あるさんのレビューblog

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カテゴリ: 商品購入レビュー

今回は、なんか運良く買うことが出来たXiaomi Mi 11 Lite 5Gの実機レビューをご紹介します。

解約の電話がつながらない→端末購入までの経緯
さて、これを買うつもりはまったくなかったというのが本音で、毎度のようにS765GやDimensityシリーズのスマホ欲しいなあっていう話はしているものの、それがたまたま安ければ買おうといったような形で、ハナからハイエンドにしか興味のない人間です。ただ、Mi 11 Lite 5Gはちょっと欲しかった部類の端末だったものの、もう入手は無理かなとずっと考えていました。

回線整理で、ビッグローブのSIMを解約しようと思っていたところ、解約ダイヤルが20分通話しても保留状態になってしまい、どうにか解約する方法はないものかと調べてみたところ、MNP番号の発行なら数分で可能ということが書かれていました。で、MNPでiPhone SE 2020をもらうとかも考えたんですけど、たまたまIIJmioでMi 11 Lite 5Gの在庫があったので、これは何かしらの運命だと思い、申し込みしました。19,800円ながら、今回は都合により24回で買いました。そのうち一括支払いする予定です。ほぼ3日で到着。ただ、IIJにしては珍しく、佐川急便と表示されながら、実際はヤマトで送られてきたのはちょっと不意を突かれたなと思いました。20210828_160536~2

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かんたんなスペック
Snapdragon780G (2.4GHzx1、2.2GHzx3、1.9GHzx4)
メインメモリー 6GB
ストレージ 126GB UFS2.2
前面6.55インチ AMOLED FHD+(2400*1080)液晶
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.2
6400万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/500万画素(マクロレンズ)
電源ボタン兼用指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応(ただしNFC決済との排他)
ステレオスピーカー/LDAC、LHDC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV、および両方とも5Gでの送受信対応)
microSDスロット(SIMスロット1枚と兼用)
4200mAhバッテリー
160x 75.3 x 6.8 mm 159g
Android 11.0/MIUI 12.5.2(※グローバルROM、アップデートで導入)

5G
NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
4G
1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/40/41/66
3G
1/2/4/5/6/8/19

正直なところ、ミドルエンドとしてはお手本ともいうべきスペックで、前に紹介したRed Magic 6Rに肉薄するレベルではあります。当然ながらDSDVもOKで、Felicaにも対応し、そしてサイズはそこまで小さくない割に159gという軽さ。さらに久々に見た6.8mmという薄さもあいまって、これは爆発的に売れてもおかしくない感じです。


ベンチ結果、使い勝手など
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1630249277384

1630155873174
なんか、拍子抜けな感じがします。
これでも十分すぎるスコアではあるんですが、3DMarkがSlingShot Extreme止まりなのを考えるとそれなりなのかなとは思います。
ちなみに、過去にS855(Red Magic 3)で3DMarkで計測した際のスコアと比べて、大体1割減程度に収まっているので、3D性能的にはAdreno640並とは行かないまでも、そこに迫るレベルであると思われます。

薄型スマホの常ではありますが、やっぱり普通に使っていて熱を持ちやすいというのが最大の問題かな。S780GもS888と同様の発熱を抱えており、その点で予め考慮にいれておくべきかなとは思います。(ゲームやってるとFelicaのマークあたりが発熱する)バッテリーはとりあえず買ってから一度満タンにして、今日(9/1)が3日目、待受けでSIMを入れてありますけど、おおよそ50%を切る程度で推移しています。ゲームとかをやらないで、Web見る程度であれば、少ない感じではないと思います。

Felicaは使えるにしても、NFCタッチ決済との排他式となっていて、切り替えが必要であるというのがやや難易度が高くなっている感じです。ただ、ほぼSuicaなどのFelica系しか使わないのであれば、それほど問題はないのかなと思います。


ゲームについて
まず、そもそもにこの端末は、ゲームに向いていないです。
理由は簡単で、いわゆる音ゲーでは音ズレや入力遅延のレベルが度を過ぎているし、ウマ娘みたいにオブジェクトに3Dモデリングを使っている場合は、冷却機構が追いついていなくて処理落ちするといったような問題が見えてきました。

例えば音ゲーの譜面を、音を消して叩き落とすモードにすると、別にフルコン出来るレベルでも、音合わせで譜面を叩いた場合、100~200ms程度調整出来ないと多分修正が不可能だと思います。
シャニマスもライブのタイミングはやっぱり合わないです。それはどうにでもなりそうですけどね。
ウマ娘のような3Dゲーは、やっぱり大きな問題としてこもった熱をどう排出するかという点で、やっぱり一般的なハイエンドスマホに比べて劣るし、それどころか、薄型ボディとS780Gのせいで、今後たくさん出るであろうS778Gスマホのほうが3D処理には余裕がでるんじゃないかとも思えるんですよね。

ポチポチゲーはほぼ問題ないです。
最近、この手のゲームで一番腹立たしいロード時間や無駄な処理が多い、「スーパーロボット大戦DD」「ミニ四駆動超速グランプリ」なんかが普通にプレイできるので、キモとなる部分はそれほど弱くはないのだと思います。(ちなみにこの2ゲームとも、無駄な操作をユーザーに求めるのが気に入らない)
fpsゲーとかをやらないのでなんとも言えないですけど、S780Gが本来のポテンシャルを出せる環境が整えば、確かにデレステのMVの3Dを見る限りではS845~S855の間ぐらいには落ち着くだけの能力はありそうです。その辺はメーカーサイドとしてどう対応するのかというのが見ものではあります。

...ポテンシャルは高いんですよ。S810のときにも書いてますけど、ポテンシャルを100%活かせるだけのハードウェアが揃って、初めて実測値が出るわけですけど、こっちの場合はソフトウェアによる不具合な感じしかしないですからね。その辺がどうなのか、ちょっと心配ではあります。


まとめ、普段使いには安定、しかし多彩な機能を使うと剥がれる化けの皮
用途さえ絞れれば、たしかに存在そのものは面白そうな端末です。
薄型スリムでそこそこ軽量。そして圧巻のバッテリー持ちなどはさすがというべきです。
世界中のノウハウが詰まってるからこその、Mi 11 Lite 5Gなのだと思います。

が、日本市場向けに頑張ったところまでは良かった。問題はそこからで、とりあえず付けました的な機能のせいなのか、あるいはそこに追いついていないソフトウェア開発なのか分かりませんけど、それを台無しにするようなゲームの音ズレやカメラ・ゲームなどの熱暴走、スクリーンキャプチャの録画問題など、挙げればどんどん出てくる不具合がかなり多めかなという印象です。
あと、Xiaomiのセキュリティアプリって、いわゆる根こそぎ通知が来ない系のやつだと思いましたけど、それもインストールされてるのも気になりますね。

あげるとしても及第点で、確かに5万するXPERIA 10 IIIなんかよりは高性能なんですけど、そこはやっぱり海外メーカーであり、SamsungやLGのようなノウハウはまだ取得出来ていないのではないかという印象が強いです。OPPOはその辺すごい変わり身だったと思うし、そこに追いつき追い越すためのMi 11 Lite 5Gだっただけに、非常に惜しいです。

とにかく、薄くて軽くて画面がでかい、Felicaも使えるというだけで印象がいいだけに、買ったユーザーの多くが触れているゲーム問題やカメラ問題はなんとか修正しないと、そこで終わってしまう可能性もありますので、それだけは避けてほしいです。

Xiaomiならその辺は心配しなくていいとは思うけど、日本限定モデルという点で、今後どうなるかが割と注目ではあります。本気だったら、ゲーム周りの対応や細かい不具合なんかは修正してくると思うんですけどね。そういう意味で、Xiaomiの真価を見極めるには、いい端末だと思います。



おしまい。

今回は日本国内販売が叶わなかったNubia Red Magic 6 Racing(RedMagic 6R)の12GB/256GBのご紹介です。

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Nubia公式ストアで買えない?久々に買い方への難易度の高さを実感。
まず、これを購入するのに紆余曲折があったことを書いておきます。
7/1に公式のグローバルサイトで注文。この時のやり取りは以下の通り。


その後、どうも違うぞという話になったのが以下の通り。


公式とやり取りをしている限りでは、発売の時点では、非公式とはいえ、なんとなく日本にも発送出来るというスタンスだったようです。しかし、いざRedMagic6で日本代理店契約を結んでしまったという建前上、販売出来ないという流れになったのではないかと思われます。

ちなみに、本体には取扱説明書というアプリがあり、これはRedMagic6 Racingの日本語版のものだと思われます。
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その他、以前と違いかなり不自由ではありますが、設定の日本語対応も進んでいるため、条件次第では発売予定はあったのではないかと思われます。
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おそらく技適とバンドの問題があったんじゃないかなと思いますけど、そこはなんとかして欲しかったですね。
改めて日本代理店に問い合わせをしたところ、発売予定はないということでした。日本ではRedMagic6シリーズだけで行くという方向性のようです。

結局のところ、AliExpressにあるNubia Offical Shopで618.81ドル。約7万。DHL配送を選びました。7/26に出荷で、8/6到着。まあ、それ相応に速かったかなという印象です。


ちなみに今回もクリアケースは付属しているのですが、外観が鏡面仕様というのもあって、ややゲーミングっぽいケースを買いました。
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クリアケースでも映えるとは思うんですけどね。


かんたんなスペック
Snapdragon888 (2.84GHzx1、2.42GHzx3、1.8GHzx4)
メインメモリー 12GB(上位版)
ストレージ 256GB UFS3.1(上位版)
前面6.67インチ AMOLED FHD+(2400*1080)液晶
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.2
6400万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(深度レンズ)/500万画素(マクロレンズ)
画面内指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(海外では非接触決済が可能)
モノラルスピーカー/LDAC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV、および両方とも5Gでの送受信対応)
4200mAhバッテリー
163x 75.3 x 7.8 mm 186g
Android 11.0/RedMagicOS 4.0(※グローバルROM、購入時よりV.2.1.3導入済み)

5G
NR:n41/n78
4G
1/3/7/8/20/28/34/38/40/19(非公式)
3G
1/8

ドコモのSIMではアンテナピクトでは5Gも表示します(n78?)
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一応、外に出た時にこっそり5G入るところまで移動してn78が入るのは確認しました。

B19は非公式ですが、B26を含めベースバンドに含まれている可能性がありますね。
一応CAには1+3の組み合わせはあるので、そっちを掴む場合は、B19は切断される感じです。

単に中国版に対応バンドを追加ということであれば、もうすぐ使えなくなるにしても、B41あたりも対応出来ている可能性もあるかもしれないです。(非確認)
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また、ドコモと楽天モバイルのVoLTEに対応しています。
今回珍しく、LinksmateのAPNが入っていたのが感動。さすが売ってるだけあるぜw
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また、楽天も設定なくSIMを差すだけで使えました。
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なお、技適マークはありません。これはお約束。

見づらいですけど、Bluetoothのコーデック実装は以下の通り。

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TWS+にももちろん対応しています。スピーカーがモノラル、イヤホンジャックがないため、割と重要な感じはしますね。

なお、RedMagic 6Rではなく、Racingと表記しているのは、デバイス名にそう入っていたためです。
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ちなみに日本語翻訳が微妙というか、凄まじいのが一つ。
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やべえよ4年も電池が持っちゃうwww

ついにカンスト。順当なベンチ結果。

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3D Markの一つの指針であったSlingshotでカンストしてしまったので、レコメンドされてるWILD LIFEでテストでも行いました。
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まあ、順当なパワーアップですね。
3D性能がXPERIA 1 II比較で約1.5倍です。本当なのかなと思いますけど、実際これを活かすためにはfpsゲームをやるべきであって、デレステやウマ、IDOLY PRIDEに甘んじるなって話なんですよね。

ゲームに関して
(2021/08/07現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
ラブライブ スクールアイドルフェスティバル
バンドリ ガールズバンドパーティ
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターポップスリンク
刀使ノ巫女 刻みし一閃の灯火(9月オフライン版に移行予定)
マギアレコード
きららファンタジア
ポケモンGO
ドラゴンクエストウォーク
プリンセスコネクト Re:Dive
スーパーロボット大戦DD
ミニ四駆 超速グランプリ
この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ
D4DJ Groovy Mix
IDOLY PRIDE

魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(6.0 ローカル版)
ときめきアイドル(2.0 ローカル版)
ラブプラス EVERY(ローカル版)

以上のゲームでの動作を確認しました。

リフレッシュレートは以下の4種類から選べます。
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また、XPERIAでいうHSパワーコントロール機能も実装されています。
Screenshot_プリコネR_2021-08-06-19-30-27-854
(充電分離というのがその機能です)

しっくり来る具合で行くと、XPERIA 1 IIでデレステやってるより、こっちでデレステやってるほうがスコアが最大2割程度上がりますね。サイズ感もそうなんですけど、やっぱり縦横比が十分に取れているので、譜面が見やすいというのがあります。
デレステの譜面って、いつの間にか60fpsに固定されてしまってるんですが、個人的には120Hzにした上で、気持ち0.1ぐらい遅くするとタイミングが一番合うんですよね。(普段は9.5)
例のごとく、有線LANにも対応、ハブ経由でHDMIの表示も出来ます。L字のドッキングステーションとかどっかメーカーが作ればいいのにと思います。
バッテリー持ちはさすがに1年落ちのXPERIA 1 IIに比べると結構違います。15%増しぐらい持つかな。
いずれにしてもゲーミングスマホとして買っているし、充電分離機能もあるので、まあ、ほとんどの状態で電源供給はベストを保つことが出来るんじゃないかと思います。
熱くならないのも個人的には結構大きいかな。ピーク時で45度程度までしか上がっていません。負荷と性能の違いだと思うんだけど、S865に比べると動作はほぼ変わらないんだけど、言われてるほど熱くならないです。まあ、耐久とか始めるとどうなるかわからないですけどね。
あと、使わないですけどトリガーボタンが左右にあります。GAME SPACE起動時には使えます。

GAME SPACEでオーバークロックする必要があるかと言われると難しいですけど、単に起動した状態でゲームをプレイすることで、バッテリー消費が若干上がるので、その点は注意すべきかな。ゲームフォルダとして優秀なんで、つい起動しちゃうんだけど、なくてもそんなに性能は変わりません。

問題点が2つ、まずモノラルスピーカーであること。これはゲーミングスマホとしてはちょっと残念。
もう一点がイヤホンジャックがないこと。これも薄くする必要があって、なくてもいいという判断だったのでしょうけど、死守してほしかったかなあって思います。100円ショップのtype-Cのイヤホンジャック変換で使えるので、おそらくはアナログ接続かな。
イヤホンを接続すると、dtsX Ultraのエフェクトが利用可能です。

やっぱりXPERIA 1 IIIって金かかってる分、その辺完全無欠なんだよなあと思うけど、3台分の値段を考えるとやむなしかなとも思えますね。

画面内指紋認証も良好。顔認証はちょっと難ありですけど、まあ実用レベルに落ち着いています。906SHがアップデートで劇的に画面内指紋認証の速度向上したという話ありましたけど、最初からあんな感じの認識です。
画面もほぼフラット。ガラスフィルムで端っこが若干浮いているイメージで、最近のガラスフィルムだと黒く色が塗ってあって、ばれないようにしてある感じはありますけど、今回はアンチグレアタイプのガラスフィルムを使っているので、もうしょうがないかなと思って使ってます。

急ぎじゃないですけど、スーパースクリーンショット(動画キャプチャー)の音声リソースで、システム音声が録音されないんですけど、これはバグなのか、権限の問題なのか、その辺がちょっとわからないです。これを修正してください。

まとめ、比較的安価、かつ軽量なS888スマホとして、立ち位置は悪くないはず。
まず、Xiaomi系やOPPO系じゃないメーカーで、700ドルしないS888スマホを出しているのが立派かなと思います。さらに言えば、バッテリー容量の関係で、おおよそ200gを超えるモデルが多い中、186gとギリギリのラインに載せてきたことは、歓迎すべきところです。
4眼カメラのスペックも平凡、オーディオに至ってはアダプタが必要、更に日本向けではない通信バンド構成など、甘さは目立ちますが、そこは値段を考えろってことではないかと思います。とはいえ、Zenfone8が79,800円でフェリカ搭載+バンドもフル対応なことを考えると、うーん。
4GだけならワイモバイルやLINEMOなんかで使うには向いている感じはします。5Gまで考えると、どうしてもドコモ系が瞬間芸として使えるかなといった程度でしょう。B1+3とかで乗り切れる範囲も広いので、どうしてもピンポイントでB19しか使えないとかではない限り、問題なく使えるのかなと思います。(とはいえ、B19掴むタイミングあるからなんとも言えないけどw)

そういう意味で、Marsの頃のように、ゲーミングの部分に特化したスマホとしては貴重な存在ではないかと思います。大都市圏で普通にゲームをやるなら、選択肢の一つに入れてもいいかなとは思います。ただ、販路が海外通販で、しかもNubiaオフィシャルじゃないというのが最大のネックになります。いわば、壊したら最後ということも、考慮に入れるべきポイントかなと思います。

650ドル程度、186g、144Hzのディスプレイと割に唯一無二な点は多いものの、尖ったところはないです。そういう意味で、平均点を十分満たしているモデルではあるんです。ただ、1世代前、倍以上の価格であるXPERIA 1 IIと比較すると酷かな。よく出来た中華スマホの域であることは間違いないけど、存在が中途半端なのかな。

結局1ヶ月以上トラブルに巻き込まれてたけど、モノ自体は満足しています。あとは5Gテストをクリアできれば、メインスマホに出来るかなといったところですね。まあ、でもしばらくはゲーム用かな。



おしまい

今回は、正真正銘のハイエンドタブレットPCである、iPad Pro 2021のご紹介です。

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とにかくデカイ。もはやタブレットではなく、PCだ。

Appleは、時々恐ろしいことをするメーカーです。
現役のノートPCで使用されているSoCをそのままタブレットに搭載するという発想は、最近ではSurfaceなんかがあります。ただ、表向きはWindows専用のCPUではなく、汎用のx86プロセッサーであり、ARMアーキテクチャーと基本設計も違えば、用途も違う、というわけで、住み分けが出来ていました。
Appleの究極の目的は、自社内SoCを利用し、同じくiOSやiPadOSなどを統合化し、スマホから27インチiMacまで、まるで同じ操作感を実現しようとするところにあります。いわばその最初のモデルが、M1搭載のMacbook Airや、Macbook Pro、Mac mini、そしてiMacだったわけですけど、これに加わる形で登場したのが、今回のiPad Pro 2021です。

今回のiPad Proで初めてAppleがタブレットのスペックで触れた箇所があります。それがメインメモリです。今までは外部ソフトなどでしか閲覧することが出来なかった部分でしたが、このiPad Proは8GB/16GB(ストレージ1TB以上)という、ちょっとしたPCでも到達できないスペックとなっています。
Windows10を快適に動作させるには16GB以上は欲しいとよくいいますけど、Appleのデバイスは専用OSだからこそ、今まで必要最低限のメインメモリしか搭載してこなかったわけで、そこを明らかにすることで、PCの範囲まで入り込もうという魂胆が見えるのが、このiPad Proです。

Macbook Airを上回る価格帯、クラムシェルタイプであればMacbook Proを買えばいいし、タブレットタイプならiPad Proを買えばいい。今まではAシリーズのSoCを搭載していたことで、それぞれの領域を分けていた、なんちゃってProな時代はもう終わりと言わんばかりです。MacOSとiPad OSの違いは大きいですが、それでも同じ土俵に立たせることにしたAppleの意欲には、ただただ感服します。そして、それが押し売りにも見えるから気に食わない。

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正直、下のバーにだけソフトをぶっこんで足りてしまうという現実もさることながら、ハイエンドスマホを使っている人間からしたら、これをどうやって使うべきなのだろうと、入手してから考える日々です。今回はドコモ版の8GB/256GBを購入。36回で支払いますけど、同じ36回なら別のThinkPadでも買ったほうがよほど良さそうな気がしてならないのですよね。(おそらく、現行のX1 Carbonの即納品ぐらいの価格にはなるはず)

液晶がしっかり暗くなる。これが高級タブレットの証。
ます、液晶の綺麗さに..別に驚きはないです。これはThinkPad P1のAdobe RGB100% 4K液晶を見ていると、色味がほぼ一緒に感じます。フィルムをペーパーライクのアンチグレアにしていることも差し引いても、有機ELやハイエンドIPS液晶と見分けがつかないレベルで、黒を黒く表示出来るというのは、さすがともいうべきです。
スマホもそうなんですけど、もうRGBがきちんと表示出来るのは当たり前であり、AQUOSやGALAXYが目指しているコントラストの異様さに比べれば、変な感じの色味ではないんですよね。そのさじ加減が非常にうまいのだろうと思います。XPERIAに足りないのは、徹底したプロスペックじゃなくて、若干のあそびを生ませるだけの隙なのかもしれないと、プロスペックのiPad Proを持って見て思う。

そしてバックライトを下げていくと、しっかり暗くなるんです。ぼやっと表示されてるなって感じに映るのは、特に夜、寝る前に使うのにいいです。最近のスマホやタブレットの輝度って、落とし切ってもそこそこ明るくて、普通に使える、照らせるレベルなんです。それを考慮すると、「Liquid Retina XDR液晶」という大層な名前の付いた液晶に見劣りはしないかなと思います。


PCのディスプレイでプレイする、プリコネやデレステ
まあ、詳しい人ならできますけど、iPadOSは所詮iOSですから、スマホゲーのインストールは普通に出来てしまうわけです。というわけで、iPhoneで普段からやっているデレステ、プリコネ、あとはブラウザゲーですがenzaのシャニマスを普通にインストールしてプレイします。
デレステのみPC版はなく、プリコネはDMM版、enzaはブラウザゲーのため、ほとんどの環境で動作すると思いますが、デレステはBluestacksのようなエミュレータではなく、ネイティブで動作させています。ARMアーキテクチャーの真骨頂です。多分ウマ娘とかも絶望的に快適なんだろうなあ。
とにかくストレスというストレスがない。もう、ただPCの画面をタッチするだけでプレイできるというのは、非常にストレスレスです。OSの違いもあるんですけど、Androidのタブレットってコンマ数秒のリードタイムがストレスになったり、Windowsだとそれが当たり前のように人生の半分以上を過ごしてきているわけで、そこがほぼゼロになるという世界は、ちょっと異常な気がします。

当然、音もリッチ。普通スピーカーを4つも使ってコンテンツを見るなんてこともしないので、その点は概ね満足ですね。欲を言えばもう少し低音が出て欲しかった。あと、忘れてましたけどイヤホンジャックがないですよね。もちろんあればいいんですけど、この辺は気にしなくてもいい時代なのかな。

DTCP-IPやDRMに対応したソフトも数多く、さらには画面分割などを駆使すれば、マルチタスクで色々つかえるタブレットになりそうです。大きい画面なんだから、そうするべきなんでしょうけどね。


タブレットが約700g、ウルトラハイエンドゆえの苦悩
確かにこれだけのスペックがあればPCもいらないかなと思えるレベル。最近家では生活リズムとかが変わってきた感じもあって、PCを使う時間よりスマホをいじっている時間のほうが長いんじゃないかと思うんですけど、確かにキーボードさえあって、ファイル共有なんかができれば、もう十分にPCでやっていることはこなせてしまうだろうと思うんですよね。
しかし、まあ知ってのとおり、13インチをタブレットと呼ぶのが正しいのか?というのは疑問です。というか、これはタブレットの重さではないです。684g(5G+WiFi)というのは、キーボードを足せば約1キロ。ほぼ、X1 Carbonと同じ重さということになります。また、結構いいケース買ってるので、重さは結構あるんですけど、果たして、これをモバイルするほうがいいのか、それともX1 Carbonを持ち歩くのがいいのか。ちょっと悩む感じありますね。同じtype-Cで45W程度のACアダプターが必要なら、やっぱり20W程度でも充電できちゃうので、モバイルバッテリーで充電出来る分、仕方無しにiPadのほうがいいのかなって感じです。
キーボードはThinkPadワイヤレストラックポイントキーボードがあるので、少なくともモバイル環境でもそれほど活動が制限される感じはないだろうし、むしろ困るのはそのサイズだと思います。

例えば4人ぐらいでわちゃわちゃとアイディアを書き込むCMなんか見ますけど、まさにあれが出来るサイズの液晶なんですよね。当然スタバでドヤれるサイズですけど、無骨すぎるところもある。
毎回気になっているのは、ここでApple Pencil、Crayon、静電式ペンを3つ共存させられるのか?という疑問ですけど、Apple Pencilと静電式ペンの2本は問題なさそうです。Apple PencilとCrayonはどちらかしか認識しないというのがネックで、廉価帯だから適当な筆圧のCrayon、対して線の細いApple Pencilという印象。CrayonユーザーがApple Pencilに移行する時に、書き心地よりも線の細さのほうが問題かなって思います。一応、太さを太くすることで解決は出来ているんですけど、まあ、それが許されるのかどうかという点はありますけどね。
手書きをテキストに出力できるソフトの精度がどれぐらいかによるんですけど、それをクラウド経由でPCとデータ共有できれば、メモ帳やお絵かき図代わりには出来ると思うんですよね。


まとめ、もはや常人が扱いきれない、過ぎたオーパーツ
素直に、とんでもないものを世に出したなというのが第一印象でしたけど、いざ買って使ってみると、タブレットの形をした、ハイエンドPCとしか思えなくなってしまった感じです。どうしてもblogを書くという作業が必要なので、キーボードが必須になるわけですけど、これでOfficeのライセンスを買って、SMBサーバーにアクセス出来ちゃえば、実際もうPCとして使えるレベルにあるんです。普通の用途ならもうクラムシェル型にこだわる必要はまったくないし、そういう意味で、ほぼ同じ価格で売っているPCは、iPad Proに駆逐されても仕方がないだろうと思います。

あまりに無限の可能性がありすぎる。その気になれば4K動画のエンコードなんかもできちゃうわけなんですけど、タブレットにそれだけの性能が必要なのか?大半の人はこれをオーパーツ化してしまうだろうと思うんですよね。僕もそうですけど、性能の10%も使えていれば上等ですよw
いわゆるお手軽なiPadじゃないんです。でもプロユースであるかというと、プロはMacBook Proとかを使うだろうなという感じがします。フェラーリでコンビニに行くようなものですよね。

なので、使う方の使い方を改めていく必要があるのかな。出来ることから変えていくだけでも、僕は十分なのかなとは思うんですけど、いっそWindowsのPCを捨てるぐらいドラスティックなことをしてでも、これ1台でなんとかしてしまうようなことが出来る可能性を秘めているんじゃないかと思います。
少なくとも、よりコンセプトが明確なSurfaceのほうが、日本人には向いている。iPad Proは、既存の考え方を変化出来るような人が買うべき製品です。自分がどっちなのかは、読み手に委ねます。

数年後のスタンダードを作るための環境として、安くない先行投資が出来るのかどうかは、一つポイントになる製品です。単なるタブレットとして使うなら、多分元を取ることは出来ないんじゃないかと思います。

もう一回感想を書いてもいいかなとは思っているんですけど、これをもう1回書くことがあれば、それはきっとWindows PCを駆逐するときです。なので、2回めは多分ないです。



おしまい

本当だったらもう少し書けるものがあるんでしょうけど、今回は再びオーディオ沼の一品、FiioのUTWS3をレビューしていきます。
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未だに決定打に欠ける、MMCX接続タイプのTWSアダプタ
2018年の年末に発売されたTRN BT20を発端として、続くFOSTEX TM2を始めとしたMMCX接続タイプのTWSアダプタは、2020年に入って選択肢が増え、iBasso CF01、Shure RMCE-TW1、TRN BT20S/BT20 Proなどが発売されました。これらのモデルで、前者の2つがハイエンドにあたる価格、後者の2つはミドルエンドに近い価格と、ある程度の住み分けが出来ていました。
前者の2つは別にアンプチップを搭載し、高解像度のイヤホンでも十分音を出せるようになっており、それがそのまま価格に乗っているという感じです。まあ、TM2が3万することを考えると、第二世代としては十分に価格が下がったとは言えるものの、2万程度はしてしまうため、買うにはどうしてもためらいました。
一方、TRNのBT20シリーズは、その辺を考慮してチップ内蔵のアンプで出力していますが、こちらは国内入手となると価格が若干上乗せとなり、更に現在はProか、蟹チップのBT20しか入手出来ないのがややネックになっていました。
ただ、FOSTEX TM2と、これら4つのTWSアダプタには決定的な差があります。それがQCC3026とQCC3020の差です。Qualcommの公式発表によると、両者の差はチップサイズの大きさだけと言われており、QCC3026はいわゆる先発品、QCC3020は安定供給品というのが、ある程度広まっている見解だと思われます。
しかし、その間にQCCシリーズはもう1世代ほど進歩し、aptX Adaptive対応が主流となり、TWS向けには、QCC3040がメインストリーム、BTアンプやネックバンドタイプではQCC5124/5125へと移行しています。

枯れた技術の最新モデルは、当時の先進モデルが超えられるのか?
では、QCC3026のTM2持ちで、更にリケーブルまでしてしまっている人間が、UTWS3を買った理由ですけど、単純にセカンドロットの在庫が確保出来てしまったというだけでは動機が弱いので、もっともらしい理由をでっち上げてみます。
正直を言うと、もうすぐQCC3040を搭載したTWSアダプタはほぼ出るだろうし、BTアンプではQudelix-5Kを持っているし、更にネックバンドではないけど、ケーブル型のBGVP M2も持っているため、UTWS3を買う必要はまずないんです。さらに言えば、HiBy R6と有線バランス接続すれば、その辺の出る幕すらないわけで、本当に理由はないんですよ。
強いて、でっち上げ出来る理由は、アンプチップが明言されていて、TIの「TPA6140A2」を使っているという点。枯れたアンプチップですが、もうすでに性能を引き出すだけの年月は経っているのと、そこにほぼ2年経ったQCC3020という枯れたBTチップと組み合わせることで、ド定番なアイテムが出来たんじゃないかと思い、QCC302*世代はこれで終わりにしようと。いわば幕引きを託すだけのモデルとして買ってみたわけです。


ハイレベルな音質ではあるが、接続に難がある気もする
というわけで、構成としては、以下の写真の通り。
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もうAKGはN5005もディスコンになっているはずなので、これかK3003がAKGのイヤホンでは最高峰だと思います。毎度言っておりますが、あらゆる音楽ジャンルやソースを聞くという点では、N40のほうが適していると思いますけど、音の解像度などは明らかにこちらのほうが上ですし、何より耳との相性がいいです。
親機は、XPERIA 1 II。LHDCとUATを除く、現行のBluetoothコーデックは搭載しています。
比較対象としては、
  1. Qudelix-5K(QCC5124)+CE120-2.5e ※LDAC接続
  2. BGVP M2(QCC5125) ※aptX Adaptive接続
  3. DR-30(QCC3034) ※aptX HD接続
  4. FOSTEX TM2+TM2 Meridian(QCC3026) ※aptX TWS+接続
  5. Fiio UTWS3(QCC3020) ※aptX TWS+接続
今回は比較という点で、メーカー不詳ですけど、DR-30というQCC3034搭載のネックバンドタイプもいれています。他にもあるんだけど、CSR8645を比較対象にするのは世代が違いすぎるので対象外としました。
また、ソフトウェアによるイコライザはすべてなし、もしくはフラット設定とします。

まず、UTWS3の音の特性としては、まんべんなく出る。N5005の特性となる高音質の抜けもよく、低音域は他のアダプターに比べると、より強調されている感じがあります。また、かなり気になるのは、曲によっては中音域の音がくどい感じに聞こえる点です。イヤホン次第ですけど、この辺ががっちり合えば、唯一無二になるであろう感じはあります。

で、好みで言うとどうなのか、というと、その辺は少し変わってきます。
圧倒的に好みの音になるのは、1のQudelix-5Kです。これはDACにES9218Pをデュアルで搭載しており、もともとの音作りが好みなので当たり前ですね。次点が悩むところで、実はそれぞれに甲乙付けがたいところがあります。ちなみに最下位はDR-30です。これはQCC3034だけで鳴らしているため、単純に出力不足だからという点です。
じゃあ、2と4はというと、なぜかそれを感じないで、それぞれに個性があります。4のTM2はリケーブルしたせいもありますけど、中音域の抜けがよく、音の輪郭もはっきりするというのが特徴です。
TM2は単純に音圧が強く、逆に出口がショボいと、ショボい音にしかならない感じがあります。試しに2DDの中華イヤホンで鳴らすと、その音しか出ないです。これが5のUTWS3と違う点。TM2は出口が強ければ強いほどいい音が出てくるけど、UTWS3では出口のスペックは覆せるレベルではないけど、聞き難いほどにひどくならない音が鳴らせます。
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つまり、こういう使い方でも、TM2以上にいい音が聞こえるというのがポイントです。
そういう意味で、ハマれば強いのは両方とも同じなのですが、守備範囲が広いのがUTWS3、活かせる環境を整えると他を圧倒できるのがTM2という感じですかね。ゆえ、TM2がファーストチョイスから外れる人が多いのも、なんとなく理由付け出来る気がします。
最後に2のM2がこの2つとタメを張れるのは、どこまでもフラットで、上から下までまんべんなく平均的に鳴らせる点です。TM2やUTWS3を使った後だと物足りない感じは否めないのですが、一方で長時間聞いていても、聴き疲れしないというのが大きな特徴です。N5005はもともと音の出方が、上から下まで食傷気味になるぐらいに緻密な音を出すイヤホンですが、TM2もUTW3もそこに味付けをするので、長時間聞いていると疲れる感じがあります。良くも悪くも、BTアダプタ以上のことをしないし、QCC5125の性能以上のことをしない。音圧感があって、聴き疲れしないという矛盾が、なぜか出来てしまっている。そこに強みがあります。この辺は、もしかするとaptX AdaptiveコーデックのビットレートとaptX TWS+のビットレートの差で、TWS+のほうが1基当たりの情報量が多いゆえなのかもしれない。

では、接続性はどうか?というと、不思議と2のM2がまず途切れない。途切れないという凄さですよね。通勤時間がピークからやや外れているとはいえ、山手線でもM2で途切れる場面には未だに会ってないです。
次が4のTM2。これは最新ファーム(Ver.3.2)適用後に、劇的とは行かないまでも、途切れにくくなりました。発売当初の悲惨な接続性からすると、TWS+とファーム改良の結果が着実に出ています。
1のQudelix-5KはLDACだからしょうがないというのもありますけど、意外に音が途切れる場面があります。周りの干渉にも弱い感じはありますね。送受信場所さえ固定出来れば問題ないですけど、そういう場面は長距離移動しかないですよね。
それほど変わらないのが4のUTWS3。TM2とほぼ同じ構成、アンテナの向きとかサイズとかの違いなのか分からないですけど、QCC3020を使っていて、ノウハウもそれなりに持ってるFiioなので、ファームアップで対応出来るんじゃないかと思います。
3のDR-30は、何がダメなんでしょうね。ちゃんとしたメーカーじゃないということを差し引いても、aptX HDがLDACと真っ向勝負して廃れたのは、この辺りに問題があったと思うんですよね。結果としてTWS+やaptX Adaptive、Snapdragon Audioへ還元されたと考えれば、存在意義は十分あったとは思います。

何度も言ってますけど、TM2のケースがもう少し小さいなら実用的かなと思うんで、そういう点では、UTWS3は許容範囲ではあります。そういう意味では、過去モデルよりはずっとマシにはなったけど、現状は発展途上であるということですね。


専用アプリによるボリュームコントロールだけでも価値はあるか
一方で、それならばイコライザで好みの音に合わせればいいじゃない、という話も当然出ます。
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現状、Fiio Controlというアプリで、このUTWS3でまともに使える機能は、実はこのボリュームコントロールとマイク音量コントロール、左右バランスの調整だけです。ボリュームコントロールが26段階あり、スマホの音量コントロールはだいたい10段階なので、よほど特殊なイヤホンを使わない限りは、ほぼ理想の音量に出来るんじゃないかと思います。
イコライザは使えるけど、プリセットのものしか使えないという状況です。BTアンプなんかはカスタム出来るのかな。まあ、FOSTEXが2年近く掛かったわけですから、ここは気長に待つのがいいのかな。
あとは、スマホ側やプレイヤーアプリのサウンドエフェクトをいじるという手もあります。例えばXPERIA 1 IIにはDolby Atmosが付いていて、Bluetoothでも適用出来ます。ただ、こういうのが製品の個性を殺してしまう行為なので、ジレンマに陥りますね。好みを取るか、個性を取るか。


まとめ、現時点で購入出来る、コストパフォーマンスのバランスに即した製品
というわけで、まだファームの改善も必要ですし、アプリもUTWS3で使うには不十分という状況ではありますが、1万そこそこでこれが買えてしまうというのは、ちょっと異常かなとも思います。ある意味枯れたチップを使ったからこそ出せた製品なのかな。現時点で、QCC3020搭載なのはやっぱり気になるポイントではあります。どうしても、そこが気になってしまうんですよね。
今のTWSイヤホンのトレンドは、ANCやaptX Adaptive、Qi内蔵ケースなど、また独自の流れになっています。あくまで手軽で、そこそこというのが悪いとは思わないですけど、中華TWSイヤホンのように複数のハイブリッドドライバーを搭載したモデルも出ているわけで、多少の稼働時間を捨てて、音質側に振り切った高級モデルが出るのも時間の問題ではあると思います。ただ、その時間がどれぐらいかは、やっぱり読めないところがあります。その間を埋める時間として、MMCX接続(2pin接続版も発売されたけど)で、気に入ったイヤホンを持っていて、それをTWSイヤホン化したい、というニッチな要求には、十分応えてくれる製品です。
SBCとかAACで接続性がよくなるとは到底思えないですけど、TWS+が使えるスマホじゃないと本領発揮は出来ないのが、一つネックとなります。そこを許容出来れば、十分に買う価値はあると思います。



おしまい

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