あるさんのレビューblog

買ったものをレビューするページです。 読み物blogは「日常のblog」よりどうぞ。

カテゴリ: XPERIAのレビュー

俺氏は、一体何を目指しているのだろうとw

2台めのXPERIA Z3+が不良返品になってしまい、そのまま延々とXPERIA ZL、そしてXPERIA XPと使ってきましたが、なんとなくな不満がたまるたまる。

というよくわからないが、満足度が低いとか、お金になるとか、なんかそういう理由で、またもXPERIA Z3+を買いました。
...まあ、ちなみにこれ、前ユーザーを結構口説き落として入手した時に、たまたまタイミングがHTV31と重なったので、結構痛い出費です。でも大真面目に好きなんですよね。

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今回は都合によりカッパーが手に入りましたので、このために残しておいた水玉フィルムを装着してみましょう。

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やっぱりモザイク柄とかのがいい気がするけど、これはこれでいいや。

Android6.0はbig.LITTLEコアの夢を叶えるOSか?

まあ、今年は数機種書いてますけど、実際のところほぼAndroid6.0というのは、Nexus6を除いてほぼ使ってなかったんですよね。(EUIとかMIUIとかごく短期間のZ3+のAndroid6.0)
ちょい前の俺には分からなかったことなんですけど、実際に数週間使い始めてみると、この上なく快適なんですよね。
理由は6.0化によるS810のパフォーマンス最適化が大きいんじゃないかと思います。未だに6.0化したZ3なんかは手に入らないのですが、Nexus6PにS810が搭載された以上は、OSレベルでパフォーマンスの最適化がされてる可能性は非常に高いわけですよね。
結果、熱いのは熱いですけどゲーム中とかにいきなりコア切り替えをしたりとか、機械的制御はあまりなくなって、ピーク時のみコア変化やクロックが上がるとか、受動的制御方法に変わってるんじゃないかという感じはあります。
正直なところ、当然冷却方法などが確立されていれば5.0ベースでも真価を発揮するS810が、OSレベルのアップグレードでかなり変わったのは非常にいい対応だと思います。
ただ残念なお知らせとして、使い勝手はもともといいし、そんなにこの機種に不満を持っていたわけでもないので、(というか、そもそも論としてZ4はZ3 Compactの代替として買ったことを本人が忘れていた)個人的に大きく改善された感じを受けない。むしろS810搭載機をしばらくいじらず、この前HTV31なんていう面白端末を触ってるから、それとの比較が大きいのかと。

バッテリー持ちがなぜかXPERIA X Performanceより良い理由

すでにXPERIA XPのところでも書いたんだけど、俺がかなり気にしたのがバッテリー持ちの悪さ。最近の端末にしては新品でこれほど持たない機種は珍しいなと思うぐらいで、それでも運用で十分カバー出来ていたというわけです。

んで、俺は気づいたんですけど、Z3+にしてから大体会社に行って帰ってくるまでに30%ぐらいの消費で済んでいる(まあ、何をやっているかにもよりますが)というお話です。
ここ3ヶ月結構特殊な生活を送っていたとはいえ、10時間で50%近い消費があったXPERIA XPと違い、何故かまともなレベルに収まっています。(ちなみにXPERIA XPはシングルSIMで使用していました)
なんかね、S820って思ったより燃費が悪いのか、それとも単純にバッテリー容量200mAhの差がこれを生み出してるのか、どうも俺には理解できないんですよね。それなら比較にXPERIA Xとかを買うのがベストなんだろうけど、今更ながらXPERIA XZを買うと決めた以上はXPERIA XCを買う気にはどうしてもなれないのですよね。

こればっかりは体感なのかもしれないし、多少なりともOSアップグレードの効果と思っていい気がしますね。

ダメをダメと認める、その上で理想であるZ3+の在り方

というわけで、案外ネガな部分を潰して来てるOSアップグレードのおかげですっかり性能的には問題なくなったXPERIA Z3+ですが、やはりS810搭載スマホ、それにもかかわらずZシリーズ最薄最軽量というそもそもの在り方に矛盾を感じるのは仕方ない部分です。
ただ、ダメで結構。俺はこの機種のウリはそれしかないと思っているから、ダメと承知のその上で、理想に溺れて溺死してるこの機種が好きなんですよね。
だって、真面目な話Z3とZ4が並んでたらZ3だし、Z4とZ5が並んでたらZ5だもん。スマホの選び方としてそれ以上間違ってるとは言えないわけですよね。

XPERIA ZLが未だにSONYのスマホでは最高傑作だと思ってる人ですから、やっぱり無駄に最薄最軽量でハイエンドっていう無理難題をやろうとした心粋だけで俺は無条件に好きになれる機種なんですよね。少なくとも発売1年と3ヶ月ほどで2回も買い戻そうと思った機種ってこれまでなかったわけですから、(しかしながらLeTV MAXは所持してもう1年になるけど)その点だけでも十分この機種が好きなんだろうなとしか思えないですね。

まあ、アレだ。
遍歴を振り返ると
Z3 Compact→Z4→Z5 Premium→Z5→Z3+→XP→Z3+→XZとなるわけですけど、今度こそ我慢してZ4を持ち出すような事態を起こす機種にはならないで欲しいです。我慢して使うにしろ、できればキャリア版はそこそこ長く使いたいので、そこは我慢できる機種になっていて欲しいところではあります。





今回も同じこと書いてるけど、おしまい。

2016/6/26、一週間使ってみてのあらかたのレビューを更新しました。
2016/8/21、2ヶ月使って見て気づいた点を付け加えました。


結果としてLeMAX2より先にこっちが来る事態になってしまったが...
今回は久々の最新型XPERIAのハイエンドモデル、XPERIA X Performanceの海外モデル、F8132をレビューします。

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新品を買ったので開封の儀

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今回は主力スマホがこぞって実家に戻ってしまってるので、簡易的にHTC Oneと並べてみた。


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価格はEXPANSYSで72200円、10ドル割引きですが送料が1600円、そこに税金が3300円ほどかかりました。
明らかに国内版より安いですね。


新シリーズの旗艦モデルでも日本ではこれ以外に選択肢はなく...

ご存知のとおり、XPERIA Zシリーズの後継モデルを担うのが、今回のXPERIA X Perfomanceです。
防水仕様な上、S820を搭載したハイエンドモデルではありますが、スペックが若干ちぐはぐです。

Snapdragon 820 2.2+1.6GHz クアッドコア
メモリ 3GB LPDDR4
内蔵ストレージ 64GB eMMC
5インチFHD液晶
無線LAN 11acデュアルバンド対応、Bluetooth4.2
SONY製IMX230カメラモジュール搭載2300万画素アウトカメラ
電源ボタン兼指紋認証センサー
microUSBポート
nanoSIMスロット/nanoSIM兼microSDカード
2700mAh内蔵バッテリー
144 × 76 × 8.7 mm 165g
FD-LTE B1/3/7/8/17/19/21/28
TD-LTE B41
(日本国内で利用できそうなLTEバンドのみ上げています)

まあ、いつものことですけど、そろそろメモリ4GBにしてほしいという気持ちはありますね。


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64GBあってもシステムに15GBも使っちゃってるスマホがあるんですよね。
どうなんこれ。猛烈に疑問なんだけど。

SDカードの相性が凄まじく、東芝の赤色EXCERIAの64GBだけしか認識出来ず。なぜか64GBが2枚、32GBが1枚再起不能になってしまいました。安くなったとはいえ泣けます。
ちなみにXPERIA Z5で使っていたデータが全部吹っ飛んでますので、SDカードの流用前にはバックアップをオススメします。


アンテナ表記を見て分かる通り、3G(ドコモ)+4G(ワイモバイル)/4G+3Gのデュアルスタンバイを確認。
普通に両方の番号で電話が受けられます。


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バンド的にはドコモかSB系で使うのが良さそうですね。
CAに関しては、自宅でLe2がCAしている時と速度が変わらないのを見る限り、おそらくはB1-B3のサポートはしてそう。
au系に関しては今回SIMがないので、確認していません。


いい忘れてましたが、技適は通ってません。


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ベンチマーク、ゲームやアプリ動作感など


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数値を見る限り、S820の中では割と低い方です。
とはいえ不自由するレベルではなく、S810にはあった変な引っ掛かりなども起こってないですね。

デレステはGALAXY S7 Edgeのおかげで到着時点ではS820に対応済みとなっており、3DMVでエフェクトをフルにしても問題なく見ることが出来ます。

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プラシーボレベルだと思ってたんですけど、Le2やNexus6、LeMAXなどとくらべて、データロードの速度が若干上がっている感じはあります。XPをメインにしてから、事務所以外ではNow Loading...の表示が揺れるのを1回以上見たことがないかもしれない。

長時間プレイ(2時間程度)すると、3曲に1曲ぐらいの割合で譜面落ちが起こったりと、XPERIA Z4以降で起こったような急な処理落ちのようなものが起こります。
極論としてZ4以降のモデルとは動作は変わらないのですが、処理落ちまでの時間は非常に長くなったのは幸いといったところ。相変わらず長時間プレイにはZ3が最適だったりするのかな。

魔法科高校の劣等生LZ Ver3.2.5。動作が若干軽くなったかなという気がする。

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とはいえ、3D表示はあまり多くないので、あまりスクロールで引っかかるようなことも実感がなく。
ハードのスペックに合わせてゲームエンジンが最適化されてるような感じなので、おそらくはそんなにどれでも違いのない感じ。Le2よりは明らかに動きが良いのはわかります。

体感の問題が続いて申し訳ないですが、本当に色々なアプリのスクロールの引っ掛かりやアプリ起動などでの「間」がほぼないというのが大きな違いだと思います。S810でも実感できるような「間」がある感じはそこまでないんですが、Z4やZ5などであった0.5秒程度の間がほとんどないです。これだけで快適だと思えてしまう。

スモールアプリとかはまあなくなってもやむなしの使用率だったんでそんなに支障ないんですが、気になったのはこれ。


タスクの削除ボタンが、アプリを完全に下までスクロールしないと出てこない点。これはどうしてこうなったんだろう。
結構地味なんだけどよく使ってた機能だったんで、これが改悪されてるのが結構不満です。


バッテリー消費に関して

前代未聞の約1割減(2700mAh)で、本当にZ3(3100mAh)やZ5(2900mAh)並にバッテリーが持つのかどうかというのは結構気になるところ。S820、5インチディスプレイを考慮すると、確かに1割減でも問題ない可能性はあります。

以下が実機の実測。

ディスプレイ輝度50%、WiFi/BT/Android Wear接続/GPSがON、21時頃デレステを延々とやってる以外はほぼ何もやってない状態。

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3日後のバッテリー消費量
同じ条件で7時より動作、8時ぐらいにデレステを10分やったあとはずっと待ち受け。


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さらに5日目、この日も朝にデレステ10分やっただけでこんな感じ。


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さて、この状態を考えると何が問題かって、劣化はしにくくても、基本的に容量の分をカバーできていないあたりに大きな問題を抱えているのが明白です。
キャリア版は更に少ない2570mAh(SB版は非公開だがおそらく同じ)で、通信最適化しているものの、CAなどでFDDとTDDの両方を掴む場合は消費電力量も増えることが予想されます。

5日目の予測値からするとおおよそ60時間程度は待受が可能だと思いますが、3日目のようにセルスタンバイの消費が半端ない日があることも考慮すると、48時間程度が安心して利用できる時間かなと考えられます。

そう考えるとZシリーズと大差ない感じはしますけど、根本的にZ2あたりからほぼ稼働時間が伸びてない感じや、Le2(3000mAh)のように3日目でもほぼ安心なバッテリー持ちとそこそこのパフォーマンスを発揮するモデルがあることを考えると、やはりハイエンドモデルはその辺りのバランスが難しいと考えさせられます。


質感、サイズなど

サイズは上下左右はそれほどZ5と変わらないですが、8.6mmという厚さ、165gが気になる方も多いと思います。

Z4の時に散々書いた気がしますが、サイズと厚さ、重さの関係は、筐体のバランスや手の負担に関わってきます。Z4のサイズが俺にはよくて、Z5のサイズが受け付けなかったのは、これまでのレビューの通り。
現実問題として、液晶が5インチになったことによる幅7.1mmと、2.5Dガラスによる効果か、思った以上に左右の額縁を感じさせない気がしますね。それでもって、全体的な筐体の丸さとメタルボディの質感で、ホールド感もよくて重さをそこまで感じさせないです。速報で出てきたカラーリングや、実際のモックを持った時には「これはどうかなあ」という感じがあったんですが、いざ使い始めてみると、これはZ5 Premiumの系統に十分値するハイエンドの質感があります。Z4まであった、中身が詰まってる感じですね。
背面ガラスを廃してまでメタルボディにしただけのことはあるんですが、シリーズが変わったんだからこれぐらい目に見えた変更しても文句無しです。
やっぱりZ5が相当な折半デザインにしすぎたんだろうなあと、そこで質感を落としたイメージを覆すには、Xシリーズのようなデザインにするしかなかったんだろうなと、いい方に解釈すればそうなるかな。
まあ、あとは嫌味とすれば、世界的にメタルボディが流行ってるからというのもあったんだろうけどね。


その他、気になる点

やはり、というか大体予想はしていましたが、高負荷時はカメラの右側あたりがかなり熱くなります。メタルボディだからといって排熱処理がうまくいくなんていう虫のいい話はないですね。

指紋認証の精度がよくなった、そして電源ボタンがどうも押しやすい感じなのは好印象。今のところSmart Lockと合わせて、ロックが解除できなかったこともなかったですし、若干省電力につながってるのかな。
Z5は精度があんまり良くなかったのと、電源ボタンが筐体に対して若干めり込んでいる感じだったので、そこはきっちりと修正してきたのでしょう。

結構色んな所で話題になってるけど、2.5Dガラスの弊害。個人的にはMeizu Pro5で同じ目にあってるし、まあ、iPhoneが採用してるだけあって、デザイン性を重視するあまり、利用者心理がわからないというかね。画面を保護する目的以外にも、外観をキレイなまま保ちたいという心理から保護フィルムやガラスフィルムは付けたくなるものなので、割と迷惑を被る気がします。
一方で、この2.5Dに対応した前面保護ガラスとフィルムのハイブリッド型も登場してるのですが、これも前面のSONYロゴが消えてしまうので、悩ましいですね。
純正フルウィンドウ付きカバーケースなんてものも出てるぐらいなので、メーカーとしてはケースをつけて保護して欲しいというスタンスなんだろうなと思います。

もう一点、イヤホンの自動最適化が購入時にはOFFになっている点は気になるかな。設定が「音と通知」の「アクセサリー設定」にあり、Z4から続けて3回も設定配置が変わることになります。いい加減固定できないものかと思いますね。


まとめ、買ってもいいけど国内版が素直にいいかわからない?

ドコモにしろauにしろ、ツートップ戦略が図らずとも実証されてしまったラインナップで、結局SamsungかSONYか。シャープも頑張ってるんだけど、ハイエンドモデルではこの2機種に勝るモデルが今の日本では非常に少ないと思いますね。
まあ、だからといって擁護できるものでもなく、GALAXYもS6 Edgeほどのインパクトはないし、XPERIAも現段階ではZ3以上のモデルが出てないと個人的には思います。ただ選択肢として出されたらその2つしか選べる機種がないという状態だから、同じブランドを買い続けようという受動型ユーザーも多いはずです。

もうすぐ2年ですし、ようやくZ2世代からの買い替えも検討できるモデルかなと思う一方で、Zシリーズから大きく変更されたデザインや材質など、抵抗感を持つユーザーもおそらくいらっしゃるでしょう。
それよりもメモリ3GBだったり、ストレージの初期使用量がやたら大きいことに対して日本モデルは32GBしかないこと、アプリや設定など細かいレベルで変更されていることなど、そっちのほうが気になります。メモリは特にAndroid 6.0では3GBでも苦しい場面があったり、ストレージ使用量は今後のアップデートで更に逼迫するでしょうし、せっかく高いお金を出すのだから、今後のアップデートにも多少なり考慮したスペックにすべきかなあと思います。世代遅れでないが、スマホは2年ぐらい使うことを考慮すると、必要最低限でコストダウンを図る必要はないはず。
今まではあまり苦言を呈することはなかったんですが、さすがにハイエンドのメインメモリとストレージが2年も変わらないのはいかがなものかと思います。

う~ん、万人向けにまとまっていて、質感も悪く無い。ある意味ハイエンドの質感が戻ってきたのに、今度はスペックが残念でオススメできないところがあって、非常にもどかしい。
なんか今のSONYの限界が見えてきそうな端末なのが、名実共に考えちゃいますね。


買うな、とはいいませんが、正直なところ俺は国内モデルに限れば、GALAXY S7 EdgeでもAQUOSでも浮気してもしょうがないかなと思うモデルかな。
海外スマホなら言うに及ばず、いくらでもスペックや質感がいいものが多いので、選択肢は多いはずです。
アドバンテージがあるとすれば防水防塵仕様なぐらいなので、ここに価値を見出して追加でお金を払えるかどうかにかかってくると思います。



まあ、でもこれだけ最後にボロボロ文句を言ってますけど、個人的には割と気に入っているモデルです。長く付き合えるかどうかはともかく、半年ぐらいはこれでも十分だなとは思わせてくれるので、その点はいい買い物だったかなと思います。



ーーーーーー2ヶ月使って気づいた点ーーーーーー

というわけで、あっという間に2ヶ月。
LeMAX2の画面不良なんかもあって、結局これ以降のスマホを何にも買ってないです。やはりそこそこ安定してるんだけど、気になる点はあるので、ちょっと書いておきます。

1.バッテリーが本当に持たない。
別に普通の使い方だと思うんだよなあ。WiFi/BT/GPSがON、壁紙をほぼ真っ黒の物に変えて、基本ドコモのSIMで運用してるんだけど、どうも同じ条件で夕方には50%を切るような状況が結構続いています。
涙ぐましい努力で開発者モードでアニメーションをカットしたりとかもしたり、スタミナモードもONにしたりするんだけど、結局それほど違いがないんだよね。
まあ、2日持つと言われているけど、毎日充電してるのはXPERIAシリーズでもふつうのコトなので、そんなに問題ないです。

2.明るさ調整がうまく働かない。
これも誤差程度、と思ったんだけど明らかにXPERIA Z4に比べ、Z5あたりから改悪していると思う。
例えば屋内でやたら明るくなってたり、かたや屋外で真っ暗になってたり、諦めて手動で調節し始めるとバックライトが途端に明るくなったりする感じ。バックライトが選択出来るよりも暗くなるのは結構なのだけど、それが晴れてる屋外で起こってしまうのはどうなのかなと。Z4はこのあたりを評価してたはずなんだけど、OS側のバグなのか、それともSONYのソフト作りの甘さなのか。

3.充電時のタッチパネルの誤タッチが非常に多い。
主にデレステ、時々ポケモンgo。
充電した時に起こるとわかったのはポケモンgo遠征をした時で、モバイルバッテリーで充電した時です。その後家で充電しながらデレステをやり始めて起こったんだけど、どうもQC2.0対応の充電器で充電しながらだと問題なくて、ここまで気づいてなかっただけですね。

症状としてはスライドが正確に反応しない、1タップが長押しになったりする、長押しが途中で切れてしまうなどです。

バッテリー動作ではなぜか起こらないし、充電でも2A安定しない条件だけな気がする。
もう少し条件を詰めたいけど、寝るときに充電するから、これもそこまで困ってない感じです。




ということで、総じて不自由なく使える感じではあるんですが、フリーズする頻度や、SmartLockと指紋認証が変に競合してうまくロック解除できないなど、変な癖があるのがちょっとした謎ではあります。
あとがデレステの動作確認なんかでもわかったけど、メモリ3GBだとS820の性能は生かし切れないのかなというのが素直な感想。とはいえ手元にまともに動作するS820端末はこれしかないのと、比較がLeMAX2だったのが、よりがっかり感を際立たせたのかなあ。

XPERIA XZと呼ばれてる次期モデルのスペックでもメモリ3GBな感じなので、このまま次のモデルも買うべきではないのかなあと思いつつ、カラーリングだけで言えば欲しいというのがかなりジレンマですな。
まあ、しばらくお付き合いするXPERIA XPをもう少し自分でチューニングするしかないか。


キャリア版は当然おすすめしません。素直にGALAXY S7 Edgeのがいいと思うよ。




おしまい。

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さてね。完全に迷走というか。
一時はZ5 Premiumまで持ってたおっさんが最後に行き着いたのがZ3+という奇妙な話です。


理想は高く。されど弊害は更に高く。

まず、簡単にXPERIA Z3+の購入理由に関してですが、単純にかぶっちゃやーよルールに乗っ取ったものと、Z5に耐えられなかったという本当に贅沢で些細なことです。この次元に来てしまうと病気です。
あとは高値買取継続がされていた時期だったので、こんな無謀なことでもやってのけるだけの資金を調達出来たのはデカイかなと思います。なにせZ5を1台で5万になったわけですからね。
んで、当初はこだわりの強かったVoLTEを使いたいがためにZ4を探すんだけど、不人気機種でもXPERIAだなと思い知らされるぐらい値段が高いのが印象的。何度も言うように実用主義者であれば圧倒的にZ5であり、大して理想を追い求めたロマン機種に当るのがZ4。それぐらい対象的なのに、市場ではそれ以上にXPERIAのブランドが絶大なんですね。
この時、F-04GだったりGALAXY S6 Edgeだったりも選択肢には上がったんだけど、やっぱりXPERIAで売ってきたこのblogの書き手としては、いつまでもロマン機種にはこだわっていきたいという思いがあって、なんか秋葉原をウロウロしてたら売ってたのがこのZ3+なんですね。42.800円也。色はもちろんアクアグリーンです。
というか、ここまで書いてていうのもアレなんだけど、402SOを買ってきてSO-03G化したうえで、SIMフリー化して使えばなんらガラスマ機能を諦めずに済んだんじゃないかというお話ですね。迂闊だった。

とはいえ、Z4も絶対的なパーツの問題であるカメラモジュールのIMX220以外はZ5相当にバージョンアップとなるAndroid6.0アップデートがありましたので、個人的には劇的な改善が見込めるかなと思っていましたよ。
結果...うん、やっぱりこれはZ4なんです。理想であれど、どう頑張っても理想は理想。理想に溺れて溺死したレベルです。現実的に考えると制御ソフトだけでS810を飼い慣らすことなんて出来ないから、Z4は理想なんです。
薄型スリムなボディにS810というのは誰の目から見ても無理無茶無謀なのに、それを製品化してしまうSONYって本当に理想が高いんです。だけど、その分弊害となる爆熱は背面パネルの接着剤をも溶かし、背面パネルが若干浮いてるのですね。ここが最大のポイントです。さすが42800円ですよw

んで、もう一つ問題があって、今回買ったのがZ3+ DualというGSM+LTEの同時待ち受け可能機種なんです。
待受可能なはずなんだけど、シングルSIMであればどっちに挿しても全く問題ないはずなんですが、残念ながらSIM2しかSIM認識しないのです。本来なら不良品なんですけど、どうせシングルでしか使わないしいいか感です。ここも多分安いポイントだったと思います。

が、まあ翌々考えてみるとこれ不良品だよね。という理由で結局返品してしまいました。

Z5で納得行かない理由、Z4なら不満がない理由

理由は過去に書いたエントリーとそんなに大差ないんだけど、「指紋認証電源ボタン」と「サイズ感」ですね。
一つは筐体にめり込んだ感じの電源ボタンがどうしても個人的に押しにくい。というのは、ケースをつけちゃうとどうにも押しづらく、そこに指紋認証が認識しづらいという問題もあって、ちょっとしたイラッと来る感じが先に来てしまったのが大きな原因です。これは如何ともし難いのですが、今後XPERIAの指紋認証が電源ボタンと供用となるのであれば、最終的には買い替えに躊躇しちゃうレベルなんだろうなと思います。
もう一点はサイズ感。これはある意味俺の感覚が間違っているんですが、3G回線だったゆえにMEDIAS ESやARROWS ESといった軽量サイズ、そしてXPERIA ZLがあって、XPERIA Z3世代ではCompactとの2台持ち、そしてその流れでZ4と来ているわけで、これをXPERIA Z5 Premiumにして、大型スマホと統合するという狙いがあったのが間違っているわけですね。で、そのかわりをZ5でできると思ってたんだから、まるで成長していない。
結果としてここまでわかって初めてSO-03Gで良かったじゃんという流れになるのが悲しいかな。気づいた時には遅いという話です。
Z5で感じた質感の問題も有りますけど、まあそれは所有欲の問題で、スマホのスペックとしては不満があったわけでもないので、その点は考慮しています。


もしかしたらこれが最後のXPERIAとなるか?

今年のSONYはXPERIA Xシリーズで行くということですが、ミドルハイには指紋認証電源ボタンがつくことになるので、そうなると選択肢に入るモデルがあまりに少なすぎる感じがします。
Z5シリーズを使っていて一回慣れたはずだったんですが、Z3+に戻したことで、なんとなくしっくり来てしまっているあたりに、やっぱり慣れとは恐ろしいものだなと感じます。そして返品したあとにXPERIA ZLを使ってるのですが、これがやっぱりサイズ的にもしっくり来る。ああ、多分薄さのZ4、持ちやすさのZLは今後も変わらなそうです。

ちょっと前にはわからない感覚だったと思いますが、LeTV系の背面指紋認証やGALAXYなどの前面指紋認証ボタンなどは表面積が大きいという理由があって、それで認識がいいというのもあるんですよね。まあ、それ以前にやっぱり筐体にめり込んでいるというのは、ケースに入れているだけで使いづらいと実感出来てしまったので、個人的にはもう使いたくないというのが大きいです。

理想を言えばXPERIA Xのスペックで満足なんだけど、指紋認証ボタンのない廉価版を出してくれそうもないですし、
そうなると、最終的にはSO-03Gを視野に入れつつ、現状のZ3+をどこまで延命するかということにかかっているわけです。とはいえ、不満がないわけでもないし、特にもともと良くない電池持ちが例えばXPERIA Xで改善されるのであればそれは検討してもいいかなあと思ったり。でも指紋認証ボタンだけは許すまじなんですよねえ。
とかなんとか言ってるんだけど、俺も忘れてたぐらいはるか昔にEXPANSYSでXPERIA Xを予約してたことを今になって気づいてしまったんですね。いつものように予約するけど結果的には1Shopmobileとかで買ったほうが安くて速いってことになるんで、それはそれとしてどうでもいいかなとは思うんですけど。




ちなみにXPERIA ZLでも別にいいんじゃねとか思ってるんだけど、いざZLにすると流石にスペック的な遅さと電池持ちの限界が見えてくるんで、そこんところを解決しないかぎりは、今後は厳しいかなと思ったりします。
あとはLe2ね。こっちはたまにテストでSIM入れ替えてるんだけど、行けなくもないかなと思ったりします。まあ、デレステが厳しい時点でお察しなんですけどねw





おしまい。

前もって書いておきますけど、今回は褒めてないです。
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XPERIA ZLとXPERIA Z5の並び

資金力が不足した時、ハイエンド機は資金となる

そもそも、XPERIA Z5 Premiumをなぜ手放すことになったのかというと、単にお金がなくなってしまったからです。Redmi Note 3 Proで代替できる目処がたったというのも大きいですが、実機レビューするというのはこういうことだと思い知らされますね。
こういう時、わざわざ高いカネを突っ込んでスマホを思い切って買うと、割となんとかなる資金が手に入るんですね。今回は65,000円ほど回収しました。

で、別にいいじゃないという意見もありますが、VoLTEが使えないのは非常に痛いので、最初はF-04Gとかでもいいかなとは思ってたんですね。
VoLTEどうのこうのじゃなくて、S810搭載の不良スマホはどこまで行けるのか?という話が面白そうだったのもあります。

が、同時期にドコモの愚行というか、XPERIA Z5(SO-01H)が新規で1万という話となり、ガチで使うという場合、それと単純にZ2を除いてZシリーズを制覇してきてるからには、当然Z5も買うだろうという変なプライドがあります。

今回は同時にXPERIA Z4 tablet(SO-05G)を買って、F-02Fをリプレースするという思惑もあったんですが、2016/3/21にアキバヨドバシに行ったところ、2台同時に契約するとZ5は一括0(端末購入サポート)、Z4 tabletは実質0(月サポ相殺)という、まあ割と好条件だったんで契約しました。

一応理論上は12ヶ月の機変不可という問題はありますが、その回線で機変しなければいいだけで、それはRedmi Note 3 Proにおさめて使ってます。そして今後もなんかしらのSIMフリー機に入れるSIMにはなるわけです。

かくして、XPERIA Z5 PremiumからXPERIA Z5への前代未聞のダウングレードを敢行した結果が、今回のレビューとなります。


まだ成熟しきっていないS810対策を除けば問題ないスペック

根本的にZ4から何にも変わってないため、ざっとスペックをおさらい。
Snapdragon 810 2GHz+1.6GHzオクタコア
メモリ 3GB LPDDR4
内蔵ストレージ 32GB eMMC
5.2インチFHD液晶
無線LAN 11acデュアルバンド対応、Bluetooth4.1
SONY製IMX230カメラモジュール搭載2300万画素アウトカメラ
電源ボタン兼指紋認証センサー
microUSBポート
NanoSIMスロット/microSDカード
2900mhA内蔵バッテリー
146 × 72 × 7.3 mm 154g
FD-LTE B1/3/7/17/19/21/28
フルセグ、NOTTV、おさいふケータイ、VoLTE対応、防水/防塵

まあ、根本的にカメラモジュールが違う程度で、Z4とはほぼ違いがないのですね。
筐体が大きくなり、ヒートパイプを設計しなおしたということで、十分排熱処理ができるとの目算があったんだと思います。

実際のところ弊害は全く無いですし、6.0アップデート後にXPERIA Z5 Premiumは若干不安定なところがあり、突然再起動がかかったり、ホームボタンを押すとフリーズしたりと、今ひとつなところがあったんですが、それが無いのは立派かなと思います。

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むしろ、Z5 Premiumよりベンチ結果がいいというのもありますね。
なお、Antutuは6.1がリリースされているのですが、Z5だけ突出したどうもおかしなスコアが出てくるため、今回までは6.0.4としています。また3DMarkはIce Stome Unlimitedです。

とはいえ、Z4で指摘した点は依然として改善されないのが現状で、例えばZ5 Premiumでも起こるようなデレステの2D軽量での不規則なフレーム落ちや、Z4であった高負荷時のNFCモジュールの発熱など、そこはもうちょっと進歩して欲しかったという点は結構あり、個人的には納得いかない部分があります。
普通に使う分には、おそらくZ5 Premiumよりは安定していますが、そうすると特に不満なくZ4を使っていた立場からすれば、どうなんだろうと思いますね。

極端な話を言ってしまうと、俺自身はXPERIA Z4という機種のほうが、使い勝手に優れていると感じています。
フルサイズ機にして最薄最軽量、そして持った時にそれ以上に軽く感じることを評価しています。それでもって無駄に使い切れないS810を搭載するところにハイエンド機の意地みたいなものを感じますし、何よりCompactとネームドモデルの中間を狙ったモデルだったので、本当に完成形だったんだと思います。
そこのところ、Z5はカジュアル化したZ3の筐体にZ4のスペックを押し込めただけという、なんかクアルコムのロードマップ通りにS810が完成していたら実現出来たZ3ともまた違う微妙なラインのモデルになってしまったんだなという思いがあります。確かにこの機種はZファンからしたら「どうしてこうなった!」なんだろうなあ。

半年で新規一括0円になる機種はやはり何かダメ?

結論ありきで書いてしまいますが、ドコモがなんでラインナップをPremiumとCompactに絞ることをしなかったのか、甚だ疑問に感じますね。
結構ボロクソに書いた割に、それなりの愛着というか、物自体への満足感はPremiumにはあって、そこんところZ5では(新規一括0円というところも重なって)なんか物自体の満足感が低いのかなあと思ったりします。言うに及ばず、Z3はおろか、失敗作とも言われるZ4ですら満足感が得られたはずが、Z5ではそれほどではないことに、自身でも驚くほかないですね。
例えば、Z3→Z4→Z5 Premiumというのは流れとして自然だったが、Z4→Z5だと、そのデザインや質感が逆に安っぽくなってしまっていると感じてしまうのかなあと。
無論、機能なんて違いは無いんですし、完成度なんかむしろZ5のほうが当たり前にいいんですが、Z4にもZ5 Premiumにもあるはずの質感がZ5には足りない感じがしてしまう。なるほどZ5はカジュアル化したXPERIAと半年前に書いたのは、感覚的に間違ってなかったわけです。
良い意味で万人向け。万人受けがターゲット。悪くないけど無闇矢鱈な質感の良さみたいなものは特にないのがむしろハイエンド機として引き立つ面もあり、それが俺みたいに質感で埋められない溝になったりするのかなと。


で、そこまで書いてしまったわけで、やはり根本的な何かをこの機種は失ってしまっていると思うんです。ゆえにXPERIA Z5がドコモでは新規一括0円という戦略機種に充てがわれてしまったのだと思います。ドコモがXPERIAの価値を失墜させたと書いても過言じゃないですが、それ以上にこの機種の立ち位置が曖昧すぎて、結果としてキャリアも困ってしまったという可能性はあります。ヘタするとauとソフトバンクもどうしたらいいかわからない状態じゃないかな。

さて、これを書いているのは3月末ですけど、4月に端末購入サポートに入っていなければ、XPERIAを選ぶ場合、ドコモであればXPERIA Z5 Premiumか、XPERIA Z5 Compactを強く勧めます。とはいえ、Z5 CompactはZ1fかA2ぐらいからのステップアップかなあ。このサイズでハイエンドというのが少ないからしょうがないというのもあるんだけど、別に無茶せずiPhoneSEでも買ってろよって評価ができるようにもなってしまっているので、そこは察してください。

新たにわかったことは、XPERIA Zシリーズを使ってる方は迷わずXPERIA Z5 Premiumを使うのがベストだということ。
Z4以前のZからZ5はちょっと所有欲が耐えられない可能性が高いです。あえて、ガラリとイメージの変わるXPERIA X Performanceを待つというのもありですね。

じゃあ、となると、やっぱりプラスチッキーなモデルからのステップアップとしてのZ5は悪くない選択肢じゃないかと思ったり。GALAXY S5とか、ARROWS NXとか、そのへんの2014年モデルから買い換えても悪くはないですね。ただスペック的にはS600あたりからだと変化が大きいので、そこは2013年夏モデルあたりからの買い替えをオススメしたいです。XPERIA Aとかがターゲットになるべきでしょうね。
念押しとして、あえて「機変するほど好きだ!」って思えない限りは、スルーしてXPERIA X Performanceか、Z5 Premiumを機変したほうが満足できると思います。



しかし、XPERIAの、しかもZシリーズで落差を覚えることになろうとは本気で思ってなかったですね。これは意外と教訓というか、勉強になったなと思います。

Android6.0にアップデートされたらもう一回XPERIA Z4買うんだ。





おしまい

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