あるさんのレビューblog

買ったものをレビューするページです。 読み物blogは「日常のblog」よりどうぞ。

カテゴリ: 商品購入レビュー

さてさて、ここまでHPのプリンタ買ったり、WSJ JapanのXVisionを買ったり、結構遊んでたんですけど、なんやかんやで今回はこれをご紹介したいと思います。
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米AT&TのLG Nitro HD 4Gです。docomoではOptimus LTEという名称で発売されています。かつてのトヨタ・ウィンダムとレクサスの関係に似ています。

・・・Optimus LTEのレビューは他所に任せるとして(買ってないよ)、
とりあえず何が違うのかというと、いわゆる国内向けであるワンセグとおさいふケータイ機能がないということ。その他は全く同じというものです。
アドバンテージはただひとつ。それら機能を使わないので、メモリが少し多く使える(と言ってもメインメモリ1GBあるから、常時300MB以上は空きメモリなんだがw)のみです。
あと、形が丸いのと、細部が若干違います。そのため国内で売られているOptimus LTE向けケースにハマるかどうか、非常に謎です。(シリコンケースはOK)

ついでだから、裏側も載せておきましょう。
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さて、動作そのものはAPQ8060 1.5GHzということもあり、前に使っていたOptimus 2Xとほぼ同等。2XはCM7で動かしていたということ、解像度がWXGA(800x1280)であること、メインメモリが倍増したことなどをひっくるめて、同等の使用感です。余談ですが、ARROWS Zや国内版Optimus LTEなどよりもサクサクしています。
とはいえ、XPERIA acroやギャラS2がこのサクサク感に近いレベルまで到達していて、更にヌルヌルするiPhone4Sがあるわけだから、いかにハードのチューニングを行なうかにもよりますね。現状はICS待ちというのが正しいと思います。
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True HD IPS液晶の綺麗さは、見てみないとわからないと思います。これは店頭で見て欲しいと思いますが、Retina IPSにも負けないレベルだと思います。総じてIPSは有機ELより発色がいいと言われていますが、このレベルをスマホに載せるのはもったいない気がしますね。
ただ、アプリがまだHD解像度に対応できていないものも多く、VX580Wのように妙に間延びした枠のものや、額縁になってしまうものなど、結構笑えないです。
ブラウザ系はほぼ問題ないし、ガラスマもHDモデルが発売されたので、今後のアプリの対応に期待しておきたいところです。

rootを取得。SuperOneClickで簡単にとれたw(ドライバーはL-01Dと共通)
海外版はこのへんが速いので、ROM Managerがインストールできるレベルまで到達すると、一気に変わってきそうです。特に年明けにCM9(ICS対応版)が登場する予定なので、同時期にROM書き換えできると嬉しいなあと思います。

ちなみに、SIMフリーなのですが、AT&Tというキャリアらしく、どうも白FOMAカードでは通話も通信もできないです。(unlockコードを発行してもらったんだけど、必要なかったw)
現状だとどうすることもできないのですが、その割にLTEの電波を拾って、4Gと一瞬出たりするので、赤Xiカードを挿すとどうなるのかというのを試してみたいところです。

いや、案外というか、これはギャラS2 LTEやARROWS Xより絶対に売れていい機種だと思います。もうちょっとdocomoは推して行ってもいいんじゃないかなあと思うんだけど。

・・・すみません。ARROWS Zはコレのせいで買わないかもしれません。あしからず。

時間があれば、次はVegaICSを入れたXVisionのレビューでも書こうと思います。
今回はここまで。

[重要]この記事は12/3までの話となります。Android4.0化などの記事は書いておりません。

さ、いよいよ期間限定ブログ一発目の購入レビューができますよ。
誰もがiPhone4Sだったり、Photonだったり、ARROWS Tabだったりと思っていることでしょう。

・・・すまん。ONDA VX580W豪華版のご紹介ですwww

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まあ、正直な話、ここんところ回線云々の話が延々続いてて、結局くまポンのイーモバイルに落ち着いたこともあって、3G必須じゃないんですよ。(元々だけど)
以前買ったギャラ5の経験があったと思うのですが、(分からない人はここを見てくれ)アレからつながる話として、いよいよ電話としてすら使えない単純なWeb専用機を購入することにしたわけです。

そういうわけで、まずは覚えておきたいファームの上書き方法。(豪華版www)

1.まず、ONDAのサイトからファームを落としてきます。
2.解凍して、LiveSuitPack_v*.**.exeをクリックします。
3.LiveSuit.exeをダブルクリック。基本的にはYesとか選んでればいいです。
4.ファームを選んだあとにようやくPCに接続。このとき電源を切った状態でホームポタンを押しながら接続。
5.あとは適当に待つのみ。大体3分もあれば書き換わります。

で、そのあとTasselhof-RootScriptというbatファイルでroot取得&Androidマーケットのインストール。
6.Tasselhof-RootScriptをダウンロードする。
7.解凍して、PCに本体を接続。(このときまでにアプリケーションより、デバッグモードをONにしとく)
8.!RUN-ME-Tasselhof-RootScript.batを実行。
9.本体のストレージ接続をONにする。(ドロイド君が緑色からオレンジ色になる)
10.あとは問答無用で1→2→3→4の順番に実行していく。
11.この機種にはBTや3G/2G、電話機能はないため、5をやっておくと、デバイスをカットして消費電力が少し下がるらしい。(6ですべて復活らしい)

ちなみに、!RUN-ME-Tasselhof-RootScript.batは64bit対応が怪しいです。(というか、ADBの64bitドライバーを拾ってくる手間がめんどくさいのでやってないだけ)ドライバ見る限りではADB標準ドライバーなので、多分それさえインストールすれば64bitでもできるはずです。
俺はわざわざ32bitのPCに接続しました。(こういう時32bitを1台メインで使うと楽なんだよね)

ここでサイズ比較。
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左から、iPhone4、Xperia acro、VX580Wです。
あ、書き忘れてたけど5インチタブレットです。世の中では5インチというと、DELL Streakというキワモノ的スマホが存在していたので、あるいはこれをタブレットと呼ばすスマホと呼ぶ方もいるかもしれないですね。
解像度云々がXPERIAと同じ800x480。iPhone4に劣る(960x540)のはともかく、今時のスマホの標準解像度程度でしかないため、見やすいけどどうだろなあ、的な感じです。
あとはサイド(写真でいうと右側)に、上から電源、ホーム、メニュー、戻るの物理ボタンがあります。
他の機種はバッテリ容量が1.5倍以上(例えば原道N50は3000mAh、VX580Wは2000mAhに満たないという噂があります) なのですが、物理ボタンの数を取ってみました。
あとはバッテリ容量の問題もあって、179gと軽いことも決め手ですね。これまでルーターとして頑張っていたEVO WiMAXが171gなので、ほぼ同じ重さです。

さ、一苦労したことをメモしておきます。
この端末はADW Launcherがプリインストールされているのですが、横に固定されています。
そこをなんとか縦にするためには、ADW Launcherを上書きするしかないということなのですが、先程入れたAndroidマーケットでは見つからないのですよw
なんか中華パッド特有の現象ということで、対処法をやってみたのですがこの機種ではそれも受け入れられず、じゃあ仕方がないとばかりにroot取得済みのギャラSやらOptimus2Xやらからアプリ拝借。
アプリは/sys/app/***.apkもしくは/data/app/***.apkに入っているので、そのへんからmicroSDでもdropboxでも好きな様に転送してあげましょう。

まあ、大したアプリを使っていないので、ダウンロード出来ないヤフオクとか、いわゆる国内スマホ専用のアプリをダウンロード。アリスめざましとか入れてみたけど、これ延々画面つけっぱなしじゃないとダメなのね。(注:XPERIAやOptimusではスリープ復帰して起こしてくれますよ)

しかし、異様にバッテリが持たない。
これははっきり言って致命的なレベルだと思う。だってWiFi通信で10分使っただけでバッテリ5%使ってるってのはおかしい。おそらくなんだけど、動画再生などでは10分見ても2%程度しか減らないので、WiFiが消費電力の大半を使っているのだと思われますね。
なんだろ、これってそういうレベルでいいのか?WiFiしか通信手段ないのにもかかわらずですよ。
で、もう一つ突っ込まなければいけないのは、バッテリの充電のされなさ具合が半端ない。5V1000mAの充電器に接続してるのにもかかわらずバッテリがどんどん減るという謎?がある。
(注:5V2Aのアダプターを使えば解決するようです。iPadが充電出来ればOKっぽい。)

というわけで、これは真面目に使うぐらいなら、Streakのがよほど良いです。
もう少し待てばGALAXY Noteとか来そうだし、無理すればGALAXY Playerとかも買えるし、個人的には圧倒的にそっちのがマトモに使えます。
まあ、ただ値段がね。これ11,800円しかしないわけですよ。
GALAXY PLAYERが大体25K、1台潰してももう1台買えるという点では、コストパフォーマンスに非常に優れます。(ただし、上のめんどくさいことを延々やらなければいけないことがなあ)
個人的にはもう一個F5Cを買うかどうか悩むレベルなんですけど、サイズの違うモデルを買うべきなんだろうなと思っています。

・・・ああ、間違えた。買うのはGALAXY NEXUSとかだよなw
ネタも資金も枯渇気味なんだ。たまにはこういうものでもいいだろうJK(つか、最初のレビューとかみんな覚えてないかもしれないけど、ニセシャホーとかだぜwww)

次回へ続く。

----追記----

11/29付で2.0.4にアップデートされていたので、入れてみる。
公式にAndroidマーケットがインストールされてる。いやこれでroot化するだけでも特に問題ないかな。

体感速度は少し上がった気がする。けど、大差はありません。
プリインストールアプリケーションが増えたかもしれない。
あと、本当に微妙なレベルだと思うんだけど、バッテリの持ちが気持ち良くなった気がする。
実際に測ってるわけではないので、本当に体感のレベルだと思います。(それでも全く良いとは言えないけど)

2本目、悩むまもなく、先代のVAIO Zである、VPCZ11のレビューを載せたいと思います。

これは数回に分けて色々解説したので、文章が繋がらない感じなんです。
やや補足や内容変更をしています。
まー今更ながら中古で買うようなPCでもないので、前回同様適当にそういうものということで。

ちなみに買った当初のスペックが載ってなかったので、一応掲載しておきます。

Core i7-620M
PC3-8500 2GBx2
320GB HDD
FullHD 13インチ液晶
MOTION EYE付き
光学ドライブなし
天板 プレミアムカーボン
本体カラー シルバー

普段黒いPCしか使わないので、シルバーというのはなかなか今でも気に入っています。

さ、そういうわけで、どうでもいいようなレビューのスタートです。

----到着直後----

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到着。
パームレストがシンプルでいい。正直フェリカリーダーとか俺使わないもん。

基本、プレミアムカーボン+シルバーってあんまり人気じゃないので、逆にいいかなと思ったり。
なんか9日到着なんだけど、発売日に届いてしまったのがねw


ファーストインプレッションとしては、
・やっぱりアイコンが小さいかな?とおもったけど、実際X200sなどの変態解像度に慣れてしまったので、そうでもない。
・ファンは爆とは言わないけど、そこそこうるさい。旧モデルよりは少しまともになったと思う。
・一見、色以外で違いが分からないかも知れない。奥さんがうるさい方はいいかもしれない(黒)
・HDDモデルなので、ややレスポンスが気になる。まあ、サムソンのSSDを買ってしまったので、そっちに入れ換える予定ではある。(Trimコマンド対応版)

----SSD換装作業----

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良い子は真似しないでください。(本気で保証が切れますので、自己責任で)

えーと、まあ簡単でしたね。こんな簡単に外せるとは思ってなかったです。

考察として。
・その際、絶対に順番を覚えておくこと。写真などを取りながらやって行けば誰でも出来ます。
・ちなみに、ネジの長さは3種類。外側ほど長いネジなんですけど、まんべんなく当てはまらないので、難しい。
・普通のプラスドライバーと、精密ドライバーが1本あれば問題なし。
・バラす場合、ねじを抜いた後に本体を開き、手前(タッチパッド側)からガパっとはずせばOKです。ケーブル注意。

MMCRE64G5MXP-0VBのOEM商品(最新ファーム導入済みで、Trimコマンド対応)らしいので、実際には以前使っていたZと条件上は一緒になります。

気づいた点。
・液晶を開いたとき、天板(プレミアムカーボンのせい?)下のあたりが異様に熱くなる。(触れないわけではないけど)
・片手で持てるけど、ThinkPadほど剛性があるとは思えない。構造上もあり、ややしなる感あり。
・なぜしなるのか?というのは、中がスカスカだから。やっぱり右パームレストを片手で持ってはダメ。
・いわゆるマウンターでHDDをつなげているので、フレキケーブルの加工ができれば1.8インチSSD+ドライブということも出来ないことはないかもしれない。(ドライブのコネクタは確認済み)
・相変わらずキーボードの一部キーを強く押さないと反応しない場合がある。(i,o,pなど)俺の問題かも。
・旧Zでは誰得?なカードリーダーは、今回修正範囲内。左パームレスト下にある。
・液晶は、今のところBDなどをみるときに非常に重宝。FHDってのもあるけど、色が気持ち悪いw
・熱い、と思われるのは三角スイッチのあたり。この辺は液晶フレームまで熱くなる。夏は冷却台必須かな。
・タッチパッドは旧Zのほうが良かったかな。なんか時々中心あたりで反応しなくなる。
・Apple MagicMouseと相性が悪いのか?しばしばカーソルがフリーズする場合がある。(デザイン的には旧ZとMacBookProの中間をいっていると思いますのでw)
・USB3つのうち、2つをバスパワーとすればBD-ROMの動作は可能。しかもBD再生可能。USBの外付けHDDならバスパワーは片方でもOK。
・相変わらずなれないアイソレーションキーボード。どうも僕自身が右側の手の守備範囲が広いがゆえの問題かもしれない。まあ、これでプログラミングするわけではないので、特に問題なし。
・重心が悪い。やはりCPU付近のヒートシンクに重心が偏る。そのため、持つ場合はそこらへんを片手で持つのがよいのかもしれない。

非常に細かい点ですが、割に気になる点は多いので、それほど気にならない人はいいですね。
(まあ、それ以前にこれを買ったという満足感でお腹いっぱいになっているはずなので、気にならないと思う)

今後の挑戦は。
・旧Zのドライブを手に入れ、さらに1.8インチSSDを買ってみる。
・フレキケーブルをどうにかMicroSATA変換させ、強引にはめてみる。
・自作でシングルSSD+ドライブ構成を作ってしまう。

ってことぐらいかなあと思います。
ま、絶対にパーツが揃わないと思いますね。(ドライブだけなんて、見たことないw)
なぜ旧Zなのかというと、イジェクトボタンが新型のドライブにはないからです。
どうもHDDモデルとSSDモデルではこの辺の回路が違うらしいので、(HDDはボタンがアプリケーションボタンになっています。)コレを使わずにあけるとしたら、旧Zのモノを使うしかないのです。


とりあえずA列車9はそこそこ動く模様。
旧Zは9300M GSだったというのが足かせだったのですが、今回はGT330Mなんで、そこそこ期待出来るのですが、まあそれはそれで。

考察すると、
・20fps程度まで出す場合、影やLODなどを切るのはもちろん、音を消すことでなんとか解決。
・FHDの場合は、HD+程度まで解像度を落としてゲームをやった方が、綺麗に見える。
・ちなみに解像度を下げても、これ以下はfpsにほぼ大差なし。

T9600のときのスロットリングはないですね。下の三昧下ろし写真や、レビューなどを見るとわかるように、冷却ファン性能がすごいんじゃないかと思いますね。
しかし、全開になるとやっぱり旧Zよりうるさいw(あくまで主観)

あー・・・、なんでこれがVAIOなんだろうなあ。

ゲーム系のスコアね。
FFHigh 8279
MHF 3629
3DMark06 5671
コア475MHz/メモリ1400MHzです。

割りとケースに入れて持ち運びましたけど、天板に早くもキズが出来てしまった以外、特に問題はないですね。
華奢な子ですから、丁寧に扱ってあげたいのはやまやまなんですが、このキズで吹っ切れました。
もー狂ったようにA列車をのべ2日以上つけっぱなししました。もう別に壊れてもいいですよと言わんばかりだったんですが、案外TB3.33GHz(片コア全開。推測する限り高クロックのCore2DuoでもOKだろ)を延々とシバキ上げても、耐えられますね。ひとえにGT330Mの低クロック化と省電力性によることもあると思います。(GalleriaGTはこの間もA列車で放置プレイw)

FHDも普通に使えますし、やっぱりキーボードで、打てない字があることがあるのが気になる。(これはThinkPadの固さでOKなので、アイソレーションに慣れてないことに原因があるんじゃないかと)
基本的な動作や画像、動画の編集なども、解像度ありきで問題なくできますね。

今から買う方には、2.5インチHDD+外付けBD-ROMという組みあわせをお勧めしたいですね。
自己責任+3年保証をフイにする覚悟が必要ですが、自分の好きなSSDを組み合わせて使えばいいだけですし、何よりBDをdot by dotで見られるすばらしさは代え難いですねえ。

とやかくいっていますが、なんやかんやでいいPCです。
高いカネを突っ込んだだけあって、性能もデザインも、なにより軽さが嬉しいですね。

正当な対価としては、確実にそれ以上のものが来るのですが、
コレをモノの基準として見るには、あまりにも高性能過ぎます。
僕はこのblogで何度も書いているのですが、いいモノは基準をたくさんもってこそわかるものなのです。

例えば、X200sが僕の中で最強だということは、このblogでのX200sへの評価でわかるものだと思います。少なくとも、性能においてZには完全に負けるのですが、使い勝手の問題でしょうね。
Zの性能を持ったX200sがでれば僕の中では、おそらくモバイルでは最強だと考えます。
(そもさん、X200sとZはSuperGTのクラスでGT300とGT500ぐらいのクラスの違いがありますが)

とはいえ、ZはそのA4サイズでX200sとほぼ同じ重さ(9セルね)、稼働時間は1/3程度ですが、それと引換にフルスペックのA4ノート並の性能を獲得したわけです。ほぼ納得ではあります。
コレをモバイルノートというのは非常に贅沢な選択肢。床の間にでも飾っておきたい、持ち運べるのに引き篭らせたくなるノートです。(もちろん意味がないのですけどw)

まあ、僕はちょっと異常なユーザーなので、使ってる台数だけで考えればある程度説得力はあると思います。先代より大幅なパワーアップをしていても、歴代のベスト5に入るかどうかは今後の愛着次第かなと思います。
最初の1台にはお勧めできません。どうしてもほしい場合は、店頭モデルを買うことをお勧めします。
これを基準とした場合、今後これ以上のノートPCはZしか出ない可能性が高いので、非常に幅が狭くなります。

一応、今後はEOS 50D用のモニターといった、写真趣味での相棒として使おうかと思っていますが、おそらく50D(レンズ+ボディ)とほぼPCが同じ重さっていうだけで、面白いですね。
今後はAdobe RGB液晶の圧倒的な表現力を見せつけてやりたいですね。(誰に?)
そういった使い方で(RAW編集など)では、間違いなくベストチョイスとなると思います。

まあ、要は適材適所。
今後長く使っていけそうなPCではあると確信しています。


----そして現在----

というわけで、現在は自宅で寝床用PCとして使っています。
T420sが来た時に、ひざ上PCとしてリビングに移動させるという手もあったんですが、結局HDDを数台繋げて使っていた関係で、移動できないままになっています。
寝床用としては画面が小さいのですが、不足はないですし、メモリはPC3-10600の8GB、SSDも128GBのものに交換しているので、光学ドライブがない以外はほとんど店頭購入モデルに近いんだよね。

VPCZ21があまりに期待はずれだったので、VPCZ31には期待しつつ、今回は終わりにしようかと思います。

この内容は、2008/9/14に書いたもののようです。
チェックしていて、ちゃんとモノを書いてるのがここまでということだったので、1発目にしました。
一部文章の校正を行なっていますので、内容が違う部分があることをご容赦ください。

-----ここから-----


さて、今回はいま何かと話題のAtom搭載NetBookの中より、MSIのWind NetBookをレビューしてみたいと思います。
え、当然私物です。こんなもんを貸してもらえるほど、周りはテスターなやついません。

・・・はい、ThinkPadは現在もレビューしてます。しばらくお待ちください。

まず、簡単に購入経緯だけを書くと、単純に軽いノートがほしいだけで買っているのです。
ITMediaの、元麻布氏の記事を読むとわかるんですけど、2005年に発売されたDELLのミニノート「Latitude X1」というモデルがあったのですが、
具体的にはそれを中古で買うとか、そういうレベルでもいいんです。まあそれじゃひねりがないじゃないかと思い、
おなじみの「縛り」を行って、導き出されるものを購入しようと思い立ったわけです。

今回の縛りは、
・Atom搭載
・メモリー2GB搭載可能
・本体重量1.34キロ以下
・2.5インチHDD
・できれはWXGA解像度の液晶を搭載していることが好ましい。

そもそもに、以前も何かで書いたとおり、この手のモバイルノートというのは、Let's Note Rシリーズという強力なライバルが存在します。
しかしながら、現在このモデルは20万を軽く超え、購入対象から外れるようになってしまいます。
そこで、僕なりに考えたのは、かつてのVAIO SRの重量を下回り、なおかつそれとほぼ同等の電池持ちをするPCならば、何でもいいかなと思ったのです。

まず、VAIO SRから軽くおさらいしておきましょう。
2000年の夏モデルに初登場したこのモデルは、当時としては画期的な6セルバッテリーを搭載した、10.4インチのXGA液晶を搭載するB5ノート。
このPCのすごさは、通常版のPentium3を搭載した点と、さらに6セルバッテリーを搭載しながら、1.34キロを実現したことです。
この1.34キロという数字は、この時代のB5ノートの限界と言われ、ThinkPad240シリーズはもとより、DynabookSSなどもこの重さ。
つまり、規格統一というわけではなく、技術力の限界から、この重量が限界だったというだけなのだと思われます。
一応それ以下のPCとなれば、VAIOでも、MOTION EYE搭載モデルのVAIO C1があったのですが、これはいわゆるギミックつきノートで、解像度もWVGAという微妙な解像度でした。
これは多少軽かったのですが、やはりギミックありきのPC。いつしかTV録画などができるようになり、終焉していきます。

それはさておき、当時Z505を擁していたB5ノートラインナップに、液晶サイズのトレードオフを仕掛け、大して得た6セルバッテリーを搭載したことで、
ようやく正当な505シリーズの系譜を引き継いだSRは、VAIO史上でも歴史に残るモデルではあります。
ちなみにPCG-SR9C/Kを、僕は25万かけてフルチューンしていますが、それ相応に便利なモデルでした。それゆえ、このPCには7年以上を経た今でも、ユーザーはそこそこいるのではないかと思います。

さて、脱線したものの、冷え切ってしまった小型ノート業界に風雲児が現れます。それがASUSのEeePCです。
これらのモバイルPCを語る上で、505、Let'sNoteと肩を並べてもいい、エポックメイキングなモデルです。

まず、価格が5万を切るということ。さらにCeleron-M(おそらく373)を搭載し、XPでは一線で利用できるレベル、そして4GBしかないSSDの搭載。
いかにもマニアが好き好んで買いそうなPCに仕上がりましたが、裏を返せばモバイルPCに、そんな高性能モデルは必要ないということなのです。

そんなわけで、Atomを搭載しながら、結局のところ軽さを重視するあまり、バッテリーの耐久時間はそれほど大きくありません。
いいところ3時間程度が限度。EeePC 901-Xは6セルを搭載した関係で、6時間程度持ちますが、それでも2倍近い容量があれば、別にできないことはないです。
ただ、Let'sNote1台で4台買え、さらにうまくいけばおつりがくる。そのコストパフォーマンスを考えれば、データ容量以外は目をつぶれると思います。

901-Xのいただけないところは、ストレージの部分で、なぜデータの量が増えている昨今、現状のPCのスペックをを持ってして12GBしか搭載できないのかということです。
6セルにしているなら、1.5時間程度の稼働時間と引き換えに、HDDの搭載もありだったんじゃないかと思います。
(ASUSから、N10というハイエンド向けEeePCが発売されるが、これはHDD搭載だったりします。つまりASUSの中ではHDDをハイエンドとして扱っているわけです。)

そんなわけで、この候補は多数あれど、市場で比較的手に入りやすいのはAcerのAspire Oneか、MSIのWind NetBook U100のどちらかなのです。
最近になりGIGABYTEのM912Xが出てきましたが、タッチパネルでの文字入力がOSレベルでできないので、必要性にかけるため、却下。
となると、あとはIdeaPadを待つか、甘んじてAspireを買ってしまうか、あるいはU100を探すかの3択です。
正直をいえば、DELLのInspiron Mini 9にHDD搭載モデルがあればそっちでしたけど、ないものはしょうがないので、これもパス。
そうなると、やはり入手困難という箔をまとった、風子様がどうしてもほしくなるのが物欲大佐。(ある意味ここ2年ぐらいで昇進しっぱなしだと思う)
ピンクでもいいけど、ここは男らしく黒を素直に探そうと思うわけです。当然正規のルートで購入できると思ってないので、ヤフオクで手っ取り早く回収するようにします。

・・・あれ、結構プレミアつけてやがる。
おかしいなあと思いながらも、物欲神は我を見捨てず。なんと保障なしながら改造済みの黒風子を発見。
即決6万という価格ながら、これぞ俺が買うべき漢のPCといわんばかりに、即6万を入れ、一発で落札したのでした。


で、それから約2日。
正直まったく持って必要ないのに、単なる物欲だけで購入されてしまったかわいそうな黒い風子(MC済み)がやってきました。
これでジオングともエルメスとも互角にやれるはずです。シャアめ!

簡単にスペックだけ。
CPU:Intel Atom A230
メモリー:DDR2 2GB(オンボード1GB+後付1GB)
HDD:320GB 5400rpm
無線LAN:Intel Pro/Wireless 3945ABG
ビデオ:GMA950(オンボード、最大224MB拡張済み)
などなど、つまりBIOS Ver1.06で、ほぼフルチューンされた状態なのです。
大体にしてこのサイズでそのスペックは要りませんが、延々と前で話してきたことは、つまりはHDDの容量を正当化する理由、もといちょっとやそっとじゃへこたれないデータ容量がほしいということなのです。
まあ、単純に整理整頓ができないユーザーには、大容量HDDは必要なのをわかっていただきたいです。
なに、保障?そんなもんないです。正直値段を考えれば、保障してもらうのが悪いぐらい。

で、まずは基本的なリカバリーから。
というのも、さすがに前のユーザーさんの個人情報が入力されたものを使うのは、僕も怖いし、相手もそう思うに違いないのです。
そういうわけで、あらかじめいただいていた情報を元に、今回奮発してポータブルDVDバーナーを購入。なんか7Kもしちゃったよ。
そこに、毎度おなじみ面白半分で買ってしまって以来、サッカーイタリア代表2006のためだけに搭載してあったHD-DVDドライブと交換。
ここに全世界でもおそらく売られていない、そして東芝含め一切のメーカーが黒歴史に認定するであろうポータブルドライブが完成したわけです。

ちなみに、USB2.0でわがDTでHD-DVDが見られるようになったけど、すごく気持ち悪いです。
AQUOSで見るもんじゃないよ。HDの60fpsは。

さて、リカバリーの話。これが結構厄介で、なかなか複雑。
リカバリーがDVDという問題。これは現在のDSP版SP3の容量を知っていると、単純に納得できる容量です。
実はXPのインストールディスクは、わずかにCDサイズを上回る程度までアップデートされており、SP3適用をすると、なんと800MBを越える容量になる。
ま、それらはあらかじめ予測できたことですし、そのためのDVDドライブなのですよ。(一応部屋を探してみたら、パナソニックのUSB CD-ROMが出てきてやんの)
あとは、単純にOSインストールの普通の方法と変わりません。GUIの起動までは。

MSIオリジナルのリカバリーメニューになる。日本であってもリカバリーメニューは英語。もともとリカバリーなどはユーザーで行う想定もなさそうな感じです。
メニューを選んでいくと、パーテーションを分ける作業がある。これが最大の疑問。あらかじめ決められた容量でしかリカバリーできないのです。
・Cドライブをそのままシステムとする。
・Cドライブは20/30/40GBよりシステムに割り当て。余りの容量はすべてデータディスク(D)に割り当て。
という、結構困ったリカバリー方式をとっています。当然320GBもあれば、80GBはシステムに割り当ててもいいような気がします。が、確かにデフォルトは80GB。割り当てが難しいのは承知でしょう。
40GBは容量の半分、したがってやむをえないのではないかと思います。せめて1/4とかメニューがあればなあと思ったりするけどね)

AHCIはON、当然ドライバーも自動的にインストールできます。速度はあんまり変わらないと思いますが、一応おまけの機能でありますといった感じでしょうか。
ICH7-Uという謎のICHをつんでますが、まあこれはドライバーは82801GBMが導入されています。
そんなわけで、GMAも950という程度。ただし実装レベルでは、通常の950ではないと思います。クロックダウンして、その分パイプラインを増やしているような気がします。
で、デバイスマネージャーを見ると、これまた知らない945GMEというチップセット。おそらくは945GMのシングルチャネル版である945GMSの、さらに改良版か、限りなくGM965に近い方のような気がします。

A列車がまともに動いて、しかもある程度(RADEON9000では15fps程度のマップが、20fps出る)遊べる程度までに来ているのは大きいです。
945GMではかなり動作も怪しい感じでしたから、おそらくグラフィック自体の性能は上がってるのではないかと思います。

ただ、FFベンチなどを入れると、それほど伸びるわけではないという話がよくありますが、これはCPUが非力なのでしょう。
Celeron-Mの1.1GHzとほぼ同程度。Pentium4の同クロック相当。そしてPentim-Mの900MHzと同等。つまりはCentrino1世代の、Baniusの時代のCPUとほぼ同じと考えられます。
メモリーバスやチップセットの高速化が、現状のXPでも問題なく利用できるまであがってきているという点では、やはりPentium-Mは十分現役なのだと思われます。
ま、しかしこれが仮にPentium4の1.6GHz相当だとしたらば、よくもまあこんな小型のPCに乗せられるのだなあと、技術の進歩を感じるのに十分だと思います。
忘れてたけど、Pen4時代のHTとは違う概念のHyper-Threadingを搭載しているので、こんな小さいPCでもCPUスレッドが2つ出てきます。

ま、ただ結構ほめてるけど、XPのSP3を当ててしまえば同様のスペックのPCは、これより高速化するのですから、実際ほめられるわけではないのかもしれないですね。
まあ俺が普段会社以外でXPをいじることも少ないということで、そういう意味では純粋のXPの速度などわからないのですけどね。

そのCPUやグラフィックの非力さを痛感するのが、HD-DVD再生。
もともと要求レベルが高いので、明らかに無理があるのですが、まあそれはそれでやってみる価値はあるでしょ。
実際は紙芝居です。誰もやらないのは、目に見えた結果があって初めてやらないものですが、それにしたってまさかここまでダメとはね。
DVDは楽勝。いまどきDVDで苦戦しないか。SD画質のmpgもコマ落ちはなし。最近流行りの弾幕もペルノPVで確認した限りではOK。
で、1280x768のDivXも意外といける。まあ裏で何か動こうものならあっさり撃墜だけど。
そして、笑えるのは、うわさの偽フリーオでぶっこ抜いたMPEG2-TSも再生可能。
これができるということで、かつてAtomのHDDレコーダーを作ろうと思ったわけです。

ほかのBIOSはどうかわからないけど、中古の風子なので、BIOSは1.07。このおかげでグラフィックメモリーが224MBまで割り当て可能となる。
案外A列車が動くのは、これのおかげかもしれない。CoreSolo+945GMSでは使い物にならなかった記憶もあって、945GMよりはましになったのかもしれない。
これを書いてる最中に、BIOS公開は停止されているんだけど、これはおそらく不具合が多すぎるためという推測もあって、怖い。
後述するんだけど、描画乱れのフリーズは、このBIOSによるものなのかもしれない。(そこまで気にしてないけどね。)

さて、実際の使い心地をいい加減レビューしようと思います。
いかんせんこのサイズのPCとしては、キーボードが優秀な点がすべてを物語ります。
これは液晶サイズが10.2インチと、ほかのメーカーより大きいことの恩恵のひとつではないかと思います。
そして、完成品PCとして販売するという関係上、分解されないだろうというメーカーの意向があるのだろうと思います。おかげでベアノートのようなペニャペニャなキータッチは皆無。
非常に打ちやすく、また配列も6列ながら非常にスタンダードな配列で、無茶な配列もほとんど見られないのは、優秀でしょう。
重量は約1.1キロ。はっきりいって重いとは感じないです。当然片手でひょいと持ち上げられる重さと、サイズです。(薄型B5の場合、片手で持ち上げると重い感覚が出るのです。それは感じられないのですね)
ファーストフード店やコーヒーショップなどでモバイルノートを広げると、テーブルが狭くて困ったものですが、仮にこのサイズであれば、僕のように電車で広げても十分キーボードを打つことができます。

その代わり、タッチパッドの反応が非常にあいまいで、タッチスクロールはあきらめたほうがよさそう。マウスが使える状態なら、マウスは素直につなげてしまおう。
一応右上と右下を押し続けることで、できるらしいのですが、実際押すのは右上より下に3mm程度の場所、および右下より上に5,mm程度の場所。見つけるのに苦労するし、自在に扱えるわけないw
2ボタンが独立せず、同じボタンであることも問題です。しかも結構これが硬い。素直に3つに分けてしまえばいいのに。
こういうときに、ThinkPadのポインティングデバイスは優秀だと思う。サイズを選ばずに使い勝手が変わらない点はいいと思うんだけど、どこも最近は使わない。
おそらくはキーボード側のコストが上がるため、採用できないというような問題はありそう。キーボードが壊れるとマウスまでダメになるわけだしね。

液晶ですが、規定の解像度である1024x600で液晶がにじむように見えるのは、どうしても納得がいかないです。
バックライトLEDの関係もあり、全体的に青みがかっているのは、ある意味予想どおり。ノングレアは見栄えがよくないですが、あくまで外で使うことが前提なので、モバイルPCとしては正しいと思います。
輝度は少なくとも250cd程度はあるんじゃないかと思いますが、最近のノートはおおむね200cd程度は確保しているので、そういった点では十分な明るさです。(むしろまぶしいぜ)
他社が8.9インチの中で、10.2インチを使っていることもあって、アイコンのサイズなども特に見づらいといったようなことはほとんどありません。
でも、このサイズに慣れると、通常のSXGA+程度の解像度ではアイコンが小さく見える。(実際に小さいそうです)
ヒンジもしっかりしてて、ラッチは片手で開けられるので、そういった意味ではちょうどいい感じにまとまっています。

音。あれ、俺音鳴らしたことないわ。
どこにスピーカーあるんだろ。ああ、底面の左右にあります。
正直音云々なんか考えてもいないので、まあ鳴ってくれればそれでいいですw

Webカメラ。これも使わない機能ですね。
インテルが提唱するNetBookの選定基準にはおそらくこのWebカメラの存在があるんじゃないかと思うんですが、XPS M1330の時と同じく使い道ゼロ。
いずれにしても、通常はデバイス認識すらさせなそうな予感はしますよw

そのほか、無線LANとともに、BlueToothのインジケーターあり。スペック的な弱点があるとすれば、この1点につきます。
だいたいさ、メモリの増設と一緒にしか受けませんとか寝ぼけたことをいわずに、キットか何かで販売すればいいのにと思うわけですけどね。
MSIのこれ系は、なんで出さないオプションまで含めるのかが謎でしょうがないわけですよ。それだけに割と残念。
まあBluetoothアダプタなんて、世の中では1Kでおつりがくるものもあるので、必要なら簡単なUSBでどうぞってことでしょうねw

外見は非常に安っぽく、金額相応。変に光沢加工するあたりが安っぽさを演出してます。
正直言って、わしづかみにして持ち歩く程度のレベルのPCという点では、金額相応という言葉はぴったり。間違ってもAspireのやHP 2133の質感を求めてはいけないと思います。
向こうはデザイン、こっちは中身で勝負といったところでしょうか。
どうせ安っぽいついでに、できればアナログボリュームコントロールがほしかったところ。結構便利なんだけど、アレも見た目は安っぽいんだよねえ。
あと、材質のせいもあってか、ゴム跡が非常につきやすい。黒の筐体だから割と助かっていますが、ピンクや白では明らかに目立つんじゃないかと思います。
タッチパッドが汚れやすく、筐体全体も汚れが目立つのはいかんせんいただけない。

拡張コネクターなどは、左右にそれぞれあり。左はUSBが2つ。排気口が目立つ。そのほかケンジントンロックも奥に完備。
右はUSB1つ、カードリーダー、ヘッドフォン&マイク、RGB、LANコネクタを装備。
筐体の都合上背面には拡張端子なし。これはしょうがないところじゃないかと思います。
排気口付近からはぬるい非常にいやな風が出てきます。さすがにそれなりの熱は出るんですね。

ちなみに僕の使用スタイルでは、USBは常時マウスを入れるので、残りは2個。
ドライブを使う場合の1個を残しておくと、ほとんど1個で対応させることになると思います。
通常のモデルだとどうかはわからないですが、少なくとも前のユーザーさんが手塩をかけて育ててくれた風子には、必要はありません。

もっとも問題なのは、OSライセンスシールにラバー加工がされてないあたり。
これは何が問題かというと、OSのシリアルやライセンスがこのシールによって証明されているからなのです。
ちょっと前のOEMシリアルのシールからこのラバー加工がされなくなっているのですが、それでもDSP版なら仕方ないですが、仮にもOEM版。その辺はなんとかならないかなあ。
まあ、別にリカバリーでOSシリアルを求められることはないので、特に問題ないといえば、それまでですけどね。

ACアダプターは非常に小型。といってもそれほど小さいわけではなく、メーカー製外付けHDDのACぐらいのサイズぐらいはある。
最近のLenovoのAC(90Wタイプ)やXPS M1330用(65W)と比べても、あまりサイズが変わらない。この辺はもうちょっとなんとかできたかもしれない。(DELLなんかポータブルドライブのACのまんまだし)
バッテリーは公証3.5時間程度ですけど、実際3時間は余裕で持ってしまうので、こういった点では十分過ぎるかもしれないです。むしろ、よくも3セルで3時間。
MSIが6セルバッテリーをオプション販売することがあれば、迷わず9セルとかを出してほしいところです。(6セルは今後発売されるみたい)

パッケージに関しては、国内販売を想定している様子はなく、むしろ国内代理店版の平行輸入品という趣が強いかもしれない。
ほかのネットブックはこの辺どうなのかわかりませんが、DELLあたりの日本語マニュアルとかすらないです。オンラインマニュアル参照でお願いしたい。
リカバリーの時もそうだったんだけど、とにかく日本語ローカライズがされてないので、初心者にはおススメできない。
このあたり、ネットブックのコンセプトに反していると思いますが、まあそもそもネットが見れればそれでいいのだから、いいのか。

ここからは問題がある点。(BIOS1.07での問題)
おそらくはスタンバイ関係の問題があると思うのですが、スタンバイしたあとに、必ず画面乱れ後にフリーズする。(時間はほぼランダムだけど、大体5分程度)
これが今の唯一の問題かなと思うんだけど、モバイルPCでスタンバイが使えないのは致命傷でしょ。
はやいとこBIOSの更新をしてほしいと思います。

そろそろまとめに入ります。

一応このPCが特徴とするのは、10.2インチの液晶と、偶然によくなってしまったキーボードに尽きると思いますね。
アドバンテージがあるとしたら、いじりがいがあるとか、気分的な保障があるとか、MSIだからそこそこドライバーの更新はやるんじゃないかとか、勝手な推測しか出てきません。
これは今後Lenovoの誇るIdeaPadやDELLのInspiron 10(仮称)、さらには思わずミニノートのスペックを超えてきたASUSのN10とかなど、むしろ世界的にはこっちに移行していくのではと思われます。
当然WXGAクラスのPCも出るでしょうし、うわさされているVIAのNano搭載HP 2133が登場すると、大きな脅威となるのではないかと思います。
幸いまだ売れ行きもいいようですが、液晶の需要に加え、IntelのAtomの需要もかなり逼迫しているといわれており、ASUSのようにCeleron-Mへ代用を求めるメーカーも出てくるかもしれないです。
クラスとしては、Let'sNoteとは比べては連中に失礼ですし、ちょうどいいレベルのライバルは、みんな似たようなスペックだしと、てんで面白みのない世界です。
まあ、一応10.2インチのパイオニアという点がほめられるんでしょうけど、やっぱりBluetoothの搭載が悔やまれる点じゃないかなあと思います。

以前MSIのベアノートを使っていた時代もあった人間からすれば、Wind NetBook U100は驚きの連続で、完成度ではほかの下手な国内メーカー製よりもずっとよくできています。
逆に言えばレベルがこれだけ引き上げられたということは、ほかのメーカーもうかうかできないということなのです。
EeePCなどは匹敵せず、質感という点ではよくもOEMのPCパーツメーカーがこれだけのものを出せたなあと、つくづく感心します。
御三家(ASUS・MSI・GIGABYTE)がこれだけレベルを上げてきているという事実を、今後FoxconnやFICあたりがどう見ていくか、それによってこの市場もさらに盛り上がるんじゃないかと思います。

ちなみに、N3*0シリーズが解禁されれば、デュアルコアになるわけで、個人的にはそれを待って比較をするのもよいかも知れないです。
現状では、Atom搭載ノートで一番スタンダードなレベルだと思います。そういう点を評価できれば、(バッテリのオプションが出る限りは)使い続けていけるんじゃないかと思います。
個人的には珍しく「買い!」の一台かなと思います。


-----ここまで-----

というわけで、結構まっとうに書いているのがびっくりでしたね。
(大幅加筆とかになりかねんもん。真面目に文章書くとおかしなことになるぜw)

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