完結編が公開されたあと、続とか2とかZとか付けて始めるのはどうなのかって話だよね。

そりゃあ、最新のスマホの中でも、1,2を争う出来の良さである302SHですから、比べるまでもないです。 K3V2の1.5GHzは登場当時からスナドラS4デュアルコアぐらいと言われていましたから、普通に使ってるぶんにはパワー不足を感じません。コレは1年経った今でも問題無いと思います。(ちなみに、Android2.1ぐらいのスマホを使ったことがある人はわかると思うんですけど、これで遅いとはちょっと言いづらいレベルのサクサク度ではあります) 動画支援もGC4000と、GALAXY S3αなどに搭載されているMali-400MP4というグラフィックチップとほぼ同等であり、(Mali系は動画再生にはあまり強くないものの)普通にHDサイズの動画再生などには遅延が発生しません。普通にTwonky Beamでnasneのライブチューナーも再生可能。 ゲームにはあまり向かず、ソシャゲなどでも派手なエフェクトが入っている場合は、処理落ちやフリーズが発生してしまう感じ。(セガ クレイジータクシーで確認)
ストレージもまあ埋まることはない、動画やら音楽やらを入れてれば別なんでしょうけど、16GBではなく32GBを採用してるのが功を奏してます。 アプリの容量も巨大化していますけど、32GBあれば心配はないですね。
問題はメモリ。毎度毎度1GBでは絶対に足りないと思うんですが、いまだに1GBのスマホって出てますよね。 もっともスナドラS400みたいにミドルクラスのクアッドコア搭載モデルならそんなに不足を感じないし、XPERIA SPを使ってた時もMSM8960Proの1.7GHzで、これもメモリ1GBでメインスマホとして十分使えるので、これはメーカーの腕の見せどころなのだと思います。 Emotion UIが問題であり、エフェクトや見栄えの良さに対して動作が重い典型的なメーカー製UIなので、標準ランチャーやNova Launcherなんかに変えてあげると、実用に問題ないレベルです。軽いUIで十分使えるようになるのは結構でかいです。 ちなみに、僕はもっぱらXPERIA Homeが使いやすいので、それを入れて使っています。 アプリを立ち上げすぎると、異常終了したり、ブラウザなんかでは情報取得ができないので、こまめにアプリを終了させてあげると困ったりしません。
その他、最初のレビューのまとめにも書いたのですが、数ヶ月に1回ぐらい初期化しないと、何をやっても遅くなる感じが出てきてしまいます。 アプリ上ではそれほど感じないのですが、UIが遅くなるのがモロに分かりますし、アプリの起動も遅くなり、PocketWiFi(テザリング)起動にも時間がかかったりするので、これは安かろう悪かろうの精神通り、自分でバックアップをとって、メンテナンスするのがいいと思います。
最大の問題点は、3つ。 まず、今をもってして治らない本体の発熱です。 普段は省電力モードに入り、結構電池持ちがいいことで評価出来るのですが、これがいざテザリングを始めたり、単にブラウザを見てたり、本体設定を切り替えたりするだけでも、割とカメラ付近の箇所(おサイフケータイのマークの右側あたり)がかなり熱くなります。初期レビューでも問題とした内容がいまだに治らないこと、むしろ放置されていることは残念であるとともに、技術力、開発力、想定の低さを露呈してしまっています。 あれおかしいな、K3V2ってこの辺優れてるんじゃないの?。原因は明らかに薄さを追求した結果だと思うんですよね。
2つ目は電源ボタンの強度に関してです。 結構バカになってきて、強く押し込んだり、何回か押したりしないとスリープ解除できない時があるんですね。 最初からこの状態の人もいるらしいのですが、当たり外れ云々の前に、電源ボタンすらまともに作れない上に、これを見過ごして売ってることに、どうも文句を付けてしまいますね。
もう一点は回線を拾うのが下手なことです。 どっかの親会社が「つながりやすいNO.1」とぶち上げていますけど、その犠牲になっているのがイーモバイルのLTE。 iPhoneのつながりやすさ改善のせいで、イーモバLTEが割を食っているのではと書いているのですが、今は回線にも余裕が出てきたせいで、1Mbpsを下回るレベルにはならないです。場所によっては10MHzでの稼働をしている上、利用者がいないので、ほぼ理論値の70Mbpsなんてところも出てきています。都心部ほど遅く、地方ほど速いのが特徴です。 なのに、GL04Pやsimフリー端末ではLTEに接続出来る場所で無理やり3Gローミングを開始したり、LTEに極端に戻らなくなったり、ひどい場合はモバイルネットワークが切断されたままになったり、APN側の問題じゃないのか?とも取れる問題が、B137以降で起きています。これはB211になっても全く改善されない点です。少なくとも3台あって2台同じ現象が起きるってことは、端末の問題と捉えられてもおかしくないです。 僕がこの機種を糾弾すべきところは、この点だと思うんですね。上の内容とかぶるのですが、ネットワーク接続ができなくなることを見過ごして売ってますとか、安かろう悪かろうなので大目に見てちょとか、そういう考え方が、携帯電話を売っていて出てくるのがおかしい。 だから「SIMフリー端末に入れるのが正しい運用法といえる」と断言されてしまうわけですね。
結局、機種そのもののスペックはそれほど悪くないが、詰めの甘さが招いた結果、simのみ転用される原因となったのでしょう。 ちなみにNexus5もEM01Fもこういった問題は聞いたことがないです。(まあ、帯域制限とかそういう不満は聞くけど)
結局、今これを買うべきなのか? まあ、ダメさ加減は言うに及ばず。どこまで言ってもわかってる人が買ってくださいというのは変わらないんですけど、170円運用が出来るうちに玉作りとして購入するのは悪くないと思います。 我慢してPocketWiFiで使うには結構忍耐がいるし、スマホとしても毎日再起動して使うなど、工夫が必要です。 今まではsimに価値があるという話でしたけど、こうなってしまった以上は正直新規42000円の価値は全くないです。WiFi割ができて、170円運用できれば9800円ぐらいで買う価値が出てくるかな。よほど気に入っていない限り、これを買うぐらいならあたりまえだけどNexus5を買ったほうがいいんじゃないかなと思います
白ロムが13Kぐらいですけど、MVNOで使うならN-07Dや、L-05DなどのスナドラS4モデル、ローエンドの海外スマホなどを買ったほうが不満はないと思います。安価でBand3のスマホが欲しいなら考えてもいいと思いますけどね。 僕は1150円の回線がどうしても諦めきれず使うことにしましたが、simだけという人も結構いると思います。そういう方は出来るだけ買って2年まっとうに回線を使うのも悪くないと思います。(やむを得ずの選択肢として考えた場合ですが)
kirin910搭載と言われているGL11S/302HWが同様の契約形態を取るのかどうかは不明ですけど、(おそらくはNexus5のようなLTEオンリーの4G-S契約になる可能性が高いかな)今後の展開によっては多少評価が変わると思います。個人的には4G-S契約と統合してしまうのがベストだと思うんですけどね。端末に関しては、もう少し作りこんで市場に出すことを徹底することを強く求めたいと思います。
最後に 誰に対してのメッセージではないですが、このblogでは、煽った責任はあるとは思うんです。
例えばここを見て海外simフリー端末使いたくて契約しましたなんて人もいるかもしれない。そういう方が僕に対して何かしらのいらだちとかを感じることもあると思います。 ですが、キャリアが決めたことなので、利用者側からしたらそれに従うしかないというのが持論です。 もちろん、再び何かしらの動きがあればいいでしょうけど、もう多分何も起こらないでしょうし、結局最後には巻取りで終わるでしょう。 なので、いつまでも批判してないで、使ってみることでキャリアに回線負荷をかけようと思いました。僕は、170円simは放置しておいて、1150円simはあと1年契約があるので、もう少しGL07Sを我慢して使ってみようかなと思っています。
まあ、最後に信用出来るのは、やっぱりドコモだけだったなということで、今回は総括とします。そのうち状況が変化したら、また何か文章書こうかなと思います。
今回は新訳として、あらためて書いてみようかなと思います。
「公平な評価を下さないまま前のレビューを終わらせてないかオレ?」と思ったわけですね。
SIMの話ばっかりしてGL07Sそのものはどうなのよ?ってそんなに書いてないかなと自分で反省したわけです。
また、本当に1年も前からこの話が検討されてたとはどうしても思えず、一端を担うだけのアクセス数があるblogを運営している(エゴイスティックな)責任感もこんなことを書かせるきっかけとなっています。
ま、そこで、だ。
最初に契約した回線がいよいよ1年経って、在庫処分というか禊というか、もう諦めてMNPしようかと思ったのですけど、「待てよ、せっかくWiFi割にした1150円の回線をみすみす捨てるのか?」という発想が出てきたわけですね。(この辺は現在の回線状況と関係しているわけですけどw)
結局のところGL07Sは本当にスマホとして1年使えるものなのか?
そして1年経って、IMEI制限までされてしまったこの機種の本当の価値はどんなもんなのかを少し書いてみたいと思います。
そもそも何が起こったのか?(SIM的な話)
これは経緯を説明する必要もないのかなと思いますが、
というわけで、現時点でわかったことは、
- GL07S契約のSIMにはem.liteでしか接続できず、更にIMEI認証が行われる。(事実上の専用SIM)
- SIMフリーの機種で利用していたem.stdは使用不可。しかしながら通話とSMSは可能。
- GL04Pだけかもしれないけど、em.stdに接続するが通信が始まると切断される。
- イーモバイルのGL07S以前の機種およびEM01LでのSIM利用は不可能となる。
こんなところ。
なので、なんというかIMEI制限をかけているとはいえ、なんとなく通話に使いましょうと先日書いたわけですね。
ぶっちゃけGL04Pの挙動を見ると、コレは単純にイーモバイルのIMEIデータベースをすべて認証サーバに入れておけば解決しそうな気がするんですよ。
現状の利用者の妥協案は、GL07Sを仕方なしに使うことが一番ベストなのですが、そこはキャリア側も配慮を見せて、イーモバイルの端末ならIMEI認証ありでも、em.stdに接続出来るように規制をゆるくすべきか、あるいは4G-Sプランと統合して、発売されている3台のスマホで使い回し出来るようにしたらいいんじゃないかと思います。(もっとも、AXGPをどうすべきという問題がありますけど)
ちなみに、僕は、IMEI認証を行っていること を認めてしまったのはいかがなものかと思うんですね。
テザリングができなくなるだけで、本当にGL07Sのユーザーだったら別に気づかない問題なんですよ。
だったらいっそ、「お答えできません」と答えてもらったほうが、「ああコイツらやっぱりSBMグループなんだな。」で済んでいた可能性があったと思うんです。そういうキャリア側が排除したい顧客の疑問に明確に答えてしまったから、その顧客の感情が昂ぶるんですよね。
本来の趣旨ではないので、キャリア批判はコレぐらいにしておきます。
最初から周回遅れのスペック、今はどうなのか?
というわけで、今まさに代わりとして使っている302SHと記念写真
