あるさんのレビューblog

買ったものをレビューするページです。 読み物blogは「日常のblog」よりどうぞ。

カテゴリ: XPERIAのレビュー

(9/26後継機問題に修正)

さてね、なんかずっと持ち続けていたXPERIA Z Ultraを手放す決心をしました。
勝手にいろいろ書きなぐっていこうと思います。
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(SHT22とZ Ultra。縦はほぼ一緒。)

「ファブレット」というジャンルの先駆者、S800搭載スマホの先駆者。

もはや死語となりつつありますが、5.5インチ以上の通話できるスマホのことを、ファブレットと言っていた時代がありました。
古くはDELL StreakやGALAXY Noteあたりがそのはしりだったと思うのですが、おそらく本格的にファブレットという言葉を聞くようになったのは、Z Ultra以降のような気がします。
現在でこそ、5.5インチは普通、6インチに迫ろうかというスマホ市場ではありますが、発売当時はまだ5インチに行かないモデルも数多く、4.5インチが当たり前な時代、(注:ズルトラの発売は2013年9月頃)ぎりぎりジャケットの内ポケットに入る大きさのスマホとして登場したのが、XPERIA Z Ultraでした。
6.4インチのフルHD・IPS液晶にSnapdragon 800を搭載し、厚さ6.5mm、212g、3050mhAもの大容量バッテリを搭載。当時はS600やS4 Proが主流の中、S800を搭載したことが、現在に至るまでの評価を得ることになったのだと思います。が、あくまでマニアのためのスマホというもので、その後登場したSOL24は半年足らずしてMNP一括0円になってしまい、その辺りから裾野が広がったともいえます。
その価格、当時699米ドル。日本でも初物を入手するには9万弱。が、当時はそれでも惜しくないハイエンドかつ唯一無二の存在でした。毎度言いますけど、手にした時の薄さとなんとか片手で操作出来るギリギリのサイズ、それと完成度の高いS800を搭載したというバランスの良さ、これがこのスマホの最大の特徴にして最大の弱点です。人によってはサイズが大きすぎる(大抵は両手で操作すると思うけど)ので、このサイズを持つぐらいならiPad miniを持つでしょう。しかしながら内ポケットに入れられるサイズとしては最大級なため、可搬性に優れるという点が非常に大きかったと思います。

まあ、ちなみにだ。
ここだけの話、SH-08Eを買った直後だったのですが、SH-08Eでも内ポケットには入る大きさではあったんです。
大きさ云々だけで言ってしまえば、実はSH-08Eでも特に問題はなかったんだと思うんですね。ただ、10mm、289gは重かった。なにせ普通に缶コーヒーを内ポケットに入れてるようなものですから、毎日は耐えられなかったと思いますし、実際に耐えられずに備え付けTVになってしまったわけです。この80g弱の重さと薄さがどうしても耐えられなかった。
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(写真はSHT22とズルトラの幅比較)

もうすぐ2年...それでも後継機が出ない理由は?

さて、そうは思っても、もう2年。実に3台のズルトラを使い続けて来ましたが、さすがに今のリッチコンテンツには厳しいスペックとなってしまった感じは否めないです。思った以上にハードの進歩にソフト側がついていってしまったことと、それとAndroid5.0はS800と2GB RAMを持ってしてもキビキビ動かない感じがします。まあ、5.0にはS805を搭載したNexus6を別に用意しているあたりに、OSアップデートはするけどそんなにサクサクしないよという意志が働いているとは思います。(加えて、S805はS801ベースなので、現状S810より有利に動くアプリも数多いと思わます。)
この間、Tシリーズが用意されましたが、日本では発売されることもなく、S400にWXGA解像度ではズルトラユーザーが満足することもなかったはずです。(中国市場向けの廉価版だったためスペックは低め)

じゃあ、なぜここまでズルトラの後継機が登場しないのか、という仮説を立ててみました。

1.ファブレット市場が徐々に飽和してきていること
最もな理由ですが、最初に書いたとおりです。Ascend Mate 7などを始めとして、6インチ程度のスマホがあまりに増えすぎた上、iPhone6 Plusという巨大なライバルが登場してしまいました。Ascend P8 maxに至っては6.8インチ液晶。さらにアジア市場では6.5インチのスマホは結構出てきてしまっているため、スペックやXPERIAを指定しなければ、実は現在でもこのサイズの置換えは可能です。(まあ、とはいえMTKのLTE対応モデルだけど)
より筐体サイズを小さく、液晶サイズを大きくしようと考えた時、競合する機種が多すぎて、開発が後回しになってしまっている可能性は十分に考えられます。

2.タブレットのサイズ/重量がスマホに近づいていること
SONY自身もXPERIA Z3 Tablet Compactを登場させているように、8インチながら270g、6.4mmという軽さ薄さを実現しており、そういった意味ではこのサイズはそれらに十分成り代わるモデルとも言えます。
ただ、内ポケットに入るサイズではないことを考えると、やはりタブレットという範疇になってしまいます。
国内向けではSH-05Gも登場。これがほぼズルトラと同じ重量にして7インチ、3900mhAを実現しています。全体的にサイズが大きいものの、十分内ポケット入り、通話が可能な点からファブレットと呼べる範疇であり、現実的にはこれを超えるタブレットはしばらく出ないのではないかと思われます。

3.SONYそのものに作る体力がないこと
現在、SONYではラインナップの集中を図っている最中であり、今年はタブレットを別とすれば、E4、M4、C4、Z3+しかラインナップがされていません。(ローカライズモデルであるZ4vやA4は除く)
まだ不明なモデルもあるのですが現実的にはこれらの後継機であるナンバリングの5モデル(Z5など)である可能性が非常に高いです。(海外ではS70などといった存在もありますが、これもローカライズモデルの一部ではないかと思われます)
さらにSONY自身のモバイル市場の不振もあり、未だに市場在庫が残るズルトラの後継機を果たして作るだけの体力があるかどうかというと、個人的にはもう残ってないんじゃないかと思っています。


「E6833」は果たして何なのか?
さて、後のズルトラ(C6833)がPOSTELを通過したのは2013/5/17のことらしいです。調べる限り、この情報が最初だったと思います。それから2年ほど経ち、E6833というモデルが4月にPOSTELを通過しています。
ところが、Z3+以降はC4(E53**)、Z4vと該当するモデルは登場していません。

今後未発表ながらその存在が確認されているのがE5706とE55**というモデル。このうちE55**はXPERIA C5 Ultraとして登場します。両方共5.8インチ6インチ液晶を搭載しており、サイズはかなり縮小されているものの、ズルトラの後継機として見ることが出来ます。
ただし、C5 Ultraは主に中国・アジア市場向けであり、XPERIAはミドルハイを担うわけですから、あながち5.8インチ6インチと言ってもそれほど大きいモデルではないです。
一方のE5706はS808を搭載したモデルと言われています。正直なところ、これはグローバルモデルではなく、案外ローカライズモデルの可能性が高いのではないかと思います。仮に登場すれば、C5 Ultraの上位版となるわけですが、やはり未発表のXPERIA S70=E57**、XPERIA S60=XPERIA C5 Ultra E55**といったような関係性になると思われます。XPERIA S70+=XPERIA Z5 Ultra、XPERIA S70=XPERIA Z5、XPERIA S60=XPERIA Z5 Compactという話らしいですが、どうでしょう。推測の域を脱していないけど、今後はZ4とZ3+のような日本市場とアジア・南米・アフリカ市場、欧州市場、アメリカ市場向けにそれぞれネーミングの異なる同一機種を登場させる可能性があるのかもしれないですね。

壮大な前フリを書いたところで、これらはスマホの域です。6.4インチというモデルを置き換えるには若干小さく、またS808はともかくとして、MTK6752ではミドルハイには不足かもしれないです。(MTK6795なら十分ミドルハイになると思う)
そうした中、E6833はズルトラの正統後継機として登場する可能性は、まだまだありうるとは思っています。今風に行けばXPERIA Z5 Ultraです。
Z5のスペックがリークされた限りを考えると、やはりZ5、Z5 Compactと同時に登場し、これらと大差ないスペックである(液晶がWQHDなのかぐらい)と思います。


唯一無二だから、これで終わり?
というわけで、後継機の話なんかも延々としながら、悲観半分、期待半分といった感じでE6833を待つことになります。
最後にXPERIA Z Ultraが現在に至るまで唯一無二にあり続ける理由ですが、結局行き着く先はXPERIAのこのサイズだからなんですよね。
個人的にはLG、Samsung、HTCなどがこの分野でもラインナップを出すと面白いと思うのですが、LGは5.5インチを主戦場とし、SamsungはGALAXY Noteのサイズを大きくするという考えはなさそうです。
ちなみに、今回検索できる範囲で一番ズルトラっぽい機種を調べた所、ZTE Nubia X6がサイズやスペックなどで、正統後継機に一番近い感じですが、それも1年前ですので、そろそろ何かしらどこかのメーカーがウルトラハイエンドモデルを投入して欲しいですね。


あ、ちなみに、XPERIA Z5 Ultraは出たら即買おうと思ってます。金に糸目はつけないですので、今回も10万飛ばす感じで考えています。







おしまい


一時の気の迷いが、その後の後悔とモノへの不当な価値となって現れる。
はっきりとしたことは、「このスマホこそ、過去に見た理想形。」

久々に気持ち悪いレビュー書きます。
新訳「XPERIA ZL (C6503)」です。

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(台湾や香港あたりではタッチの差で並ぶことがなかった両者)

執念か?時間経過か?入手までの長い道のり

というわけで、ねんがんのXPERIA ZL White C6503をてにいれたぞ!

去年10月に、俺に惜しまれつつ売却となったXPERIA ZL。Z3Compactの資金捻出という名目ではあったものの、手放した後に「やっぱり勿体無かった」という後悔だけが残る逸品でした。

もう一生手に入らないと思っていたものが入手出来るのは、やっぱりうれしいもの。正直なところ数ヶ月前からebayやタオバオあたりで本当に物色しているものの、基本は黒ないしは赤(まあ、赤でも良かったといえばよかったんだが)、おおよそC6502が大半でC6506が少量、黒だけでいいならC6503もあるよレベルでした。

ま、つまり白は現時点で海外からの入手すら困難という絶望的な状況。あってもC6502がほとんどということで、新品入手はほぼ諦めました。


あとは中古ショップか国内の海外端末取り扱いショップぐらいしかないのですが、そもさん国内で取り扱ったことがあるショップはEXPANSYS/ジャングルやイオシスぐらい。あとは法外な金額で現状でも販売している大陸系などが多く、いずれにしろ入手困難な状態には変わりありません。

なんで消去法的な話で、以前のレビューの通り、ひたすらヤフオクに出品されるか、じゃんぱらに入荷するのを待ちに待ったという感じです。(ここだけの話、実はG Flex2を買おうかと思って探してたところに出てきた)

待つこと数ヶ月。ついに当初欲しかったZL白を買ってやりましたよ。
ちなみに29,800円+送料です。

あらためて、なぜそこまで駆り立てるのかを勝手に書いていきます。

それは、本当に偶然の産物だったのだろうか?

機械モノの常として、新しいものが高性能なのは当たり前ではあるのですが、例えばその機械にしかない特徴というものは、時として高性能を上回るアドバンテージになります。例えば日本ではF-07C(Windows7入りガラケー)やN-05E、PanasonicのCM1、海外だとYotaPhone2やGALAXY Camera、MotorolaのFlipout、Milestone系に当たるものでしょう。
SONYもかつてはXPERIA mini Proなんていうキワモノだったり、Floating Prismを搭載したXPERIA S(NX)などの特徴的な外観を持つモデルがあったりとしているのですが、そんな中でもはっきり言ってXPERIA ZLは存在そのものが地味です。Zほど特徴もなく、インパクトも薄いです。おそらくマネマネレベルで中国のメーカーがらくらくと作れてしまう感じです。

今の今まで勘違いしてたのですが、英語版のWikipediaの前モデルに「XPERIA T(ほぼXPERIA GX)」と表記されています。
XPERIA ZLはXPERIA Zの派生モデルではなく、XPERIA Tのバージョンアップモデルという考え方も出来るわけです。

元々ハイエンド機として計画されていたZとスペックが同じだけで、廉価版ではなくミドルエンド機として最初から計画されていたと考えると、非常に感慨深いものがあります。が、おそらくはTの後継モデルとして、当初からハイエンド機として視野に入ったモデルで、Tを作った開発チームがZと並行して作ったものなのでしょう。
ZLのLが何を表すか、ZL2の時はLTEのLだったらしいのですが、初代ZLはいわゆるLocalやLightなどと言った控えめな意味合いではないかと。これまでの流れを継承させるという意味でZLを送り出したと考えられなくはないです。

ZLの廉価版がZRにあたり、これが旧来のXPERIAデザインの流れと考えられます。(ULやZL2、SP、CシリーズやEシリーズデザインなどはこっちに当たる)
一方で、Omni Balance designは2014年はミドルエンドにも投入されています。(T2、T3やM2以降、Tablet、Ultraなど)

つまりZLとは、Tシリーズの延長線上のデザインとして、当時のソニーっぽい丸みを帯びた感じでありながら、Zの意匠を加えられたデザイン、そしてハイエンドのスペックを持つという異色のモデルだった、というわけです。

ここで参考までにXPERIA Tとのサイズ比較
ZL 131.6 × 69.3 × 9.8 mm 151g (5.0インチ)
T 129.4 × 67.3 × 9.35 mm 139g (4.6インチ)
こうやってみると、液晶サイズが拡大した分だけサイズが大きくなってると解釈してもおかしくない感じです。

こうしてZLの成り立ちを推測していくと、自分ではかなり消化出来るのですが、やはりネーミングのZLに推論は尽きないものです。

過去から来た本物のフルスペックコンパクトスマホ

そういう紆余曲折があって、発表時ではXPERIA Zと同格として扱われることになったXPERIA ZL。あらためてサイズ比べ。
Z 139 × 71 × 7.9 mm 146g (5.0インチ)
ZL 131.6 × 69.3 × 9.8 mm 151g (5.0インチ)

この関係と似ています。

Z3 146 × 72 × 7.3 mm 152g (5.2インチ)
Z3C 127 × 65 × 8.6 mm 129g (4.6インチ)

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XPERIA Zは非常にバランスがよく、今日に至るまでソニーのスマホのイメージを決定づけた端末ですが、おそらく使う人を選ばない、iPhoneとはまた違う万人向けサイズだったことも評価されるべきポイントです。
Z1はスペックを追求したあまり、厚く重いモデルになりました。その弱点を多少なりとも克服するに至ったZ2。そしてより原型に近づいたZ3。そしてZ4はついに多少なりともZ超えの薄さ軽さを達成しています。

Z4の登場により、おそらくZの系譜がこのままZX(仮)の系譜などに引き継がれたとして、複数モデルをハイエンドにするということは、あまりありえないのではないかと思います。(そのハイエンドが小型フルスペックという可能性もあるけど)

Z1fの時は、軽量コンパクトのフルスペックモデルをつくろうとドコモ側から提案された、とされています。おそらく試作段階でのZ1を見てそう思ったのでしょう。これに関しては170gに対しての140gですから、コンパクトモデルの必要性はあると思います。海外で発表が遅れた理由は、ドコモ版のみを作ることを最初から念頭に入れたが、思ったより売れなかったからとか、そういう大人の事情でしょうね。

Z3Compactは予めラインナップに組み込まれているモデルであり、当然のようにZ3とセットで登場しています。タブレット型と当時発表ということはあったものの、コンパクトモデルとフルサイズモデルが同時に発表されるのは、Z3が初めてだと思われます。(ドコモでは、GXとSXということはあったけど)

Z3とZ3Compactには多少違いはありますが、基本的にメモリ容量のみで、他は全機能が搭載されている(日本ではフルセグ/ワンセグの違いはあるけど)わけです。

ちょうどこれに近い状況として考えられるのがZとZLの発表時の状況。
Zが対iPhoneに位置づけられた機種に対し、ZLは今までのXPERIAの集大成的な機種として世に送り出されたという感じだと思うのですが、同一の液晶を搭載してしまったがために、相対的にZLがコンパクトモデルだと思われてしまうサイズに収まることになります。Light説を証明しているようなものですね。

ソニーとしては絶対的なフルスペックスマホはZのみであり、ZLは営業上の理由でランクを落とした新興国向けのZ廉価版として、一部地域に投入されるだけで終了してしまったと。
このあとは、以前のレビューが詳しく説明してくれます。

結局のところ、このあとのソニーのスマホの中で、5インチで縦135mm×幅70mmを切るZシリーズはCompactシリーズのみ。ゆえに、俺はZLがコンパクトモデルの理想形態であり、本物のフルスペックコンパクトスマホであると位置づけるわけです。

まだまだ続くZLのアップデート

さて、そんな初代Zシリーズも、時代の流れにはさすがにかなわないものの、
Snapdragon S4Pro APQ8064 1.5GHz
メインメモリ2GB
ストレージ16GB+外部SDカード
FHD IPS液晶
1310万画素カメラ
2370mAhバッテリー
と、おおむね2年前のハイエンドと言った感じです。

最初発表された時にはAndorid 4.1が搭載されていましたが、その後順当に4.2、4.3とアップデート、去年の10月時点では4.4でした。
それから半年、ついに5.0アップデートが開始されました。おおむねクアッドコアでは基本的に5.0でも十分なポテンシャルであろうと思います。さらには、OS5.1へのアップデートも決定しました。
Android OSはそれほどアップデートの概念がない感じもしますが、比較的長い期間のOSアップデートをサポートしていることからも、その後のスマホの性能を決定づける最初の到達点だったんだろうなと思われます。

ちなみに、他社の同世代だと、GALAXY S4(国内版はS600、海外市場ではExynos 5 Octa)やNexus 4など、リードデバイスに近いモデルが5.1まで来ています。
なんやかんやで批判される韓国系のメーカーですが、ことAndroidのアップデートに関しては割と熱心にやってくれる上、世界中だいたいの地域で販売されているので、ROMの入れ替えなどの情報もハンパないというのが、ちょっといじる人にはありがたかったりします。

おそらく5.1が最後のアップデートということになりそうですが、とはいえ日本国内でもまだisai vividぐらいしか搭載していないですし、次世代のMが搭載されるには若干スペック不足でしょうから、それは時代の流れとしては仕方ないのでしょう。逆に18ヶ月のアップデート期限をしっかり全うしているのですから、SONYを褒めるべきなのかなと。


XPERIA ZLのコンセプトは、次世代に受け継がれたのか?

結局、2015年に入ってもモデルを絞れず、E4、M4A、C4、Z4/Z3+と来て、ご存知のように真のZ4とも呼べるZ4vというモデルも登場し、少なくとも今年の前半ではOmni Balance designを採用していることからも、しばらくはこのままSONYのスマホイメージはOmni Balance designだろうなと思っています。
シャープやサムスン、LG、ファーウェイなどがこぞってベゼルレスデザインに舵を切っている現実を見ると、個人的にいずれXPERIAも狭額縁に進まなければいけない気がします。iPhoneとほぼ知名度的には変わらないにしろ、デザインの固定が陳腐化と見られることもありますので、どこまで続けるのか、どこで見切りをつけるのかというのは非常に難しいところです。
次のデザインが必要になった時、もう一度SONYの内部で過去のスマホを見直す過程が出てくると思いますが、その時に、紆余曲折で作られたZLのデザインが助けになってくれると思っています。

まあ、あわよくばZLの前面デザインでZ3ぐらいの薄さであれば、それだけで割と申し分のないモデルが出来上がりそうな気がしますけど、それは次世代のXPERIAに期待するということで、もう少しXPERIA ZLとの付き合いを続けていくことにしましょう。



余談:29800円という価値に関して

言うと、29800円という価値の1万以上はノスタルジーにあります。
正直なところ、このスマホに2万どころか1万ぐらいしか価値はありません。でも個人的にエポックメーキングを感じたモデルです。特に、最初にも書いたように、前面白、狭額縁のXPERIAハイエンドモデルは強烈な印象を与えてくれました。その価値を対価としています。
機械モノ、しいてはスマホという分野はまだまだビンテージになるモデルもないと思いますが、その価値はもっと認められていいと思っています。その価値に気づくとまた面倒なことになるのですが、そこは人それぞれに思い入れとか価値観とかあると思います。まあ、このblogの価値観のテーマはそこにあるんで、「またバカみたいに金突っ込んじゃってるな」と思ってもらえたら、それが一番ありがたいのかなと思いますよ。





おしまい。

(8/18、再追記をしました。)
XPERIA Z4の耐久ベンチマークはこちらから
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見た目が結構違うのね。

ま、それはそれとして、9割以上回線目当てで買ってやりましたよ。
XPERIA Z3C(SO-02G)の置換えで買ってます。回線は放っておいても払ってるMVNOを2つぐらい切ればまあめんどくさくないでしょ。

XPERIA Zの完成形だが、それは本当の意味で発展形

さて、最高傑作と自称したZ3ですが、それとZ4はカテゴリが若干違う気がします。
いつものサイズ云々。

XPERIA Z(SO-02E) 139 × 71 × 7.9 mm 146g
XPERIA Z1(SO-01F) 144 × 74 × 8.5 mm 171g
XPERIA Z2(SO-03F) 147 × 73 × 8.2 mm 163g
XPERIA Z3(SO-01G) 146 × 72 × 7.3 mm 152g
XPERIA Z4(SO-03G) 146 × 72 × 6.9 mm 144g

持った感覚はまた別のものです。
Z3は本当にZを持ってるような感じがあったんですが、どうも軽くなりすぎた感じはありますね。重さは変わらないのになぜ?と思うかもしれないですが、秘密は薄さですね。
今までは初代Zよりサイズ的に必ず上回ってしまう感じがあったんですが、Z3は手の収まりで解決出来てしまってるんですよね。Z4はむしろ薄さによってホールド感が失われてしまっている感じが否めないです。

そう考えると、Zの再現をZ3で行い、Z4がサイズの上で本家を超えるものと考えると、ようやく形状の進化系となったのかなと思ったりします。

ネーミングに関しての超余談だけど、Z4のスペックにZ3の外観が、本来発表するはずだったZ3であったが、S810の開発スケジュールの遅延で急遽Z3としてZ2と大差ないスペックの物を搭載せざるを得ない状況になったと考えると、スペックやZ2→Z3の変化の少なさに納得が行く気がする。ゆえに、海外ではZ4がZ3+とネームで販売することを考えたのではないかと思いますね。

S810は果たして地雷か、それとも次世代か。

ぶっちゃけスペックはもう書くこともないんだけど、
Snapdragon 810
LP-DDR4 3GB
ストレージ eMMC 32GB
5.2インチFHD液晶
2070万画素カメラ

概ねZ3とはSoCとメモリが違うぐらい感じですね。
さあ、見せてもらおうじゃないかその性能とやら。

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さすがに性能は全く問題ないのですが、気になるのは熱ダレによるもの。
(当時の資料としておきます。ベンチ耐久を見ていただくと、そこまでひどくありません)
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いやマジでか。
ちなみにピーク時に50度近くになり、かなり熱く感じます。

まあ、それほど体感では問題ないんだけど、普通に使ってて気になる点。

  • NFCをつけていると発熱が激しい。
  • 同じくカメラで写真をとっていると5分後ぐらいにはかなり熱くなる。
  • 熱くなる場合は、NFCとドコモマークのちょうど間あたり。

思ったよりゲームなどの処理落ち(魔法科高校の劣等生 LZ)はない模様。
ブラウザゲーなら多分問題無いと思うんですけど、3Dなんかをふんだんに使う方は、時間経過で厳しくなっちゃうのかもしれない。


注目すべき点のヘッドホン最適化ですが、基本ウォークマンアプリ(ミュージック)のDSEE-HXとの排他条件となります。さらに不思議なのはヘッドホンごとに解析するような素振りがないので、「DSEE-HXより音は良くなるけど、それが音域の拡大なのか?」という不思議な感じがします。MP3はこれだけでも十分音が良くなるし、DSEE-HXだとなんかよくわからないけど高音域が潰れて聞こえる感じがあったりするのが、ハイレゾ音源でも自然に聞こえる分、そこそこ効果がありそう。

いずれにしてもZ3よりは音がいい感じです。
これは確実に進化した点ですが、S-MASTERほどではないです。やはりウォークマンの優位性はS-MASTERになりそうですね。ソフトウェア処理でなんとかならないものか。

俺はZ3Cの代わりに使うので、基本電話用途とウォークマンとして使うのでまあいいかなとは思うんですけど、これをメインとして使うのにはちょっと勇気がいる。

(7/1追記)
で、思ったこと。
マルチタスクでオーディオとブラウザとか、そういうレベルの処理ではほんのり熱い程度、Z3でもこのぐらいにはなるので、そういう点では実用性になんら問題はないと思います。前評判だけでいけば実用的に支障があるぐらい動作が遅くなるとかの弊害もあったりするんじゃないかとは思ってましたけど、それもそれほど感じることはありませんでした。
とはいえ、熱ダレしてもベンチ的にはBlade S6程度ということを考えれば、ピーク時にも性能が落ちないZ3には劣るものの、世の中が言うほど酷くはないと思いますね。もっともBlade S6をメインで使える層は迷わずそっちを買うだろうけど。
(追記ここまで)

Z3とZ4、選択肢が並ぶが...

個人的にZ3の筐体でZ4のスペックが欲しいと書いたのは本当で、特に排熱処理などに余裕が出来たのではないかと思うのですが、まあそれはQualcommの計画がまねいた結果なので、しょうがない感じはありますね。

実はQualcommのSoC制御プログラムがうまく働いていないんだろうなと思いますし、そのせいでやや未完成なレベルになってしまった感じがあります。あとOSレベルで64bit対応してはいるものの、全てのプログラムが恩恵を受けられるわけではないのが悩みどころです。

まあ、過去にもZ2とZ1が併売されていたりしたこともあるし、海外では未だにZ2が併売されていることからも分かるように、正直なところハイエンドの世代間の性能差はそこまで大きくないというのが今回の問題です。
普通に使う分にはZ3でも全く問題無いですし、世代的に枯れている分、安定しているのが大きいです。
んじゃZ4はとなりますけど、正直な話、ちょっと今の時点では判断しにくいです。まだアップデートの余地があるとはいえ、海外版と違い安定性を求めるため、例えば具体的にSoCの制御プログラムをわざとそちらに向ける(例えば今のようにピーク時2GHzで動作する時間を限定する)だろうなと思います。
そうなると、じゃあZ4を出した意味ってなんなの?になりますけど、ネーミングに関する由来の話でだいたい合ってると思います。

一つだけサイズの話でいけば、今後Z5Cがでなくても十分コンパクトになったという点は大きいのかなと思います。ここがZから脈々と続いた進化の最終形と考えてもいいものでしょう。
ただ、そうなると今後狭額縁化や液晶サイズの大型化にどう対処していくのか、Zの大型化をしない以上は、やはりZ5 Ultraや、別シリーズが現実味を帯びてくるとは思います。

いずれにせよ、今の段階ではZ4は選択肢になく、Z3か、Z4以上の性能が期待できるGALAXY S6 Edgeをオススメしたいところです。それぐらい、Z4じゃじゃ馬で未完成すぎるというのが、簡単な感想です。

(7/1追記)
んじゃ具体的にZ4に買い換えようかと思ってもいい方をあげてみよう。
  • 単純に歴代のZシリーズを欲しい人
  • 初代Z(SO-02E)、初代A(SO-04E)からの買い替えの人
  • S810にまだポテンシャルを期待できる人
  • 薄いXPERIAがいいという人(ちなみにGALAXY S6は6.8mm、S6 Edgeは7mm、iPhone6は6.9mm)
買っちゃいけない人
  • XPERIAが嫌いな人(そりゃそうだ)
  • Z2以降のXPERIAを使っている人
  • 長時間のゲームや動画再生など、日常的に連続高負荷がかかる作業をする人
  • 薄さによるホールド感に納得がいかない人(店頭で実機を握ってください。割といるはずです。)
Z1含め、S800を搭載しているのにAndroid 5.0にならないモデルでも、機能そのものが全く変わるわけでもないし、何度も言いますけどそれほどスペックの向上もしていないので、正直なところ買い替える必要はないと思っています。

ただ、絶対的な話として、今の時点でまだ改善の余地が十分残っていることを考慮すると、あえて今からXPERIA Z3を買うという選択肢はそれほど好ましいとは思えないです。これが他社との比較なら圧倒的にGALAXY S6 Edgeとかisai vividとかなんですけど、どうしてもXPERIAがいいという指名買いの方しかいないので、ハナから選択肢に出来ないという事情もあるんじゃないかと思います。

あと、個人的にはXPERIA Z3+の件と、XPERIA Z4vという特殊モデルが出たことで、海外向けハイエンドと国内向けハイエンドを別モデルでつくろうとしているのではないかと思ったりしているので、仮に国内向けZ5が出てもZ4と大差ないスペックか、いいとこメモリ容量とSoC変更ぐらいの問題なのかなと思います。もし同じものが出たとしても国内向けだけ別ネーミングとかになりそうなんだよなあ。
好みはあると思いますけど、今のZ4とZ4vではある程度のサイズのクラス分けが出来ていて、今後のベースがZ4v側だとすると、2台持ち前提の通話端末用として長期間利用出来るんじゃないかなと思います。
って、同じことをZ3Cの時にも書いてると思うんだけどね。
(追記ここまで)

さらに8/18の追記
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ある機種との比較ベンチマークの際に得た追加情報。
Snapdragon 810の動作の謎に関してはLG G Flex2の方に書きましたけど、どうもA57コアとA53コアが同時に動作すると、A57コア側のクロックが2GHzまで上がる感じのような気がします。

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最新の3DMarkのスコアもオマケに載せときます。

あと、NFCを切ると、普段でも背面のおサイフケータイマーク付近の発熱が明らかに下がる感じがあります。常用してない人は、バッテリー節約も兼ねて切ってしまうと効果あるかもしれません。

(今回の追記ここまで)


おしまい

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買っちゃったw
結局EXPANSYSで予約してたのを破棄して1shopmobileで購入。
だいたい72000円ぐらい(代金68000+税金4000円ぐらい)。
ちなみに、届いてフィルムを剥がして初めて触ったのがヨドバシの保護フィルム係の方です。俺持ち主なのに。

で、何を思ったかたまたまじゃんぱらで安かったという理由でMDR-1RBTMK2とSmartWatch3を大人買い。合わせてデビューさせましたとさ。初めてスマホ買ったオノボリさん状態だわこれw
これでBT経由で音楽を聞くためにスマートウォッチを操作するとかいう超怪しい行動が取れますな。

いやマジでSONYばっかりだな。マカーキモいとか言ってるけどマカーってこういうことだよなとつくづく。

記念撮影というか、パープルがどれ位パープルなのか分かる画像。
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実はパープルってズルトラ2台目の時に「違う色がいいな」という理由でホワイトじゃなくてパープルにしてる。結局残ったのはパープルだし、そう考えると全く同じことをやってるんだなとw

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こっち側はかわらんね。

さて、アナ雪のコンテンツが入ってるらしいということが売り?のパープルなのですが、違うところはこんなぐらいなのかなと。
ディズニーっぽいテーマがダウンロード出来る気がする。
ちなみに、Z3 Compact(SO-02G)はこんな感じ。
気づいたんだが、動作がちょっと違うのね。
Sony SelectのテーマのコンテンツがZL2やZ Ultra、Z3 Compact(下)と違うっぽい。
あるいは海外版だけの特典なんだろうかな。あとでD5833をちょっと見せてもらってきます。


俺はすっかり忘れてたんだけど、Z3ってメインメモリーが3GBだったんですよ。
レビュー時にさんざん書いてるのになんでそんなことに今更気づいたかというと、メモリ使用量がSO-01Gより少ないんですね。だいたい常時1GBぐらい空いてる。SO-01Gって多くて1GBを切るぐらいなので、アプリの乱立をさせても処理が落ちにくいという感想。
厳密にはやる必要ないんだけど、最近はキャリア版端末を多く使っているせいか「すべてのアプリを閉じる」を頻繁に使っているのだが、ズルトラC6833(SIMフリー版)以前はグローバル版だったから使えなかった。4.4以降のグローバル版には実装されてるみたいです。

あとは全体的にパワーダウンしてますよね。どうせ使わないけどおサイフケータイや、ないとちょっと不便なフルセグ、ストレージ16GBというのも今更感が強いです。ストレージだけでも32GBになると、本体にオーディオファイルを入れたままに出来るから便利なんだけどね。microSDでカバーすればなんとかなるなる。
今後SoftBankで1年の間に使えるようになるLTE Band8とBand28に対応し、MVNO含めほぼ全キャリアでテザリングが出来るのが利点。もっともB1とB3に対応していればほぼ問題ないわけだし、もっと言えばドコモのSIMで使ってもいいわけなので、どっちかといえばそっちに重点を置いた結果だったかなと。

なんだろ、音声にSO-02G、データにD6653という、結果的に思った通りの環境にしてしまった。
まあ、SO-01Gが高いうちに処分できたのが結果的に良かったのかどうかまだわからないからなんともですね。


おしまい。

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