来どおり。これだけあれば、まず困ることはないはず。
優先順位で、aptX→LDACらしい。あと謎なのは、Bluetoothメニューで「HD オーディオ」を選択しないと、なぜかLDACで接続するという。LDACとは?w



裏面ディスプレイの使い方も書いておきましょうか。
まず、Always On Display機能。スリープ後に、設定時間分だけ裏面ディスプレイを表示させます。
大体は時計と動画、静止画などを表示出来ます。
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こういうことです。
動画は最大15秒まで動かすことが出来ます。
分かる人には分かるであろう、西部警察IIIのOPの最初のパトカーが飛んでくる→ロゴのシーンだけ切り取って表示させています。本当は大門団長の鉄拳制裁まで入れたいんだけど、動かないと迫力がないので、ロゴでストップさせています。
動画の惜しい点は、これをループするわけじゃないという点ですね。なんで、西部警察のロゴが出たままです。

セカンドスクリーン機能は、ひっくり返すと自動的に画面が切り替わるAutoモードと、任意のボタンをタッチすると切り替わるモードの2つあり、常に画面上に出しておくこともできる他、ステータスバーのメニュー内に入れておくことも出来ます。
また、画面を切り替えたくない場合、表示されている画面でロックすることも出来ます。こっちはステータスバーにのみロックボタンがあります。

表示も結構面白く、裏表の両方で別々のアプリを起動するデュアルスクリーンモード、それと同じ画面を表示させるミラースクリーンモードがあります。
ただ、デュアルスクリーンモードは、マルチタスクではなく、表示されているほうのアプリが動作しているという感じで、例えば表でポケモンGO、裏でドラクエウォークとした場合、ひっくり返すたびにバックグラウンドから表示されるような切替を行っています。
このため、表できらファンを放置プレイしながら、裏でマギレコを放置プレイするようなことは、今のところ出来ません。これができると凄まじく捗るけど、それやるならLG G8X ThinQ買えって話なんでしょうね。

3点スライドによるジャスチャーで、タスクを裏面の画面に送るという機能がありますが、上記のとおり、バックグラウンドに移ってしまうため、現状はQRコード支払いなどを出すためなどといった、タスクを切り替えても、即アクティブ化して使えるようなものを常駐させるなどで使うぐらいしか、逆に使い道に乏しいです。XPERIAとか見てると、結構マルチタスクを簡単にできると思うんですけど、そもそもAndroidのマルチタスクってそれぐらい簡単じゃないのかね?
なお、同じアプリを同時に開けば、疑似ミラーモードになるのかなって思ったりしたんですが、さすがにそうはならなかったです。動作としては正しいですね。
あとはバグなのかな。デュアルスクリーンモードで画面をひっくり返すと、アプリ検索が表示されるんですよね。アプリ検索できるショートカットが割り振られてるんでしょうけど、その配慮はあんまりいらない気がする。

画面切替はAutoモードでは切り替わりがワンテンポ遅く、ひっくり返す前のアプリからタスク切換えをする様子が表示されるんですよね。これが割と気になる人がいると思う。
nubiaは2つアプリが同時に起動できるようになったらもう1台買ってしまってもいいレベルで嬉しいので、頑張ってほしいです。

そのほか、セカンドスクリーン機能をAutoモードにしておくと、通知があるときに画面表示が一瞬で消えてしまったり、背面側の画面が消えると同時にメインスクリーンの画面が一瞬付いたりと、この機能そのものがまだ改善の余地ありだと思われます。(ただ、一向にファームが更新されない)


で、結局背面モニタはどう使うの?
色々試してみた結果、2つぐらい使っています。

1.QR/バーコード系決済を常駐ソフトとして起動しておく
どう考えてもこれが一番合理的な使い方だと思う。ひっくり返す、あるいは背面液晶で起動するだけで表示されるので、レジ前でのレスポンスもいいです。逐次更新するので、通信出来る環境があるのが条件ですけど、1日1回程度使うのであれば、便利だと思います。

2.ドラクエウォークのWalkモードを起動しておく
背面液晶はタスクの切り替えであるという仕組みを利用したもの。ひっくり返すとバックグラウンドで起動していますので、モンスターと戦ったりとかは出来ないです。
メイン液晶よりはバッテリー消費も少ないので、ガッツリドラクエやってます的な人は背面液晶でそのままプレイしても問題ないサイズです。

こんぐらい?
正直LINEとか頻繁にやり取りする場面とかないけど、メッセージのやり取りしながら調べごとをするときとか、SNS系を背面液晶に起動させておくのはありなのかも。
あとは、起動に時間がかかるゲームをタスク切換えすることなく常駐させておきたいとか、そういう使い方も出来ます。が、やっぱりオートで放置出来ないのが一番難点なんだよなあ。

派手なイルミネーションという点ではかなり優れているんですけど、


まとめ:一石を投じる使い方、しかし現状はソフトウェア作り込みの甘さが目立つ
(今後まとめタイトルは変わるかもしれない)
値段を考えると文句は言えないし、Red Magic 3SRed Magic 5Gがラインナップされている以上は、多少無理しても、そっちを買ってゲームやれって話だとは思います。僕もそれをオススメします。(ファームの作り込みは甘いらしいがw)

499ドルでS855+、メモリ8GBのスマホが買えるというのは非常に大きいのですが、こと日本においてLG G8X ThinQの価格がアタマ悪い価格、またサイズを気にしなければゲーム向けのBlackShark2も6GBモデルをまだ売るらしいので、そうなると、「nubia Z20が欲しい」と思う人にしかオススメが出来ない。もっと言えば、今の時点では、499ドルで黒でも良かったかなって思わせちゃうぐらいです。

弁護しておくと、本当に美しい筐体、表裏に有機EL液晶を搭載しているというギミックなどは、一石を投じる使い方を考えられると思うんです。思うんですけど、今の時点では単なる1画面スマホにサブディスプレイを付けましたというような感じになっているんですよね。
インカメラをつけないスマホは個人的に悪くないんですけど、やっぱり流行らないですよね。

デュアルスクリーンモードで、裏表両方ともアプリが動くとか、2画面とも表示させたままにすることが出来たり、同時表示で裏側にもミラーリング表示出来たりするとか、そういうバッテリーを無視したような使い方も考慮出来たはずなんです。現にLGやASUSはできちゃってるし、過去にMを作ったZTEが親会社なのだから、十分実績もあるんですよね。
専用アプリじゃないだけマシと見るか、2画面あるのに2画面使えないと見るか。普通は後者で考えちゃうよね。

作り込みの甘さ、特にデュアルスクリーンモードとミラーリングモード。
ジャスチャーを使えるモードではタッチ制限せず、片側しかフルに使わないであろうミラーリングモードでタッチ制限があるのは、正直文句しか出ない。せめてモードが逆でタッチ制限だったら多少は理解出来ましたけど、どう作ったらこうなるんですかね?

あと、ハイエンドモデルは出さないんでしょうか。
スペックには8GB/128GBの1モデルという扱い、Twilight Blueがプレミアムモデルだと思いますが、現状黒と値段が変わらない点はちょっと気になります。

同様に、フィルムはまだいいけど、ケースが純正のTPUケース以外にほぼ選択肢がなく、一応2個付いてくるとはいえ、全く同じものが2個、しかも再購入するのに問い合わせがいるというのはどうかと思います。
今は本体を中に入れて、マグネットで止めるケースに入れて使ってますけど、こういうケースはタッチパネルとの接地部分に傷がつくと、画面傷が付いているようで、非常に気持ち悪くなるんですよね。単にnubia XのようにTPUで、裏面液晶だけくり抜いてあるようなケースが欲しいです。せめてもっと簡単にTPUケース買えれば、自分でくり抜いちゃうんだけどね。
くり抜いてみたけど、TPUフィルムだけならバーコードをしっかり読み込むので、オススメ。

TPUフィルム+バンパーも試してみたんだけど、持ちにくくなるし、バンパーの隙間がガタガタするので、ケース問題は結局TPUケースになってしまいますね。


暫定的な評価であれば、買わないでください。まだ早い。
ただギミックや将来の伸びしろなどを考えると、それ込みで良くなる余地が豊富にある。それ以前に、もっとスマホとして完成度が高められないと、少なくともnubiaそのものがこういう面白いモデルを出せなくなってしまうんじゃないかと思いますね。話題を提供するだけならどんな弱小メーカーでもできるんで、そこで終わるようなモデルじゃないと思う期待だけはかけておきます。


ただ、僕の知っている事実として、nubiaがナンバリングモデルで、グローバル展開されたモデルは、安定版ROMをあまり更新したがらないということも付け加えておきます。ここが万人受けしないメーカーだと思うところ。





おしまい

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