あるさんのレビューblog

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カテゴリ: 商品購入レビュー

今回は、実に半年かかった、HibyのR5 Gen2をレビューします。

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R6からの買い替え、スペック的には問題ないが...
単純に運良く買えてしまったというのが大きな理由ですけど、それでは元も子もないので。
これまでHiby R6を使ってたんですけど、音の好みで選んで、かつ当時はLDACなどのBluetoothコーデックにも対応していたのが買った決め手だったんですね。
で、今回もNew R6を買おうかと思ったりしたんですけど、価格が限りなく10万に近いのと、4.4mmバランス端子なのがどうも気が引けてしまった原因です。スペック的にはSnapdragon 660を搭載し、動作も多分快適になるんだろうと思うのですが、そこはそことして割り切ることにしました。

一方でR5 Gen2はメリット・デメリットがはっきりとしています。
良い点としては、
  • 3.5mm端子に加えて、2.5mm端子、4.4mm端子もあること
  • ES9219Cをデュアル搭載、更にA級アンプチップ搭載であること
主に音にかかわる部分、Android搭載のDAPとしては破格だと思われます。
一方で悪い点は、

  • SoCがSnapdragon 425であること
  • Android 8.1であること
  • 内蔵メモリが2GBしかないこと
  • 内部ストレージが16GBしかないこと
  • aptX Adaptiveに非対応であること

主に制御側、根幹を成すAndroidやSoCが2018年発売のR6と大差なく、この辺は妥協点として上げる点です。ストレージに関してはR6は32GBありましたから、アプリが埋まることもなかったですけど、16GBとなるとストリーミングのアプリを一通り入れたら多分パンクです。幸い、まだ僕はローカル保存でDAP使う派なので、この点は不問となります。
あとは、近い将来危うくなりそうなAndroid 8,1ですかね。ハードの制約などもあって、もしかするとこれ以上のアップデートは望めないので、その点は結構怖いですね。

ナンバリング的には落ちるが、Hibyらしい出口特性が生きる音質
これまで使っていたR6に比べると、ナンバリング的には下位モデルとなっていますが、音質は4年の年月を経て、非常にクリアな音になっています。イヤホンの特性にも関連するんですが、キレイで完全に澄んだ高音域、ドンシャリイヤホンであれば元気よくビートを刻むし、少なくとも手持ちのどんなイヤホンでも、イヤホンの特性を最大限活かせるだけのスペックがあります。
基本的には、ゲイン調整とアンプのON/OFF、ボリュームの上げ下げでスイートスポット(使い方が違うけど意味合い的にはそう表現)を探していくような感じになります。
そして、A級アンプモードにすることで、言い方が悪いですけど、暴力的な音を叩き出すような感じになります。低価格帯のイヤホンではちょっと持て余すような感じですが、AKG N40ぐらいのクラスからなかなか元気のいい音へ変化、N5005やXBA-300、Stealth Sonics U9などではより違いがわかり、イヤホンそれぞれの個性がより際立つ感じです。HibyのDAPは素直にイヤホンの個性が生きる感じです。ドライバーサイズが大きいMDR-1Aなどヘッドホンなどではその恩恵をフルに受けられるかなとは思います。MDR-1Aで4.4mmバランス接続して聞くと、「MDR-1Aって恐ろしく音圧が出るんだな」と感じるほどです。
で、これを使ってしまうと最後。普通のDACモードで聞くと、迫力不足は否めないものの、ESS特有のうまいこと誤魔化しキレイに音を出すモードに変わります。DACの内蔵アンプは省電力モードとして割り切れるならいいですけど...、DAPである必要がないんですよね。これならスマホに外付けDACでも十分だと思えてきます。そういうわけで、結局はA級アンプモードだけで使ってる状態です。


UATに目をつぶればBluetoothでも十分使える
そして、AndroidベースのDAPではおなじみ、Bluetooth機能もLDAC、aptX HDに加え、UATやUAT TWSなどが利用可能です。UATに関しては対応機器が少なく、UAT TWSに関しては2種類しか出てないため、自分で試すしかないよね的なw
というわけで、Hiby WH3でUAT接続。1.2Mbpsではほぼ使えないです。WiFiアクセスで音が途切れることもしばしば。900kbpsでギリギリ胸ポケに入れて使えるかなあと。(余談だけどWH3はギミックも面白くて、いい音出るんです)消費電力の多さには注意が必要です。
WF-1000XM4のLDAC接続では、990Kbpsでも多少途切れるけどそこそこ安定。660Kbpsでは余裕です。こちらはバッテリーも減らない感じですね。
個人的には、普段はWF-1000XM4で接続、自宅でケーブル接続で楽しむという使い分けも実用的に出来るレベルになったかなと思います。R6はあくまで接続可能というだけで、実用ベースで考えた場合にかなり厳しかったことを考えると、R5 Gen2はBluetoothで相当工夫したんだなと思います。
aptX系は、S425による制約を受けすぎた形です。aptX Adaptiveや近い将来来るLE audioを使えるようにするためには現行の廉価帯SoCを使うことになると思いますが、コスト的に合わないところはあります。この点はやむなしと思うしかないです。(ちなみに主流のS665でようやくTWS+に対応)
本格的なAndroid搭載DAPが登場する以前、ONKYOやPioneerなどが発売していたS800搭載のDAPなんかはかなり先見の明があったとも言えます。もっとも、今のS8 Gen1などの世代を贅沢に使ったDAPを作ったら、オーディオ部もそれ相応にスペックアップするでしょうから、7桁円が見えてきそうですね。


非常にバランスが良く、DAPビギナーや持ち運びユーザーにはうってつけの1台
おおよ弱点はBluetoothのコーデック周り。Androidの動作も結構重いです。Android 8.1の時代でもS425は貧弱とも思えましたが、DAPならその辺は不問とするのが正しいのかな。
それを補って余りあるだけの音の迫力、オーディオ端子の充実、そしてBluetoothの接続改善など、十分納得出来るだけの凄みはあります。いや、DSEEみたいにCPU演算で音域拡張というのも悪くないですけど、R5 Gen2はソースに対して、ダイレクトにパワーを与える感じですね。色々聞いてて思ったのが、128Kbpsで保存しているような初期のMP3ファイルでも、ぼやけることがなく力強く音が出る。これがどれだけ凄いことなのかと改めて理解させられました。

R6シリーズとの好みでES9038Q2Mを選ぶか、若干廉価版であるES9219Cを選ぶかという点はありますが、それ以上にA級アンプの搭載が大きいです。とはいえ、R6 2023は同じくA級アンプ搭載となるため、それを待ってからでもいいとは思います。
現在は66,000円と手を出しにくい価格ではあります。2018年頃では、R6が普通に購入出来た価格ですが、実際のところR5 Gen2はR6の2.5mmバランス接続を延命させるという点では、いいグレードアップパスじゃないかと思います。


半年も時間がかかってすみませんでした。それだけ時間掛けないと真っ当に評価出来なかったです。



おしまい

今回は、満を持して登場した、XPERIA 5 IVのドコモ版、SO-54Cの実機レビューです。
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ドコモだけ限定色、だけど量販店向けは大惨事の状況
さて、今回は最初MNPで行くかなと思っていました。どちらにしろパープルを買う予定だったので、5G Welcome割があればMNP、なければもう諦めてdポイント全投入で、ギリ10万未満。なかなか高い買い物ですが、昨今のS8 Gen1搭載端末としては悪くないです。気づけばRedMagic 7 Proよりは安く買えてます。
ちなみに、XPERIA 1 IVのSIMフリー版が出た今となってはですが、キャリア版が20万で売られていると考えると、RM7PとXPERIA 5 IVを(dポイント込で)20万ぐらいで買えてしまうこの状況はどうなのかなって思います。

...ええ、一括で払ったあとに、驚愕のニュースが出てきました。
なんか、大手家電量販店で在庫限りで、MNP購入なら2年リースながら毎月1円の24回というとんでもない価格になりました。何でもPixel 7対抗とからしいんですけど、そもそも今回はどのキャリアもLTEは主要バンドを持っており、ドコモ版、楽天版はn79もサポートしています。バンドだけならSIMフリー版がベストなので、一番安い楽天版がベストになるとは思いますが、キャリア版ではほぼスペックには違いはないです。(もっとも、SIMフリー版はおそらくストレージ256GBだと思う)
しかし、26ヶ月経てば、5~6万ぐらいで購入出来なくはないと思うと...うーん、美味しいところだけ使って、次のスマホに買い替えすれば悪くないですよね。もう1台もらってこようかしらw

ちなみに、ドコモオンラインショップではブルーとパープルの公式ケースがタイミングによって買えるレベルにこの2色が割と盛況らしいです。


アクセサリーの少なさ、特に背面フィルムは選択肢ほぼなし
個人的に一番気になっているのは、アクセサリーの少なさです。保護フィルムや保護ガラス、ケースはラスタバナナやエレコムなどが出しています。それだけでも少なくはないのですが、おおよその人がお世話になるであろう中華系のアクセサリーは激減しています。おおよそガラスフィルムとTPUケース、あとは珍しくTPUフィルムがそこそこ出ている感じです。
今回壊滅してるのが、背面フィルム。ビザビやPDA工房のTPUフィルムしかなく、久々にケースのみで保護出来るのかなって感じがしています。ちょっと怖いんですよね。
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これはこれで見栄えもいい。ケースに入れちゃうから気にするなという話なんでしょうけど。


かんたんなスペック
Snapdragon 8 Gen1(3GHzx1、2.5GHzx3、1.8GHzx4) 
メインメモリー 8GB
ストレージ 128GB
6.1インチ AMOLED FHD+(2520*1080)液晶/リフレッシュレート最大120Hz
無線LAN 11ax(2404Mbps対応)/Bluetooth5.2
1220万画素(超広角レンズ)/1220万画素(広角レンズ)/1220万画素(望遠レンズ)/1220万画素(画面内フロントレンズ)
電源ボタン兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(Type-A/B/F)、Felica対応
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット/eSIM(DSDV、5G対応)
microSDスロット
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
5000mAhバッテリー/Qi対応
156x 67 x 8.2 mm 172g
Android 12.0

5G
n28/n77/n78/n79
4G
1/3/8/18/19/21/28/42
3G
1
(バンドに関しては公式より転載しています。)

今回は、XPERIA 10 IVのデュアルSIM(nanoSIM/eSIM)環境をそのまま移行したので、基本的にはドコモ/Linksmateでのみ利用することにしました。DSDV対応です。また、SB版と違い、さすがのVoLTE(HD+)対応です。

サイズ感、ベンチマーク、使用感など
まずサイズ感、XPERIA 5 IIと並べてみました。
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なんか若干小さくなってるのかな。サイズ的には全く同じサイズなんだと思うんですが、手に収まる感じがとってもいい感じです。スペックの1、スタンダードな5は今回も変わってませんね。

ベンチ結果
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見た感じ、ピークパフォーマンス時のS8Gen1以下、S888以上といったところ。やはりサーマルリミッターみたいなものがあるのかなとは思います。

使用感としては、特に不自由はないですが、単純な10gの重さがちょっと気になるところです。10 IVは重量とバッテリ容量のバランスがいいモデルでしたが、こちらは+10gすることで、冷却機構の強化を図った感じ。ただ、10g増によるバランスの悪さみたいなものは、5 IIと使い比べるとどうしても思ってしまいます。
熱対策は割とよくできていて、ゲームプレイする時など、高負荷時にはカメラ横が結構熱くなりますけど、上記の通り、触れられない熱さにはなります。
また、大半の方がそういう状況に陥るかなと思う点で、3Dゲームをモバイルネットワークでプレイする場合や、生配信などでカメラとモバイルネットワークを同時に使うような場合などで、モデム側の発熱をカバー出来ていない可能性が非常に高いです。多分、熱暴走云々と書くパターンで、一番重い処理となると、このあたりになると思います。ただ、全体的に熱い感じではなく、カメラ付近が非常に熱いという感じがします。バッテリー側は、触れる程度の熱さですね。

パーツ配置による工夫はあると思いますが、一般的に持って使う部分には熱を極力溜めないようになっていると感じます。5 IIは全体的に熱くなるけど、5 IVはカメラ付近に集中的に熱い感じになります。多分ムービー撮影などでは、動作は怪しくなるんじゃないか。

5000mAhという大容量バッテリを搭載し、更に充電方式にQiも対応しました。充電周りの使い勝手の向上が嬉しいですね。個人的に一番うれしい改善点です。ただ、背面SONYロゴの当たりにQiレシーバーが入っているので、スタンド型の場合は、背の高いQi充電器を使いましょう。
バッテリー持ちは、いたわり充電の上限90%でAM8:00、13時間で残り残量は72%。昼休みにログボ回収と、帰りの電車でのゲームプレイでこんな感じ。24時間のバッテリ減少はおおよそ35%程度。ハイエンドモデル、DSDVで使っていて、この電池持ちはなかなかすごいと思います。まあ、XPERIA 10 IVが異様にバッテリー持ち良かったんだよなと思う。


ゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2022/10/23現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
  • アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
  • アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
  • きららファンタジア
  • マギアレコード
  • プリンセスコネクト Re:Dive
  • IDOLY PRIDE
  • ウマ娘 プリティーダービー
  • ときめきアイドル(オフライン版)

余裕のパワーだ。馬力が違います。
基本的にはマルチログイン出来るソフトを中心としています。
3Dの重さとしては、デレステ<ウマ<アイプラという感じです。S865の5 IIで十分プレイ出来るので、その点では快適にプレイするためのワンピースといった形になります。

音に関して。
スピーカーはステレオ。まずMAXまでボリュームを上げて、音が割れないのは驚異的です。
ちょっとしたタブレットでもここまでキレイに音が出せないんじゃないかと思います。そして、3.5mmイヤホンジャックからの音も、XPERIA 10 IVに比べて大幅に細かい音が出ます。1 IIや5 IIでも思ったんですけど、DSEE Ultimateが使えるようになってから、高級イヤホンでも十分に鳴らすことが出来るようになっていました。IIIシリーズは持ってないのでわかりませんけど、5 IVはこの辺ちょっとしたDAPより音がいいかもしれません。

BluetoothはLDACはもちろん、aptX Adaptive(24bit/96kbps)にも対応しています。SONYなのでLDHCに対応することはないと思いますが、個人的には対応して欲しいところです。まあ、現状の上位コーデックでも十分です。


まとめ:使い勝手の向上で1シリーズとは路線が変わってきた5シリーズ
個人的な決め手になったのは、
  • デュアルSIM(nanoSIMx2でもnanoSIM/eSIMでも可)
  • 5000mAhバッテリ、Qi充電
  • 本体の色がパープル
です。単純に、SIMフリー版XPERIA 1 IIにあって、ドコモ版XPERIA 5 IIにはなかったモノです。
個人的にはストレージが128GBなのがちょっと少ない気がしてましたが、microSDスロットがあるので、極力そちらにデータは移動させるなどで対応は可能かなと思います。

ペリスコープ式望遠レンズの廃止によって、1 IIIのコンパクトタイプから、独自の路線へと舵を切ったのは英断だったかどうか。正常進化ではなく、十分にハイエンドで通用するスペックでの最適化をした点は評価したいと思っています。うーん、10万だからというとアレですけど、半導体不足や円安の中で定価が14万近いというのはちょっと手にしずらいところがあります。せめて5 III並の価格まで収まっていれば、評価は相当変わっていたと思います。

まさか発売初日にMNPかつリース契約とは言え、月間1円で使えてしまうというハイエンドモデルの評価というのは、非常にショッキングな出来事ですが、Pixel7の当て馬にされるのが、現在の5 IVの評価であり、そこは覆し難いところではあります。
条件が合う人はどうぞ、という感じで、それ以上の評価は出せません。個人的評価は高いですが、現状の販売が続けば、やはり世間一般の評価は、2年実質23円で使うには性能が良すぎる、ぐらいにしかならないと思います。


本格的な評価は、SIMフリー版の登場からかなと思いますが、現状SIMフリー版を買う予定はありません。それぐらい、個人的に自分の中では評価しています。現状でコンパクトハイエンドとしては、GALAXY S22と並ぶ存在じゃないかなと思います。



おしまい


今回は、初日から一括9,800円というとんでもないセール価格となっている、XPERIA 10 IVをご紹介します。

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割と理想的なS695搭載スマホ...かも
個人的にS695搭載スマホには興味があり、なんか買おうという話で、ネット上に出ているUQのReno 7 Aの一括1円がいいかなあと思っていました。ただ、そこへMNPできるSIMがない(楽天回線は解約済み)ので、このまま行くと買うことなく、あるいはデチューンされているというAQUOS Wish2なんかを考えていました。
そこに来て、XPERIA 10 IVの発売日。フラッとヨドバシに寄ってみたところ、SB版に一括9,800円の文字が出ていました。なんか罠があるだろうと思って聞いてみたところ、プランを無制限で契約することが条件ということで、最悪翌月にプランを変更しても問題ない(あくまでSBのプランのみの模様)とのこと。近年ワイモバイルも含めて、SB系のSIMは長いこと契約してなかったこともあり、一気に契約までしてしまおうか迷いました。とは言え、UQ回線ぐらいしかMNPできるものがないため、一旦家に帰って、翌日契約してしまおうと決心。SB版はラベンダーがないのが残念でしたが、一発で分かるようにミントカラーで契約。月月割のクーポンも持っていたので、維持費もドコモのメイン回線と大差ないレベルに収まる感じです。UQ+500円ぐらいでしょうかね。
かくして、S695を搭載しながら、「こんな高いミドルエンドモデル買えるかよ」だったXPERIA 10 IVが皮肉にも今年の新品XPERIA1号となってしまったというわけです。うーん。世の中はうまくできている。


かんたんなスペック
Snapdragon 695 (2.2GHzx2、1.8GHzx6)
メインメモリー 6GB
ストレージ 128GB
前面6.0インチ FHD+(2520*1080)有機EL液晶
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.1
800万画素(超広角)/1200万画素(広角)/800万画素(望遠)カメラ
電源兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応
モノラルスピーカー/イヤホンジャック(ハイレゾ対応)/LDAC,aptX Adaptive(24bit/96kHz対応)
nanoSIMスロット x1/eSIM対応(DSDS対応)
microSDスロット x1
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
5000mAhバッテリー
153 x 67 x 8.3 mm 161g
Android 12

5G
n3/n28/n77/n78
4G
1/3/8/18/19/41/42
3G
1/4/8

DSDSではあるものの、通話中に別の回線での通信はできない。通話は基本的にVoLTE対応となるため、その影響によるものです。したがって、条件的にはDSDVなんですが、ちょっと怪しい感じなので、注意が必要です。
ドコモ、au、SBすべてでVoLTE通話可能。エリア内では5G接続(転用バンド含む)もされています。
注意点がもう一つ。これはMVNOによると思うのですが、eSIMインストールができないキャリアなどが一部存在しています。(2022/08/02現在、Linksmate、IIJmioで設定可能)
あと、auはいつものおまじないでLTE Onlyにしないとパケット通信ができないことがありました。(povo、IIJのAタイプ)

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SB版の背面ロゴは本当にスッキリしてていいです。

サイズ感など
まずは、ほぼ同じ大きさのXPERIA 5 IIとのサイズ感。
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これは、ちょっとだけXPERIA 5 IIのほうが大きく(液晶サイズが0.1インチ大きい)、重さも163gと若干重い感じです。バッテリーは5 IIの4000mAhから10 IVでは5000mAhとなり、161gと軽量化もされています。
そこまで使い勝手に大きな違いはないものの、5シリーズに比べて廉価版であるため、Googleアシスタントボタンとシャッターボタンがないので、その点でこちらが好みという方もいるはず。

今でこそXPERIA ACEシリーズというODM系の最廉価版がありますが、10のコンセプトとしては、スタンダードタイプでありながら、内部パーツがギリギリミドルエンドという感じ。他社ではエコノミータイプに属するようなモデルが連想されます。初代はたしかS630、IIがS665、IIIがS690です。
特にIIIなんかはS765G搭載スマホが価格上のライバル機種であり、OLED液晶や凝ったオーディオ性能、そして3つのカメラを搭載しながら、S690というギリギリ成り立つようなSoCで制御するという一風変わったスタイルでした。はっきり言って、売れたという話は聞いたことがない感じがします。

実用レベルで困ることはないです。通常の使い方であれば、まず遅いということはないと思います。一方で、3Dゲームなどではパワー不足は否めないです。もともとそういう人の選択肢には入りづらいと思いますが、一応釘は刺しておきましょう。
いや、真面目に不満という不満はないんですよね。今年に入ってからの廉価版シリーズの中でもメモリやストレージに余裕があり、ある程度ゲームができるだけですでにいいと思います。なんだろ、歯切れが悪いんですよね。XPERIA 5 IIのほうが快適さは上ですけど、しっくり来るのが10 IVなんですよね。まあ、なので、SONYが今後出すのか知りませんけど、XPERIA 5 IVが出るなら、この10 IVの路線でS8Gen1を搭載しているとかいう頭悪いスペックで登場して欲しいです。冷えなそうw

その他、特筆すべき点としては、バッテリーの持ちの良さが圧倒的にいいというところですね。個人的に普通の使い方でもうまく使えば72時間程度は持つ気がします。5 IIが1日で50%消費するところを、10 IVは30%ぐらいで抑えてるので、理屈としては合ってると思う。その分の性能低下はあるものの、待受の電話と電子決済用の端末として使う分にはハイパフォーマンスは必要ないので、そのあたりを予め許容できれば、チョイスとしては悪くないです。これがS695での利点なんだろうなあ。
あと、これは個人的な問題かもしれませんが、5 IIに比べてカクカクしたボディと、0.3mm増の厚みもあって、なんとなく5 IIより重く感じます。重いというより、ガッチリとした感じで、いわゆる脆さみたいなものが10 IVにはない感じです。XPERIAのハイエンドはどこか脆さみたいなものを感じるところがあるんですが、10 IVに関してはそれは一切感じないです。雑に扱っても大丈夫そう。

オーディオ周りが結構充実してて、DSEE Ultimateが使えます。BletoothもaptX Adaptiveも24bit/96kHzまで対応しているので、オーディオのベース機としてはいいかもしれません。困ったことにUSBからの電力供給がどうも安定しないので、USB DACやヘッドホンアンプがうまく働かないです。XPERIA 5 IIだと起こらないので、多分固有の問題じゃないかと思います。バッテリー内蔵のヘッドホンアンプで試したいんですけど、手持ちだと現在ないので、どこかで追加テストできればいいかな。
ちなみに、内蔵イヤホンジャックですけど、出力範囲の広いイヤホンほどがっかりするような音で、悪くはないが、常用でこれはキツイというのがあります。イヤホンによっては、適当な2000円ぐらいの蟹チップのUSB DACを使ったほうが、いい音がします。これも比較でXPERIA 5 IIより劣ってしまう部分であります。
あと、そういう音源を持ってる人のほうが少ないと思いますけど、AIFFやFLAC、WAVなどのハイレゾの高ビットレート音源は、再生が出来ないものもあります。惜しいポイントかな。


まとめ:1円ならもらえ、9,800円なら儲け物、19,800円で適正ぐらいのスマホ性能
定価では絶対に買わない。買わせるためにはミドルエンド級SoCを搭載すべき
結論だけ言ってしまうと、Libero 5G IIとほぼ同じ値段で入手できてしまったので、割と満足はしています。正直10シリーズはもっと動作散漫だったりするんだろうなと思いましたけど、そこんところはやっぱりS690シリーズですから、基本的な動作は抑えてあります。
ただ、これを19,800円で買うか?となればちょっと悩みます。悩んで買うと思います。
そして定価だった場合は即刻見放すレベルです。S695はいいSoCなのかもしれませんが、先程も書いたように、他のパーツのスペックに対して、著しく劣っているのがSoCなんですよね。これが単純にS765Gとか、S778Gに変わるだけで、6万しても多少は検討したいなあと思う出来になると思うんです。搭載されているパーツの割にもったいない感があるんですよね。
もちろん、161gで5000mAhとRM7P並のバッテリー容量は魅力的ですけど、他のパーツも含め、きれいに着飾っても、所詮は他社の同SoCモデルと比較されてしまい、この+2万の価値をどこで見出すべきなのかという話になります。これだと、Reno 7 Aには勝てないだろうなあって思いますね。

XPERIAが好きで、そこそこお金を出してもいいやと思う方は、今回はチャンスですので、必ず抑えといてもいいと思います。

間違っても定価を48回とかで買うものじゃないです。そこのところは肝に命じておいてください。多分快適に使えるのは1年が関の山だと思います。




おしまい

今回は、Nubiaの新型ゲーミングスマホ、RedMagic 7 Proをご紹介します。
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今年も日本は除外...正規ルートでは購入出来ないハイエンドモデル
去年のRedMagic 6Rのときにも書きましたけど、今回のRedMagic 7 Proも同様に日本では発売されないモデルです。理由は単純で、正規代理店契約があって、公式サイトもそこが運営しているためです。このため、日本の正規ルートでは、RedMagic 7が先行して販売開始されています。ヨドバシやビックなどでも販売されているため、もしかすると7の実機を見たことがある方もいるのではないかと思います。
グローバル版の7 Proのプレスリリースの際、発売される国の一覧がありましたが、主にNubiaが進出している国が多く、日本は除外されています。おそらくは、代理店側で製品ラインナップをあえて絞った可能性が高いです。去年イオシスに未使用品が大量に発生したように、絞っても在庫を抱える状態になってしまったため、今回は更に数を絞ったのではないかと思われます。(初回分は完売している模様)
実は単純なスペックの勝負で行くと、実は7のほうがハイスペックな部分もあり、純粋にどっちがいいかと言うのは悩みどころだと思われます。ただ、価格が価格だけに、好みで選ぶということが出来ないのが、怖いところです。ちなみに、技適はありませんが、マニュアルやメニューは基本的に7と同様に日本語表示されます。7 Pro用のマニュアルも日本語版が用意されています。
今回はAliExpress内のショップで購入。送料込みで812ドルほど。それと荷物到着時に2,200円の消費税がかかっています。適当に価格変えてる気がする。
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箱はマンガになってるのね。ちょっと感心しちゃった。

かんたんなスペック
Snapdragon 8 Gen1(3GHzx1、2.5GHzx3、1.8GHzx4) + Red Core 1
メインメモリー 16GB
ストレージ 256GB UFS3.1
6.8インチ AMOLED FHD+(2400*1080)液晶/リフレッシュレート最大120Hz/タッチサンプリングレート960Hz 
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.2
6400万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(深度レンズ)/1600万画素(画面内フロントレンズ)
画面内指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(海外では非接触決済が可能)
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット x2(DSDV、5G対応)
冷却ファン搭載(最大20000rpm)
5000mAhバッテリー
166x 77 x 9.9 mm 235g
Android 12.0/RedMagicOS 5.0(※グローバルROM)

5G
NSA n41/n78/n77/n38
SA n41/n78/n1/n77/n28A/n3/n7/n8/n29/n5
4G
1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/40/41/66
3G
1/2/4/5/8

一応公式のスペック表を見ながら書き起こしています。(5Gバンドは順不同)
とりあえず、こちらのテスト環境が問題ではありますが、ドコモSPモード、Linksmate(ドコモMVNO)、UQモバイル、IIJmio(au)、楽天モバイルでの動作は確認。VoLTE対応です。
問題として、LinksmateのSIMがうまくモバイルネットワークに接続出来ない感じがあったんですが、その後確認をしていったところ、APN設定は他のAPN情報を書き換えることで使用可能になり、5G回線の場合、4Gに落ちるとインジケーターが出ないようです。4Gオンリーの回線は、どうもLTEと表示されるようです。初見だと正直わからないですけど、これはデータSIM側の問題なのか、ファームの問題なのかがわからない感じですね。(音声SIMはなぜか問題なし)


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裏面はこんな感じ。
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もう揃うことは多分ないであろう、RedMagic 6R(左)との並び。


ベンチマーク結果
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Antutuの結果を見る限り、S888比較で、グラフィック性能は3割増し、メモリアクセスも高速化しているおかげで、とうとう100万超えです。
3DMarkのWiid Lifeももうすぐ1万が見えてきた感じ。おおよそ6000弱だったS888に比べて大幅なパワーアップをしています。一方でCPU側は本当に若干性能が上がった程度。

使用感、ゲームなど
使用感として書く前に、前提条件として、ひたすらまでに重いです。235gと言うのは、こんなに重いのかとちょっと驚いています。現実にはケースに入れているので、250gぐらいはあるでしょうか。
これを使ったあと、XPERIA 5 IIを使うと、異様に軽く感じます。161gにケースだから、80~90gぐらいの差があるとは思います。なにせ、あのPixel6(207g)ですら軽く感じてしまうのだから、人間の感覚は不思議なものです。
重さに慣れたところで、まず感じたのは、バッテリーが全然減らないということ。さすがにウマ娘を始めてしまうと、ゴリゴリ減っていきますけど、S888搭載のRedMagic 6Rに比べて消費電力量はかなり抑えることが出来ていると思います。
これはと思う点は特にないです。強いて言うと、ゲーム中に自動で回り始める冷却ファンがうるさい点ぐらいでしょうか。これの恩恵もあり、ウマ娘やってても基本的にスマホのサーマルセンサーで40度を超えることがありません。RedMagic 6Rはこれがないので、割とゲームプレイ時などに40度以上を指すことが多かったので、かなり効いてるんだなと。本体温度も触ってて不快になるレベルではないので、その点で235gは伊達じゃないですね。

RedMagic 7に比べて劣る部分は、
  • リフレッシュレートが120Hzまでであること(7は165Hz)
  • 液晶の最大輝度が若干暗いこと(600nit、7は700nit)
  • 上位モデルでもグローバル版はメモリ16GB固定であること(7は最大18GB)
  • 215gと若干軽量な7に比べて、235gもあること
代わりに、
  • 液晶画面下カメラ搭載によるサイズの小型化
  • バッテリー容量の増加(7は4500mAh)
  • 冷却機構の強化(ICE9.0、7はICE8.0)
  • サンプリングレートが最大960Hz(7は720Hz)
  • Red Core1というゲーミングチップ?を搭載
と、fpsをやるとかではない限り、ゲーミングスマホとしては、7 Proのほうが魅力的ではないかと思います。当然ながら、7の最上位18GB+256GBが799ドル、7 Proは下位モデルでも16GB+256GBで799ドルと、価格の上で結構な差が出ています。大容量メモリを搭載している7を選ぶか、より長時間のプレイが可能な7 Proを選ぶか、これは予算と好みによると思います。

大体スマホで16GBってメモリ容量はすでに何か間違ってる感じがしてならないですけど、LPDDR5って1チップで16GBとか18GBとか搭載できちゃうのね。なんか、これぐらいメモリ容量あれば、普通に4Kでゲームプレイとか出来ちゃいそう。XPERIA 1シリーズに対して言ってますよw

ゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2022/05/22現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターポップスリンク
マギアレコード
プリンセスコネクト Re:Dive
スーパーロボット大戦DD
ミニ四駆 超速グランプリ
この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ
IDOLY PRIDE
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)

意外だったのは、きららファンタジアが非対応(起動時に強制終了)。どちらかと言えば、割と制限がかからないほうのゲームだったので、今後改善するのかどうかは、ちょっと様子を見たほうがいいかなと。今回、容量の都合でブシモ系のゲームはインストールしませんでした。

なんというか、もうこれで快適じゃないゲームは、基本的にゲームビルドがうまく出来てないとしか言いようがない感じがします。ウマ娘やIDOLY PRIDEといった3Dキャラが割と動くゲームでは、普通にヌルヌル動きます。全体的にレスポンスは上がっているんですが、スパロボDDやミニ四駆 超速グランプリなどは、データアクセスの面で、頻繁にデータ取得を行っている感じで、通信環境が向上してもおそらく今以上、もっと言えばリリース時からほぼレスポンスが変わらないです。そういうゲームだと思って辞めてしまいたいのも山々なのですが、割と両方ともよくわからないやりこみをしちゃってるんで、辞めづらいというジレンマにかかっています。

あと7 Proを買って、ようやくIDOLY PRIDEの3Dモデルが、あらゆる場面でヌルヌル動くようになりました。ライブダイジェストで3Dモデルが動く場合、S865やS888でも若干のフレーム落ちなどが見られたんですが、完璧になってます。ウマと違って、実は結構スペックを要求するゲームです。早く10人ライブを実装してください。

これは7 Pro固有の機能なのかちょっとわからないですけど、大きく変わった点としては、ゲーム個々にタッチサンプリングレートやCPU/GPUクロック変化、冷却ファンの使用などが設定出来、GAME SPACEを呼び出さなくとも、勝手にゲームモードになってくれるのは、非常に良くなったポイントです。例えば、ファンを回さなくてもいいゲームや、省電力で動いてしまうゲームなどは、ゲームごとに設定して省エネモードにすることが出来ます。逆にウマ娘などはピークパフォーマンスモードでより快適にすることも可能です。別にGPUとかOCしてるわけではなさそうだけど、どうなんだろう。充電分離機能もあるので、バッテリーに負担を掛けず、ゲームすることが出来ます。これもゲームに応じて変化して欲しかったけど、自動じゃないのがちょっと残念かな。

これを使ってて思ったのですが、前評判では散々だったS8Gen1って実はしっかりした冷却機構さえ作れば、S810のようにハイパフォーマンスで使えるんじゃないかと思います。S810も、LeTV MAXぐらいサイズが大きければ、パフォーマンスを維持出来ていましたし、その辺を他のメーカーがどういうアプローチでパフォーマンス維持をするのか、楽しみです。(買うとは言っていない)

そのほか、珍しいのかわかりませんけど、対角線上にスピーカーがついているのが面白いです。同じ高さで音が出ていないのに、画面中央でステレオサウンドになっている。このスピーカーデザインはなかなか秀逸だと思います。


まとめ:スマホの皮をかぶったゲーム機、パフォーマンスにこだわるなら面白い選択肢
ここ数年はデザインが好きじゃないので、本流のRedMagicスマホを買うことはなく、5や6はスルーしていました。去年はだいぶおとなしい6Rがその座を射止めたわけですけど、1年近く使っているうちに、やっぱりLTEバンドの少なさによるセルスタンバイ問題とか、排熱処理の問題とか、悩む要素が出てきてしまったのは、残念です。で、今回はRedMagic 7 Proを買ったわけですけど、ゲームメインでスマホを使っている人にはうってつけのスマホだと思います。

重いのを覚悟してでもProを買うべきポイントとしては、フロントカメラレスの全画面表示、バッテリー容量の多さと冷却機構に尽きると思います。パフォーマンスは高くて当たり前、その上であえて付加価値を求めると、結果的に快適性になるわけです。RedMagic 3以降のデザインを敬遠してたけど、久々に買って、冷却機構が進化してて、これはどんどん高くなるわけだなと妙に納得してしまいました。XPERIA 1 IIみたいにそもそも高い金額を払ってでも納得出来るスマホというのは、ほぼ期待値通りか、評価が下がることはそんなにないんですけど、RedMagic 7 Proは、高いお金を払っただけの甲斐があると、使ってから納得出来るという点で、期待値を超えてきてるなと思います。まあ、RedMagic 6Rが若干期待外れだったのも事実だし、そういう点で評価が甘くなってるというのも否めないです。

あとは、最近どうしてもパンチホールカメラに甘い評価をしていましたが、やっぱり画面内にカメラがあることで、その部分の液晶表示が切れてしまうのはおかしいと思い出させてくれたのが、個人的に良かったポイントです。多分、XPERIAとRedMagicが好きな理由はそこなんだろうなと。

国内の4キャリアのLTEバンドや5Gバンドに(非公式だけど)対応しているし、普通にメインで使うスマホとしても、不満はないはずです。不満という点では、重いのだけが難点。でも、重さだけで、他は概ね使ってみて良さがよくわかりました。ただ、これはやっぱりゲームメインで生きている人向け、もっと言えばピークパフォーマンスを維持しながらゲームをやりたいと日々思っている方がメインターゲットとなるスマホです。僕みたいにウマ娘やアイプラ、デレステでキャッキャしてる人は、これだけの機能を余らせるレベルじゃないかなと思います。
APEXとか原神とかをずーっとプレイしたいとか、そういう用途ならぴったりかもしれません。両手持ちできれば、重さも軽減できますしね。

あとは純粋に予算と、海外通販の難易度をクリアできるか。予算にしても、もう2万ぐらい足せば、GALAXY S22買えちゃうんですよね。ヨドバシに行って、日本仕様のRedMagic 7の上位モデルも買えちゃいます。これをどう見るか。少なくとも、年に数回ガチャ天井をしちゃうプレイヤーなら、そのガチャを我慢して予算を確保することで、2022年中は最高のゲーム環境が入手出来ます。そういう人がガシガシ使って、日々しのぎを削るためのゲームギアだと考えます。悪いが、ちょっとカジュアルゲームやるぐらいなら完全に持て余しがちになると思います。(もうなってるw)



3台持ちなあ、できれば避けたいけど、通話するときに170g弱と250g弱を持つのでは、ずいぶん変わると思うんだよなあ。それが嫌でXPERIA 5 IIなわけだけど、DSDVできちゃうことを考えると、やっぱりまとめるべきなのかなとちょっと迷いが出てきますね。






おしまい

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