あるさんのレビューblog

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カテゴリ: PCのレビュー

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今回は、2019年7月ぐらいからLenovoのオンラインで販売されている、ThinkPad P1 Gen2の実機レビューをご紹介します。

モバイルワークステーションという、奇妙で魅力的なThinkPad
このレビューにたどり着いてる人が大体考えてることは一緒だと思います。
「ちょっとしたゲーミングPCで、ThinkPadだから欲しい」の一点です。

今までのワークステーション系ThinkPadは、基本Xeon Eシリーズなんかも搭載しているのですが、P40系を除きほぼテンキーありというTシリーズやEシリーズに近いモデルです。上位モデルにはQuadro RTXシリーズという、GeForce RTXシリーズに当たるものを搭載し、代わりに冷却機構がゴツくなり、2.5キロ程度(P53)と、2019年現在において、重いノートPCという部類に入ってしまいます。
ただ、基本はデスクノートという扱い、省スペース化によるものであり、ほぼ固定して使うレベルのPCが中心となっています。まあ、この辺はどこのご家庭でも最後に行き着く先は大画面ノートという感じだろうかなと思います。
20年来のThinkPadユーザー、とりわけPという形式には、やはり特別なモデルという意味合いは強く、2桁ThinkPadシリーズの末尾にpがついたモデルは、DELLのPrecisionとともに、市販されているノートPCでも究極に近いスペックでした。僕はこの印象がとりわけ強い世代です。
かつてはQuadro FX3800を搭載したW701dsなどという大真面目なバカワークステーションノートPCを作っていたLenovoなら、アホみたいなThinkPadを作ってくれると信じていました。しかし、これが2012年を最後に、W700シリーズは一時的に途絶え、その後、世界初のXeon搭載ノートとしてP70が登場。スペックだけを考えれば今のP73がその末裔となるわけです。

しかし持ち運びを考慮すると、案外選択肢は少なくなります。
例えばThinkPad P40系、これはいわゆるThinkPad Tシリーズの上位モデルに当たるものですが、中位クラスのQuadroを搭載しており、GeForceで言うMX250ぐらいのモデルです。これはやがて第10世代Coreシリーズ版も登場するでしょうが、普通のモバイルPCのハイエンド程度ということにはなるかと思います。

そんなヌルいPCはいらない、ThinkPadというノートPC究極のレガシーを受け継ぎ、6コアのCore i7やある程度上位に近いGPUを搭載した、ゲーミングデバイスとして使えるというジレンマを抱えたPCは出ないものか?と。
2018年の6~7月頃、そんな中でThinkPad X1シリーズの更に上位モデルの存在が海外のサイトで噂となり、それがX1 Extreme 2018となるのですが、同時にそれをただQuadroに置き換えただけのP1というモデルも存在することが発覚し、日本ではP1が先に発表されます。
Core i7 Hシリーズ(45w)にGeForce GTX 1050Ti MAX-Q/Quadro P2000、15インチUHDでありながら、テンキーなしのキーボード(後述)。これだけでスペシャル感があるのに、たった1.8キロの重さの中に収めてしまうという暴挙。それまでMSIのGSシリーズ(と、これをベースにしたショップ系PC)一強だった、軽量15インチゲーミングノートの理想的な選択肢として登場しました。
基本的にPCって一括で買うものなんですけど、この時はローンを組んで24回ぐらいで買おうとか延々とblogに書いていました。問題は今どきのPCでありながら、20万強から始まる価格設定です。MSIなら15万でアップグレード用のメモリとSSDも買えるぐらいなのに、ベーシックモデルで24万程度。この付加価値をThinkPadへのお布施として出せるか?という点を、悩みに悩んでいました。

結局、X1 ExtremeもP1もGen1シリーズでは値下げということはなく(瞬間的な値引きはあったにせよ)、2019年7月にはGen2シリーズ、現在の9世代Coreシリーズが発売されるのですが…

どうしてもX1 Extremeが欲しい、からたどり着いたP1
Gen2は、ThinkPadの2世代目でありながら、大幅にパワーアップしたことが印象的でした。9世代のCore i7 Hシリーズに、なんとGeForce GTX 1650 Max-Qを搭載したのです。1世代目は、当時でも随分枯れたGeForce GTX 1050Ti Max-Qを搭載していました。
丁度いい選択肢がなかったといえばそれまでですが、調べてみると2017年の6月頃にMax-Qデザインがリリース。通常版は2017年の1月頃に発表されています。2年近くの間、nVIDIAのノート向けGPUは停滞したままだったのですが、今年になり、RTXシリーズをリリースし、ようやく世代交代をしたということになります。実は、2018年のGen1リリースの時点で、GeForceのモデルチェンジの話は出ていて、これが2019年の早い段階になるはずという予測が立っていました。Gen1を躊躇した理由は、枯れた1050Tiよりは、不具合込で性能向上した2000シリーズを待つほうが懸命ではないか?ということも大きかったわけです。
結果として、2000シリーズの1650 Max-Qを搭載したので、躊躇する理由はなくなりました。

が、やはり問題はその価格です。
上記の通り、今日日15万でこのクラスのゲーミングノートは購入可能なのです。それでも初動から20万そこそこ、交換できるメモリとSSDには最低限の選択肢が可能で、かつUHD液晶を搭載となると、どんなに頑張っても25万をわずかに切るという状態。ここに追加のメモリとSSDとなると、30万近い出費です。まあ、拡張するメモリやSSDはどうとでもなるんですが、本体はどうすることも出来ないので、これをどうにかして安く上げる方法を色々考えたわけです。
ふと、X1 ExtremeとP1のカタログスペックを見てたときに、Quadro T1000という文字を発見しました。Quadroの素性ははっきりとわからないのですが、Lenovoおなじみの同コアBIOS認識による性能制限版ではないかと仮設を立ててみました。性能としては、Quadro T2000>GeForce GTX 1650 Max-Q>Quadro T1000で、GPUコア含め全く同じ構成。ただGPUコアクロックだけをBIOSレベルで調整しているのではないかと思いました。この考え方、昔W500を買って、CPUを入れ替えたことがあったんですけど、その時に搭載されていたのが、本来のMobility-FireGL V5000でなく、RADEON HD 3650だったという経験より考えたものです。
本当は、Quadro T2000はCUDAが1024コア、T1000は768コアと3/4。更にGPUDirect for Videoという機能が削除されているらしいのですが、この点を考慮した場合、やっぱり無駄にT2000であるべきだったなという若干の後悔はあります。他にコアクロックも1650には及ばないなど、若干の無理くり感はあります。

しかし、購入前にベンチマークスコアだけ見てると、Max-Qデザインの3製品に関しては、5%程度の差ぐらいで収まるぐらいのスコア変動だったので、ならばとばかりにT1000で同じ構成をした場合、おおよそ3万円近い差が出たわけで、よし買おうってことになりました。

もちろんそんなに一気にお金を出すわけにも行かず、結局24回の分割で購入、そこにメモリとSSDは総取替ということで、やっぱり最終的には25万そこそこになってしまうのでした。

思った以上に軽い、1.7キロの衝撃
というわけで、今回買ったのは以下の通り
Intel Core i7 9750H(6コア、定格2.6GHz)
メモリ DDR4-2666 8GB→32GB(16GBx2)
SSD 256GB(Intel 660p)→512GB(Silicon Power P34A80)+1TB(Intel 660p)
UHD(4K) 15インチIPS液晶/Quadro T1000
その他、有線LANアダプターなし(ありで+5,400円)
Windows 10 Home→Pro(既存IDの流用)

なんか購入直後から大規模変更をしたPCなんですが、ここ1年周期ぐらいで2世代遅れぐらいのThinkPadを中古なりジャンクなりで買って、普通に治して使っていた感じなので、新品のPCというのは、多分SONYが出したVAIO Fit 15A(i7-4500U/3Kタッチパネル液晶)まで遡る感じです。
(ちなみに中華のA8やJumper X1も新品だったけど、前者はほぼ自作状態、後者は使わず売却というw)

ぶっちゃけ、過剰です。けど、2年後もハイエンド仕様にする場合、不自由なくしようと無駄に考えています。
メモリは正直32GBもいらないのですが、前に使ってたThinkPad Yoga 370は16GB1枚だったので、2枚入るなら2枚買ってしまえという判断。その半月後ぐらいに32GB1モジュールが1枚2万程度で出回ってきたので、さらに拡張するかちょっと悩むところ。同じく512GBのSSDと、空いたスロットに当初収まるべきだった1TBのSSD(Transcend E110S)がチップ両面実装タイプで、片面実装タイプしか入らないということもあって、素直にIntel 660pをデータ用に再購入しました。これもシステム用とは別に、2TBなり4TBなりの片面実装タイプM.2が普及帯になったら、交換はしたいです。
メインのP34A80は、スピードも4Xの最大値に近く、発熱が非常に小さいので、かなり満足です。一方、データ用とはいえ、Intel 660pはたまに熱暴走を起こし、PCがフリーズする現象があります。個体差もあるとは思いますが、それにしても660pがこんなに不安定なのかと疑問。600pは凄まじく安定していたぞw
余談ですけど、今回Lenovo純正パーツの中で、SSDはIntel 660pの256GBが付いていました。出荷タイミングなどの問題もありますが、モバイルワークステーションを冠しているモデルに、QLCのSSDをメインストレージに実装しちゃうのは、あまり褒められたものではないですね。
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(参考にP34A80のベンチ結果、書き込み速度おかしいw)

有線LANコネクターですが、前にもどっかで書きましたけど、ThinkPad X1 Carbonなどと同じ、専用ピンによるコネクタです。X1 Carbon Gen3用に買ったコネクターで問題なく動作したので、これはこれで別にいいです。ちなみ今でも3300円でした。なせ標準メニューで入っていて、外すと5000円引かれるのかわからない。これに関しては、今後Thunderbolt3などで、10GbpsのLANコネクタなどが普通に出回り、家庭内で10Gbpsとか使えるようになれば、それもまたいいかな。あと無線LANはIntel WiFi6 AX200が標準。11ac Wave2を一足飛びした感じです。APがないので当面は11ac 866Mbps止まりですね。(とはいえ、Wave2対応の9260 HT160のYoga370もあるんだが)

パーツ交換前提で買った場合、非常に気をつけないといけないのが、パーツそのものの厚みです。ヒートシンク付きは基本NG、SSDに関しては片面実装タイプのみ対応です。(2敗)
メモリもDDR4-2666クラスならヒートシンクはいらないでしょうが、案外大容量メモリってゲーミングタイプのほうが安いんだよね。この辺下調べなしに買ったのが良くなかった。


なんかこのサイズで、これだけ軽くて、中身が詰まってると、FF3の学者の本みたくブンブン振り回したくなります。おそらく8ヒットぐらいはできるはずw
膝上でだいたい使ってるのですが、そこそこ熱くなります。そこそこFANもうるさいですが、最低限のCPU/GPUのおかげか、ファン全開でもTVつけてればそれほど気にならないレベル。どちらかというと、タイピングの音のほうが響いちゃう人なので、そのへんは感じ方にもよります。正直、ピーク時を保てるのであれば、このFANは必要として考えるべきじゃないかと思います。
あと、i7-9850Hではサーマルスロットリンクが起きるような情報もありましたが、i7-9750Hでそうなることは実質的にほぼない感じです。BIOS更新でそうなったのか、それともほんの少しのクロックで上限に達してしまうのかはわからないところですね。

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ちょっと見えにくいですが、天板はカーボン柄が入っており、スペシャル感を出しています。
UHD(4K)液晶は、Adobe RGBカバー率100%のIPS液晶となっています。HDR10にも対応してるらしいです。写真ではそんなに変わらないように見えるとは思います。10年近く前に買ったVAIO ZのFHD Adobe RGBカバー率96%液晶にも驚きましたが、ハッキリ言ってこれを使ってしまうと、普通のIPS液晶では満足できなくなるぐらい、発色がいいです。めちゃくちゃいいです。出来ればこれでUHD BDとかを鑑賞するのがいいんでしょうけど、ドライブ1台で1万はちょっと躊躇する。
今はかなり数が少ないと思いますが、OLEDのタッチパネルUHD液晶も選択可能です。据え置きで使う、あるいは特にタッチパネル用途が多くないのであれば、IPS液晶で十分満足が行くと思います。
それとともに、底面のスピーカーの音もいい。ちょっと低音方向が強いですが、これもThinkPadとしては、破格の扱いだと思います。左右両サイドの傾斜にすっぽりハマるように大型スピーカーを配置できたことで、地味に効果がある。過去、ここまでThinkPadでスピーカーがいいと思ったのは、X2*シリーズのウルトラベースについてるもの以来かなって気がします。
そうはいったものの、HPだのDELLだののマルティメディアPCなどに比べれば、いいとは言い難いでしょう。ThinkPadの中ではいいですよってだけなのも注記しておきます。

全身をピーチスキン加工されたカーボンボディは、さすがに手の脂が乗ってくる年齢になってきた今では、ちょっと汚れが目立ちますけど、道具としての味がしっかり付いてくるという点で、案外いいのかもしれません。ただ、個人的には、パームレストなどよく汚れが付きやすいところは、Xシリーズのような、単なる黒塗りのプラボディやカーボンボディのほうが、道具として扱いやすいと思っています。
合わせて思ったのは、ボディ全体を使っているであろう排熱機構。全体的に熱くなる傾向があり、特にバッテリー稼働時でのパームレスト付近と、排熱口付近では、それほど大差ないレベルの熱さになっています。これを嫌う人もいるとは思いますが、そこでピーチスキン加工が生きてくるのかなと。


QuadroT1000って結構イケてるGPUなのでは?
Quadro T1000の実装されているモノは以下の通り。
シェーダーはなぜか896、コアクロックも750MHzとなります。Turing世代、TU117コアを使用しているため、ピーク時のはさらにクロックが上がります。

しかし、CUDAが896コア、TMUsが56と、本来のカタログスペックとは違い、若干性能が高い感じがあり、標準である1650シリーズとあまり差がみられないようです。ドライバーの最適化の差はあれど、1650 Max-Q程度と考えてもそれほど問題ないスペックじゃないかなと。
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ちなみに大したゲームはやっていませんが、普通にA列車で行こう9はゴリゴリ動きます。
4Kで動作させるにはパワー不足は否めないですが、FHDぐらいに落としてあげれば、標準品質でも安定して60fpsぐらいにはなります。
安くなったらSAO:FBでも買ってやってみようかなって感じです。(NEWガンブレとは?w)


違和感を感じるキーボードのタイピング感覚
15インチには珍しい、テンキーなしのキーボード。これはテンキー付きノートPCが嫌いで、14インチ以下のノートPCを選んでいた僕の中で大きなこだわりがあり、そこに則った形です。(ちなみに選択肢は非常に少ない)この筐体でUシリーズのモデルがあれば、もしかするとそれだけで解決しそうな気もしないですが、まあ、スペック的に納得はしないですよね。

前述したとおり、ThinkPadはノートPC最大のレガシーであると思うのですが、一度だけアイデンティティを捨てて、他のノートPCへの歩み寄りをしたことがありました。世間一般で評判の悪かった、Haswell世代、Coreシリーズ4世代目のモデルです。
トラックポイントはあるけど、物理ボタンを実装せず、タッチパッドの該当箇所でその用途を果たすというものでした。時代の流れを考えれば仕方ないとも思えたのですが、この構成はこの一世代のみとなり、以後のThinkPadで採用されることはありませんでした。特にWシリーズではW540の次にあたるモデルにW550とは別の、W541という物理トラックポイントボタン搭載モデルが出たぐらい、重要な購買要素だったのだと思われます。

実は忘れがちですが、その1世代前の時代、6列のアイソレーションキーボードへの変更があり、この時代も賛否が出たモデルですが、他社がほぼ6列化してた時代、7列キーボードへのこだわりはそれほどなく、個人的にはそこまで目くじらを立てるようなことはありませんでした。
ただ、キーボードの作り、いわゆる叩き心地は、ある意味X201世代ぐらいをピークに、徐々に違和感なく悪くなってる気がしてならないのですね。
もちろん、Lenovoがキーボードを重要視し、そこにファンがたくさんいるのは当然として、じゃあ、他のメーカーのキーボードはダメか?というと、全体的にレベルが上がってきてるのではないかと思うんですよね。だから今は本当に叩き心地が悪いノートPCのキーボードって、2in1でやむなくギミックを搭載してるようなタブレット分離型のものぐらいじゃないかと思うんですよね。(この辺、いろいろなPCを使っている弊害なのかもしれない)

で、よくよく思い出してみたのですが、個人的感覚として、X1 Carbon(使っていた2014/2015/2016)はベストではなくベターな感じ、X250やYoga370はベストに近い感じ。この微妙な差が、なかなか払拭出来ないんですよね。
この点、P1はX1 Carbonのキーボードを流用していると言われていますが、これはこれでいいけど、Yoga370では「打ち込んでる」感が自分で感じられるけど、P1では「打つのに余計な力が入る」感を感じてしまうんです。この違和感の正体こそ、X1シリーズとX200シリーズの大きな違いだと思っています。X201s時代にあった、「打ってて気持ちがアガる」感覚に近いのは、Yoga370なんです。
P1だけに限ってみると、X1 Carbonとは違う打ち心地。多分、キーボードを押す力を受け止めるだけの剛性が、X1 Carbonでは足りなく感じてしまっていたんじゃないかと。薄型軽量モデルだからこその微妙な感じ方が違和感になってて、それがP1ぐらいのサイズになると解消できそうというのは、ハッキリ言って個人の好みとしか言いようがないのかもしれないですね。

ただ、この理論で行くと、Eシリーズなんかの据え置き前提モデルでは、より「打ち込んでる」感が出るんじゃないかと思います。普及モデルほど打ち心地がいい理論というのもおかしいけど、この辺は好みによりますね。

電源供給が追いつかない、135WのACアダプターしかダメ
付属は135WのACアダプター。ワークステーションなので、135Wなのは仕方ないとは思いますが、なんとなく90W程度でも問題なく行けるんじゃないかって気がしないでもないです。
...まあ、半分正解で半分ハズレで、いわゆるオフィス用途だけを考えた場合、というよりQuadro T1000に仕事をさせるかどうかで、90Wでは足りない状況が出てしまうということなんですね。かんたんな方法として、BIOSでIntel UHD 630を切って、Quadroオンリーで動かしてみた場合、90Wは充電が出来ず、本当に電源供給だけを行っているようです。ゲームなんか始めようものならば、バッテリーから電力供給を始めてしまうので、結果的にガス欠しちゃって終わりです。当然ながら45Wは認識するものの供給量が追いつかないレベル、65WでならQuadroをしなければ電源供給できると言った程度です。
これがわかったあと、結局純正の135Wを2個買い足して、実家と出張先で使う用として使っています。
あと、当然といえば当然なんですけど、Thunderbolt3での電源供給は、65Wでも出来ないようです。カタログなどを見ると、純正パワーバンクで充電可能ということは書いてあるんですが、多分無理だと思います。

燃費...カタログスペックはどういう基準なんだろう?
カタログスペック上、最大10時間程度は持つと考えられていますが、実用的な液晶の明るさ(約60%程度)、上記スペックでは、ほぼ3~4時間程度です。もともと前提が持ち運び考慮ってレベルなので、やむなしと言ったところなのかなって気がするものの、実働時間との差が大きすぎるので、もう少しなんとかならんのか?というのはあります。
多分液晶などは消費電力は大差ないと思うので、そうなるとi5-9400Hが最大16時間、i7-9750Hで最大10時間という謎消費電力。コア数が2つ違うとして、TB込でも6時間も差が出てくるとは思えないんですよね。
あとはSSDが2枚入ってるからなのか、SSDのスペックがもっと省電力なモデルなのか、案外色々な条件が必要なんだろうかなって気がしますね。


まとめ:現代のスカイライン400RがPCになったら、おそらくこうなる
Lenovoが本気で軽さと性能を追求した、現代版ThinkPadの集大成

言うに及ばず、まず10万で4コアの実用的なPCが買えるご時世、ましてやゲーミングギアでもない、モバイルワークステーションがP1なら、X1 Xtremeはよく出来た高いだけのコンシューマーPCという扱いを受けてしまいます。これと言った特徴がないけど過剰なスペックのPCは、時代に合ってないないと思われてもしょうがないんでしょうね。
ちょうど同じ頃、日産が新スカイラインを発表したのですが、スカイラインとは奥の深い車で、下のクラスはちょっと高い大衆車、片や400Rのようにニスモチューンみたいなものまで販売されるんです。会社がごたついて元気がないとは思えない。日産は走りの楽しみを伝える上で、振り幅の大きい「スカイライン」でクーペやライトスポーツの世界を席巻したいって思惑もあるでしょうね。

なんども言うけど、ThinkPadはノートPC業界では究極のレガシーとして今も進化しつつ、こうあるべきと伝えていく。シンボルともアイコンとも思えるこれですが、それを脈々と受け継ぎ、守りながら新機能を搭載していくあたり、常に発展途上と言ったところでしょうかね。
余談ですけど、個人的にThinkPadへの苦言をするなら、種類が多すぎるのは問題じゃないかと思います。例えば14インチだけでも、dGPUを搭載したT400シリーズ(Intel/AMD)と、薄型軽量モデルX1 Carbon、そこにX1派生モデル、E14とE490、さらにLシリーズもありますね。自分に適したモデルを選べるとはいえ、上から下までの差がほぼない状況で、ここから違いを読み取って、適したモデルを選べというのは少々酷な話じゃないかと思いますけどね。それぐらい今のThinkPadは煩雑。LenovoシリーズやThinkBookみたいにもっとラインナップを絞って、X1 Carbon、T400、E400ぐらいでいいと思います。

25万のPCだからといって、スゴイ点はまずないです。ThinkPadでこれを作ったことがスゴイ点なので、そこにお金を惜しみなく費やせる人はいい選択肢だと思います。
よくMacBook Proを使ってたような方がX1 Extremeを買ってますけど、これはAppleのプロダクトじゃないんです。Apple好きならAppleにこだわって欲しいし、そういう方はThinkPadの良し悪しを、MacBookとの比較でしかわからない。少なくとも、同じ土俵に立つことが出来ないのに、立たせたがるAppleユーザーには、良し悪しはわからないはず。
本当にThinkPadが好きじゃないと、この金額のモノはダメな点も含めて、買って納得行かない。それぐらいの次元のモデルです。ゲームやるなら素直に25万のゲーミングノートでも買ったほうが環境的にいい。オフィス用途であれば、X1 CarbonにWWAN入れて連れ回すのもいい。E15やらE595なんかは据え置きで気分良くキーボードを叩ける環境にあってほしい。ラインナップを絞れと言いつつ、適材適所に置けるラインナップの広さも、またThinkPadだから出来てることなんでしょうね。

そして、P1は本職の画像処理や映像処理などを出先で行う必要がある方がメインターゲットだと思います。でも、僕の中では「打倒MBP」と高らかに叫びたいぐらいのモデルだと思います。OSが違えど、ソフトウェア環境が違えど、開発者はそこを無意識に考えて作っているはず。変化がわかりにくくても、ThinkPadという看板を背負う以上、下手なものは作れない、総じてハイレベル、粗探ししても、キーボードぐらいで、そのキーボードですら、普通に考えたらメンタルな部分なのでしょう。その他が全く身に余るレベルであり、非常に高い技術を使った、ハイエンドPCのお手本かつ、フラッグシップのThinkPadはこうあるべきと道を示したモデルでしょうね。ただ、今後これがラインナップに残るようなモデルかというと、ちょっと危ないだろうなって思います。

長年のThinkPadユーザーならわかってくれる、20年の移り変わりの中でThinkPadを使い続けて、やっぱりこうあるべきというのをしっかり維持できているからこそのレベル、出来だと思います。
最大の難点は、そもそも実物を見ることが出来ないことですかね。とにかく未だに山手線より外でこのPCを触れる店に入ったことがない。多分ヨドバシやビックの旗艦店にひっそりおいてあるぐらいなんじゃないかと思います。






おしまい

経緯は別blogで書くとして、今回はそのMartian A8という、メーカーも謎ならスペックも謎だらけのノートPCをレビューします。
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Core i7-7500Uを搭載して56728円...だと....

 さて、標準のスペックは以下の通り
Core i7-7500U
8GB DDR3L-1600 SO-DIMM
256GB 7mm 2.5インチSSD
Intel 3160AC 無線LAN+Bluetooth(ハーフminiPCIe)
13インチIPS FHD液晶
 6840mAhバッテリー(怪しい)
USB3.0、2.0各1ポート、有線LANコネクタ搭載
英語バックライトキーボード 
OSなし(MS-DOSらしい)
大体1.4キロぐらい?

 ...なんだこれ?
 日本じゃ結構な金額、というかKabyLake搭載ノートPCが少なすぎる現状で、その最高クラスを搭載している時点ですでにアドバンテージですよね。
 OSは別売り。まあ、8.1以降でしかどうせ動かんとは思うけど、少なからず7で動かせるかなと。
(注:現在はリンク先で価格変動しています。)

それ以上に驚くのが、普通のdynabook KIRA用の19V 2.37A、ACアダプターが普通に入っている点。これ問題ないのかよとか思いますけど、動いちゃうから仕方ない...いや電源つけっぱなしだとバッテリーが減るw
というわけで、ACアダプターですら別売り。なんのための新品販売なんだろうかw

で、もう一つ問題。
ドライバー類が一切ないし、メーカーページなどが見つからないので、ACPIのドライバーだけがどうしても埋まらない状態になります。他はどうにでもなるんだけど、こればっかりは難しいです。

なお箱。
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どこの中古品だこれwww


最初からボロボロ、だったら”ベアノート”化で化物スペックノートPCにできる

ぶっちゃけ、ここから本番。
どうせ保証とかないので、いっそめんどくさいから最初からある程度長期間使えるようにしようと思い、最初から中を開けること前提で色々構想を立てました。

とりあえず、無線LANのデュアル11ac化、メモリMAX、SSD交換ぐらいは考えて、到着を待っていました。

...SDカードスロットのアルミが曲がってるんだがwww
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えっと、うん、なんだろ、まあしょうがないよね。アルミ成形が多分へっぽこ過ぎてマトモにはまる筐体が作れないんだと思うんです。
筐体に底面パネルをつけると完全にしなるので、強引にねじで止めるのが正しいんだろうなあ。


とはいえ、ネジを12個外すだけでパーツ交換ができるのは魅力的。
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SO-DIMMスロットは1つ、miniPCIeが1つ、2.5インチスロットが1つ(おそらく7mm)、M.2スロットが1つと、交換できるパーツは多いです。
16GBのSO-DIMMはまだ高いので、とりあえず11acの8260、M.2のSATA、2.5インチHDDは2TBを拡張していくわけですけど、BIOSを眺めていてこんな感じだった
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ので、NVMeのSSDを突っ込むことにしました。

 最初はIntel 600pでいいかなと思って新品を買ってきたんですが、NVMe内部にOptionROMがないとどうもブートディスクにできない感じがあり、プレクスターのPX-M8Pe(G)を購入。

変更後のスペックはこんな感じ

Core i7-7500U
8GB DDR3L-1600 SO-DIMM
256GB M.2 PX-M8Pe(G) M.2 NVMe SSD
2TB ST2000LM015 7mm 2.5インチHDD
Intel Wireless-AC 8260 無線LAN+Bluetooth(ハーフminiPCIe)
13インチIPS FHD液晶
 6840mAhバッテリー(怪しい)
USB3.0、2.0各1ポート、有線LANコネクタ搭載
英語バックライトキーボード 
Windows 10
大体1.4キロぐらい? 

本体56728円
SSD 13800円
HDD 11580円
LANカード 3600円
ACアダプター 3000円
Windows 10は8.1ライセンスの流用

合計 88708円

うーん、SSDの容量にはまだ余地があるものの、SSDに本体の数倍お金を突っ込める勇気はないので、しばらくストレージ容量がブレイクスルーしない限り、これ以上のスペックは望めないだろうかなあ。
値段的にはどうかなあ、mi Notebook Air 13とかは同等の価格で、GeForce940MXを搭載してて、OSがインストールされているのが強いです。
そのまま使う分にも全く問題ないとは思うんだけど、ストレージを強化する分にはこちらのほうが向いてます。
コスト安にするなら128GBのSSDってのもあるんだけど、それにしたって50ドルと違いはないので、256GBモデルのほうがいいでしょうね。

...いや、とはいえ、数年使うと勝手に思い込んでこの装備は自分でもどうかと思う。


ちなみにOS入れてCrystalDiskMark入れてSSDベンチしてみたら以下のような感じ。

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CrystalDiskMark 5.2.0 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
                           Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

   Sequential Read (Q= 32,T= 1) :  2128.334 MB/s
  Sequential Write (Q= 32,T= 1) :   813.876 MB/s
  Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) :   622.559 MB/s [151991.9 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) :   431.881 MB/s [105439.7 IOPS]
         Sequential Read (T= 1) :  1658.810 MB/s
        Sequential Write (T= 1) :   788.717 MB/s
   Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) :    42.295 MB/s [ 10325.9 IOPS]
  Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) :   149.070 MB/s [ 36394.0 IOPS]

  Test : 1024 MiB [C: 16.2% (38.5/237.9 GiB)] (x5)  [Interval=5 sec]
  Date : 2016/12/17 23:52:39
    OS : Windows 10  [10.0 Build 10586] (x64)
  
速すぎじゃね。今のNVMeって規格こんなに速いのね。


Windows10にまつわるアレコレをクリアしよう 

さて、厄介だったのがOSに関するアレコレ。
Windows10になって、改悪とは言わないまでも、ライセンス関係が面倒になって、特に7以降のシリアルをWindows10にアップデートした時に、そのシリアルがPC構成が著しく変化した際に無効になるという訳の分からない仕様になっています。どうもAnniversary  Update以降、Microsoftアカウントを使いOSにログインするようにしていると、基本的にこれを回避できるようになっているらしいんですが、何日経ってもPCが出てこないという問題があったとさ。

どうしてこうなったのかというと、最初SATAのM.2を暫定的につけてSSDの到着を待っていたんですが、そのときにWindows10がライセンス認証をしちゃったせいで、そのあとNVMeのSSDを取り付けたら、構成が違うということになってしまい、調べたらそんな感じだったということだったみたいです。

つまりノートPCでも、mSATAを取り付けたりとか、CPUをアップグレードしたりすると、もしかすると駄目ってことになる場合があるということらしいです。(サポートに聞いてわかったこと)
少なくとも、SATAからNVMeへのストレージ接続の違いは、PC構成の著しい変更となるらしいので、そこのところは気をつけようと。

で、結局この場合どうなるかというと、Microsoftのサポートセンターに電話して、正規ライセンスのシリアルが無効にする代わりに、Windows10のライセンスのシリアルを再発行するという荒業になるそうです。
強制Windows10のシリアルになり、例えば手持ちの8.1では、8.1で使おうとしてもそのシリアルは通らないようになります。最後の手段というか、Win7あたりのユーザーはこれ相当ためらうと思いますね。


肝心の使い心地...あれ?普通に使えてるぞw

紆余曲折を経てついにOS入りになったA8。
筐体はパームレスト含め総アルミ。左側奥よりACジャック、USB2.0、イヤホンジャック、右側奥よりLANコネクタ、USB3.0、HDMI、SDカードスロット。USB2つというのは厳しいかもしれませんが、HDMIやLANコネクタがあるので、その辺は最近のノートPCっぽいなあと。

見た目は一つ前のMacBook Airっぽいですが、基本最近の中華ノートPCはこのスタイルが主流なんでしょうね。どこのやつでもこんな感じですね。
タッチパッドがあまりにダメすぎる。スクロールとかもできなくはないんだけど、液晶と本体の角度によっては全く操作不能になってしまったりする時点でもうダメな気がする。久々にマウス使ってるよ。

キーボードはCore2Duo時代のMBAからキーボード軸を外したような不思議なうち心地。うち心地が悪いわけでもないんだけど、なんか打ってる感がない感じ。こういうの好きな人は俺とお友達にはなれません。ただ、コストを考えるとやむなしではあると思いますね。

液晶はFHD、IPSらしいです。(CHIMEI INNOLUX N133HSE-EA1
ノングレアタイプ、特にこれと言った特徴はないですが、安いThinkPadなどに比べるとこちらのほうがきれいですね。普通なら解像度の低いグレアパネルとかを搭載してそうですが、この辺はハイエンドなんでしょうね。

そして、Windowsの起動が速い。高速スタートアップしてる場合、ほぼ起動時間が5秒以内と、Android2世代ぐらいのスマホのスリープからの起動より明らかに速い。なんであんなに遅かったんだろうなw
NVMe接続ってどうせベンチスコアだけの自己満で終わるんでしょ?とか思ってたけど、こんだけ速いと確かにこだわっただけあったかなあと思ったりしますね。

バッテリーはだいたい4時間ぐらい持ちます。
まあ、特殊環境での4時間(2ストレージ、NVMe+HDD)ってのはあんまり参考にならないですかね。


スマホ以上に実用的な高級おもちゃ

 なんだろねえ、ネタを実用的に仕上げてしまうとネタにならないのですが、分解したときに、7mmとはいえ2.5インチのストレージが搭載できるだけで、ネタじゃなくなってしまったのが今回の敗因です。
いや、言い訳すると敗因ではないんですよ。普通に使える超ハイエンドノートPCができてしまったわけですし。でもCube i9もそうだったんだけど、中華PCのクオリティが本当に上がっていて、それにただただ驚くわけですよね。まあ、一方でまだまだアルミ成形などの精度は低いので、そこはどうなの?って話ではあります。おそらく数ヶ月ごとに中を開けてつなぎ目のホコリを取らないと多分まともに使えないと思うレベルです。AcerとかASUSでもそんなショボい精度で作ってないし、その辺が台湾のPCメーカーと中国の新興メーカーの大きな差なんでしょうね。
 
毎度毎度リスクの大きなものしか買ってないことを承知の上で、改造ベースなら安いよねというレベルかなあと思います。パーツ交換が容易なことと、サイズ感が非常にいいというぐらいしかメリットが見えないし、もとよりThinkPadとかVAIOとかをそう使っていたから、ためらいなくパーツ交換をやってしまえる割り切りがない限りそんなに買っても意味ないです。
まあ、どうなんだろうなあ、Core i7、8GBメモリ、256GBのSSD、13.3インチFHD液晶を搭載して送料込で7万ぐらい?と考えれば安いとは思うんですけど、OSないからもう15Kぐらい上乗せでお金かかるとすると、リスクありすぎじゃない。素直にThinkPad X260でも買ったほうがいいに決まってるw


俺的にはまともに使えちゃってるので敗戦ですが、 故障しない限りは改造して無難に3年ぐらいは使えちゃうPC買っちゃったかなってのが感想。Cube i9よりはスタンダードなノートPCなので、長生きはするだろうなあ。




おしまい 

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まあ、モノそのものは7月の半ばぐらいには来ていたんだけど、そもさん自宅に帰ることが週末だけという生活をしているのと、キーボードカバーが案外高くて即購入ってわけに行かなかったので、ようやくここに来てしっかりと触ってる感じです。

価格は、40,838円(本体)+55.40ドル(キーボード)です。
47,800円ぐらいと考えれば安い買い物ですね。(完全にキレた時に買ったので現実には安くない)

というわけで、世間の皆様が多分今後もお目にかかる機会がないであろう、Cube i9という超大型タブレットのレビューと行きましょう。


もはや中華ではない理由1、充実のスペック

なんというか、ほとんどの中華タブにおいて、いいとこAtom X5ぐらいに8~10インチのタッチパネル、それとメモリ2GBに32GBのストレージというのが定番なのですが、そこんところCube i9は良い意味で馬鹿らしいスペックです。

Core m3-6Y30(0.9~1.5GHz)
4GBメモリ
128GB SSD
12.2インチタッチパネル液晶(WUXGA、IPS?)
無線LAN(b/g/n対応)/bluetooth
USB3.0 x1、USB3.1 x1、microSDカードスロット x1
10000mAhバッテリー搭載
大体1キロぐらい


いやそもさんCore m3なんて使ってる時点でなんかすごくね?って話です。パフォーマンスの面でフルクロック版には劣る
ものの、省電力なのはメリットがあります。日本国内でもまだそんなに搭載機がないですからね。でもリミッターがかけられてて、何故か1.5GHzまでしかTBしないというw
メモリはDDR3Lの4GB、ストレージ128GBというのは、Windows機としては...世の中はまだHDD主流だったんだっけか。そもさん2010年以降は購入即換装でSSDしか使ってないので、なんかHDDのイメージがないんですよね。
多分FSSDBEBCC-128GというM.2 type2242のSSDです。

んで、このタブレット最大の特徴が12.2インチという巨大サイズの液晶です。本家Surface Pro4に近いサイズですが、解像度は流石に真似できなかったせいか、今時めずらしいWUXGA液晶です。ちょっとうれしい。

んで、問題が一つ。過去にVAIO Duo 13でもつまづいたんですけど、無線LAN/BTが内部でUSB2.0接続されているので、速度もそうなんですけど、同時に使っているとネットワーク周りが突然全部使えなくなるとかいう熱暴走的な状況に陥ります。昔だったらめんどくさいから内蔵LAN変えちゃえとか思うんですが、どうせUSB接続じゃあそれをやってもあんまり得しないので、今は外部USB3.0のLANアダプターとかで対処しちゃってます。
この経験のせいで、BTのトラックポイントキーボードの使用を中断して、キーボードカバー買おうという気になって、仕方なしに出費がかさんだという側面もあります。

重さは正確には公称970gなんですって。
信用出来ないのと、キーボードつけると100gぐらい増えると思い、1キロぐらいと書きました。
ぶっちゃけ持ち運びには大して苦になる重さではないです。

あとACアダプターが本気でACアダプター。ファミコンのACアダプターより小型で、12V/2.5Aを絞り出しています。え、ピーク時30Wで動いちゃうって結構すごいね。地味に純正ACにはLEDランプがないので、このあたりが割と気になる点です。ちなみにAliExpressの情報によればCube i7とACは共通らしいけど、12V/3Aのやつもあったりするんだよなあ。気になるといえば気になる。

が、USB3.1 type-Cでも給電が可能で、やってないのでなんとも言えないですが、USB Power Delivery対応のUSBのACアダプタでも代用が可能っぽい。


もはや中華ではない理由2、本家に遠く及ばないが同様のギミック

特徴的なのはタブレット背面にある自立スタンド。いわゆるSurface型なのですが、これがSurfaceほど固定できる角度が多いわけでもなく、おおよそ45度と75度にしか固定できないという若干の問題点があります。
まあ、膝の上とかで使うこともないんだろうとの判断でしょう。でも俺は膝の上で使うけどw

んで、その他に専用ポートにカバーキーボードがつけられます。これも結構凝った作りで、ハナからタブレットを覗き込む角度での使用が前提になっているマグネット配置のため、例えば角度を変えるだけでWindowsのメニューバーが見えなくなってしまったりするわけです。
いやまあ、キーボードに角度が付いてるのも知ってたけど、そこまで液晶ギリギリにつけなくても良かったんじゃないかなあと思ったり。
打ち心地はそこまでひどいわけではなく、これに関しては家電量販店で打った限りのSurface Pro4のカバーキーボードよりいい気がします。無論プラシーボレベルでしょうけどね。

一方、キーボードについてるタッチパッドはやや癖がある感じで、タッチパッド上部から指をスライドするとタスク切換えという有難迷惑な機能があって、ただですら小さいタッチパッドを更に小さく使う感じです。これが画面スクロールの機能と被ってしまうため、上手い具合に使うには相当慣れが必要です。俺は諦めました。

最大のメリットはBT接続でもUSB接続でもなく、今時珍しいPS2接続。BTをOFFにして内蔵ワイヤレスアダプターを無線LANに専念させられるのはいいことです。


最大の難点は発熱か

スペック的には全く問題ないのですが、高負荷時には背面がちょっと触れないレベルまで熱くなります。普通にネットを見るとかそういうのは問題ないんですが、例えばゲームとかやり始めちゃうとかなり熱くなってしまいます。メタルボディでめちゃくちゃ熱くなるってことはないはずなんだけど、バッテリーなんかと合わせてどんどん熱くなるんでしょうね。
最近ではちょっとここまで熱くなるPCはあるんかな。ゲーミングノートとかはあるいはそうなのかもしれないけど、タブレットとして考えると、ちょっと手に持って使えないよね。まあ、12インチなんだから、手に持って使うとかも想定ないのかもしれないですね。


買ってよかった!と思わせるだけのパッケージだけど

とりあえず、カバーキーボードありきで運用するなら、もしくは片方のUSBを使ってコンパクトタイプのキーボード/マウスとかで対応するなら、これは性能的にもありだと思います。十分に買ってよかったかなと思えます。
結構細かいところでアラ探しもできなくはないんだけど、5万もしないPCにあら捜しもなんかアレですよね。中国語は書いてあるけど、外見もハッタリはきくし、使ってて特に問題もないし、中華タブも次の世代に踏み入れてきたなという感じです。

だけど、これだけは言っておくと、こいつは多分俺の中では長生きしない機種な気がしますね。単純な話2in1も随分いろいろな形を使ってきましたが、最後に立ち戻るとクラムシェル型のノートPCが一番使い勝手がいいんですよね。
結局運用がクラムシェル型に落ち着いてしまうと。なんか悪循環というか、なんでしょうねこれはw

やっぱりマニアックなものではあるので、ある程度自分でなんとかできる方じゃないかぎりは、リスクを取ってこれを買うメリットをそこまで見いだせない気がします。単に安いです。ってだけでは済まされない何かがまだあるんじゃないかなとどうも勘繰ってしまうので、それは今後、俺がどこで手放しましたって話になるかという話です。


今後、ノートPCなんかも中国から取り寄せることになるのかなあという軽い不満を考えつつ、とりあえずこれでシメておきます。




おしまい。

書こうかどうか迷いに迷って、まあ書いてもそれほど問題ないだろうと思い、とりあえず書いてみることにします。

今回は、1ヶ月前に買って、もう手放したくなったTeclast X80 Plus Dual OSの実機レビューです。
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(右はOnda V820W)

394e0fec.jpg
Windowsタブに興味はあったけど...

昔からそうですけど、2in1は好きなんです。VAIO Duo制覇とか、VAIO Fit15Aとか普通に今でも使ってますしね。
買うのはいいんだけど、ほぼ寝かしというのが問題なだけで、実用性がとにかく低いというのが問題なんですよね。これはほかのデジタル機器でもそうなんだけど、とりあえず後先考えずものを買うから、どうでもいいものがたまっていくわけです。

ほしかった理由としては、単純に1世代進んだAtomのWindowsタブレットでどれぐらい遊べるのかというのが知りたかったという話です。ただ、絶対条件としてAndroidの起動ができるDual OSモデルであること。これはそのうち書きますけどデレステの動作環境テスト(俺はある意味公式より動作環境がわかる気がするけど)で利用しようと思ったわけです。
ただ、失敗というか、どっちにしろそれほど長く使うことは想定してなくて、ある程度テストが終わってしまったらそれっきり処分しようとも思っていたわけですね。

さて、そうなると自然と手っ取り早く入手できるものを買ってしまおうというわけで、ちょうど欲しかった時期にTeclast X80 Plusだったというお話です。
朝一で東映ラジデパに乗り込み、即決で金を払って、そのあと容量不足を補うべくmicroSDXC64GBを選ぶのに1時間かけるというバカバカしい行為に個人的に魅力を感じますねw

キツイぜ、ストレージ16GBのWindows10

めんどくさいのでスペックは簡単に。
Atom X5-Z8300
2GBメモリ
32GBストレージ(ただし、OSごとに16GBずつ割り当て)
8インチWXGA液晶
ま、そんなに目立ったもんでもないですね。
しいて言えば、microHDMIがついてることとぐらいかな。
日本語対応しています。両OSとも初期状態で日本語表示可能です。
IME?知らねえよそんなもん。

なんといっても、Windows10/Android5.1を実装しながら、基本的に16GBしかストレージがないというこの謎仕様がそそります。真面目にどうしたらいいのかわからないんですね。
V820Wを借りててこのあたりの問題は猛烈に実感してるのに、そこから何も学んでいないw
まあ、いつものようにリアルA列車シミュレーターとしての実用性さえあればいいというばかばかしい理由で、とりあえずA列車7をインストールするんだけど、これがWindows10では非常に難易度が上がってて、
  • セキュアブートを解除してテストモードに入る
  • セーフディスクのドライバーに追加する
の2つをやらないとインストールまでたどり着かないわけですね。(やり方は調べてください)もうめんどくさいだけだったらいいんですが、セキュアブートを解除する方法まで調べないといかんわけです。

結局のところ、X80Plusではセキュアブートを解除することなくテストモードに入ることはできるということはわかりました。そこから先はもともと作っておいたドライバーをぶち込んでおしまいです。

あとはそうだな、Chrome、GoogleIME、VLCぐらいかな。これで残り6GBぐらいです。

まだまだ容量には余裕はありますけど、処理速度はかなり厳しめ。
DirectX7世代のゲームだったり、ブラウザゲーでも派手でなければそれほどでもないですが、サブアカウントが関の山かなという話。ぶっちゃけスマホ業界の弊害がこういうところでも出てきてるんですよね。残念ながら通信業界がいかに非常識だったか...
比べちゃいけないんだけど、iPadなりAQUOS Padなりのほうが圧倒的にあらゆる分野で快適なんです。ただ、Windowsのアプリが処理できないという重大な問題があるから、Windowsタブレットにも興味を持つしかないという話です。A列車7というAndroid/iOSアプリが出ないから単純にWindowsじゃないとダメというどうでもいいけど重要な理由がこのタブレットの抱えるジレンマですね。


クラムシェル型Windowsに追いつくことができないタブレットWindows

個人的にはもうあきらめてしまったというのが本音です。
大きな理由は3つあって、
  • ダブルクリック処理がワンタップ処理へOSレベルで変換されないこと
  • ソフトウェアキーボードを使うためには大画面が必要だとわかりきっていたこと
  • Windowsの画面解像度では200%でも8インチレベルは厳しいこと
です。別にタブレットが悪いということではなく、主にOSレベルでの不満ですね。
結局のところ、このあと結構悪乗りで落札したThinkPad X240sを実用レベルまでスペックアップさせてしまって、Windows10で運用してますけど、12.5インチのHD解像度は異様な快適さがあります。
クラムシェルでも2in1でもそうなんですけど、従来のWindowsを一新しない限り、Windowsをタブレットに搭載するのはかなり難しい気がするんです。
操作もそうだし、解像度概念もそうなんですけど、8インチWUXGAでドットバイドットをするととんでもない細かい画面になって、んじゃとばかりにDPIを上げると300%ぐらいになるわけです。別にいいですけど、今度はブラウザの表示率を上げてとか、そういうめんどくさいことがガンガン出てきて、最後にはやめちゃおうってあきらめになっちゃうんですよね。
そもさん、DPIを上げても今度は表示機器がついていかないとか、もうなんだろうのレベルなんですよね。2周ぐらい本末転倒して何のための高解像度なのか?という話になります。
そこんところ、WindowsRTとかContinuumとかはうまいぐらいにごまかし効くとは思うんですけど、どうせスペック戦争になったときに高解像度ディスプレイが登場しちゃうんですから、そこに最適化できていないWindowsはどうしても後れを取ってしまうんですね。

考え方の問題ではあるんですけど、視覚インターフェースと入力インターフェースに根本的な見直しをするか、あくまでWindowsはこうあるべきと押し付けるかでいえば、俺自身は後者の立場なんですね。OSのイメージを覆すのであれば、それはWindows Mobileあたりの仕事だったのに、また中途半端なWindows 10 MobileやらContinuumやらを作ってしまうあたり、そしてマイクロソフトの日本法人があんまり乗り気じゃないあたりが、温度差を感じてしまいますね。


Dual OSは片翼が折れても問題ないwww

何のためのDual OSなのかという話です。
そもそも論、もう一つのテスト用途をメインで使えばいいじゃないという話です。

ご覧いただきましょう、Android5.1でのAntutuの結果がこちら。
d972d0e6.png
あれ、思ったより低いな。もうちょい行くと思ってた。
おおむねリッチコンテンツはまともに動きます。しいて言えばデレステは3Dモデリングが粗い感じ。なぜか初期設定だと3D軽量が選択されてるので、単純にSoC情報でIntel製だった場合には3D軽量にするとかいう設定がされているんじゃないかと思いますね。
Androidタブレットとしては不足なく、さらに動画支援機能であるIntel ClearVideoテクノロジーが利用可能となっているので、なまじWindowsより動画がヌルヌル綺麗に再生できるという。ハードを限りなく活かしてるのがなぜかAndroid側という謎がありますね。
全体的にS800ぐらいの体感は期待できますから、その点ではそこまで不満を持つことなくタブレットとして使うことはできます。Androidだけどね...

Windowsの初期化に苦労しろ!!

使い終わった後の処理。
初期化するために追加でmicroUSBのハブ、8GBのUSBメモリ、USBキーボードが必要とかいうそんなネタまで最後は提供してくれるなんて、まあどうにかしてるんですよ。考えてみたら16GBのストレージにOSを入れてたら、リカバリイメージなんかないですよね。
優しく概略だけ書いておきます。
  1. USBメモリを「WINPE」という名前でFAT32フォーマットをする。
  2. Waiboでアカウントを作ってリカバリイメージをダウンロードする。
  3. 解凍時にファイルをリネームしたうえで、解凍する。
  4. できたフォルダをUSBメモリにコピーする。
  5. PCを再起動してロゴが出たらキーボードのDELを3回ぐらい連打する。
  6. BIOS表示でUEFI USB Flashどうたらを探して、ブートする。
  7. リカバリーが始まるので、しばらく待つ。
こんだけ。わかるまで3日かかった。
というか、ここで結構勘違いしてたんですけど、リカバリイメージが7GB強あって、NTFSではなくUEFIでブートするにはFAT32でフォーマットして起動するというところがポイントなんですね。(1番の部分)
これは前にもWindows10のインストールでものすごく調べたことなんですが、UEFIってのはなぜかFAT32じゃないとブートできない謎仕様なんですよ。exFATでもブートできないあたり、なんかそういうイジメとか罠とかにしか思えないですね。
もう一点はWaiboのアカウントを作ることかな。これにSMS受信が必要で、Skypeでもなんでもいいらしいんですが、俺はもうめんどいので、来月あたりで番号を切るスマホの番号を突っ込んでおきました。
4つのファイルが圧縮されていて、また全部リネームしなきゃ合成できないので、「X80Plus~001.zip」から「~004.zip」にしておくことが重要です。日本語OSは簡体字が扱えない故の問題ですが、知ってればこの辺は楽勝ですね。


OSの限界とタブレットの可能性を同時に味わうにはいい商品

フル機能使えるWindows10が入って、Android5.1が入って、それでもって14,800円ですからね。製品に文句は言えないです。
Windowsを使うためには追加投資がガンガン必要ですし、常識的にキーボードとマウスを足して使います的な発想を持つのはいい加減タブレットである必要ないでしょ?なんですよね。
ま、だからこそのAndroidなんですね。両方起動できるというのはなにかしらで便利な時があったりするし、タブレットとしても最低限使えるというところに魅力があります。
Miix2の時にも書きましたけど、ブラウザゲーを凄まじく外でやりたいですとか、なんかそういう用途に特化しない限り、Windowsを使うなら中古のLet's Note N9やVersaPro Ultra light VBとかのが便利じゃね?と思いますね。やっぱり1.2キロそこそこで12インチのノートPCがある場合だと作業効率が全然違いますし、何しろいろいろ持たずにそれだけで持ち物が済むのはデカいですよね。ただ重さが1/3か。う~ん。

結論としては、過度な期待もせず、使い倒すならいいんじゃないかなあというところで終わりにしておこうかなと思います。褒められるところが値段とDual OSであることぐらいしかないというのも残念な話ですし、だけど褒めるところが真面目にほぼないんですよね。後に悪乗りで買ったのがThinkPad X240sだったというのもさらに輪をかけて問題だったし、値段差が1万なかったことにより屈辱感を感じてしまうのですなあ。




おしまい

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