あるさんのレビューblog

買ったものをレビューするページです。 読み物blogは「日常のblog」よりどうぞ。

カテゴリ: XPERIAのレビュー

一時の気の迷いが、その後の後悔とモノへの不当な価値となって現れる。
はっきりとしたことは、「このスマホこそ、過去に見た理想形。」

久々に気持ち悪いレビュー書きます。
新訳「XPERIA ZL (C6503)」です。

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(台湾や香港あたりではタッチの差で並ぶことがなかった両者)

執念か?時間経過か?入手までの長い道のり

というわけで、ねんがんのXPERIA ZL White C6503をてにいれたぞ!

去年10月に、俺に惜しまれつつ売却となったXPERIA ZL。Z3Compactの資金捻出という名目ではあったものの、手放した後に「やっぱり勿体無かった」という後悔だけが残る逸品でした。

もう一生手に入らないと思っていたものが入手出来るのは、やっぱりうれしいもの。正直なところ数ヶ月前からebayやタオバオあたりで本当に物色しているものの、基本は黒ないしは赤(まあ、赤でも良かったといえばよかったんだが)、おおよそC6502が大半でC6506が少量、黒だけでいいならC6503もあるよレベルでした。

ま、つまり白は現時点で海外からの入手すら困難という絶望的な状況。あってもC6502がほとんどということで、新品入手はほぼ諦めました。


あとは中古ショップか国内の海外端末取り扱いショップぐらいしかないのですが、そもさん国内で取り扱ったことがあるショップはEXPANSYS/ジャングルやイオシスぐらい。あとは法外な金額で現状でも販売している大陸系などが多く、いずれにしろ入手困難な状態には変わりありません。

なんで消去法的な話で、以前のレビューの通り、ひたすらヤフオクに出品されるか、じゃんぱらに入荷するのを待ちに待ったという感じです。(ここだけの話、実はG Flex2を買おうかと思って探してたところに出てきた)

待つこと数ヶ月。ついに当初欲しかったZL白を買ってやりましたよ。
ちなみに29,800円+送料です。

あらためて、なぜそこまで駆り立てるのかを勝手に書いていきます。

それは、本当に偶然の産物だったのだろうか?

機械モノの常として、新しいものが高性能なのは当たり前ではあるのですが、例えばその機械にしかない特徴というものは、時として高性能を上回るアドバンテージになります。例えば日本ではF-07C(Windows7入りガラケー)やN-05E、PanasonicのCM1、海外だとYotaPhone2やGALAXY Camera、MotorolaのFlipout、Milestone系に当たるものでしょう。
SONYもかつてはXPERIA mini Proなんていうキワモノだったり、Floating Prismを搭載したXPERIA S(NX)などの特徴的な外観を持つモデルがあったりとしているのですが、そんな中でもはっきり言ってXPERIA ZLは存在そのものが地味です。Zほど特徴もなく、インパクトも薄いです。おそらくマネマネレベルで中国のメーカーがらくらくと作れてしまう感じです。

今の今まで勘違いしてたのですが、英語版のWikipediaの前モデルに「XPERIA T(ほぼXPERIA GX)」と表記されています。
XPERIA ZLはXPERIA Zの派生モデルではなく、XPERIA Tのバージョンアップモデルという考え方も出来るわけです。

元々ハイエンド機として計画されていたZとスペックが同じだけで、廉価版ではなくミドルエンド機として最初から計画されていたと考えると、非常に感慨深いものがあります。が、おそらくはTの後継モデルとして、当初からハイエンド機として視野に入ったモデルで、Tを作った開発チームがZと並行して作ったものなのでしょう。
ZLのLが何を表すか、ZL2の時はLTEのLだったらしいのですが、初代ZLはいわゆるLocalやLightなどと言った控えめな意味合いではないかと。これまでの流れを継承させるという意味でZLを送り出したと考えられなくはないです。

ZLの廉価版がZRにあたり、これが旧来のXPERIAデザインの流れと考えられます。(ULやZL2、SP、CシリーズやEシリーズデザインなどはこっちに当たる)
一方で、Omni Balance designは2014年はミドルエンドにも投入されています。(T2、T3やM2以降、Tablet、Ultraなど)

つまりZLとは、Tシリーズの延長線上のデザインとして、当時のソニーっぽい丸みを帯びた感じでありながら、Zの意匠を加えられたデザイン、そしてハイエンドのスペックを持つという異色のモデルだった、というわけです。

ここで参考までにXPERIA Tとのサイズ比較
ZL 131.6 × 69.3 × 9.8 mm 151g (5.0インチ)
T 129.4 × 67.3 × 9.35 mm 139g (4.6インチ)
こうやってみると、液晶サイズが拡大した分だけサイズが大きくなってると解釈してもおかしくない感じです。

こうしてZLの成り立ちを推測していくと、自分ではかなり消化出来るのですが、やはりネーミングのZLに推論は尽きないものです。

過去から来た本物のフルスペックコンパクトスマホ

そういう紆余曲折があって、発表時ではXPERIA Zと同格として扱われることになったXPERIA ZL。あらためてサイズ比べ。
Z 139 × 71 × 7.9 mm 146g (5.0インチ)
ZL 131.6 × 69.3 × 9.8 mm 151g (5.0インチ)

この関係と似ています。

Z3 146 × 72 × 7.3 mm 152g (5.2インチ)
Z3C 127 × 65 × 8.6 mm 129g (4.6インチ)

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XPERIA Zは非常にバランスがよく、今日に至るまでソニーのスマホのイメージを決定づけた端末ですが、おそらく使う人を選ばない、iPhoneとはまた違う万人向けサイズだったことも評価されるべきポイントです。
Z1はスペックを追求したあまり、厚く重いモデルになりました。その弱点を多少なりとも克服するに至ったZ2。そしてより原型に近づいたZ3。そしてZ4はついに多少なりともZ超えの薄さ軽さを達成しています。

Z4の登場により、おそらくZの系譜がこのままZX(仮)の系譜などに引き継がれたとして、複数モデルをハイエンドにするということは、あまりありえないのではないかと思います。(そのハイエンドが小型フルスペックという可能性もあるけど)

Z1fの時は、軽量コンパクトのフルスペックモデルをつくろうとドコモ側から提案された、とされています。おそらく試作段階でのZ1を見てそう思ったのでしょう。これに関しては170gに対しての140gですから、コンパクトモデルの必要性はあると思います。海外で発表が遅れた理由は、ドコモ版のみを作ることを最初から念頭に入れたが、思ったより売れなかったからとか、そういう大人の事情でしょうね。

Z3Compactは予めラインナップに組み込まれているモデルであり、当然のようにZ3とセットで登場しています。タブレット型と当時発表ということはあったものの、コンパクトモデルとフルサイズモデルが同時に発表されるのは、Z3が初めてだと思われます。(ドコモでは、GXとSXということはあったけど)

Z3とZ3Compactには多少違いはありますが、基本的にメモリ容量のみで、他は全機能が搭載されている(日本ではフルセグ/ワンセグの違いはあるけど)わけです。

ちょうどこれに近い状況として考えられるのがZとZLの発表時の状況。
Zが対iPhoneに位置づけられた機種に対し、ZLは今までのXPERIAの集大成的な機種として世に送り出されたという感じだと思うのですが、同一の液晶を搭載してしまったがために、相対的にZLがコンパクトモデルだと思われてしまうサイズに収まることになります。Light説を証明しているようなものですね。

ソニーとしては絶対的なフルスペックスマホはZのみであり、ZLは営業上の理由でランクを落とした新興国向けのZ廉価版として、一部地域に投入されるだけで終了してしまったと。
このあとは、以前のレビューが詳しく説明してくれます。

結局のところ、このあとのソニーのスマホの中で、5インチで縦135mm×幅70mmを切るZシリーズはCompactシリーズのみ。ゆえに、俺はZLがコンパクトモデルの理想形態であり、本物のフルスペックコンパクトスマホであると位置づけるわけです。

まだまだ続くZLのアップデート

さて、そんな初代Zシリーズも、時代の流れにはさすがにかなわないものの、
Snapdragon S4Pro APQ8064 1.5GHz
メインメモリ2GB
ストレージ16GB+外部SDカード
FHD IPS液晶
1310万画素カメラ
2370mAhバッテリー
と、おおむね2年前のハイエンドと言った感じです。

最初発表された時にはAndorid 4.1が搭載されていましたが、その後順当に4.2、4.3とアップデート、去年の10月時点では4.4でした。
それから半年、ついに5.0アップデートが開始されました。おおむねクアッドコアでは基本的に5.0でも十分なポテンシャルであろうと思います。さらには、OS5.1へのアップデートも決定しました。
Android OSはそれほどアップデートの概念がない感じもしますが、比較的長い期間のOSアップデートをサポートしていることからも、その後のスマホの性能を決定づける最初の到達点だったんだろうなと思われます。

ちなみに、他社の同世代だと、GALAXY S4(国内版はS600、海外市場ではExynos 5 Octa)やNexus 4など、リードデバイスに近いモデルが5.1まで来ています。
なんやかんやで批判される韓国系のメーカーですが、ことAndroidのアップデートに関しては割と熱心にやってくれる上、世界中だいたいの地域で販売されているので、ROMの入れ替えなどの情報もハンパないというのが、ちょっといじる人にはありがたかったりします。

おそらく5.1が最後のアップデートということになりそうですが、とはいえ日本国内でもまだisai vividぐらいしか搭載していないですし、次世代のMが搭載されるには若干スペック不足でしょうから、それは時代の流れとしては仕方ないのでしょう。逆に18ヶ月のアップデート期限をしっかり全うしているのですから、SONYを褒めるべきなのかなと。


XPERIA ZLのコンセプトは、次世代に受け継がれたのか?

結局、2015年に入ってもモデルを絞れず、E4、M4A、C4、Z4/Z3+と来て、ご存知のように真のZ4とも呼べるZ4vというモデルも登場し、少なくとも今年の前半ではOmni Balance designを採用していることからも、しばらくはこのままSONYのスマホイメージはOmni Balance designだろうなと思っています。
シャープやサムスン、LG、ファーウェイなどがこぞってベゼルレスデザインに舵を切っている現実を見ると、個人的にいずれXPERIAも狭額縁に進まなければいけない気がします。iPhoneとほぼ知名度的には変わらないにしろ、デザインの固定が陳腐化と見られることもありますので、どこまで続けるのか、どこで見切りをつけるのかというのは非常に難しいところです。
次のデザインが必要になった時、もう一度SONYの内部で過去のスマホを見直す過程が出てくると思いますが、その時に、紆余曲折で作られたZLのデザインが助けになってくれると思っています。

まあ、あわよくばZLの前面デザインでZ3ぐらいの薄さであれば、それだけで割と申し分のないモデルが出来上がりそうな気がしますけど、それは次世代のXPERIAに期待するということで、もう少しXPERIA ZLとの付き合いを続けていくことにしましょう。



余談:29800円という価値に関して

言うと、29800円という価値の1万以上はノスタルジーにあります。
正直なところ、このスマホに2万どころか1万ぐらいしか価値はありません。でも個人的にエポックメーキングを感じたモデルです。特に、最初にも書いたように、前面白、狭額縁のXPERIAハイエンドモデルは強烈な印象を与えてくれました。その価値を対価としています。
機械モノ、しいてはスマホという分野はまだまだビンテージになるモデルもないと思いますが、その価値はもっと認められていいと思っています。その価値に気づくとまた面倒なことになるのですが、そこは人それぞれに思い入れとか価値観とかあると思います。まあ、このblogの価値観のテーマはそこにあるんで、「またバカみたいに金突っ込んじゃってるな」と思ってもらえたら、それが一番ありがたいのかなと思いますよ。





おしまい。

(8/18、再追記をしました。)
XPERIA Z4の耐久ベンチマークはこちらから
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見た目が結構違うのね。

ま、それはそれとして、9割以上回線目当てで買ってやりましたよ。
XPERIA Z3C(SO-02G)の置換えで買ってます。回線は放っておいても払ってるMVNOを2つぐらい切ればまあめんどくさくないでしょ。

XPERIA Zの完成形だが、それは本当の意味で発展形

さて、最高傑作と自称したZ3ですが、それとZ4はカテゴリが若干違う気がします。
いつものサイズ云々。

XPERIA Z(SO-02E) 139 × 71 × 7.9 mm 146g
XPERIA Z1(SO-01F) 144 × 74 × 8.5 mm 171g
XPERIA Z2(SO-03F) 147 × 73 × 8.2 mm 163g
XPERIA Z3(SO-01G) 146 × 72 × 7.3 mm 152g
XPERIA Z4(SO-03G) 146 × 72 × 6.9 mm 144g

持った感覚はまた別のものです。
Z3は本当にZを持ってるような感じがあったんですが、どうも軽くなりすぎた感じはありますね。重さは変わらないのになぜ?と思うかもしれないですが、秘密は薄さですね。
今までは初代Zよりサイズ的に必ず上回ってしまう感じがあったんですが、Z3は手の収まりで解決出来てしまってるんですよね。Z4はむしろ薄さによってホールド感が失われてしまっている感じが否めないです。

そう考えると、Zの再現をZ3で行い、Z4がサイズの上で本家を超えるものと考えると、ようやく形状の進化系となったのかなと思ったりします。

ネーミングに関しての超余談だけど、Z4のスペックにZ3の外観が、本来発表するはずだったZ3であったが、S810の開発スケジュールの遅延で急遽Z3としてZ2と大差ないスペックの物を搭載せざるを得ない状況になったと考えると、スペックやZ2→Z3の変化の少なさに納得が行く気がする。ゆえに、海外ではZ4がZ3+とネームで販売することを考えたのではないかと思いますね。

S810は果たして地雷か、それとも次世代か。

ぶっちゃけスペックはもう書くこともないんだけど、
Snapdragon 810
LP-DDR4 3GB
ストレージ eMMC 32GB
5.2インチFHD液晶
2070万画素カメラ

概ねZ3とはSoCとメモリが違うぐらい感じですね。
さあ、見せてもらおうじゃないかその性能とやら。

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さすがに性能は全く問題ないのですが、気になるのは熱ダレによるもの。
(当時の資料としておきます。ベンチ耐久を見ていただくと、そこまでひどくありません)
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いやマジでか。
ちなみにピーク時に50度近くになり、かなり熱く感じます。

まあ、それほど体感では問題ないんだけど、普通に使ってて気になる点。

  • NFCをつけていると発熱が激しい。
  • 同じくカメラで写真をとっていると5分後ぐらいにはかなり熱くなる。
  • 熱くなる場合は、NFCとドコモマークのちょうど間あたり。

思ったよりゲームなどの処理落ち(魔法科高校の劣等生 LZ)はない模様。
ブラウザゲーなら多分問題無いと思うんですけど、3Dなんかをふんだんに使う方は、時間経過で厳しくなっちゃうのかもしれない。


注目すべき点のヘッドホン最適化ですが、基本ウォークマンアプリ(ミュージック)のDSEE-HXとの排他条件となります。さらに不思議なのはヘッドホンごとに解析するような素振りがないので、「DSEE-HXより音は良くなるけど、それが音域の拡大なのか?」という不思議な感じがします。MP3はこれだけでも十分音が良くなるし、DSEE-HXだとなんかよくわからないけど高音域が潰れて聞こえる感じがあったりするのが、ハイレゾ音源でも自然に聞こえる分、そこそこ効果がありそう。

いずれにしてもZ3よりは音がいい感じです。
これは確実に進化した点ですが、S-MASTERほどではないです。やはりウォークマンの優位性はS-MASTERになりそうですね。ソフトウェア処理でなんとかならないものか。

俺はZ3Cの代わりに使うので、基本電話用途とウォークマンとして使うのでまあいいかなとは思うんですけど、これをメインとして使うのにはちょっと勇気がいる。

(7/1追記)
で、思ったこと。
マルチタスクでオーディオとブラウザとか、そういうレベルの処理ではほんのり熱い程度、Z3でもこのぐらいにはなるので、そういう点では実用性になんら問題はないと思います。前評判だけでいけば実用的に支障があるぐらい動作が遅くなるとかの弊害もあったりするんじゃないかとは思ってましたけど、それもそれほど感じることはありませんでした。
とはいえ、熱ダレしてもベンチ的にはBlade S6程度ということを考えれば、ピーク時にも性能が落ちないZ3には劣るものの、世の中が言うほど酷くはないと思いますね。もっともBlade S6をメインで使える層は迷わずそっちを買うだろうけど。
(追記ここまで)

Z3とZ4、選択肢が並ぶが...

個人的にZ3の筐体でZ4のスペックが欲しいと書いたのは本当で、特に排熱処理などに余裕が出来たのではないかと思うのですが、まあそれはQualcommの計画がまねいた結果なので、しょうがない感じはありますね。

実はQualcommのSoC制御プログラムがうまく働いていないんだろうなと思いますし、そのせいでやや未完成なレベルになってしまった感じがあります。あとOSレベルで64bit対応してはいるものの、全てのプログラムが恩恵を受けられるわけではないのが悩みどころです。

まあ、過去にもZ2とZ1が併売されていたりしたこともあるし、海外では未だにZ2が併売されていることからも分かるように、正直なところハイエンドの世代間の性能差はそこまで大きくないというのが今回の問題です。
普通に使う分にはZ3でも全く問題無いですし、世代的に枯れている分、安定しているのが大きいです。
んじゃZ4はとなりますけど、正直な話、ちょっと今の時点では判断しにくいです。まだアップデートの余地があるとはいえ、海外版と違い安定性を求めるため、例えば具体的にSoCの制御プログラムをわざとそちらに向ける(例えば今のようにピーク時2GHzで動作する時間を限定する)だろうなと思います。
そうなると、じゃあZ4を出した意味ってなんなの?になりますけど、ネーミングに関する由来の話でだいたい合ってると思います。

一つだけサイズの話でいけば、今後Z5Cがでなくても十分コンパクトになったという点は大きいのかなと思います。ここがZから脈々と続いた進化の最終形と考えてもいいものでしょう。
ただ、そうなると今後狭額縁化や液晶サイズの大型化にどう対処していくのか、Zの大型化をしない以上は、やはりZ5 Ultraや、別シリーズが現実味を帯びてくるとは思います。

いずれにせよ、今の段階ではZ4は選択肢になく、Z3か、Z4以上の性能が期待できるGALAXY S6 Edgeをオススメしたいところです。それぐらい、Z4じゃじゃ馬で未完成すぎるというのが、簡単な感想です。

(7/1追記)
んじゃ具体的にZ4に買い換えようかと思ってもいい方をあげてみよう。
  • 単純に歴代のZシリーズを欲しい人
  • 初代Z(SO-02E)、初代A(SO-04E)からの買い替えの人
  • S810にまだポテンシャルを期待できる人
  • 薄いXPERIAがいいという人(ちなみにGALAXY S6は6.8mm、S6 Edgeは7mm、iPhone6は6.9mm)
買っちゃいけない人
  • XPERIAが嫌いな人(そりゃそうだ)
  • Z2以降のXPERIAを使っている人
  • 長時間のゲームや動画再生など、日常的に連続高負荷がかかる作業をする人
  • 薄さによるホールド感に納得がいかない人(店頭で実機を握ってください。割といるはずです。)
Z1含め、S800を搭載しているのにAndroid 5.0にならないモデルでも、機能そのものが全く変わるわけでもないし、何度も言いますけどそれほどスペックの向上もしていないので、正直なところ買い替える必要はないと思っています。

ただ、絶対的な話として、今の時点でまだ改善の余地が十分残っていることを考慮すると、あえて今からXPERIA Z3を買うという選択肢はそれほど好ましいとは思えないです。これが他社との比較なら圧倒的にGALAXY S6 Edgeとかisai vividとかなんですけど、どうしてもXPERIAがいいという指名買いの方しかいないので、ハナから選択肢に出来ないという事情もあるんじゃないかと思います。

あと、個人的にはXPERIA Z3+の件と、XPERIA Z4vという特殊モデルが出たことで、海外向けハイエンドと国内向けハイエンドを別モデルでつくろうとしているのではないかと思ったりしているので、仮に国内向けZ5が出てもZ4と大差ないスペックか、いいとこメモリ容量とSoC変更ぐらいの問題なのかなと思います。もし同じものが出たとしても国内向けだけ別ネーミングとかになりそうなんだよなあ。
好みはあると思いますけど、今のZ4とZ4vではある程度のサイズのクラス分けが出来ていて、今後のベースがZ4v側だとすると、2台持ち前提の通話端末用として長期間利用出来るんじゃないかなと思います。
って、同じことをZ3Cの時にも書いてると思うんだけどね。
(追記ここまで)

さらに8/18の追記
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ある機種との比較ベンチマークの際に得た追加情報。
Snapdragon 810の動作の謎に関してはLG G Flex2の方に書きましたけど、どうもA57コアとA53コアが同時に動作すると、A57コア側のクロックが2GHzまで上がる感じのような気がします。

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最新の3DMarkのスコアもオマケに載せときます。

あと、NFCを切ると、普段でも背面のおサイフケータイマーク付近の発熱が明らかに下がる感じがあります。常用してない人は、バッテリー節約も兼ねて切ってしまうと効果あるかもしれません。

(今回の追記ここまで)


おしまい

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買っちゃったw
結局EXPANSYSで予約してたのを破棄して1shopmobileで購入。
だいたい72000円ぐらい(代金68000+税金4000円ぐらい)。
ちなみに、届いてフィルムを剥がして初めて触ったのがヨドバシの保護フィルム係の方です。俺持ち主なのに。

で、何を思ったかたまたまじゃんぱらで安かったという理由でMDR-1RBTMK2とSmartWatch3を大人買い。合わせてデビューさせましたとさ。初めてスマホ買ったオノボリさん状態だわこれw
これでBT経由で音楽を聞くためにスマートウォッチを操作するとかいう超怪しい行動が取れますな。

いやマジでSONYばっかりだな。マカーキモいとか言ってるけどマカーってこういうことだよなとつくづく。

記念撮影というか、パープルがどれ位パープルなのか分かる画像。
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実はパープルってズルトラ2台目の時に「違う色がいいな」という理由でホワイトじゃなくてパープルにしてる。結局残ったのはパープルだし、そう考えると全く同じことをやってるんだなとw

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こっち側はかわらんね。

さて、アナ雪のコンテンツが入ってるらしいということが売り?のパープルなのですが、違うところはこんなぐらいなのかなと。
ディズニーっぽいテーマがダウンロード出来る気がする。
ちなみに、Z3 Compact(SO-02G)はこんな感じ。
気づいたんだが、動作がちょっと違うのね。
Sony SelectのテーマのコンテンツがZL2やZ Ultra、Z3 Compact(下)と違うっぽい。
あるいは海外版だけの特典なんだろうかな。あとでD5833をちょっと見せてもらってきます。


俺はすっかり忘れてたんだけど、Z3ってメインメモリーが3GBだったんですよ。
レビュー時にさんざん書いてるのになんでそんなことに今更気づいたかというと、メモリ使用量がSO-01Gより少ないんですね。だいたい常時1GBぐらい空いてる。SO-01Gって多くて1GBを切るぐらいなので、アプリの乱立をさせても処理が落ちにくいという感想。
厳密にはやる必要ないんだけど、最近はキャリア版端末を多く使っているせいか「すべてのアプリを閉じる」を頻繁に使っているのだが、ズルトラC6833(SIMフリー版)以前はグローバル版だったから使えなかった。4.4以降のグローバル版には実装されてるみたいです。

あとは全体的にパワーダウンしてますよね。どうせ使わないけどおサイフケータイや、ないとちょっと不便なフルセグ、ストレージ16GBというのも今更感が強いです。ストレージだけでも32GBになると、本体にオーディオファイルを入れたままに出来るから便利なんだけどね。microSDでカバーすればなんとかなるなる。
今後SoftBankで1年の間に使えるようになるLTE Band8とBand28に対応し、MVNO含めほぼ全キャリアでテザリングが出来るのが利点。もっともB1とB3に対応していればほぼ問題ないわけだし、もっと言えばドコモのSIMで使ってもいいわけなので、どっちかといえばそっちに重点を置いた結果だったかなと。

なんだろ、音声にSO-02G、データにD6653という、結果的に思った通りの環境にしてしまった。
まあ、SO-01Gが高いうちに処分できたのが結果的に良かったのかどうかまだわからないからなんともですね。


おしまい。

2/16、タイトルとカテゴリを変更、中身を若干補足。

まず余談。SO-01GのROMから401SOのROMに変えたらAXGP使えるんじゃねとか思ってた時期が私にもありました。ベースバンドは変わらないんですね。
普通にドコモでSIMフリー化したまま使ってます。B1とB3だけでも全然問題ないね。


さて、12/30付のエントリーにて、オレンジのZ3 Compactを並べて記念撮影していました。これはドコモ版のSO-02Gです。
えっ、お前Z3cのレビューの時に違いがあまりないからどうたらこうたら言ってなかったっけ?という疑問をお持ちになる読者の方がいらっしゃると思います。

今回は、去年の年末にD5833とSO-02Gを天秤にかけてSO-02Gにしたというお話です。
(所信表明を1発めから覆す内容で申し訳ないです。)

B28を取るか、VoLTEを取るか、それが問題だ。

延々ずらずらと書いた駄レビューの中で違いに関してまとめることをしてないので、ここであらためて違いを書いておこうかなと。

XPERIA Z3 Compact D5833のメリット

LTE対応バンドが1/3/8/28
OSの5.0以降のアップデートが確約されている
MVNOでもテザリングが出来る
売却時の価値が一定以下にはならない可能性が高い

XPERIA Z3 Compact SO-02Gのメリット
LTE対応バンドが1/3/19/21(ドコモバンド)
ワンセグ、おサイフケータイ、VoLTE(SPモードのみ)などに対応
ドコモショップにて修理可能


共通した仕様
MSM8974AC 2.5GHz(S801)
メインメモリ2GB
ストレージ16GB
4.6インチHD液晶
2070万画素背面カメラ
ハイレゾオーディオ対応(96kHz/24bit)


とまあ、こんなところですかね。
背面の「XPERIA」と「docomo Xi」のロゴが見た目では大きな違いなのですが、正直背面はそんなに気にしないので、こちとら不問としています。

まず、未来に向けての投資という位置づけだったLTE B28ですが、まあ一向に話がありませんよね。サービスインするにしても、どのキャリアも10MHz幅しか割り当てがないので、75Mbpsまでが限界だろうという見通しです。キャリアアグリゲーションの増幅波みたいなものでしょう。
ドコモ・au・ワイモバで整備するにもまだまだ時間はかかるでしょうし、ましてB8が整備できていないSBMに先んじてワイモバのB28基地局改修を行うとは到底思えないというわけ。(書いてて翌日ぐらいにリリースあったら吹くけどw)

次いで、VoLTEの対応です。一応サービスインしてるものの、各社互換もなく、今後とも海外端末でVoLTEを使うにはハードルの高い話になりそうなのですが、実はZ3を使って以降、この点を非常に重要視し始めました。
今までのLTE対応端末では、通話する場合どうしても3Gで接続するため、一時的に通信回線も3Gに落ちることになり、場合によってはしばらく3G接続しか使えない状態に陥ります。まあ10分ぐらい経てば勝手に切り替わってるんですけど、どうしてもその辺が納得いかない感じだったわけですね。というより、安定して繋がるからLTE切り替えをしないままと言った感じです。
VoLTE対応機種は、その点こちらから一方的に固定回線にかけるとしても、LTEで音声通話出来るので、ほぼサービスエリア内でLTEが途切れることはありません。(これに関しては、VoLTEにまつわる諸説あるものの、事実として発信側はLTEで通話発信出来ている)まあ、エリア外に切り替わった時が厄介で、即切れるという問題はあります。かけ直す場合は上記のような3G接続に変わるのですが、そういう場所に行くことが果たして今後何回もあるのか?という疑問はあります。(注:ちなみにドコモのLTEを使い始めて2年半ですが、山間の県境や新幹線の中、地下街などでもない限り、3Gに落ちる場所には行ったことないです。)

そして決定的ともなる、LTEのバンド対応です。
Z3が大雑把な話B1とB3だけでも十分対応可能なのに対し、通話前提として運用するZ3 compactでは上記VoLTEの対応の関係で、どうしてもドコモベースにせざるを得ない状態なのです。その辺3Gでいいじゃんよという話ではあるんですが、基本ガジェオタの自己満的にはずっとLTEで接続させていたいじゃんという思いがあります。

というわけで、いずれにしろどのキャリアで運用するか?という問題が出た時、
D5833はワイモバかSBM(将来的なバンド含め)
SO-02Gはドコモ(大半のMVNOを含む)
として考えるわけで、結果的にはなんとなく収まったという感じです。


乗るしかない、このビッグウェーブに!!

最初は偶然の産物、友人がZ3cを欲しいという話になって、ちょうどSO-02GのMNP一括0+CBの条件が厳しいよねという話から始まりました。

自身の本意としては、定価で買わないとその価値観を定めることが出来ないのですが、別にそれを他人に押し付けるとかはないので、「いいじゃん買っちゃえw」とばかりに煽っていたわけですよ。

そうこうしている間にヤフオクでSO-02Gが急降下し、即決35Kを下回る状況が出来上がります。まあ、この時は別にこれといってどうという話ではありませんが、上記の言い訳によって、もう1台増設するというイメージもありました。

そして年末、クリスマス前あたりでしょうかね。
LG G Watchを友人が購入するわけです。Android Wearの接続可能OSってAndroid4.3以降なんですね。いくつか候補としては上がるものの、ほとんどが4.2.2止まりです。コンパクトサイズでウォークマン的使い方に適していて、回線運用出来る4.4以上のスマホとなると、Z3cしか選択肢がないという状況です。(かろうじて305SHじゃないかとは思うんだけど)
この時点でも、俺自身は煽りモードだったわけです。幸い秋葉原界隈でもどんどん特価で出てきてて、35800円ぐらいまで未使用品が並ぶ状況でした。

俺何を思ったか、ここでこんなことを言ってしまうわけです。
「SO-02G買ってくれたら、D5833と交換するよw」

冗談というか、気の迷いというか、正直メイン回線がSBMじゃないというか。
絶対的な価値はD5833のほうが圧倒的に上なのはお分かりだと思いますが、上の文章の通り、なんというか悔しいという話ですよね。
もっと言えば必要性に欠ける状態で、Z3cなくてもどうとでもなるような状況にあの時はなり始めていた(いや買った当初からなっていたけど)上、一時的にお留守番要因としてZ3とズルトラを持ち歩くという状況にもなっていたゆえの発言だったのでしょうね。
話はあっという間にまとまって、30日にはオレンジのZ3 compact SO-02Gがありましたとさ。

後に友人曰く、「ワイモバのNexus5のSIMで運用している」という話から総合的判断として、このトレードはWinWinになったという話...だと思いたい。


勝ち取ったスタメンの座、そして長期政権か?

そんなにデメリットがあったのか?と言われると、実は1点大きな問題としてmopera契約の話があります。SIMフリー版の場合、音声のSIMで使うにはmoperaUのスタンダードコースしか選択肢がなく、プロバイダ料金が別途かかってしまうことが問題でした。それを除けば基本的に3Gのガラケ持ってるようなもんです。

まあ、それを抜いて考えれば、12/30を境に音声SIMが収まってしまったまま、すでに半月です。
当初はZ3、Z3c、ZL2、isaiFLで音声端末は使いまわしていたのですが、SO-02Gに変えてから入れ替えることがなくなりました。ここでやはり当初の通りAXGPが使える401SOが欲しくなるという話なんですね。
ここに来てauにもコンパクトタイプのINFOBAR A03が出たし、サイズ的には305SHも近いということでにわかにサイズは活気づいていますけど、個人的にはいつものように2台目の音声端末という位置づけで使っていく予定です。
Z4 Compactが出るかどうかはかなり危ういでしょうけど、このタイミングで2台買えてしまったからには1年ぐらい維持出来るといいかなとは思っています。


おしまい

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