あるさんのレビューblog

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カテゴリ: オーディオ関係のレビュー

本当だったらもう少し書けるものがあるんでしょうけど、今回は再びオーディオ沼の一品、FiioのUTWS3をレビューしていきます。
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未だに決定打に欠ける、MMCX接続タイプのTWSアダプタ
2018年の年末に発売されたTRN BT20を発端として、続くFOSTEX TM2を始めとしたMMCX接続タイプのTWSアダプタは、2020年に入って選択肢が増え、iBasso CF01、Shure RMCE-TW1、TRN BT20S/BT20 Proなどが発売されました。これらのモデルで、前者の2つがハイエンドにあたる価格、後者の2つはミドルエンドに近い価格と、ある程度の住み分けが出来ていました。
前者の2つは別にアンプチップを搭載し、高解像度のイヤホンでも十分音を出せるようになっており、それがそのまま価格に乗っているという感じです。まあ、TM2が3万することを考えると、第二世代としては十分に価格が下がったとは言えるものの、2万程度はしてしまうため、買うにはどうしてもためらいました。
一方、TRNのBT20シリーズは、その辺を考慮してチップ内蔵のアンプで出力していますが、こちらは国内入手となると価格が若干上乗せとなり、更に現在はProか、蟹チップのBT20しか入手出来ないのがややネックになっていました。
ただ、FOSTEX TM2と、これら4つのTWSアダプタには決定的な差があります。それがQCC3026とQCC3020の差です。Qualcommの公式発表によると、両者の差はチップサイズの大きさだけと言われており、QCC3026はいわゆる先発品、QCC3020は安定供給品というのが、ある程度広まっている見解だと思われます。
しかし、その間にQCCシリーズはもう1世代ほど進歩し、aptX Adaptive対応が主流となり、TWS向けには、QCC3040がメインストリーム、BTアンプやネックバンドタイプではQCC5124/5125へと移行しています。

枯れた技術の最新モデルは、当時の先進モデルが超えられるのか?
では、QCC3026のTM2持ちで、更にリケーブルまでしてしまっている人間が、UTWS3を買った理由ですけど、単純にセカンドロットの在庫が確保出来てしまったというだけでは動機が弱いので、もっともらしい理由をでっち上げてみます。
正直を言うと、もうすぐQCC3040を搭載したTWSアダプタはほぼ出るだろうし、BTアンプではQudelix-5Kを持っているし、更にネックバンドではないけど、ケーブル型のBGVP M2も持っているため、UTWS3を買う必要はまずないんです。さらに言えば、HiBy R6と有線バランス接続すれば、その辺の出る幕すらないわけで、本当に理由はないんですよ。
強いて、でっち上げ出来る理由は、アンプチップが明言されていて、TIの「TPA6140A2」を使っているという点。枯れたアンプチップですが、もうすでに性能を引き出すだけの年月は経っているのと、そこにほぼ2年経ったQCC3020という枯れたBTチップと組み合わせることで、ド定番なアイテムが出来たんじゃないかと思い、QCC302*世代はこれで終わりにしようと。いわば幕引きを託すだけのモデルとして買ってみたわけです。


ハイレベルな音質ではあるが、接続に難がある気もする
というわけで、構成としては、以下の写真の通り。
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もうAKGはN5005もディスコンになっているはずなので、これかK3003がAKGのイヤホンでは最高峰だと思います。毎度言っておりますが、あらゆる音楽ジャンルやソースを聞くという点では、N40のほうが適していると思いますけど、音の解像度などは明らかにこちらのほうが上ですし、何より耳との相性がいいです。
親機は、XPERIA 1 II。LHDCとUATを除く、現行のBluetoothコーデックは搭載しています。
比較対象としては、
  1. Qudelix-5K(QCC5124)+CE120-2.5e ※LDAC接続
  2. BGVP M2(QCC5125) ※aptX Adaptive接続
  3. DR-30(QCC3034) ※aptX HD接続
  4. FOSTEX TM2+TM2 Meridian(QCC3026) ※aptX TWS+接続
  5. Fiio UTWS3(QCC3020) ※aptX TWS+接続
今回は比較という点で、メーカー不詳ですけど、DR-30というQCC3034搭載のネックバンドタイプもいれています。他にもあるんだけど、CSR8645を比較対象にするのは世代が違いすぎるので対象外としました。
また、ソフトウェアによるイコライザはすべてなし、もしくはフラット設定とします。

まず、UTWS3の音の特性としては、まんべんなく出る。N5005の特性となる高音質の抜けもよく、低音域は他のアダプターに比べると、より強調されている感じがあります。また、かなり気になるのは、曲によっては中音域の音がくどい感じに聞こえる点です。イヤホン次第ですけど、この辺ががっちり合えば、唯一無二になるであろう感じはあります。

で、好みで言うとどうなのか、というと、その辺は少し変わってきます。
圧倒的に好みの音になるのは、1のQudelix-5Kです。これはDACにES9218Pをデュアルで搭載しており、もともとの音作りが好みなので当たり前ですね。次点が悩むところで、実はそれぞれに甲乙付けがたいところがあります。ちなみに最下位はDR-30です。これはQCC3034だけで鳴らしているため、単純に出力不足だからという点です。
じゃあ、2と4はというと、なぜかそれを感じないで、それぞれに個性があります。4のTM2はリケーブルしたせいもありますけど、中音域の抜けがよく、音の輪郭もはっきりするというのが特徴です。
TM2は単純に音圧が強く、逆に出口がショボいと、ショボい音にしかならない感じがあります。試しに2DDの中華イヤホンで鳴らすと、その音しか出ないです。これが5のUTWS3と違う点。TM2は出口が強ければ強いほどいい音が出てくるけど、UTWS3では出口のスペックは覆せるレベルではないけど、聞き難いほどにひどくならない音が鳴らせます。
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つまり、こういう使い方でも、TM2以上にいい音が聞こえるというのがポイントです。
そういう意味で、ハマれば強いのは両方とも同じなのですが、守備範囲が広いのがUTWS3、活かせる環境を整えると他を圧倒できるのがTM2という感じですかね。ゆえ、TM2がファーストチョイスから外れる人が多いのも、なんとなく理由付け出来る気がします。
最後に2のM2がこの2つとタメを張れるのは、どこまでもフラットで、上から下までまんべんなく平均的に鳴らせる点です。TM2やUTWS3を使った後だと物足りない感じは否めないのですが、一方で長時間聞いていても、聴き疲れしないというのが大きな特徴です。N5005はもともと音の出方が、上から下まで食傷気味になるぐらいに緻密な音を出すイヤホンですが、TM2もUTW3もそこに味付けをするので、長時間聞いていると疲れる感じがあります。良くも悪くも、BTアダプタ以上のことをしないし、QCC5125の性能以上のことをしない。音圧感があって、聴き疲れしないという矛盾が、なぜか出来てしまっている。そこに強みがあります。この辺は、もしかするとaptX AdaptiveコーデックのビットレートとaptX TWS+のビットレートの差で、TWS+のほうが1基当たりの情報量が多いゆえなのかもしれない。

では、接続性はどうか?というと、不思議と2のM2がまず途切れない。途切れないという凄さですよね。通勤時間がピークからやや外れているとはいえ、山手線でもM2で途切れる場面には未だに会ってないです。
次が4のTM2。これは最新ファーム(Ver.3.2)適用後に、劇的とは行かないまでも、途切れにくくなりました。発売当初の悲惨な接続性からすると、TWS+とファーム改良の結果が着実に出ています。
1のQudelix-5KはLDACだからしょうがないというのもありますけど、意外に音が途切れる場面があります。周りの干渉にも弱い感じはありますね。送受信場所さえ固定出来れば問題ないですけど、そういう場面は長距離移動しかないですよね。
それほど変わらないのが4のUTWS3。TM2とほぼ同じ構成、アンテナの向きとかサイズとかの違いなのか分からないですけど、QCC3020を使っていて、ノウハウもそれなりに持ってるFiioなので、ファームアップで対応出来るんじゃないかと思います。
3のDR-30は、何がダメなんでしょうね。ちゃんとしたメーカーじゃないということを差し引いても、aptX HDがLDACと真っ向勝負して廃れたのは、この辺りに問題があったと思うんですよね。結果としてTWS+やaptX Adaptive、Snapdragon Audioへ還元されたと考えれば、存在意義は十分あったとは思います。

何度も言ってますけど、TM2のケースがもう少し小さいなら実用的かなと思うんで、そういう点では、UTWS3は許容範囲ではあります。そういう意味では、過去モデルよりはずっとマシにはなったけど、現状は発展途上であるということですね。


専用アプリによるボリュームコントロールだけでも価値はあるか
一方で、それならばイコライザで好みの音に合わせればいいじゃない、という話も当然出ます。
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現状、Fiio Controlというアプリで、このUTWS3でまともに使える機能は、実はこのボリュームコントロールとマイク音量コントロール、左右バランスの調整だけです。ボリュームコントロールが26段階あり、スマホの音量コントロールはだいたい10段階なので、よほど特殊なイヤホンを使わない限りは、ほぼ理想の音量に出来るんじゃないかと思います。
イコライザは使えるけど、プリセットのものしか使えないという状況です。BTアンプなんかはカスタム出来るのかな。まあ、FOSTEXが2年近く掛かったわけですから、ここは気長に待つのがいいのかな。
あとは、スマホ側やプレイヤーアプリのサウンドエフェクトをいじるという手もあります。例えばXPERIA 1 IIにはDolby Atmosが付いていて、Bluetoothでも適用出来ます。ただ、こういうのが製品の個性を殺してしまう行為なので、ジレンマに陥りますね。好みを取るか、個性を取るか。


まとめ、現時点で購入出来る、コストパフォーマンスのバランスに即した製品
というわけで、まだファームの改善も必要ですし、アプリもUTWS3で使うには不十分という状況ではありますが、1万そこそこでこれが買えてしまうというのは、ちょっと異常かなとも思います。ある意味枯れたチップを使ったからこそ出せた製品なのかな。現時点で、QCC3020搭載なのはやっぱり気になるポイントではあります。どうしても、そこが気になってしまうんですよね。
今のTWSイヤホンのトレンドは、ANCやaptX Adaptive、Qi内蔵ケースなど、また独自の流れになっています。あくまで手軽で、そこそこというのが悪いとは思わないですけど、中華TWSイヤホンのように複数のハイブリッドドライバーを搭載したモデルも出ているわけで、多少の稼働時間を捨てて、音質側に振り切った高級モデルが出るのも時間の問題ではあると思います。ただ、その時間がどれぐらいかは、やっぱり読めないところがあります。その間を埋める時間として、MMCX接続(2pin接続版も発売されたけど)で、気に入ったイヤホンを持っていて、それをTWSイヤホン化したい、というニッチな要求には、十分応えてくれる製品です。
SBCとかAACで接続性がよくなるとは到底思えないですけど、TWS+が使えるスマホじゃないと本領発揮は出来ないのが、一つネックとなります。そこを許容出来れば、十分に買う価値はあると思います。



おしまい

今回は、Bose Frames Rondoというサングラス型スピーカーを、度付きメガネにして使用しているものをご紹介してみようと思います。

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にわかに信じがたい、かけるだけで音が出てくるメガネの登場
ぶっちゃけ、最初は気に留めることなく「変なものを出してるな」ぐらいのレベルで見てました。事実、これはもう1年も前に発売されたモデルであり、大手メディアなり、アフィブロガーなりがもっと詳しく書いているでしょう。
ただ、なかなかこれと接触する機会がなかったのも事実で、そのときはとうとう2020年の9月に、ビックカメラのメガネコーナーに行ったことで実現します。
家電量販店のフロアというのは、結構うるさいのですが、掛けてみたところ、しっかりと音が出てるじゃないですかwで、友人には音が聞こえてない。これは画期的なメガネです。しかも、度付きレンズにすることが可能だという話を聞きました。

しかし、これは結構罠で、あくまでBOSEはサングラスとして使うことを想定しているため、レンズを交換することで、BOSEの保証がなくなるというものです。とはいえ、乱視である僕は、サングラスとしてこれをかけることで、おそらく視界がゼロになる可能性が高いであろうと思い、買うなら度付きレンズにしようと思っていました。ただ、そうそう出物があるわけもなければ、金額的にちょっと躊躇する値段だったので、これはそのうち買ってみようかなレベルでした。

が、まさか近くのハードオフに売ってたじゃないですかwwwしかも交換レンズ付き。まあ、安くはないですけど、ちょっと高いメガネフレームを買うと考えればいいじゃないかと思い、1日悩んで購入。
度付きレンズは同じく取り扱いがあって、持ち込み可能なJINSに度付きレンズの製作をお願いすることにしました。
今回は度付きレンズも入れて2,2万円(税込)。JINSのメガネは1本5,500円なので、4倍にはなるものの、16,500円はTWSイヤホンだと思えばいいかなとも思いました。

思ったより自然に使えるけど、用途に向く場所と向かない場所がある
さて、Rondoですけど、単純にハードオフで売ってたというのもあるんですが、基本的にALTOっぽいメガネをいつも作るので、「あいつが丸メガネをかけてるときは、なんか聞いてるとき」というイメージが作りやすいだろうと思って買いました。副産物ですが、メガネが多少下がっても、レンズが大きくなったため、普通に見えるので、あまり気にしないようになりました。
ただ、これはメガネとしての一般論で、コイツは掛け方により音の聞こえが変わってくるようなアイテムなので、「頻繁に直しているときは、なんか聞いてるとき」というイメージのほうが伝わりそうです。
音はBOSEっぽくないですが、いわゆるスピーカータイプのモデルなので、音はかなりフラットです。普通にRadikoとかを聞くぶんには全く問題ないですが、例えば普通に音楽を聞く場合とかは、さすがにイヤホンなりヘッドホンなりを使うほうがいいです。もうお気づきかと思いますけど、そもそもこのサングラスは、音楽を楽しむのではなく、適当にながら聞きをするのに適しているというわけです。ただ、ラジオでも曲が流れてくると、随所でいい音が聞こえてくるわけです。このいい音がニクいです。
耳を塞がない、ないしはイヤホンなりヘッドホンなりを付ける、外すの1アクションを省くことが出来るのはデカイかもしれないですね。耳も塞がないので、会話なんかも普通に出来ます。
ちなみに、これをかけた状態でスピーカー付近を覆ってみると、BOSEっぽい音が出てくるのも面白いですね。フラットと言っても実際にはちゃんとBOSEの特徴は受け継いでいる感じです。

問題は音漏れ、というか基本オープンイヤーではなく、フレームにスピーカーがついてるわけですから、電車で座ったときにちょっと聞こえてしまう感じはあるかもしません。また、繁華街や街道沿いなどを歩くと、音そのものが聞こえないということもちょいちょいあります。休日の秋葉原ではまず聞こえないレベルです。電車の中とかでも実際にはほとんど聞こえないです。まあ、外的要因に左右されるのはどうしようもないことではあるんですが、音を上げすぎても漏れるからダメ、小さい音だと聞こえないのでダメと、さじ加減が結構難しいです。
散歩で音楽を聞くとかは特に問題ないでしょうけど、そのままコンビニに行くと、コンビニのBGMのほうがデカイという現象も普通にあったりします。どうしたもんだろうかな。

コーデックはSBCとAAC。対応している端末では、ほぼAACが選択されます。好みですが、SBCでもAACでもそこまで気にするほどの音の違いはないです。気持ちAACのほうがBOSEっぽく聞こえるので、AACをベースに音質調整されてるのかもしれません。

バッテリー持ちは、やっぱり3.5時間連続再生と公証されていますが、本当にその時間ぐらいは連続再生出来てしまうというのが強いです。目安として、シン・ゴジラ(2時間)を見て、バッテリーが60%ぐらい消費という具合。待受だけなら13時間と書いてありますが、スリープ状態からの復帰もスムーズです。
唯一、めんどくさいのが、任意で電源を切る場合、スマホのアプリから接続を切るか、メガネをテーブルにひっくり返して2秒置くか、ボタンを2回押したあとに長押しをするというのが、意外と分かりづらいです。特にボタンは明確に表記されてないので、分からない人もいると思います。まあ、電源を入れたまま、放っておけば5分で勝手にスリープモードになるようです。(これもBose Connectで任意選択出来る)

あと、これを中古で売る人は、Bose Connectの接続履歴をしっかり消したほうがいいです。
どうも接続履歴が8台まで残るのですが、この履歴は本体側に残るようで、前の持ち主の接続先が表示されていました。明確な初期化方法も書いている時点では見つからないので、BOSEはアナウンスしたほうがいいんじゃないかと思います。

まとめ
ながら聞きにおいてこれ以上のガジェットはないが、そもそも人を選ぶアイテム

メガネとして使うのはどうかなと思ったんですけど、わざわざイヤホンを持ち歩かなくて済むだけでも、かなり大きいです。常時メガネをしていて、日に2時間ぐらい音楽を聞きたいという人には向いているとは思います。もちろんサングラスとして使うのにもいいですし、僕は電源が切れても、イヤイヤメガネで使う選択肢があるので、逃げ場なしといったところです。
あとは、バッテリーが弱くなってきたときに、バッテリー交換はしてもらえるかどうかになるんですが、まあその点はそこまで心配しなくてもいいかなと思います。

例えばの話、サーバー室に籠もって監視するようなお仕事の人はANCイヤホンのほうがいいと思いますが、普通の事務仕事で、コッソリ音楽を聞きたい人だったら、これはベストに近い選択肢だと思います。調子に乗って音量を上げすぎるとバレると思います。
あと、意外とここまで書いていませんでしたけど、一人でいるときに、ハンズフリーでしゃべるのには「あいつエア友と喋ってるよ」感が出ますけど、非常に快適です。

一方で、BOSEの看板が付いてるから、いい音がするといった概念はちょっとどこかにおいて置くべきかなと思います。音楽をガッツリ外で聞くとか、そういう用途でこれを購入すると、早々にがっかりします。
なので、かんたんに言ってしまうと、「タクシーでAMラジオが流れているのが好み」かどうか、あるいは「クリニックや美容室で流れているFMラジオが好み」かどうかぐらいのレベルで判断していいと思います。今は珍しいですけど、昔結構お店のBGMってラジオだったじゃないですか。あれぐらいの使い方で使っていくのが正しいのであって、電車での行き帰りや、繁華街の散策には別途イヤホンなりを用意したほうが、多分幸せになれます。

レビューを書く上で思ったのが、「BGMに対する価値観の共有」がどこまで出来るか?ということなんですけど、僕の中では、ラジオリスナーにはかなり刺さるけど、オーディオリスナーには刺さらないレベルの商品であり、そこに、普通のメガネの5倍近い価値観を求められるか?というのは、甚だ疑問ではあります。Radikoやポッドキャストメインなら、このサングラスが最適解という人もいると思います。でもストリーミングオーディオを聞くには多分適していない。いろいろなレビューで「日常にBGMを付けられるガジェット」扱いされていますが、本質は「日常のBGMをどうやったら苦労せずに聞くことが出来るか考えた結果、出来たガジェット」だと思います。本気でながら聞きを楽しむことが、日本社会でどこまで許されるのかということも踏まえると、やっぱり刺さる人にしか刺さらないニッチな商品だとは思いますが、その刺さる人にとっては、非常に代え難いものになるんじゃないかと思います。
これはガジェットとして面白いとか、サングラスやメガネとして使えるから実用的とか、そういう概念で買ってしまうと、割と後悔すると思います。

買って思ったのは、いい音でスキな音楽を聞きたいからこそ、イヤホンやヘッドホンをしたいのであって、別にRadikoはスマホスピーカーでも十分だけど、これは周りに音が出てしまうから、イヤイヤながらイヤホンをしていたのがわかりました。そして、付けたり外したりというアクションに、自分の中でそんな消極的なことだったのがわかったのが、一番の収穫だったかなと思います。


まあ、マネしないほうがいいです。選択肢が多くても、多分こういう使い分けをしたがるユーザーは非常に少ない。雑多でいいなら、普通のイヤホンのほうがより多くを与えてくれます。





おしまい

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いつかは書こうと思いつつ、もう1年経ちました。
今回は、FOSTEX TM2の長期実機レビューを紹介していきたいと思います。

度肝を抜いた、2019年のThe NAMM Show 2019発表
まず、かんたんな今までまでの経緯をまとめてみましょう。
2019年1月24日、日本では決してメジャーではない、アメリカのThe NAMM Show 2019で、FOSTEXが発表したのが、このTM2です。
モノそのものは単なるTWSですが、決定的に違うところは、当時最新鋭だったQualcommのQCC3026というBluetoothチップを搭載し、TWS Plusに対応したことと、イヤホンにおける規格の一つであるMMCXに対応したということでした。

そこまでに、TRN BT20というMMCXに対応したTWSアダプタは存在していましたが、これはRealtekのチップを搭載していたので、SBCまでの対応とされています。こちらは後にBT20SというQCC3020搭載モデルが発売され、さらにFiioがBT20Sに独自ファームを入れたUTWS1という商品まで発売しています。

以降、どこかのメーカーが続くと思いきや、ShureのAONIC 215はリコール対象となり、iBassoのCF01が世に出ていないということで、実はTM2は現時点でもQCC3026を唯一搭載したMMCXアダプタとして、ハイエンドに属するモデルということになります。

さて、そこから半年、5月末に発売となります。
当初より約2ヶ月ほど遅れましたが、そもそもこの頃には、QCC3026搭載モデルのTWSは先発品らしく接続性の問題などや、各メーカーのコスト面で、QCC3020搭載のTWSが続々と発売されていました。
そんな中、発売されたファーストロットは即完売。以降、数ヶ月の品切れを起こしたまま、セカンドロットあたりからファームアップされたバージョンが出荷され、既存ユーザーには「Fostex TM Sound Support」によるアップデートで対応。しかし、それ以降は特にトピックもなく、当初の接続不具合などかがだいぶ安定したことにより、ある種、刺さっている人だけが使い続けているという感じです。

ちなみに発売1ヶ月後にSONYのWF-1000XM3が発表され、現在ではANC搭載のTWSの定番となり、セカンドロットが出回っていた11月にはAppleがAir Pod Proを発売。各社とも現在はQCC5100シリーズによるANCや、TWSの複数ドライバー化、ハイブリッドドライバー化などを経て、今後もこっちは伸びて行きそうな分野ではあります。

一方で、MMCXアダプタにはANCなどが必要ないことや、ネックバンドタイプに別のDACを搭載し、長時間再生を可能としたケーブル形が主流となっており、そちらには上位コーデックであるaptX HD搭載やLDAC搭載などといったモデルも出てきています。
現時点でAONIC 215(RMCE-TW1)の再発売後にまた新勢力が出てくる可能性がありますが、そもそもTWSタイプのMMCXアダプタというニッチな市場で、今後似たような商品が出ることは望み薄なのかもしれません。

TM2のここが良かった点
簡単には、以下の点です。
  • MMCXである点
  • ショートケーブルをリケーブルすることで、2pinやFitearなどにも対応する点
  • バッテリーの持ちがすこぶる良い点
まず、ショートケーブルをモジュール化したことにより、ほぼ何らかの形でリケーブル出来るイヤホンには対応できているという点は大きいです。有線ベースで使っているイヤホンをそのままTWS化出来る、ソケット問わずほぼ出来るというのは、現在でも大きなメリットであります。

さらに、ショートケーブルをリケーブル出来る=予算さえあればケーブルをイヤホン分買えば、イヤホン側のコネクタの抜き差しを減らすこともできます。現在では、WAGNUS.などの受注注文のオーディオケーブルメーカーや、個人作成によるオークション出品などで、リケーブルも購入することができます。(写真のケーブルはWAGNUSのTM2 Meridian、現在ケーブルの供給終了により入手不可)

さらに、外観はそれほどでもないですが、このサイズのおかげで大容量バッテリーを搭載しているため、連続して7~8時間程度はまず問題なく利用可能です。(コーデックはaptX)

TM2のここがダメな点
改善の余地というか、出た当時からなんとかなっただろうにというのが以下の点。
  • ケースがデカく、充電クレードルの役割しかない点
  • イヤホンによりホワイトノイズがひどくなる点
  • ちょっとした磁力により、本体のON/OFFがされてしまう点
  • 当初予定されていた、アプリによるエコライザが実装されない点
まず、世の中の人が絶対に思うであろう、ケースの問題。
イヤホン側のサイズの問題もあるので、そういう点でこのサイズのケースが必要なのは分かるのですが、これが充電クレードルとしての役割しかないというのは、やっぱり問題だと思います。シートタイプのモバイルバッテリーなどでごまかしていますが、メーカーがオプションで、バッテリ内蔵タイプのケース、あるいはもっと簡易なクレードルを用意してくれると、使い勝手がいいんですけどね。
また、取り出しやすさを優先したのか、レシーバーの収まりがあまり良くなく、ちゃんと充電されていないということもしばしばあります。

イヤホンによってホワイトノイズが大きくなるという点。UE900sで確かにそんな感じだったのですが、基本的に使っているN5005では、(リケーブル化も含め)ほぼ問題ないと思います。これはイヤホン側のスペックに依るので、合わないならしょうがないかなとも思います。

磁石によるON/OFF。これは磁力によりON/OFFスイッチが入るという仕組みで、クレードルにはめ込んだら自動的に電源OFFするためのものです。ただ、これにより本体ボタンでの電源OFFをしたあと、イヤホンケースに入れ、持ち運びしていると、勝手に電源がONになっていたり、ペアリングされたままになっていたりします。さらに、ケース内で、ボタンが意図しない操作をしてしまうと、勝手に音楽再生されるようなこともあります。この仕組みって、TWSだと充電接点に触れたらOFFという感じになりますけど、別に磁石などを使うことなくできているんですよね。

最後に、かなり遅れて完成したFostex TM Sound Supportにて、エコライザがいつまで経っても提供されない点。当初はどこまで想定していたんでしょうか。まあ、これのために会社のリソースを割くわけにもいかないし、外注するにしても、イヤホンに依存するレシーバーのためにエコライザがそもそもいらないと判断された可能性もあります。TM2に後継モデルでも出れば別なんでしょうけど、おそらくこれはこのままでしょうね。


特に文句はない点
Bluetooth接続の安定性は並。これは難しいところで、例えばスマホとDAPではBluetooth強度なども変わるため、それにより安定性が大きく違うところはあります。鞄の中のHiby R6では、秋葉原で致命的なほど途切れますが、XPERIA XZ2 Compactでは割と途切れる程度です。参考までに、WH-1000XM3ではLDAC接続の660kbpsで、同じ秋葉原の場合、Hiby R6では割と途切れる。XPERIA XZ2 Compactでも同じぐらい途切れるという感じです。なので、物理的にアンテナサイズが小さいものの、それ相応には接続できている感じです。
使わないときでも、10日に1回ぐらい充電しないと、バッテリーがないということが多いです。なんか最近買った武蔵野レーベルのCP-BTR-01もそうなんだけど、たまに充電してあげないと使えなくなるという周期が、非常に短いのが気になります。TRN BT20や、WI-1000Xなどは、60日に1回ぐらい充電すれば、あるいはしなくても、普通に電源ONが出来るのですが、これをバッテリーの消耗で片付けていいものか微妙なところです。
ちなみに、BT20シリーズは、本体にmicroUSBがついているため、クレードルなどを必要とせず、付属の二股充電ケーブルで充電出来るため、わかりやすくて便利です。


総評
さらなる作り込みをお願いしたいけど、多分単発で終わるだろう迷機

なまじながらに1年売らずに済んでいるのは、なにより不満はあれど、そのギミックと音楽を聞く環境として、非常に安定したモデルであることが下支えとなっています。
ただ、正直なところ、FiioのUTWS1の使い勝手もかなりいいとの評判で、あちらTRNの初代BT20から3回のブラッシュアップがされています。ゆえにかなりいいモデルであるのは間違いないと思います。
値段差、アプリなど含め、これから買うのであれば、UTWS1(もしくはBT20S)でいいと思います。

いい点にメリットを感じるかどうかもそうですけど、これを検討する人は、単純に沼に浸かってる人だと思いますので、付け直したイヤホンの細かい違いなんかや、リケーブルによる効果も十分楽しめる要素として捉えられるかもしれません。価値であり、真価はそこにあるのだと思います。

1年も使っていると、ケースやギミックで悪目立ちが多く、アダプターとしての良さを打ち消すレベルでがっかりすることも多いです。使いたい時にそうなるから、より印象が悪いです。代わりを買おうと思えないから、現状維持で使っている感じです。まあ、それに耐えきれなくなって、CP-BTR-01買って、似たような問題があるから、残念ながら消極的にそうなるかな。

まあ、やっぱりメーカーに頑張ってもらって、ケースの改善と、さらなるリケーブルの種類、それとアプリやファームウェアのアップデートをお願いしたいところです。もしくは同じ規格での上位後継モデルを望みたいところです。高級イヤホンでも耐えうるLDACやaptX HDの実装などもできれば面白そうですけどね。





おしまい

まあ、今更感が非常に高いですけど。
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今回は、もう生産終了となっている、中国Hibyの唯一となる、2.5mmバランス端子+Android搭載+ESS DAC搭載の、Hiby R6の実機レビューです。

Hiby R3のイライラを解決するところから始まった、R6購入記
まず、根本的な話をすると、「ほしかったからかった」という元も子もない話になってしまうので、それとなく雑記で悩んでいたことを延々と見直し。
Hiby R3はめちゃくちゃ出来のいいオーディオプレーヤーで、バランス接続が出来て、3万そこそこという価格もあり、飛ぶように売れたというのは、入手の難しさから感じました。とはいえ、使ってるとだんだん見えてくる問題点が色々ありました。
簡単に書くと、
  • SONYのアプリによるANC機能が専用機ゆえ使えないこと
  • Bluetooth周りがアップデートするごとに改悪していること
  • Hiby Linkの接続の不安定、Bluetooth接続ごとにON/OFFしなければいけないこと
まあ、1番は完全なお門違いではあるんですが、もともとの発端なので書いておきました。Headphones Connectの恩恵を受ける機種が2つあり、これらを使う場合はスマホで使う必要があったことがまず第一にあります。
そうなると、microSDなどの問題も出てきて、同一のデータをクローンのように入れておく必要があり、R3側のmicroSDが200GBに対して、スマホ側が128GBで、データがあふれてしまっていたことが結構不満だったという話です。管理が非常にめんどい。

2番目と3番目、単純に色々できるようになったのは嬉しいかもしれませんが、基本的なBluetoothの接続などがうまく動かず、BluetoothイヤホンをONにした場合に自動接続が出来ないことが多く、自動接続が出来ない場合は手動接続しなきゃいけないのですが、その場合にHiby LinkをOFFにしないとBluetoothの手動接続が出来ないという、一見不思議な仕様になってしまいました。これはいつからなのかよく分かってないのですが、ある日突然アップデートしたことでこういう感じになったので、最初からじゃないと思うのです。(この辺はR3のレビューも参照)

で、後継モデルというと、R5がシーラス・ロジックのDACということ、そして4.4mmバランス端子ということで、早々に選択肢から外しました。
Hibyで選択するとなると、R6かR6 Proということになるのですが、音の面で、若干味付けが異なっているというのが、結構色々なところで書かれていたので、そこはR3と同時期のモデルのほうが、耳馴染みがいいんじゃないかということ、そして2.5mmバランス端子が決め手となるわけですね。


まあいいんです。子供の頃欲しかったBB戦士やミニ四駆を大人になったら衝動買いするのと大差ないです。R3を買ったあのとき、俺はR6が欲しかったんです。多分それだけなんだと思います。


わがままニーズを満たした、完璧なオーディオプレーヤー
俺得なニーズを満たすR6ですが、なぜ、そんなにいいと思ったのか?という話です。
  • Android、およびGoogle Play導入済みで、ストリーミング再生や他社アプリが使える
  • LDACやaptXはもちろん、Hiby musicを使えばUATやHWAなどもサポートするBluetooth
  • 2.5mmバランス端子、DACにESSのES9028Q2Mを左右1基ずつ搭載
  • SoCにSnapdragon 425を搭載し、QC3.0に対応
いや、じゃあスマホでいいじゃんのレベルなんですよねこれw
2.5mmバランス端子搭載で、AbemaTVだろうがYoutubeだろうがRadikoだろうが、スタンドアロンでバランス出力できちゃうって話です。スタンドアロンというのがポイントなんです。
どうしても1回Bluetooth、もしくはUSBを介することの煩わしさにイライラしちゃうタイプなので、それができるというのは、(意味もなく)非常に気分がいい。
標準でLDACに対応しているので、Headphones ConnectでLDAC接続しつつ、ANC機能も使える。これも気分がいい。(端末のセンサーなどの都合上、アダプティブサウンドコントロールの詳細設定が出来ないのは問題だが。)

そして、なんやかんやで一番気分がいいのは、Hiby Musicを使わず、他社の音楽プレーヤーを利用できるという点です。無論、2.5mm接続ではHiby Musicを使うのがベストな環境なのですが、このアプリの根本的問題として、中華アプリらしく日本語の対応がうまく出来ず、曲の並び順などがめちゃくちゃになっていることと、シャッフル再生がだんだんと規則性を帯びてくることなんです。
言ってることがわけわからないでしょうけど、A~Fの曲があったとして、シャッフルのAから始まる曲順と、Fから始まる曲順が、途中から全く同じ選曲になってくるんです。
ACDFBEの順で曲が流れるとして、Fから始まればFBEACDの順で流れるという感じです。まあ、シャッフル使ってると同じ並びの時があるなあと思いますが、R6では結構な確率でそれを感じてしまうところに問題があります。
そこらへんは一日の長があるSONYやONKYOのプレーヤーのほうが、日本向けカスタマイズが進んでいるので、気分がいい。

Androidが入っていることで生まれる利点は他にもあり、ほとんどのUSB DACを接続して使うことができるのが大きいです。
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Hiby R6にiBasso DC01を接続している図です。
ある意味、言っていることとやっていることが全く違うのですが、こういうことも普通にできるうえ、最近はヘッドホンアンプなども専用のアプリがリリースされているため、専用機以上に好みを反映しやすいです。たまにAK4493の出る音が聞きたくなるときに、これだけで済んでしまうのは気分がいい。

そして、何より使い慣れたAndroidで、普通の端末として扱えるという点も、中途半端と言われる反面、使い勝手で大きなメリットなのかなと思います。

要注意点として、WiFiのAPに対して、凄まじい相性があることが気になります。総じてNECのルーターは駄目だし、11acでの接続もバッファロー以外のメーカーではなんとなく出来ない感じがあり、これをどう見るかという点があります。もっとも、2.4GHz帯の11nでもストリーミング再生レベルでは問題ないと思いますので、素直にそれを使うほうがいいでしょう。
それに関連して、BluetoothとWiFiの同時接続で、猛烈に動作が不安定になるという問題点もあります。LDACだけの問題なのかなと思ってたんですけど、aptXでもAACでもSBCでも起こるのが解せない。ましてQualcommのSoC使っててこうなる理由がよくわからないです。
LDACに限ってはさらに音質重視の990Kbpsが全く使い物にならないレベルで、660Kbpsでは安定します。この辺はSONY製品じゃないのでしょうがないのかな。

バッテリーはハッキリ言ってものすごく持ちが悪い。性能面で問題ないのに、おそらくメディアプレーヤーとして使えない最大の問題点はこれなんだと思います。バランス端子側だけで、音楽を聞いてると4~5時間でアウトです。まあ、スプリントレース向きですね。
ならば充電しながらという方法もあるにはあるんですが、有線ならともかく、Bluetoothではしょっちゅう切れるようになるため、モバイルバッテリー併用での運用も結構厳しいんじゃないかなと思います。

どうでもいいですけど、3.5mmイヤホンジャックはヘッドホンで使うことを推奨したいです。プラシーボレベルではあるんですが、2.5mmバランス端子で出るイヤホンの音に対して、3.5mm側は力で押し出している感じがあり、結果としてイヤホンでは力不足を感じるのかなと思います。
R3で3.5mmがスカスカという話を書いたと思うんですけど、もしかすると単純にでっかい出口で出してなかったからという可能性もさもありなん。


まとめ:あえて今、R6を買う必要性はあるのか?
ずらずらと俺的メリットを書いておきましたけど、ぶっちゃけ2.5mmバランス端子か、4.4mmバランス端子にするのか、という点でR6 ProとR6を天秤に掛けるというのが本当はいいんだと思いますが、R6 Proはアンプ部のチップが違うため、味付けが微妙に違う感じです。
それならそれでAK4493搭載、2.5mm&4.4mm出力可能なFiio M11あたりを買ってしまうというのもいいんでしょうけど、そこはHibyのR5を押しておこうかなw
旭化成もシーラス・ロジックも音の傾向は同じ方向なので、いわゆるキレイ系に鳴らす音が好きなら、1年の年月分、そっちのほうがDAPとして完成度は高いです。ましてAndroidじゃなくてもいいなら、iBasso DX160なんかも、このレンジのコスト面では有利ですね
さらに言えば、上位のHiby R8なんかも出ます。これは普通にS625搭載のスマホ、通話まで出来れば、今風のGRANBEATと考えられるので、面白いのかなと思います。値段が10万ぐらいしそう。

結局のところ、メリットで上げた点以上のセールスポイントがないです。
多分、使えば使うほどアラが見えるとは思いますし、Hiby R3からのアップグレードとしての選択だったので、利便性を考えればそこまで悪くはないです。
5万そこそこで今はミドルエンドのDAPもラインナップが増えてきていますので、今他の人にすすめるという点で見た場合、本当にあえてR6をすすめるのは、ちょっと気が引けるかな。
ESSのDACを搭載して、2.5mmバランス端子があって、BluetoothでLDAC接続までサポートして、素のAndroidが入っているDAPが欲しいのであれば、ピンポイントで刺さるんじゃないかなと思います。




おしまい

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