あるさんのレビューblog

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カテゴリ: XPERIAのレビュー

SONY XPERIA 5 III XQ-BQ42の実機レビューです。
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現時点で、最後の1シリーズのコンパクトモデル
購入した理由に関しては、XPERIA 5シリーズで、1シリーズとほぼ同等のスペックを持ったモデルの最終版。このあとのIVやVは、1シリーズとはカメラの構成が異なっているので、厳密にハイエンドタイプの5はこのIIIまでとなる見込みです。物理SIM2枚も、このモデルまでですね。
あとは、借り物だったので今までレビューしてこなかったんですけど、SB版のXPERIA 5 IIIの返却期限が1年を切っているため、それも見越しての購入です。ゲームが大容量化するにつれて、128GBではゲーム容量に完全に圧迫されることもあります。いずれにしても、SB版残価が68000円に対して、税込み49500円で新品が買えるのも、大きな後押しになったかなとも思います。

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かんたんなスペック
Snapdragon 888 
メインメモリー 8GB
ストレージ 256GB
6.1インチ AMOLED FHD+(2520*1080)液晶/リフレッシュレート最大120Hz
無線LAN 11ax(2404Mbps対応)/Bluetooth5.2
1220万画素(超広角レンズ)/1220万画素(広角レンズ)/1220万画素(望遠レンズ)/800万画素(画面側フロントレンズ)
電源ボタン兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(Type-A/B/F)、Felica対応
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット x2(DSDV可能)
microSDスロット
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
4500mAhバッテリー
157x 68 x 8.2 mm 168g
Android 13

5G
n3,n28,n77,n78,n79
4G
Band1,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,21,26,28,38,39,40,41,42
3G
Band1,5,6,8,19
(バンドに関しては公式より転載しています。)

世代的には、公開時点で2世代前となるものの、S888を搭載、かつAndroidのバージョンも13まで上がっているので、実用ベースではまったく問題ないです。


サイズ感、使用感など

まずゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2024/03/24現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターシャイニーカラーズ Song for Prism
マギアレコード
プリンセスコネクト Re:Dive
IDOLY PRIDE
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)

S888なので、余裕はあります。もっとも、この中で一番スペックを要求されるシャニソンに関しては、MVで微妙にカクカクする場面もあります。まあ、やむなし。
現状、XPERIA 1 Vがメインスマホであるため、このスマホでのゲームプレイは、ごく一部にとどまります。それでも、上記のゲームだけで40GB程度の消費はどうなのかと思いますけどね。

動作に関しては、まずもっさりする場面がないです。2世代前でもハイエンド。例えば、Xiaomi 13Tのようなスペック上、同等モデルとされるものと比較しても、見劣りはしないです。加えて、ほぼピュアAndroidのため、仮想メモリなどでごまかしをしない姿勢は評価出来ます。で、Android 13でサポートが止まってしまう可能性が高い。非公式ではあるものの、14へのアップデートも予定されているらしい、ぐらいの話しか聞かないので、果たしてどうなることやら。とりあえず、Android 13でもXPERIA 1 Vとソフトウェア上の使い勝手はほぼ変わらないので、その点では、SBのXPERIA 5 IIIよりはいいとも思えます。

物理SIMが2枚入るラストモデルになっていて、PovoとLinksmateの2枚挿し。Linksmateは常時ゲームをプレイするには、不自由がない程度の回線速度なので、何らかの形でPovoを使う場合にのみ切り替えとしています。ただ、その構成であっても、基本はXPERIA 1 Vに対してのバックアップであり、遠出するようなときに持ち歩くレベルなので、困ることはないです。それでも、SB版XPERIA  5 IIIよりは自由が利くようになってます。キャリア版はこの世代まで、キャリアバンドのみをサポートしていただけなので、SB版でPovoを使うには結構不自由があったんですけど、SIMフリー版はその辺をひっくるめて解決出来るのが大きいですね。

そして、サイズ感。こればっかりは、1より5のほうが好みではあるんですけど、1の情報量が若干過剰、5だとやや不足という感じが否めないです。液晶比率が21:9という点は、メリットでもあり、デメリットでもある。ゆえ、買ったあとに、Libero 5G IIIを買い直そうか迷うところです。(19.5:9の6.67インチは非常に快適だった。)それでも、6.1インチあるため、使うに不便はないはずです。
加えて、168gとハイエンドモデルとしては比較的軽いこともあるので、通話での負担がかなり軽い点もいい感じがします。もっとも、通話だけに関して言えば、確実にガラケーのほうが楽なので、ヘビーな通話をする人は、別途ガラケーを用意したほうがいいと思います。
XPERIA 5 IIIはボディが、かつてのCompact系に迫る横幅のため、ホールド感がいいことがポイントです。ホールド感がいいけど、ちょっと危ない感じがする。XPERIA 5 IVで通話したときにしっかり握れるのが重要だと思ってましたけど、こっちは丸みがあって、それがいいと思えるか、それともかくばったほうがいいのか。こればっかりは好みですね。


まとめ、新品なら満足感は高いが...Android OSのアップデートはどこまで行けるか

XPERIA 1シリーズがハイエンドの塊であり、SONYの技術の結晶ならば、XPERIA 5シリーズはどこかハイエンドだけどカジュアルさを捨ててないところが、良さであり悪さという感じでした。ただ、IIIまでは筐体が異なるだけで、ハイエンドをそのまま凝縮した感じだったわけで、そこを実用ベースに舵を切り、IVやVのような、スペックはハイエンドだけど、やや犠牲にするものが増えていくモデルへと変わっていっています。噂レベルでは、5の後継モデルはないかもと言われていますが、本当のところ、このモデルをなくすと、著しくスペックが落ちる10シリーズの強化、まあ、当初は1と10しかラインナップになかったし、日本市場にはACEシリーズも投入しているので、それも出来るとは思います。10 IVを使ってから5 IVに切り替えた人間としては、10 IVのサイズで5 IVの性能だったらとも思ったこともあり、いずれ5シリーズはネタ切れになるだろうとも思っています。現に5 Vはコストダウンを狙ったが、SoCやカメラに対してのこだわりがあったため、コスト高になってしまった悪い例だと思います。

で、そんなことを色々書いていますけど、性能としては十分であることは変わりないので、その点を考慮すると、5 IVや5 Vなんかも価格が下がりきったあとに購入するというのはありです。5 IVはちょっとどうかなとは思いますけど、5 Vは開き直れば、検討してもいい気はします。
じゃあ、今回買った5 IIIはどうなの?というと、正直なところ賞味期限はギリギリですが、コンパクトハイエンドの生き残りで、物理SIMが2枚入るところに、検討する余地はあると思います。あとは、49500円という価格のインパクトが強かったですね。5 IIの時も最終的に6万ぐらいしてましたから、5 IIIの新品が49500円は、異様なほど破格です。その値段だから購入するという理由付けで、満足出来る性能はあります。S695、S778Gだから、5万はちょっと手を出しにくいという人にはオススメ出来ます。ゲームプレイが多いけど、5万しか予算がないし、回線をMNPしたくないとか、よほど条件を絞ってるひとなら、まず満足出来るかな。
あとは、Androidのアップデートが13までなのか?という点。13だから悪いわけでもなく、14になって変わったか?と言われると、そういうことはないのですが、スペック上可能なアップデートが途中で打ち切られるのは、あまりいいことではないと思っています。ただ、SONYが5 IIIを捨て値に近い価格で売っているということは、そういうことでしょ?って考えるのが妥当です。自分としては問題ないが、いざ人に進められるかというのは、ちょっと考えるところです。とはいえ、適切じゃないかもしれないですけど、Androidのアップデートが云々なんて騒ぐようなギーグ層と違って、個々のメーカーについているファンは、そこを気にするような人は少ないのかなとも。

ちなみに、中古市場でもまだ4万弱ぐらいでの取引がされているようで、ショップによっては、新品SIMフリー版より高い値段で売られているところもあります。個人的にキャリア版を安価で買う場合、5 IV以降のモデルじゃないとeSIMに対応せず、SIM1スロットでどうにかなる人向けです。あと、どうしても5 IIIは各キャリアバンドのみサポートというのが、一つ問題になるかなとも思います。買うなとはいいませんが、買うならSIMフリー版を探して、入手が出来ないなら別の端末を検討したほうがいいです。高負荷かからない程度のハイエンドを使いたいなら、5 IVのほうが実用ベースで使えます。

正直なところ、思い入れが強くない限り、ハイエンドとはいえ2世代前のスマホを新品で買って喜ぶというのは、僕も貴重な経験したなって思います。良くも悪くも、これがロマンの塊感ですね。



おしまい

今回は、なぜかローンが通ってしまったSONYのXPERIA 1 Vをレビューしていきます。IMG_20230922_194404166~2

箱がエコ仕様になっててなんか寂しい感じ。

XPERIA 5 Vではなく、XPERIA 1 Vを買った理由
単純にローン36回が通ってしまったからというのもちょっとアレなんで、今回XPERIA 5 Vを見送って、XPERIA 1 Vにした理由をかいていきたいと思います。
まず、単純にXPERIA 5 Vの重量増があります。182gはちょっとどうかと思います。5 IVのときはQiに対応したから171gになったんだなと思いましたけど、今回は少し納得が行かない感じです。
それと価格ですね。XPERIA 1 Vに関しては、クーポン1万円分を引いた形でローンを組んでるんで、毎月IIJのeSIMぐらいの金額が浮く計算になります。184,700円。対してXPERIA 5 Vは139,700円。
あとは、SIMフリー版はスペシャル仕様というのもポイントですね。メモリ16GB、ストレージ512GBと、そこらへんのノートPCを凌駕してしまうハイエンド仕様であること。さらに、久々の当たりとなるS8Gen2搭載という点も、大きな点です。正直、S8Gen2で8GBはないだろうと思っていました。カラーリングだけを考えれば、5 Vのブルーが良かったのですが、今回はそういうところも考慮して、悔しいですが、SIMフリー限定色のグリーンを買っています。
多分、大雑把に使っても、128GBだと危ういですが、512GBもストレージがあると、安心感が違います。
しかし、これを買ったせいで、XPERIA 5 IIIの良さも分かってしまったため、これを返却すべきなのかは少し悩むところではあります。まあ、本当なら9,800円のXPERIA 5 IVをもらってこいって話なんでしょうけどね。
国内向けSIMフリー版のXPERIAを購入するのは、名機XPERIA 1 II以来で、キャリア版よりアプリ制限がないため使い勝手がよく、さらにスペックもゲーミングハイエンドスマホに負けない仕様になっているのは、大きいんじゃないかと思います。
久々に思いましたけど、XPERIA 5シリーズはどうもサイズ感がいいけど、その面でスペックに妥協があったり、なんかイマイチな感じがするんですよね。単純にそれに尽きると思います。
XPERIA 1 IIは2年使ったので、こいつもできれば3年使いたいところです。いや、もうスペックが必要になるゲームもシャニソンぐらいしかなさそうなので、いいんじゃないかと思ってます。
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かんたんなスペック
Snapdragon 8 Gen2(3.2GHzx1、2.8GHzx4、2.0GHzx3)
メインメモリー 16GB
ストレージ 512GB UFS3.1+microSD 最大1TB
6.5インチ AMOLED 4K液晶/リフレッシュレート最大120Hz
無線LAN 11ax(2404Mbps対応)/Bluetooth5.3
1200万画素(超広角)/4800万画素(広角レンズ)/1200万画素(望遠)/1600万画素(画面内フロントレンズ)
電源ボタン兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(Felicaが利用可能)
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive、LC3、AAC、SBC対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット x1、eSIM x1(DSDV、5G対応)
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
5000mAhバッテリー、Qi対応
165x 71 x 8.3 mm 187g
Android 13

5G
n1, n3, n5, n28, n41, n77, n78, n79
4G
Band 1, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 21, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42, 66
3G
Band 1, 5, 6, 8, 19

とりあえずeSIMのデュアルは不可能の模様。
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明るいところだと緑が案外目立ちますね。

使用感など
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今回はもう発売されてから随分経っているので、もういいかなと思ってベンチは測っていません。
とりあえずゲームに関しては、以下の通り
(2023/09/23現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
  • アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
  • アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
  • マギアレコード
  • プリンセスコネクト Re:Dive
  • IDOLY PRIDE
  • ウマ娘 プリティーダービー
  • ときめきアイドル(オフライン版)
このスマホのすごいところは、RedMagic 7 Proでも多少は熱くなったアイプラやウマ娘でも、それほど熱くならないという点です。冷却機構と、S8Gen2の発熱の低さが功を奏する感じですね。

で、久々にXPERIA 1シリーズをいじって見たんですけど、サイズの割に軽いかなと思ったりします。XPERIA 5 IVが171g、XPERIA 5 IIIが168g、edge 20が163gと、そこそこ軽い感じのスマホを使ってましたけど、edge20よりサイズが若干細くなって、20g増え、スペックアップしたと考えれば、十分かなって思います。
割とXPERIA 5系が不満でedge20買った人間として、やっぱりXPERIA 5側の人間じゃないのかなって思ったりしています。実際、XPERIA 1シリーズは去年のII以来でしたけど、こっちのほうが、なんとなく使い勝手がいいなと思ったりしています。

あとは、バッテリー持ちも随分よくなったなと思います。さすがに5 Vには負けるとは思いますけど、それでもXPERIA 5 IIIよりは持ちがいい感じですね。あとは、ケースをMagSafe対応のケースにしたので、色々対応品を使えるかなって感じですね。

Bluetoothが5.3になり、LC3にも対応しました。と言っても、現状必要性があまりないのと、LDACで固めてるので、今はそこまで必要かなと思ったりしています。
内蔵スピーカーの音も、5 IVに比べて、音に凹凸が出てきましたね。空間オーディオってやつでしょうか。これはこれで、ちょっとおもしろいかなと思います。このあたりはさすがにSONYだなって。

一つネガティブな部分を言うと、一種のジレンマともいうのですが、ケースに入れると、本体の材質の良さがわからない。けど、値段を考えるとこれを裸で使おうとはちょっと思えない。バンパーすら許さない側面の加工なども考えると、やっぱりSONYの理想はケースなしで使って欲しいところなんでしょうね。

まとめ、価格に恥じないハイエンドモデルだが、さすがに値段が高すぎる。
まず、買ってよかったかというと、これから3年これを使うということで、果たして3年使い続けているだろうかという疑問はあります。ただ、3年戦えるだけのスペックは手に入れたかなとは思います。
どうなんでしょうね。PCはショッピングローンで買うぐらいのスペックのもの(ThinkPad X1 Extreme)を使い倒せるだけの時間に見合うスペックなので、それはいいんですけど、さすがにスマホをローンで買うというのは、勇気がいるなと思います。
あんまり意味のないキャリア版を買わなくて済むだけでも良かったんですけど、それでもこの値段をぽんと出せるような人がいるのかなって思ったりしますね。まあ、XPERIAやGALAXYなんかは、ハイエンドも発売1年で半額以上の買取額が出るだけマシなのかなって思ったりします。
カメラの良さ、質感、使い勝手などは、1 IIに近いものがあり、そういう点では当たりの部類には入りますけど、値段の高さがもう無理だよねって状態なので、そこが最大のネックかなと思っています。
とは言え、1シリーズは値下げがなかなかされないところを考えると、やっぱり高嶺の花で終わってしまうだろうなって思います。
あんまり値段のことは書きたくないけどなぁ。Androidにこの値段を突っ込むのは、やっぱり一大決心が必要になっちゃうと思いますね。せめて、円高になってくれればなぁ。

あ、忘れてたけど、やっぱりパープルが良かったです。またパープル復活してくれ。



おしまい

今回は、満を持して登場した、XPERIA 5 IVのドコモ版、SO-54Cの実機レビューです。
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ドコモだけ限定色、だけど量販店向けは大惨事の状況
さて、今回は最初MNPで行くかなと思っていました。どちらにしろパープルを買う予定だったので、5G Welcome割があればMNP、なければもう諦めてdポイント全投入で、ギリ10万未満。なかなか高い買い物ですが、昨今のS8 Gen1搭載端末としては悪くないです。気づけばRedMagic 7 Proよりは安く買えてます。
ちなみに、XPERIA 1 IVのSIMフリー版が出た今となってはですが、キャリア版が20万で売られていると考えると、RM7PとXPERIA 5 IVを(dポイント込で)20万ぐらいで買えてしまうこの状況はどうなのかなって思います。

...ええ、一括で払ったあとに、驚愕のニュースが出てきました。
なんか、大手家電量販店で在庫限りで、MNP購入なら2年リースながら毎月1円の24回というとんでもない価格になりました。何でもPixel 7対抗とからしいんですけど、そもそも今回はどのキャリアもLTEは主要バンドを持っており、ドコモ版、楽天版はn79もサポートしています。バンドだけならSIMフリー版がベストなので、一番安い楽天版がベストになるとは思いますが、キャリア版ではほぼスペックには違いはないです。(もっとも、SIMフリー版はおそらくストレージ256GBだと思う)
しかし、26ヶ月経てば、5~6万ぐらいで購入出来なくはないと思うと...うーん、美味しいところだけ使って、次のスマホに買い替えすれば悪くないですよね。もう1台もらってこようかしらw

ちなみに、ドコモオンラインショップではブルーとパープルの公式ケースがタイミングによって買えるレベルにこの2色が割と盛況らしいです。


アクセサリーの少なさ、特に背面フィルムは選択肢ほぼなし
個人的に一番気になっているのは、アクセサリーの少なさです。保護フィルムや保護ガラス、ケースはラスタバナナやエレコムなどが出しています。それだけでも少なくはないのですが、おおよその人がお世話になるであろう中華系のアクセサリーは激減しています。おおよそガラスフィルムとTPUケース、あとは珍しくTPUフィルムがそこそこ出ている感じです。
今回壊滅してるのが、背面フィルム。ビザビやPDA工房のTPUフィルムしかなく、久々にケースのみで保護出来るのかなって感じがしています。ちょっと怖いんですよね。
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これはこれで見栄えもいい。ケースに入れちゃうから気にするなという話なんでしょうけど。


かんたんなスペック
Snapdragon 8 Gen1(3GHzx1、2.5GHzx3、1.8GHzx4) 
メインメモリー 8GB
ストレージ 128GB
6.1インチ AMOLED FHD+(2520*1080)液晶/リフレッシュレート最大120Hz
無線LAN 11ax(2404Mbps対応)/Bluetooth5.2
1220万画素(超広角レンズ)/1220万画素(広角レンズ)/1220万画素(望遠レンズ)/1220万画素(画面内フロントレンズ)
電源ボタン兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(Type-A/B/F)、Felica対応
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット/eSIM(DSDV、5G対応)
microSDスロット
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
5000mAhバッテリー/Qi対応
156x 67 x 8.2 mm 172g
Android 12.0

5G
n28/n77/n78/n79
4G
1/3/8/18/19/21/28/42
3G
1
(バンドに関しては公式より転載しています。)

今回は、XPERIA 10 IVのデュアルSIM(nanoSIM/eSIM)環境をそのまま移行したので、基本的にはドコモ/Linksmateでのみ利用することにしました。DSDV対応です。また、SB版と違い、さすがのVoLTE(HD+)対応です。

サイズ感、ベンチマーク、使用感など
まずサイズ感、XPERIA 5 IIと並べてみました。
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なんか若干小さくなってるのかな。サイズ的には全く同じサイズなんだと思うんですが、手に収まる感じがとってもいい感じです。スペックの1、スタンダードな5は今回も変わってませんね。

ベンチ結果
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見た感じ、ピークパフォーマンス時のS8Gen1以下、S888以上といったところ。やはりサーマルリミッターみたいなものがあるのかなとは思います。

使用感としては、特に不自由はないですが、単純な10gの重さがちょっと気になるところです。10 IVは重量とバッテリ容量のバランスがいいモデルでしたが、こちらは+10gすることで、冷却機構の強化を図った感じ。ただ、10g増によるバランスの悪さみたいなものは、5 IIと使い比べるとどうしても思ってしまいます。
熱対策は割とよくできていて、ゲームプレイする時など、高負荷時にはカメラ横が結構熱くなりますけど、上記の通り、触れられない熱さにはなります。
また、大半の方がそういう状況に陥るかなと思う点で、3Dゲームをモバイルネットワークでプレイする場合や、生配信などでカメラとモバイルネットワークを同時に使うような場合などで、モデム側の発熱をカバー出来ていない可能性が非常に高いです。多分、熱暴走云々と書くパターンで、一番重い処理となると、このあたりになると思います。ただ、全体的に熱い感じではなく、カメラ付近が非常に熱いという感じがします。バッテリー側は、触れる程度の熱さですね。

パーツ配置による工夫はあると思いますが、一般的に持って使う部分には熱を極力溜めないようになっていると感じます。5 IIは全体的に熱くなるけど、5 IVはカメラ付近に集中的に熱い感じになります。多分ムービー撮影などでは、動作は怪しくなるんじゃないか。

5000mAhという大容量バッテリを搭載し、更に充電方式にQiも対応しました。充電周りの使い勝手の向上が嬉しいですね。個人的に一番うれしい改善点です。ただ、背面SONYロゴの当たりにQiレシーバーが入っているので、スタンド型の場合は、背の高いQi充電器を使いましょう。
バッテリー持ちは、いたわり充電の上限90%でAM8:00、13時間で残り残量は72%。昼休みにログボ回収と、帰りの電車でのゲームプレイでこんな感じ。24時間のバッテリ減少はおおよそ35%程度。ハイエンドモデル、DSDVで使っていて、この電池持ちはなかなかすごいと思います。まあ、XPERIA 10 IVが異様にバッテリー持ち良かったんだよなと思う。


ゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2022/10/23現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
  • アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
  • アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
  • きららファンタジア
  • マギアレコード
  • プリンセスコネクト Re:Dive
  • IDOLY PRIDE
  • ウマ娘 プリティーダービー
  • ときめきアイドル(オフライン版)

余裕のパワーだ。馬力が違います。
基本的にはマルチログイン出来るソフトを中心としています。
3Dの重さとしては、デレステ<ウマ<アイプラという感じです。S865の5 IIで十分プレイ出来るので、その点では快適にプレイするためのワンピースといった形になります。

音に関して。
スピーカーはステレオ。まずMAXまでボリュームを上げて、音が割れないのは驚異的です。
ちょっとしたタブレットでもここまでキレイに音が出せないんじゃないかと思います。そして、3.5mmイヤホンジャックからの音も、XPERIA 10 IVに比べて大幅に細かい音が出ます。1 IIや5 IIでも思ったんですけど、DSEE Ultimateが使えるようになってから、高級イヤホンでも十分に鳴らすことが出来るようになっていました。IIIシリーズは持ってないのでわかりませんけど、5 IVはこの辺ちょっとしたDAPより音がいいかもしれません。

BluetoothはLDACはもちろん、aptX Adaptive(24bit/96kbps)にも対応しています。SONYなのでLDHCに対応することはないと思いますが、個人的には対応して欲しいところです。まあ、現状の上位コーデックでも十分です。


まとめ:使い勝手の向上で1シリーズとは路線が変わってきた5シリーズ
個人的な決め手になったのは、
  • デュアルSIM(nanoSIMx2でもnanoSIM/eSIMでも可)
  • 5000mAhバッテリ、Qi充電
  • 本体の色がパープル
です。単純に、SIMフリー版XPERIA 1 IIにあって、ドコモ版XPERIA 5 IIにはなかったモノです。
個人的にはストレージが128GBなのがちょっと少ない気がしてましたが、microSDスロットがあるので、極力そちらにデータは移動させるなどで対応は可能かなと思います。

ペリスコープ式望遠レンズの廃止によって、1 IIIのコンパクトタイプから、独自の路線へと舵を切ったのは英断だったかどうか。正常進化ではなく、十分にハイエンドで通用するスペックでの最適化をした点は評価したいと思っています。うーん、10万だからというとアレですけど、半導体不足や円安の中で定価が14万近いというのはちょっと手にしずらいところがあります。せめて5 III並の価格まで収まっていれば、評価は相当変わっていたと思います。

まさか発売初日にMNPかつリース契約とは言え、月間1円で使えてしまうというハイエンドモデルの評価というのは、非常にショッキングな出来事ですが、Pixel7の当て馬にされるのが、現在の5 IVの評価であり、そこは覆し難いところではあります。
条件が合う人はどうぞ、という感じで、それ以上の評価は出せません。個人的評価は高いですが、現状の販売が続けば、やはり世間一般の評価は、2年実質23円で使うには性能が良すぎる、ぐらいにしかならないと思います。


本格的な評価は、SIMフリー版の登場からかなと思いますが、現状SIMフリー版を買う予定はありません。それぐらい、個人的に自分の中では評価しています。現状でコンパクトハイエンドとしては、GALAXY S22と並ぶ存在じゃないかなと思います。



おしまい


今回は、初日から一括9,800円というとんでもないセール価格となっている、XPERIA 10 IVをご紹介します。

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割と理想的なS695搭載スマホ...かも
個人的にS695搭載スマホには興味があり、なんか買おうという話で、ネット上に出ているUQのReno 7 Aの一括1円がいいかなあと思っていました。ただ、そこへMNPできるSIMがない(楽天回線は解約済み)ので、このまま行くと買うことなく、あるいはデチューンされているというAQUOS Wish2なんかを考えていました。
そこに来て、XPERIA 10 IVの発売日。フラッとヨドバシに寄ってみたところ、SB版に一括9,800円の文字が出ていました。なんか罠があるだろうと思って聞いてみたところ、プランを無制限で契約することが条件ということで、最悪翌月にプランを変更しても問題ない(あくまでSBのプランのみの模様)とのこと。近年ワイモバイルも含めて、SB系のSIMは長いこと契約してなかったこともあり、一気に契約までしてしまおうか迷いました。とは言え、UQ回線ぐらいしかMNPできるものがないため、一旦家に帰って、翌日契約してしまおうと決心。SB版はラベンダーがないのが残念でしたが、一発で分かるようにミントカラーで契約。月月割のクーポンも持っていたので、維持費もドコモのメイン回線と大差ないレベルに収まる感じです。UQ+500円ぐらいでしょうかね。
かくして、S695を搭載しながら、「こんな高いミドルエンドモデル買えるかよ」だったXPERIA 10 IVが皮肉にも今年の新品XPERIA1号となってしまったというわけです。うーん。世の中はうまくできている。


かんたんなスペック
Snapdragon 695 (2.2GHzx2、1.8GHzx6)
メインメモリー 6GB
ストレージ 128GB
前面6.0インチ FHD+(2520*1080)有機EL液晶
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.1
800万画素(超広角)/1200万画素(広角)/800万画素(望遠)カメラ
電源兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応
モノラルスピーカー/イヤホンジャック(ハイレゾ対応)/LDAC,aptX Adaptive(24bit/96kHz対応)
nanoSIMスロット x1/eSIM対応(DSDS対応)
microSDスロット x1
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
5000mAhバッテリー
153 x 67 x 8.3 mm 161g
Android 12

5G
n3/n28/n77/n78
4G
1/3/8/18/19/41/42
3G
1/4/8

DSDSではあるものの、通話中に別の回線での通信はできない。通話は基本的にVoLTE対応となるため、その影響によるものです。したがって、条件的にはDSDVなんですが、ちょっと怪しい感じなので、注意が必要です。
ドコモ、au、SBすべてでVoLTE通話可能。エリア内では5G接続(転用バンド含む)もされています。
注意点がもう一つ。これはMVNOによると思うのですが、eSIMインストールができないキャリアなどが一部存在しています。(2022/08/02現在、Linksmate、IIJmioで設定可能)
あと、auはいつものおまじないでLTE Onlyにしないとパケット通信ができないことがありました。(povo、IIJのAタイプ)

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SB版の背面ロゴは本当にスッキリしてていいです。

サイズ感など
まずは、ほぼ同じ大きさのXPERIA 5 IIとのサイズ感。
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これは、ちょっとだけXPERIA 5 IIのほうが大きく(液晶サイズが0.1インチ大きい)、重さも163gと若干重い感じです。バッテリーは5 IIの4000mAhから10 IVでは5000mAhとなり、161gと軽量化もされています。
そこまで使い勝手に大きな違いはないものの、5シリーズに比べて廉価版であるため、Googleアシスタントボタンとシャッターボタンがないので、その点でこちらが好みという方もいるはず。

今でこそXPERIA ACEシリーズというODM系の最廉価版がありますが、10のコンセプトとしては、スタンダードタイプでありながら、内部パーツがギリギリミドルエンドという感じ。他社ではエコノミータイプに属するようなモデルが連想されます。初代はたしかS630、IIがS665、IIIがS690です。
特にIIIなんかはS765G搭載スマホが価格上のライバル機種であり、OLED液晶や凝ったオーディオ性能、そして3つのカメラを搭載しながら、S690というギリギリ成り立つようなSoCで制御するという一風変わったスタイルでした。はっきり言って、売れたという話は聞いたことがない感じがします。

実用レベルで困ることはないです。通常の使い方であれば、まず遅いということはないと思います。一方で、3Dゲームなどではパワー不足は否めないです。もともとそういう人の選択肢には入りづらいと思いますが、一応釘は刺しておきましょう。
いや、真面目に不満という不満はないんですよね。今年に入ってからの廉価版シリーズの中でもメモリやストレージに余裕があり、ある程度ゲームができるだけですでにいいと思います。なんだろ、歯切れが悪いんですよね。XPERIA 5 IIのほうが快適さは上ですけど、しっくり来るのが10 IVなんですよね。まあ、なので、SONYが今後出すのか知りませんけど、XPERIA 5 IVが出るなら、この10 IVの路線でS8Gen1を搭載しているとかいう頭悪いスペックで登場して欲しいです。冷えなそうw

その他、特筆すべき点としては、バッテリーの持ちの良さが圧倒的にいいというところですね。個人的に普通の使い方でもうまく使えば72時間程度は持つ気がします。5 IIが1日で50%消費するところを、10 IVは30%ぐらいで抑えてるので、理屈としては合ってると思う。その分の性能低下はあるものの、待受の電話と電子決済用の端末として使う分にはハイパフォーマンスは必要ないので、そのあたりを予め許容できれば、チョイスとしては悪くないです。これがS695での利点なんだろうなあ。
あと、これは個人的な問題かもしれませんが、5 IIに比べてカクカクしたボディと、0.3mm増の厚みもあって、なんとなく5 IIより重く感じます。重いというより、ガッチリとした感じで、いわゆる脆さみたいなものが10 IVにはない感じです。XPERIAのハイエンドはどこか脆さみたいなものを感じるところがあるんですが、10 IVに関してはそれは一切感じないです。雑に扱っても大丈夫そう。

オーディオ周りが結構充実してて、DSEE Ultimateが使えます。BletoothもaptX Adaptiveも24bit/96kHzまで対応しているので、オーディオのベース機としてはいいかもしれません。困ったことにUSBからの電力供給がどうも安定しないので、USB DACやヘッドホンアンプがうまく働かないです。XPERIA 5 IIだと起こらないので、多分固有の問題じゃないかと思います。バッテリー内蔵のヘッドホンアンプで試したいんですけど、手持ちだと現在ないので、どこかで追加テストできればいいかな。
ちなみに、内蔵イヤホンジャックですけど、出力範囲の広いイヤホンほどがっかりするような音で、悪くはないが、常用でこれはキツイというのがあります。イヤホンによっては、適当な2000円ぐらいの蟹チップのUSB DACを使ったほうが、いい音がします。これも比較でXPERIA 5 IIより劣ってしまう部分であります。
あと、そういう音源を持ってる人のほうが少ないと思いますけど、AIFFやFLAC、WAVなどのハイレゾの高ビットレート音源は、再生が出来ないものもあります。惜しいポイントかな。


まとめ:1円ならもらえ、9,800円なら儲け物、19,800円で適正ぐらいのスマホ性能
定価では絶対に買わない。買わせるためにはミドルエンド級SoCを搭載すべき
結論だけ言ってしまうと、Libero 5G IIとほぼ同じ値段で入手できてしまったので、割と満足はしています。正直10シリーズはもっと動作散漫だったりするんだろうなと思いましたけど、そこんところはやっぱりS690シリーズですから、基本的な動作は抑えてあります。
ただ、これを19,800円で買うか?となればちょっと悩みます。悩んで買うと思います。
そして定価だった場合は即刻見放すレベルです。S695はいいSoCなのかもしれませんが、先程も書いたように、他のパーツのスペックに対して、著しく劣っているのがSoCなんですよね。これが単純にS765Gとか、S778Gに変わるだけで、6万しても多少は検討したいなあと思う出来になると思うんです。搭載されているパーツの割にもったいない感があるんですよね。
もちろん、161gで5000mAhとRM7P並のバッテリー容量は魅力的ですけど、他のパーツも含め、きれいに着飾っても、所詮は他社の同SoCモデルと比較されてしまい、この+2万の価値をどこで見出すべきなのかという話になります。これだと、Reno 7 Aには勝てないだろうなあって思いますね。

XPERIAが好きで、そこそこお金を出してもいいやと思う方は、今回はチャンスですので、必ず抑えといてもいいと思います。

間違っても定価を48回とかで買うものじゃないです。そこのところは肝に命じておいてください。多分快適に使えるのは1年が関の山だと思います。




おしまい

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