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カテゴリ: MVNO・廉価帯スマホのレビュー

今回は、久々に廉価帯スマホということで、AQUOS Wish2 SH-51Cの実機レビューをご紹介します。

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S480からS695へパワーアップした、スケールメリットの犠牲
まず、このAQUOS Wishシリーズの概略に関して説明。
ベースとなるのが、2022年1月発売のAQUOS Wish。これはS480を搭載した廉価モデルということで、いわゆるサブブランドや楽天モバイル、更にはMVNO向けSIMフリーモデルも登場しているという、なかなか広範囲での販売がされています。
しかし、突如として第2弾が2022年の6月に発表され、なんとSoCがS695を搭載という、廉価モデルなのにミドルエンドSoCを搭載してしまった、わけがわからないAQUOS Wish2が爆誕。
初代Wishの販売終了の理由として、S480の入手が困難になってしまったことや、同じくAQUOS Senseシリーズで搭載していたS695を大量導入し、そちらを搭載してしまったほうが、スケールメリットを得やすいという状況となり、こちらはドコモ、au、ワイモバイル、UQでの販売がされました。
これを書いている現在でも、S695に変わる新たなS6シリーズが登場しないことなどを考慮すると、スペックだけならミドルエンド相当に近いモデルではあります。なお、カメラが今どき珍しいシングルのため、いささか歪なスペック構成になってしまっているところが否めないです。

今回購入したドコモ版はシングルSIMのため、非常に安価(8,000円)で販売されていますが、他社モデルではeSIMを搭載しており、デュアルSIM構成が可能となっています。この点で、プレミアム価格になりやすいところが特徴です。SoCだけならXPERIA 10 VやReno 7Aなどに引けを取らないモデルとしては、破格ではないかと思います。

なお、後継モデルとなるAQUOS Wish3に関しては、SoCがMediaTek Dimensity 700となるため、実質的にはS480よりはマシだけど、絶対的なパフォーマンスで劣るという感じなることが予想されるため、サブスマホや予備スマホとして買っておくというのも悪くないと思います。

かんたんなスペック
Snapdragon 695 (2.2GHzx2、1.8GHzx6)
メインメモリー 4GB
ストレージ 64GB(UFS2.1)
5.7インチ HD+(1520*720)有機EL液晶
無線LAN 11ac(433Mbps対応)/Bluetooth5.1
アウトカメラ1300万画素、インカメラ800万画素
指紋認証センサー、Googleアシスタントボタン、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応
モノラルスピーカー/イヤホンジャック/LDAC,aptX Adaptive(24bit/96kHz対応)
nanoSIMスロット x1
microSDスロット x1(最大1TB)
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
3730mAhバッテリー/PD急速充電(15W)
147 x 71 x 8.9mm 163g
Android 12→13

5G
n28/n77/n78/n79
4G
1/2/3/5/8/12/17/18/19/39
3G
1/2/5/8

なお、オーディオに関しては以下の画像も参照
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S695搭載の恩恵を思いっきり受けてる感じです。サイズを考えるとストリーミングも出来て、microSDによるオーディオプレーヤーとしての使い方も十分可能かなと思います。


S695搭載は伊達じゃない。堂々たるベンチマーク結果
※ドコモ系、及び不要なアプリを削除、ホーム画面をAQUOS Home、バッテリー駆動時のスコアです。初期出荷状態ではここまでスコアは出ません。
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3DMarkはSling Shot Extremeで以前記事にしたことがあったので、参考程度に出しておきました。
まあ、ありきたりなS695スマホのスコアが出る感じです。とはいえ、よくもS480ベースの筐体にS695を積めたなと、ちょっと褒めてあげたくなりますね。

使用感など
液晶の問題、HD+だからなのか、60Hzのスマホをいじることが少ないからか、ちょっとわからないのですが、気持ちスクロールがガクガクする感じがします。FHD+のLibero 5G(S690)では起こらない現象なので、スペックではなく何か違うところでの問題なのかなと思ったりしています。
個人的にサイズ感はいいのですが、ボタンの配置が、これ素人が考えたの?というような感じで、上からボリュームボタン、Googleアシスタント、電源ボタン、指紋認証センサーという配列になっています。手持ちとして、やや下部を持つのがホームポジションなのかなと思います。反面、小さいとは言えど、ボリュームボタン、Googleアシスタントボタンと電源ボタンが等間隔に空いていることが影響してか、Googleアシスタントを起動してしまうことが結構あります。電源ボタンの形が多少変わっているので、その点で差別出来ていると感じるのですが、やっぱり配置が不自然な気がします。なぜ、敢えて指紋認証センサーを下に下げてまでこの位置に付けたかったのかが謎です。まあ、XPERIAでも通った道なので、そこら辺はうまく誤魔化せばいいのにと思いますね。
あと、USB PDに対応して、ワットチェッカーで最大15Wまでの急速充電は確認したのですが、その時の排熱が間に合ってないところに不安を感じます。充電で発熱した自機の熱でサーマルリミッターが発動して、パフォーマンス低下や充電速度低下などが普通に起こる。おそらく、このスマホを使ってなんとなく不満に感じてる人の大半は、そういう使い方をしているんじゃないかと。
ボディが再生プラスチックを利用しているため、確かにメタルボディと比較すると排熱しずらい環境なのかなと言うのが一つ。あと、XPERIA 5 IVの時にも書いたような気がしますけど、スマホの基盤の配列上、どうしてもカメラ横にSoCやメモリ、ストレージが密集する関係で、熱が滞留しやすく、そこに対して背面全体で冷やす機構などが特にないことが問題なのかな。ゲームをプレイしててサーマルリミッターがかかるのは仕方ないにしても、正直充電に対する排熱に関しては、不満が残ります。
若干手を加えたと言えど、おそらくはWishとWish2で大きな冷却機構の変化はなかったんじゃないかと思うんですよね。外観もまったく変わらなかったわけですしね。スケールメリットの弊害と書きましたけど、シャープの想定では、このスマホは本来S695ではなく、S480相当にデチューンされたS695として動作するものと考えているのであれば、パフォーマンスの低下はある程度説明が付くんですけどね。

まあ、あとバッテリー持ちはさすがにシャープだなと思える感じですね。地味にHD+の液晶を使っているので、バッテリー容量が若干少なくとも問題ないように工夫されてるのが立派だなと思ったりします。急速充電問題があって、それ以上にならないところがつくづく惜しいですね。


事情がわかった人が、確信犯的に買うべきスマホ。最初の1台にはオススメしずらい。
まとめとして、割とピーキーな感じは否めないです。要はこういうモノとして理解した人じゃないと、これを買っても得したと思えないのですよね。ハナからS695スマホが欲しいなら、XPERIA 10 IVとかReno 7Aを買ったほうが、よほど頑張ってくれると思います。
価格もずば抜けて安いのはドコモ版が中心となるので、予備のスマホとかに1台ぐらい持っていても、悪くない選択肢かなとは思います。正直、定価でも高いと感じることはないと思いたいですね。

ドコモ版の評価がずば抜けて悪い理由は、単純にdocomo Live UXだったり、アプリがてんこ盛りで入っていて、それがバックグラウンドで処理しきれていないところに問題点があるのと、シングルSIMで有ること。後者に関して大した問題じゃないと思うんですけど、他社モデルは一応他のキャリアのプラチナバンドを網羅してるので、違うキャリアのSIMを同居させられることにメリットがあるんですよね。その辺で大きく利便性が変わってくるんじゃないかと思うんです。
アプリはもう仕方がないですが、ドコモのUIに関しては開いた口が塞がらないレベルで処理が重いです。これはUIの設計思想が昔からハイエンドをターゲットにしてるからであって、GALAXY A53なんかのミドルエンドモデルですら、One UIに変えないと遅くて使い物にならないレベル。これをどうやったらローエンドモデルで快適に動作させられるのかを考えていない人が作ってるUIなんですよね。自分のところのサービスを最大限利用してもらいたいという気持ちが分からないわけでもないけど、それを決めるのは利用者であって、キャリア謹製のUIではないということ。それによって端末メーカーの評価も下がってしまうことを良く考えて実装してほしいと思ったりします。まあ、絶対にやめないよね。

ということで、8,000円の価値はあるけど、そこにたどり着ける自信がある人向けということで締めておきたいと思います。間違っても最初の1台で使わせてはいけません。



おしまい



今回は、Rakutenのオリジナル端末の一つ、Rakuten Handを今更ながら紹介します。
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iPhone SEが入手出来ない?ならRakuten Handを買えばいいじゃない
正直、出たときに買おうかなという気にはなっていたんですけど、eSIM専用ということで、単純にその時はこれに2万を出す勇気がなかったのと、Rakuten miniで一度痛い目を見ていることもあって、一度は諦めていた端末です。

2022年の3月頃から、楽天も新規でiPhone SE2を回線契約込で1円で売りはじめました。まあ、完全に乗り遅れる形ではありましたが、今更iPhoneSE2で、eSIMに書き込みされてしまうのもどうかなと思いながらも、ちょっと探してはいました。
ちょうど同じ時期、楽天スーパーセールでRakuten Handを回線契約込で980円というモノが販売されていました。楽天回線は持ってなかったので、迷わず買いました。iPhoneはもういいですよ。

楽天回線は常時1回線何かしら用意しておきたいというところではあるんですが、基本eSIMは不便な感じがします。ただ、今はPixel6も持ってるし、povo2.0みたいに気軽にeSIM交換も出来るので、最悪eSIMはPixel6で使おうと思って、現実にそうしています。Rakuten Handにはpovoが入っていて、まあこれはそんなに外に持ち出すような端末じゃないし、最悪トッピングでどうにでもなるという感じではあります。

かんたんなスペック
Snapdragon720G (2.3GHzx2、1.8GHzx6)
メインメモリー 4GB
ストレージ 64GB
5.1インチ HD+(1520*720)液晶
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.0
4800万画素(メイン)/200万画素(深度測定レンズ)/1600万画素(フロント)
画面内指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応
モノラルスピーカー/イヤホンジャック/LDAC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応
2630mAhバッテリー
138 x 63 x 9.5 mm 129g
Android 10

4G
1/2/3/4/5/7/18/19/26/28/38/41/42
3G
1/2/4/5/6/19

ソフトバンク系のB8、ドコモのB21がないことを除けば、ほぼ国内のバンドは網羅しており、Rakuten miniとは違うというところが見られます。
惜しいのは、これが防滴止まりで、防水仕様だったら面白かっただろうなあと思います。

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背面もシンプルですね。


全体的な操作感など
基本スペックは4GでもミドルエンドのS720Gを搭載しているのと、画面解像度がHD+(1520X720)なのもあって、メモリ4GBしかないとは言えど、サクサクと動きます。
ちなみに、最近の5Gシリーズとの比較で行くと、S480のRedmi Note 10 JEより全然まともで、Libero 5Gシリーズに近いです。これだけサクサク動いて小さいと、往年のコンパクトスマホを思い出させます。Rakuten Hand 5GはS480なので、果たしてどうなのかと疑問ですね。

持ちやすい。とにかく軽い。これで3日ぐらい放置してもまだバッテリーが残ってる。あらゆる点でRakuten miniの悪いところをすべて解決してくれる端末です。

ちなみに、指紋認証センサーですが、非常に認識が悪いです。これはガラスフィルムをつける前から変わらなかったので、諦めて付けていますけど、なんでこんなに認識が悪いのか分からないですね。

ゲームですが、デレステ、プリコネ、ウマ娘、IDOLY PRIDE、ときドルと、このサイトではおなじみのアプリをインストールして、普通に遊べています。ウマ娘やIDOLY PRIDEは高品質設定にすると、フレーム落ちしてるようなガクガクがありますけど、そもそも小さいのと、解像度がHD+なので、そんなに気にしなくてもいい気がしますね。デレステでMV見るだけならこれでも問題ないだろうし、サイドの曲面が気になってたけど、もちろんプレイが普通に出来ます。緊急ログイン用とかにするにはもったいないかもしれない。この辺がS720Gの底力とも言えるでしょう。

そして、色々いじっていて驚いたのが、Bluetoothのオーディオコーデックの多さ。LDACやaptX、AACなどは当然として、なんとaptX Adaptive(24bit/48kHz)や、aptX TWS+に対応しているということ。残念ながら内蔵イヤホンジャックはハイレゾ非対応なので、ワイヤードDAPの置き換えには出来ないものの、ワイヤレス中心に利用する場合は意外と面白い存在。惜しむらくは内蔵ストレージ64GBなので、MP3の音源が溜まっている人や、ストリーミング再生がメインの人にはいい選択肢かもしれません。


まとめ、miniを払拭した「ちゃんとしたスマホ」。
Rakuten miniと同じTinno(Wiko)製だったので、心配はあったんですが、実際にサイズの大きな普通のスマホを作らせるぶんには全く問題なかったということで、杞憂に終わりました。

それどころか、チープな感じのスマホをを作らせたら右に出るメーカーはないんじゃないかと思わせるシンプルな外観と、それに見合わぬ立派なミドルエンドモデルとして作ってあるのは立派です。ただ、これも980円だから褒めてる感じがしてしょうがないです。まあ、定価で買っても12,980円だし、オークションなんかを見てると5000円台ぐらいからあるみたいなので、ちょっとしたWiFi端末として使うのにはオススメかもしれません。

個人的には、緊急ログイン端末であり、ストリーミング再生に特化したDAPとして活かせるケースが多い感じはします。なにより、持ち歩きたい。これを持ち歩いて通話端末だと言い張りたい。そんな端末です。ドコモはオンラインでeSIMを扱えるようになると、これはこれで便利なんですけどねえ。


おしまい












今回は、Xiaomiのau向け廉価帯端末の一つ、Redmi Note 10 JEをご紹介。
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もう後には引き下がれない、Snapdragon480搭載スマホの実力とは?
Libero 5Gから続く廉価帯5Gスマホレビューの第3弾にして、一番スペックの低いモデルの登場です。
この辺は基本的には4GBメモリ、64GBストレージを搭載していますが、3万円以内を実現するために、Snapdragon480を搭載しているのがポイントです。
おそらくは、Qualcommでは、対Dimensity 700程度を想定しているSoCだと思いますが、GPUはS690より性能が上のAdreno619(S690はAdreno619L)を搭載するも、CPU部はKryo460(S690はKryo560)と下がっており、S750がS690の上位と呼ぶとすると、このS480は上位とも下位とも呼べない、何か別のものとなっています。そこはKryo460ということで、一応区分けはされているということになります。

ただ、多分このAdreno619シリーズを搭載している3つのSoCは、多分クロックの問題など、同じダイを切り出した時点で選別しているんじゃないかと思うので、もしかしたら案外行けるかもという淡い期待と、あとは単純に禁断症状ですね。

かんたんなスペック
Snapdragon480 (2GHzx2、1.8GHzx6)
メインメモリー 4GB
ストレージ 64GB
前面6.5インチ FHD+(2400*1080)液晶/リフレッシュレート90Hz対応
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.1
4800万画素(メイン)/200万画素(広角レンズ)/200万画素(マクロレンズ)
指紋認証センサー兼電源ボタン、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応
モノラルスピーカー/イヤホンジャック/LDAC、AAC、SBC対応
nanoSIMスロット x1
microSDスロット x1
4800mAhバッテリー
163x 76 x 9.0 mm 200g
Android 11→12(MIUI13)

5G
NSR:n28/n77/n78
4G
1/3/5/7/12/13/17/18/20/26/28/38/40/41
3G
1/2/4/5/6/8/19

なお、メーカーで思いっきりGPUがMali-G57MC2となっていますが、Qualcomm製SoCでは現在Maliは使われていないため、Adreno619だと思われます。

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Xiaomiっぽい背面。Xiaomiのいいところは、保護フィルムとケースが付属されている点ですね。まあ、保護フィルムは新しいガラスを買ったほうがいいです。


全体的な操作感など
これまで使ってきたLibero 5Gシリーズは腐ってもミドルエンドクラスのSoCなんですが、今回はローエンドSoC。過去取り扱ったレビューでも数点しかないであろう、ローエンドクラスのスマホです。とはいえ、さっきから書いているように、限りなくミドルエンドに近いローエンドですから、きっとそれほど違和感のない操作性だろうと思っておりました。

...考えが甘かったですね。初動はそうでもないのですが、例えば単純にChromeでWeb記事を見るにしろ、Chrome起動までワンクッション、記事を読み込むまでワンクッションと、驚くほど遅い。リフレッシュレートが90Hzゆえ、そこが顕著に分かってしまうんですよね。過去にAQUOS Sense2をレビューしたことがありましたが、あの時のS450に匹敵するほど、何かが引っかかる感じの動作です。個人的に安かろう悪かろうなAndroidの見本かなと思います。例えばキャリアで代替え機を出してもらうとしても、これは到底我慢できるシロモノではないと思いました。

ゲーム、検証のためデレステとウマ娘、IDOLY PRIDE、それと俺的ベンチマークでおなじみときドルをインストールしました。
デレステは、まあ多くを求めなければ普通にプレイできるギリギリのラインです。2Dでスコアを出しに行くには丁度いいのかもしれません。(一応3DMVはアップしてみたけど、頑張ってるほう)
ウマ娘はしばしばプレイ続行が不能になるフリーズや強制シャットダウンなどが非常に多く、更に一番の問題として、ガチャの画面に飛べないという特大エラーまであります。これは素直に諦めろということでしょうけど、それにしちゃお粗末な感じです。
IDOLY PRIDEも、まあできるけど低画質30fpsです。これでライブがコマ送りになったり、ガクガクしたりです。実はこの中のゲームで、IDOLY PRIDEが一番3Dが重いゲームであるため、分からなくはないんですが、ちょっとプレイはしたくないですね。

そしてときドル。3DMVでガクつくのはもう目に見えてましたけど、やっぱり厳しいです。

えーと、なんですかね。Libero 5GシリーズはたしかにミドルエンドのSoCだけあって、その辺は強いんですけど、一般的な動作もここまで散漫、更にゲームはまともに遊べない、けど、価格は似たようなオークションで1万程度(今回は新品8,800円購入)と、なんか損をした気分になってしまいますね。


まとめ、納得の安さ。Androidのイメージを悪くするであろう、ストレスの溜まる1台
えーと、ワイモバイルってすげえなって思いましたね。ドコモもGALAXY A22は多分快適なスマホだと思う。そういう観点で、Android12にアップデートしたからこうなりました、とは考えにくいんですよね。MIUIが多少問題とはいえど、そこに大きな問題があるとは思えません。ゆえ、素のAndroidが入ったS480スマホを試してみたいという気もあるんですが、単なる徒労にしかならないと思うので、割愛させていただきます。
auって割とこのS480搭載スマホを低価格帯で展開しているのですが、はっきり言って、昔の遅かったAndroidのイメージそのままの端末に、2022年に出会うとは思いませんでした。そりゃ、イオシスで投げ売りされて当然としか言いようがない。おサイフケータイがまともに働くか心配なぐらいです。あらゆる動作に待ち時間がある。このストレスを持ってしまうと、窓から投げたくなります。

AQUOS Wishやarrows Weなんかも変わらんだろうなあと思うのと、唯一まともそうなOPPO A54 5Gですら、結構怪しいかなと思います。これらを全部ラインナップしてるとか、真っ当な製品開発部門があったら、普通は採用しないです。S480は思ったより駄目過ぎますね。

俺はこの端末がLibero 5Gシリーズと同じ値段だと考えると、正直なところ、ランクが違いすぎるかなと思います。同じ8,000円台の端末なのに、ここまで性能面で違うモデルがあるのかと驚愕します。

なんだろなあ、なんなら2年前にレビューしたmoto g8だってこんなにヒドイ感じじゃなかったし、Redmi Note 9(国内未発売)も全くもっさり感はなかったんですよね。なんなら、他国で発売されてるRedmi Note 10 5Gですら、これより快適だと思うんです。なぜ日本市場向けに、こんなナメられたモデルが販売されてしまったのか。これだからXiaomiはイマイチ信用出来ないんだよなあ。



おしまい

今回はまたしても、ZTEがワイモバイル向けに製作している、Libero 5G IIの実機レビューをします。

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異常なコストパフォーマンスの第二弾。
今回のLibero 5G IIは2021/12の発売、価格は21,960円です。
前のLibero 5Gは最初3万円台から始まっていましたが、今回は最初から1円でばらまくのを前提に考えられている感じがします。いわば戦略的機種の1台であります。
直接のライバルとしては、ドコモのGALAXY A22 5Gだと思われますが、A22が5.8インチであるのに対して、Libero 5G IIは6.67インチと液晶サイズが大きく、その分重量は168gのA22に対して、200gとなかなか重量級です。まあ、見た目を見る限り、こんなに液晶がでかいとさすがに重くなるなと思う感じはあります。6.67インチ液晶というモデルは、実は手持ちでもRedMagic 6Rしかなく、そのためか、異様に筐体が大きく見える感じがします。

初代Libero 5Gと同じZTE製。SoCはSnapdragon690から、Dimensity 700へ変更されています。そのため、価格も抑えたままで、後継のモデルとして製作された形となります。ここは悩むところで、日本市場では圧倒的に有利なSnapdragon 690を搭載したLibero 5Gか、少しでも安く販売するためにDimensity 700を搭載したLibero 5G IIかで、結構分かれるところじゃないかと思います。


かんたんなスペック
Dimensity 700 (2.2GHzx2、2.0GHzx6)
メインメモリー 4GB
ストレージ 64GB
前面6.5インチ FHD+(2400*1080)液晶
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.1
1600万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(マクロレンズ)
電源兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応
モノラルスピーカー/LDAC,AAC,SBC対応
nanoSIMスロット x1/eSIM対応
microSDスロット x1
3900mAhバッテリー
169x 78 x 8.8 mm 200g
Android 11/MyOS(ZTEのUI)

5G
NR:n3/n28/n77
4G
1/2/3/8/41/42
3G
1/2/4/8

バンド構成で、LTE B28がありません。そのため、基本的にはSB系のSIMで使うことが必須とも取れます。自宅のau回線の場合、B41+B3のCAなどで強引に拾ったりすることが多いようです。

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個人的にはメーカーロゴもない、スッキリとした外観は好みですね。


全体的な使用感など
UIなどは特に問題ないです。Webを見るなど、ライトな使い方であれば、まず困ることはないと思います。電源ボタン兼指紋認証センサーも非常に認識力が高く、正直XPERIAより上とも思えます。

ゲームに関してですが、最適化されていないデレステを除き、プリコネやウマ娘、IDOLY PRIDEなどが普通にプレイできます。ウマ娘は、3D軽量にすることでもっと快適に動作させることが出来るぐらいのスペックですが、3D標準でも十分動いてしまいます。ロード時間などを考慮するともう1ランク上が欲しいところですが、そうなるとやっぱり端末価格も上がってしまうため、やむなしではあります。
IDOLY PRIDEは遊べるとは言え、3Dを低ランクに設定して、まあ遊べるかなと言う程度です。処理が追いつかずに落ちるときがあるので、要注意です。

気になる点としては、たまに再起動して、そのまま起動出来ない時がある点。電源を強制OFFしてもう一度電源を入れれば普通に動作するので、それほど支障はありませんが、今後修正されないと、ちょっと怖いかなと思います。対処が分かる人はいいですけど、その点はマイナスかな。

毎度の苦情で申し訳ないですが、外観がシンプルな分、重さが際立つ感じがします。片手じゃ使うのが結構辛い感じがします。まあ、これで困ることはないですが、液晶サイズとのトレードオフと考えるしかないかなと思っています。


まとめ、コストパフォーマンスよし、普及帯モデルとしての完成度は高い
ZTEらしい、非常に堅実な作り。やっぱり今回も重さと、Libero 5Gにはなかったシステムの不安定さなど、ちょいちょい不満はありますが、価格を考えれば、弱点らしい弱点がないです。
今回はメルカリで、たまたま8,500円で出ていたので、購入しました。ただ、回線契約で1円にしておくモデルではない感じがします。いわゆる戦略的機種ではあるにしろ、これだけ安くてそこそこの性能があれば、大半のユーザーは満足しちゃうんじゃないかと思うんですよね。
直接のライバルが、前モデルのLibero 5Gで、しかもそれは完全な好みであるため、非常に悩ましいところではあります。ベンチマークスコアで判断するわけじゃないですが、完全に互角なんですよね。そのうえで、敢えて比較をするならば、
  • Snapdragon690とDimensity700の違い
  • 6.5インチ液晶と6.67インチ液晶の違い
  • カラーリング
このぐらいでしょうかね。同じメーカーが作っている以上、違いが出にくいので、その点で悩むことにはなりそうです。
  • ゲームを多少プレイするということであれば、Libero 5G
  • Webサービス中心に利用するということであれば、Libero 5G II
というような感じにはなります。昨今のモデルで、デレステが対応していない機種が登場しちゃったというのが驚きだったのですが、やはりDimensity系はそこが一番不安視されるため、そこを気にしないならLibero 5G IIなのかなと思います。

なお完全に余談ですけど、Pixel6をレンタルしている身としては、Pixel6より断然こっちのほうが使いやすいというオチがあります。それぐらいスタンダードなスマホなので、幅広い層に受け入れられていいんじゃないかなあって思ったりします。

もちろん、Libero 5Gのときにも書きましたが、iPhone SE 2020など小さな液晶サイズのスマホをメインとして使っている方には、これを1台足して、LINEMOあたりでゲームやWeb閲覧用途として使って欲しいかなと思ったりします。Androidの魅力の一つに、画面の大きさがあったりしますので、それに1万程度のお金を突っ込むことができれば、より快適にスマホ生活が送れると思います。




おしまい

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