あるさんのレビューblog

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カテゴリ: MVNO・廉価帯スマホのレビュー

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今回は、本当に謎の買い物だったAndroidガラケー「SH-N01」のレビューです。


素でしか使わない場合、本当にガラケー?なのか。

今回、アマゾンで9,800円です。いやなんでそうなのかという理由は、販売経路より邪推できます。
正確にはアマゾンマーケットプレイスのスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社から購入しています。ピンと来た方もいらっしゃると思いますが、これはなぜかMVNO「スマモバ」を展開している会社が売ってるのですね。
行政指導なども入るなど、割とMVNOとしてはきな臭い匂いがしますが、こと端末に関しては注文して2日で来るなど、評判ほど悪いわけではないです。
在庫処分なのかなあ、でも今やガラケーに9,800円って高いなと思いつつ、iPhone7に我慢出来ないという理由で買ってしまいました。

SH-01Jやら602SHやら、3キャリアにワイモバイルからも同型モデルが存在していますが、大きな違いとしてワンセグチューナーが搭載されていないことと、キャリアからのアプリ提供がないことによるLINEや地図アプリなどの使用不可なこと、そしてサブディスプレイがないことです。
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できることもほぼガラケーと同じ...強いて言えばFLACの再生(24bit/96Kbpsまで)ができるあたりにちょっとAndroid感があるぐらいで、メニューまで含めて完全移植という感じです。APN設定やWiFi利用可能で、いざという時はテザリングまでできます。昔ガラケーでもできたモデルあったような。
ドコモのVoLTEに対応です。考えてみるとVoLTEもAndroidだから対応してるといった感じ。
昔はフルブラウザなんかも便利だったんだけど、今やこの役割は完全にスマホに取って代わってますしねえ。
GMAILの設定なんかもアシストする機能あったりするんですけど、面倒なので使ってません。
赤外線通信ができるのもガラケーっぽいですね。

面白い機能としては、他のスマホの通知をBluetooth経由で受けたり、逆に専用アプリを入れることでスマホ側にアラートを出したりする連携機能もあります。まあ、それぐらい今はあってもいいよね。

ちなみに、131gあります。
なんとiPhone7より6gしか軽くないwww
驚くべきことにiPhoneSEが113gなので、だいぶ重いというw
が、長電話にはやっぱりこの形のほうが腕の負担が違うのも付け加えておきます。

バッテリーは3~4日。一週間は危ない感じですね。
待受時にWiFiをOFFにする設定でそんなもんなので、セルスタンバイだけを純粋にしているという。
スマホなら壁に投げるレベルかもしれないですが、繋がることが携帯電話ですからね。しょうがない。


ひたすらストイックに通話とSMSだけに絞れる人に向けた最高の一台

ここまで書くことがなく、褒められるところが徹底しているのも悪くないと思いますね。
VoLTEの受話器、そしてSMSがたまに来るぐらいの用途だけ。キャリアメールやLINEなども一切排除されている点では、ある意味キャリア版以上に用途限定されています。
テザリングまでできてしまうので、2台持ちの通話割当としてはこれ以上ない端末かなとは思います。

まあ、これキャリアが出してる端末じゃないんで、ドコモのカケホーダイですげえ通話するとかそういう用途の場合、別途この端末を買うというところに大きな問題を抱えていると思いますね。スマホでカケホーダイに入ってるけど、1台では電池食いが激しいんでこいつに回線挿して、テザリングでSIMなしスマホをいじるとか、そういう感じなんだろうかなあ。あ、いやそれなら最初からキャリア版買ってスマホは別途SIMを使ってると思う。



...うん、いや実にいい買い物でした。俺的にはいい買い物だったっと思いたいです。






おしまい

まだ、多少XPERIA XZまで時間があるのと、結構安かったので買いました。
今回はZUK(Lenovo)のZ2をレビューしていきます。

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かんたんなスペック。

Snapdragon820 2.15GHz+1.6GHz クアッドコア
メインメモリ4GB
64GBストレージ(約50GB程度使用可能)
5インチFHD液晶
無線LAN 11acデュアルバンド対応、Bluetooth4.1
1300万画素アウトカメラ/800万画素インカメラ
指紋認証センサー/U-Touchボタン
USB type-Cポート
nanoSIMスロットx2(デュアルスタンバイ可能)
3500mhA内蔵バッテリー
141 × 69 × 8.5 mm 150g
FD-LTE B1/3/8、TD-LTE B41(国内利用可能バンドのみ)
ZUI2.0(おそらくGearBestオリジナルカスタマイズ)


なぜSnapdragon820搭載機が投げ売りされる事態なのか?

今回のZUK Z2はGearBestから239.99ドルという非常に安い価格です。理由は結構色々あるんだけど、LeECO Le3 Proが案外高かったのが一番の決め手です。200ドル前半で買えるスマホだと、基本的にはHelio X20かSnapdragon650というのがほとんどなのですが、これはSnapdragon820を搭載しながら上記価格、まあおおよそ250ドル程度で常時入手可能ではあります。

サイズは違えど、同じ時期にLeECO LeMAX2もほぼ同等の価格で買えるというのは、ちょっとした衝撃ではあります。国内のキャリア版でならともかく、海外のハイエンドモデルが半年せずとも、というより初回販売価格でも349ドル程度から始まっているわけです。S820は中国ベンダーのXiaomiやLeECO、ZUKに大量に納品された可能性が高く、大量生産された結果、どんどん値段が下がっていった感じがあります。
Mi5、LeMAX2、そしてこのZ2はその結果というわけですが、前者2つに関してはS821搭載の新型が発表されている一方で、LenovoはZUK/モトローラブランドを含め、まだS821モデルは出ていません。在庫調整がうまく行ってないのか、それともS821世代はスルーするのかよくわかりませんが、ともあれこの3機種は作りすぎによるだぶつきが激しいのかなあという気がします。
まあ、買う方としてはこの状況をうまく利用しないとって話でしたね。

久々に思い出した「XPERIA Z」の感覚

で、サイズ的なアレはともかく、5インチということもあってか、持ったときの感覚はXPERIA Zに近いかなと思いました。(実際のサイズはZのが小さい)
棒を握るという感覚がしっくり来るかな。今メインで使っているのがXPERIA Z4だけど、こっちは板を握る感じなんですよね。というかまんま模造品ですよねこれだとw
とは言え、最新のスペックで蘇ったXPERIA Zと考えると案外しっくり来る。それだけでも胸熱ではあります。

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まあ、でも並べると別物だなやっぱりw

ハイエンドな性能、使い勝手はあと一歩感

まずベンチスコア
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S820の性能が十分発揮されているスコアです。
ややCPUスコアが低い感じですが、GeekBenchが4にアップデートされたからかなとも思ったり。

ゲームに関しては、まあ今さらですね。
デレステやポケモンGOなどは特に問題ないです。まず3D表示に不満は出ません。
デレステは3D標準でも問題なく、MVのソフト演出でもコマが落ちることはありません。ポケモンはGPSがうまく拾えなかったりするので、そこが問題といえば問題。
魔法科高校の劣等生LZはなぜかうまくアカウント情報を拾ってこれず、動作1回できただけで何故かできませんでした。

ZUIねえ、いわゆるiOS的なUIです。中国では当たり前ですね。
で、今回初めて知ったんですが、Google NowランチャーってAndroid 標準UIが入ってないと動作しないらしいので、なんか適当なAndroid UIを入れてあげると動作するようになるんですね。
例によりカスタマイズOSですので、日本語も入ってるし、Playストアも入ってるし、ファームウェアアップデートが塞がれてたりしますけど(ZUI 1.9.077 ST)、まあこの辺はAndroid6.0がベースなので、特には問題ないのではないかと。
標準のカメラアプリやオーディオプレーヤーがGoogle標準のギャラリー、Play Musicだったりします。自社のコンテンツ・サービスなどもないので、最低限だけ自社開発のソフトで賄っているのは大きいかもしれないですね。(ちなみにIMEがAndroid標準USキーボードしか入ってないです)

動作に目を向けると、テキストベースのページなんかを見ると思うんですけど、ややスクロールに引っかかりがある気がします。というか、スクロール速度が一定じゃないのかもしれない。
 
筐体に目を向けると、まず気になるのが右サイドの電源ボタン。どうも位置が高すぎるせいか、音量のマイナスボタンを押してしまうのですな。癖というか、今までこんな感じになったことがないけど、おそらく4.7インチiPhoneが嫌いな理由と全く同じで、手に取ったときの親指の位置と曲がり具合の問題だと思います。
あとこれはXPERIAを使ってる弊害かもしれないけど、特徴的な電源ボタンのスマホを使っているせいか、親指のランドマークを失ってるからなのかもしれない。
 
モノラルスピーカーが異常にスカスカで、何に例えればいいのかわからないぐらい。ホームセンターで売ってる980円のラジオについてるスピーカーにすら負けそう。音量がバカスカ大きいのはちょっとした問題かもしれないかな。
イヤホンもRadikoを聞いた限りでは、細かいノイズっぽいものは拾いますね。

U-TouchボタンはMeizuのアレとほぼ同じ機能です。半年ぶりの感覚ですね。 アクションに対するカスタマイズが可能で、ホーム長触れ(Long touch Home)、左右スライド(Slide left or right)、2回押し(Press Home twice)、長押し(Long press Home)と最大4アクションに紐付けできます。(ちなみにカッコ内は原文ママです)
指紋認証センサーも感度は良好ですね。 親指の面積が広いせいか、正確に読み取りますね。


値段は異常。コストパフォーマンスは製品の質を超えられるか?

 ここのところSIMフリーのハイエンドスマホが発表されていますが、スペックだけで言えばこのあたりとほぼおなじ。そんでもって250ドルだと3万以内ぐらいですかね。不満はありますけど、少なくとも目くじらを立てて怒るレベルの値段じゃないですよね。
同等の価格帯だと...うーん、国内だとせいぜいファーウェイのP9 liteとかASUSのZenfone MAXとかですかね。スペック的には圧倒的にZ2ですけど、ASUSはともかく、品質としてはファーウェイに勝てない感じが否めないですね。日本でのサポートもないですし、リスクの高さまでも覆せるかどうかは相変わらず考えるべき点です。
シンプルな分、しっかり作れるといいんですけど、 350ドルから始まってると思うとしょうがない感じです。多少のチープは目をつぶれというのが中国のモノづくりですから、その点は予め考慮すべきかなと思います。

あとは1台ぐらい壊してもいいという心構えかなあ。 これはあとで書く予定だけど、まだまだハイリスクに対するローリターンとしか言い様がないんです。今はまだまだ難しいと思いますが、国内でも同様のスペックのものが1.5倍程度で高くても買えてしまう状況になってくると、安心料として払ってもいい気はしますね。

サイズなどを考えると多分iPhone6あたりを狙ったんでしょうけど、片手で扱えるギリギリのサイズとしては悪くないです。ただAndroidのメインストリームサイズがもうちょい大きくなっているので、 そこをどう見るかでLeMAX2やMi5との差別化ができてるのかなあとは思います。
 俺は悪くないと思う。悪くないだけで、あまりいいとは思えないですけど、「まあ、こんなもんか」的なスマホでいいなら、値段的には悪くないと思います。個人的には悪くないだけで、オススメはしません。



 
おしまい 

そういえば、借り物なんだけどずっと放置している端末が1台あった。
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今回は、Huaweiが日本向けに作ったとされる、STREAM S 302HW(右)を少し書いてみようかと。

悲願の2013年モデルは2014年夏に発売された。

うんちく話。
おなじみ、先代となるGL07SはAscend P2をベースにしています。GL07Sのリリースが2013年3月。思えば発売直後になんか買ってしまい、色々な方がこのblogを見るきっかけの一つになった端末でした。
まあ、端末そのものは非常に無難なスペックで、ガラスマ機能はおサイフケータイぐらいと、グローバルモデルとそれほど変わらないモデルでした。

一方、そのころ海外モデルでは、Ascend P6というモデルが登場しています。これが2013年6月。P6はK3V2の1.5GHzを搭載しているんですが3Gのみの対応となり、さらにP6SなるLTE対応モデルが2014年1月に発表されています。
そして2014年5月にAscend P7が発表され、次いで5月30日にはHuaweiがSIMフリー端末を日本市場に投入決定。廉価版のG6が投入され、P7の投入予告も行っています。

当初、GL11Sという新型として投入される予定だったモデルが、Ascend P6Sに当たるモデルです。P6Sの発表時期から推測すると、おそらく2013年年末には日本市場に先行投入される予定だったのだと思われます。
この時、K3V2Proという謎のSoCを搭載しているという話だったのですが、いつのまにやらKirin910へ名称が変わっています。ちなみにP7にはクロックアップ版のKirin910Tが搭載されています。
さらに、GL11Sではなく302HWというモデルに型番変更はされていたものの、やはり発表されておらず、いよいよ幻の端末という扱いになりかけます。

こうした紆余曲折とキャリア統合などの諸事情によって2014年7月まで発表は伸び、ワイモバイルの最初のラインナップの1台として、302HWはついに登場することになります。この時2014年8月...

専用APNしか使えない。なのにSIMフリー端末

さかのぼって2014年3月12日。イーモバイルは「em.lite」というAPNのみGL07Sで使えるようにするという制限をかけます。
SIMの転用が一気に出来なくなり、GL07S難民がりんご狩りに走ったり、GL07Sが一時的にヤフオクで高値が付くという珍現象がおきます。

そんな時に救世主的扱いを受けるはずだったGL11Sは上記の件で発表されず。このままGL07Sだけが使うAPNになるんだろうと誰もが思っていたはずです。

そしていざ発売された302HW。プランはワイモバイルなのだけど、APN設定には「em.lite」の文字がある。そしてGL07SのSIMとも互換がある。そしてスペックを見ると、LTEはB3のみ対応と。

これは発表会でも一部の記者が指摘した内容なのですが、同時に発表された302KCは、Hybrid 4G LTE端末として登場しています。しかしSIMフリーではないのです。
この頃からにわかにSIMフリーモデルでもB41で使える端末が出てきていたりしていますが、4G-SプランではIMEI制限を撤廃し、現在ではそれらの端末でもAXGPでもLTEでも勝手に接続しています。(AXGPはB41対応モデルでも使える場合があるレベル)

そういうわけで、
  • SIMフリー端末なのにAPNロックがかけられている302HW
  • SIMロック端末なのにAPNロックが解除されている302KC
という2つの不可解モデルが世に出てしまったわけです。
後にNexus6を除いて、基本的にはSIMロックがかかっている端末が発売されている、さらにSIM単独購入でもSIMフリー端末で使えるとなると、基本的には302KCの方向性なんでしょうね。4バンド(B1/3/8/41)使えるというのは結構デカイです。


その影で、イーモバLTEのスマホとして華々しく登場してしまった悲運の端末、それがGL07Sと302HWなのですね。


おおよその弱点を克服してきた堅実なスマホ

それでは、実機の話をしましょうか。

まず確実にマイナス点ですが、おサイフケータイが省略されグローバルモデルと同じになってしまったことです。
とはいえ、ワイモバ以降の端末は基本的にガラスマ機能はないです。ARROWS Sのように型落ちモデルが入ればそれもありうる話ですが、現状は考えにくいですね。

それを差っ引いて、スマホの基本的な性能は着実に上がっています。
SoCにkirin910を搭載、ある程度の3Dゲームなどもこなすことが出来ます。更に待望となるメインメモリ2GBにより、もっさり感がほぼなくなったのは大きいです。ストレージは8GBとGL07Sの32GBより大幅に減少していますが、microSDスロットが別途あります。GL07Sにはなかった点です。
OSはAndroid4.4。4以降のAndroidであれば特に問題なく今後も使えると思います。

まあ、ちなみに、
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ごちうさfone化しても全く問題なく動きます。
(anifoneの問題点はUIとして使い物にならないページが必ず1枚出来てしまうことだと思う。)

なにせサイズがいいのか、非常に持ちやすく、軽い。
縦横幅が133×66×6.8mm、110gという数値通りで、4.7インチ液晶を搭載してるので、画面が大きく見える。Z3Cが127×65×8.6mmで、4.6インチ液晶搭載。なんか小さく見えるZ3Cに比べると液晶サイズほとんど変わらないのにね。微妙な液晶サイズと筐体の差が結構な視覚の違いを生み出しています。
ああ、iPhone6とサイズがかなり近似値だね。(138×67×6.9mm)

バッテリー容量がGL07Sよりも少ないですが、GL07Sとそんなに変わらず、ほぼ1日持つレベルです。もっとも、ファームウェアのアップでバッテリー持ちがどんどん改悪していくGL07Sに比べると、最初からほぼ変わらずにこの状態ですから、間違いなくバッテリー持ちがよくなってるんだと思われます。

スマホとしては正常進化させてきたところに評価すべき反面、(中華スマホを使った後だけに)中華スマホのハイエンド機と考えると、今は物足りないスペックかな。
余談だけど、Ascend Mate 7も実機も触ってますけど、こっちは値段の折り合いつけば結構買ってしまおうかなというぐらいいいと思ってます。というか、ズルトラとisaiFLを埋めるぐらいのサイズが必然的に3機種ぐらいしかないわけでw

バッテリー交換する?302HW買う?

最後に、誰が買ったらいいのか書いておきましょう。
(キャリアの機種変更は考慮されていません。あくまで端末だけ買う場合。)

すごく限定的な条件となりますが、
  • GL07Sの購入時期が2014/1のもう一台無料キャンペーン前の人
  • GL07Sを1年以上使ってきて、バッテリー持ちが悪いと感じる人
  • SIMの延命をするためだけに170円SIMとかで運用している人
170円運用は多分今は225円運用だと思う。
条件下に置かれてる場合の3番目に当たる人はもう一台無料キャンペーンで貰ってる人が多いと思うので、延命させるぐらいなら玉にでもしちゃうのが本当はいいですけどね。170円運用してる人たちは元々2台持ちが想定されるので、寝かせてSIMだけという人もいるとは思います。まあ、だからといって302HWを買う理由には弱すぎるというかね。俺も現実に解約しちゃおうか迷ってる。

しかし、アマゾンで白ロムが20K、じゃんぱらで13Kか。
うーん。電池交換で7560円取られるのとどっちがいいだろ。
迷わず白ロム派ではあるんですが、他人にこの話を振られたら正直答えに悩む。

とりあえず、GL07Sでも302HWでも、メインで使ってるなら迷わずMNPしてください。互換するスマホがGL07Sと302HWしかないのは悲しすぎる。



おしまい

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ちょっと時期を逸した感じだけど、まだ現行機種で、意外と一括0円になって買いやすくなったAQUOS PHONE Xx 302SHをレビューします。

久々にほしいと思ったSBMのスマホ
この機種、非常に毛嫌いしているSBMのスマホです。
ここまで継続的にblogを読んで頂いてる方にはもうお分かりだと思いますが、実際SBMはiPhoneしかないキャリアで、どうしてもAndroidは手薄になるという構図がHTC Desire HD以降から続いていました。2010年冬モデルとなると、世の中ではGALAXY SやIS03の世代。この頃から他メーカーはドコモやauに比重を起き、以降はSBM向けというと、どうしてもシャープというイメージ(ここ数年は富士通や京セラもあるけど)が強いです。

SBMで安いから買ったってだけの102Pは、それはそれで気に入っていたんですけどそれが2011年の冬モデルなので、実に2年ぶりにいいなと思ったわけですね。

一台持ちでも、複数台持ちでも、契約終了しても、
なにが優秀なのか?というと、凄まじいバランスの良さをコンパクトボディに凝縮した上、握って通話することも、ブラウジングすることも可能。(simを抜くとフルセグは見られないけど)フルセグ視聴可能で、契約終了や機種変更後にも使い道がある。
これはSH-08Eの時にもあったんですけど、解約した時になにが出来るのかというのが今後のスマホやタブレットでは出てくる問題だと思いますが、そういう点ではDTCP-IPクライアントとフルセグというのは良い展開だと思います。
あわよくばSIMフリー化出来ると他のキャリアでも使えて面白そうなんですけどね。

EDGESTってすげえ、って思わせる狭額縁仕様

XPERIA ZLのレビューでも書きましたけど、現在の画面巨大化によって、スマホは握るのに工夫が必要なサイズになってきたのですが、僕にとっては302SHのサイズは握った親指で、上から下までギリギリ操作出来ることです。これがもう少し大きいZ1とかだと、若干上のほうは握り直しが必要になるのですが、これはEDGESTのおかげもあって、特に持ち替える必要なく届くのですね。そこそこ薄くてこのサイズだから握りやすい。
例えばXPERIA Z Ultraのようなタブレットに近いサイズの場合は、手前に倒すことで画面上部をタッチするなどの工夫で克服しているのですが、この動作は非常にストレスとなることが多く、それが302SHでは当然ながら必要ないわけです。(ちなみにG Flexをいじってて思ったけど、湾曲してるスマホはこれをしなくて済むので、考え方は間違ってないと思います。)
握りを変えず、角度も変えず、しかもほとんど画面そのものが本体サイズということで初めて分かることだったので、技術的にも使い勝手にも画期的ではないかなと思います。
Webを見るときもそうですが、やはりフルセグを見るときに結構大きく見えたりするのが不思議でしょうがないです。狭額縁は見た目だけではないですね。

欠点というと…

とはいえ欠点がないわけではないです。
バッテリーが206SH(3080mAh)から少なくなった(2600mAh)ことが割と響いて、余裕の2日間は結構ギリギリだったりします。
輝度を自動にして、それなりに使うとだいたい36時間後にはバッテリーが10%前後まで下がってきます。当然XPERIA Z Ultraよりは全然持ちがいいんですが、Z1と比べるとそれほど変わりない印象です。いやそもそも3000mAhクラスと同様のバッテリー持ちになってる時点で悪くないとは思いますけど、もう少し頑張って欲しい気もします。
もう一つはIGZO液晶ではないこと。304SHや、後発となるEDGESTタイプはほぼIGZO搭載なのですが、これはS-CGシリコン液晶を搭載するスマホとなりました。問題にはならないとは思いますが、IGZO同様少々コントラストがしつこい感じがします。シャープの味付けがそんな感じなのかなと。

コンパクトにまとまりすぎた質実剛健すぎるスマホ

もうちょいガラスマとしては何か面白い機能があってもいいとは思うのですが、基本全部入りのスマホなので不便はないです。
スペックも不自由なし、304SHはちょいと見た目が良くなってるものの、大きなスペックの違いが見られないことも、おすすめできるポイントです。
とはいえEDGESTデザインが主要キャリアに広まってしまっているため、302SHにこだわる必要性はないんですよね。

となると、特に20Xシリーズ以前のAXGPタイプから機種変するのにちょうどいいのかなと思います。
リンク先の対象機種であれば、オークションや白ロムなどで買ってもそれほど悪くないです。

安くて全部入りのガラスマ、それでもってホールド感を求めるなら、間違いなく302SHだと思ってます。使ってみて損なしなので、機会があればぜひ。



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