いよいよ書くことになりました。
実に3年ぶりとなる、REDMAGICシリーズ。REDMAGIC 10 Proのレビューです。

結果的には安く済んだ、日本市場版購入
今回は、色々あった末の日本市場版購入となりました。日常ブログで書いていた通り、実はグローバル版を購入したのですが、AliExpressによるセキュリティプロテクトなる、よく分からないものに引っかかって、決済枠のみ確保された状態が2ヶ月以上続きました。ちなみに、このプロテクトなるもの、恐ろしいことに、決済処理中の状態で止まったら最後。注文上はクローズされているが、返金処理はされないというAliExpress側のシステム不備であり、現在もAliExpress側では返金処理が行われていない状態です。そこはクレジット会社側で、決済処理中が60日以上続いた場合は、即時決済解除されるというルールがあるそうで、これによりクレジット枠の回復と、日本市場版購入が出来ました。
今回のREDMAGICは隠し玉が用意されていたため、グローバル版は結果的に1台での置き換えが不可能だったわけですけど、その隠し玉が分かった時点で、XPERIA 1 Vを手放してしまったがゆえ、1ヶ月程度スマホへの嫌悪感が続いてしまい、XPERIA 5 IIIですら遅いと感じる始末。S8Gen2からS888へのダウングレードによる影響は、結構大きかったということです。
以降、moto g64yを経て、XPERIA 5 IIIとnubia S 5Gとの2台持ちでしのいでいたわけですけど、あれよあれよという間に、一部量販店での販売が開始され、そこでもう買うしかないなということで、踏み切りました。ビックカメラアキバにて、定価で購入ですが、dポイントなどを使って、最終的にはグローバル版とほぼ同じぐらいのレートで購入することが出来ました。まあ、これを書いている時点(2025/3/25)で、公式が普通に6000円引きをやっているので、大差なかったりしますけどね。
今回は、予算の都合と、Lightspeedが欲しかったので、下位モデルとしています。

光るけど、見た目は随分と普通のスマホになりました。
実に3年ぶりとなる、REDMAGICシリーズ。REDMAGIC 10 Proのレビューです。

結果的には安く済んだ、日本市場版購入
今回は、色々あった末の日本市場版購入となりました。日常ブログで書いていた通り、実はグローバル版を購入したのですが、AliExpressによるセキュリティプロテクトなる、よく分からないものに引っかかって、決済枠のみ確保された状態が2ヶ月以上続きました。ちなみに、このプロテクトなるもの、恐ろしいことに、決済処理中の状態で止まったら最後。注文上はクローズされているが、返金処理はされないというAliExpress側のシステム不備であり、現在もAliExpress側では返金処理が行われていない状態です。そこはクレジット会社側で、決済処理中が60日以上続いた場合は、即時決済解除されるというルールがあるそうで、これによりクレジット枠の回復と、日本市場版購入が出来ました。
今回のREDMAGICは隠し玉が用意されていたため、グローバル版は結果的に1台での置き換えが不可能だったわけですけど、その隠し玉が分かった時点で、XPERIA 1 Vを手放してしまったがゆえ、1ヶ月程度スマホへの嫌悪感が続いてしまい、XPERIA 5 IIIですら遅いと感じる始末。S8Gen2からS888へのダウングレードによる影響は、結構大きかったということです。
以降、moto g64yを経て、XPERIA 5 IIIとnubia S 5Gとの2台持ちでしのいでいたわけですけど、あれよあれよという間に、一部量販店での販売が開始され、そこでもう買うしかないなということで、踏み切りました。ビックカメラアキバにて、定価で購入ですが、dポイントなどを使って、最終的にはグローバル版とほぼ同じぐらいのレートで購入することが出来ました。まあ、これを書いている時点(2025/3/25)で、公式が普通に6000円引きをやっているので、大差なかったりしますけどね。
今回は、予算の都合と、Lightspeedが欲しかったので、下位モデルとしています。

光るけど、見た目は随分と普通のスマホになりました。
かんたんなスペック
Snapdragon 8 Elite
メインメモリー LPDDR5X 12GB(仮想メモリ最大12GB割当可)
ストレージ 256GB(UFS4.1?)
6.853インチ FHD+(2688x1216)AMOLED(UDC)/リフレッシュレート最大144Hz
無線LAN WiFi7 トライバンドMLO対応(最速5765Mbps対応)/Bluetooth5.4
5000万画素メインカメラ5000万画素超広角カメラ+1600万画素インカメラ(UDC)
USB type-C(USB3.2)/イヤホンジャック/空冷ファン搭載
NFC搭載、Felica・おサイフケータイ対応
ゲームモードスイッチボタン搭載
ステレオスピーカー/LDAC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV、VoLTE HD+対応)
7050mAhデュアルセルバッテリー(約3500mAh x2)/100W高速充電対応
163.5x 77 x 8.9 mm 229g
Android 15(REDMAGIC OS 10)
カラー Lightspeed(ホワイト)
5G
NR n77/n78/n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/n40/n41/66/71
NSA ENDC n1/7/28/38/40/41/71/77/78
4G
B1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/39/40/41/66/B42(JP)
(バンドに関しては公式より転載しています。)
4キャリアのSIMでの通信が可能です。SB系に関しては、デフォルトAPNにAPNタイプを追記する必要がありました。SIMによるのかも。
Bluetoothのオーディオコーデックは以下の通り

さすがSnapdragon Audio対応です。LC3には対応しているようですが、現状デバイスがないため、確認出来ず。買うことがあれば、追記します。
サイズ感、実用性、ベンチマークなど
ベンチ結果の前に、今回はネタとも言えるような方法で計測しました。

内蔵含め、冷却ファンが4つ。うち3つはペルチェ素子クーラーということで、背面フラットであることを活かし、こういうことをやってみました。左から、Blackshark FANCooler Pro4(27W)、REDMAGIC VC Cooler Pro(33W)、YotuMeirスマホクーラー(10W)。スマホ1台冷やすのに、70Wを使うという馬鹿な企画ですね。本当はXPERIA 1 Vでやってみる予定でしたが、肝心の本体がねw
が、結果は以下の通り。


思ったより変わらないね。
Antutu10回ぐらいやると、どれぐらい違うか分かると思うのですが、7回でこんな感じ。

スコア理論値はおまけみたいなものです。最高値を合算すると、280万。一部メディアのテストによれば、メモリ容量が増えれば、スコア上昇が見込めますが、それをやったところでやっぱりクーラーを3台も付けてると、自ずとピークパフォーマンスを維持している感じがあります。3台は実用的ではないですが、カメラがフラットなので、メイン基板部分の冷却だけで十分冷えると思われます。
なお、1発勝負のベンチマークだと、スコアはほとんど変わりませんが、クーラーなしだとピーク時温度は38度です。相当違う。
正直、ハンドリングは悪くないのですが、やっぱり重いです。そりゃ、XPERIA 5 IIIは172g。XPERIA 1 Vでも187g。ここにケースが入るので、+10gと考えても、XPERIAでは200gに届かないですから、いかに229gというのが重いのが分かってしまいます。
その代わり、デザインもそうですけど、とにかくバッテリー性能が半端ない。基本的な日課であるゲーム(アイプラ・デレステ・プリコネ・ウマ娘・学マスを大体合わせて1.5時間程度)をプレイして、その他にブラウジングやSNSなどの送受信なども含め、おおよそ3日目の午前中ぐらいまでは持つ計算です。なので、充電性能を調べるテストが大変でした。
その充電性能ですが、PPS対応と汎用規格で、最大100Wで給電されると書かれています。今回自前のPPS対応NOVOO 100W充電器を使ってやってみた感じがこれ。

実際のところ100Wで給電されるのは20%程度。そこから50%までは80W、以降は60W程度で推移している感じです。しかし、これで100%になるのが、ほぼ1時間程度。少なくとも50%までは20分程度で充電される形です。ワットメーターを見る限りは、ピーク時で91~92W。最低でも50Wを割ることはなかったので、PPS対応充電器があると非常に便利です。そういう理由で、付属充電器は使っていませんが、80Wでもそれほど速度は変わらないのかなと思います。なお、急速充電時には冷却ファンが回ります。これを設定しないと、急速充電自体出来ないようです。
なお、XPERIAに当たるHSパワーコントロール。いわゆる充電分離での消費電力は、ピーク時で16W程度になりました。(学マスプレイ時)
モバイルバッテリーでも、100W出力対応のものでは、PPS次第ではあるものの、急速充電が可能でした。こちらでは最大で80W以下ぐらいで抑えられていますが、それでもモバイルバッテリーでの充電速度ではないです。モバイルバッテリーのインジケーターが凄まじい速度で減っていく様は、何かおかしいのではないかと疑ってしまうほどです。
WiFi7のMLOですが、トライバンドで接続することは基本ありません。通常は6GHz帯、5GHz帯の2つを使っており、何らかの状態で6/5GHz帯が使えない時のみ、バンドステアリングにより2.4GHzが追加されるようです。(表示上はトライバンド表示されるが、2.4GHzになった時、著しく速度が落ちる)また、6GHz帯オンリーでの接続では、320MHzで5765Mbps対応のはずが、2882Mbpsしか出ないので、ルーターの問題の可能性があるかも。あるいはMLOでしか出ない速度が5765Mbpsなのか。WiFiミレルのルーターとの通信速度では、1800Mbpsぐらいが実測ですので、WiFi6Eとそんなに変わらない感じがあります。WiFi7がそういう規格だからその通りなんですけど、せめて2Gbpsぐらいは出てほしかった。
UDCによる全面液晶。REDMAGIC 7 Proですでに体験はしていましたが、サイズが大きくなればなるほど、情報量への優位性が高くなっています。たかだか150px程度だとは思うんですが、この差が大きい。パンチホール式が悪いとはいいませんが、心情的に、画面サイズはすべて表示に回してほしい。だから、XPERIAかREDMAGICになってしまう理由になるんですよね。
おサイフケータイ、問題全くなしです。ZTEのノウハウがあれば出来ることなので、そうそう驚きはないですが、REDMAGICシリーズで出来るという感動。メインカード設定をしていれば、SuicaとPASMOを一緒に入れておいても問題ないです。(メインカードのみ使用可能)最近JR東日本のICチャージ機でも、モバイルSuicaにチャージ出来るものがありますが、NFCの場所の関係で、少し位置をずらすと、重くて台から落ちます。(一敗)
SIMスマートスイッチという、電波状態が悪くなった時に、もう1つの回線で通信をする機能があるのですが、バグなのか、一度切り替わると、元のデータ回線側に戻すことが出来ないことが多いです。もしくは、すぐに元のデータ回線に戻って、あまり解決していない状態になるときもしばしば。仕掛けがよく分からないので、再起動すると元に戻っているので、機能そのものに問題があるのかも。
XPERIAでもこの機能はあったのですが、例えば5Mbpsを基準で切り替わるなど、速度による選択が可能だったので、それが出来たらうれしいなと思ったりします。
それと、海外メーカーの宿命ではありますが、アンテナのつかみが若干悪い感じ。ほぼ支障はないのですが、CAなどで掴む電波などが若干少なかったりで、各キャリア向けにチューニングされている端末よりは若干モバイルネットワークの速度が落ちるかもしれません。それでもauやSBでは4GのCAで100Mbps超えが出るので、そうそう心配はいらないのかな。
IDOLY PRIDE
アイプラはプレイ出来ないほどではないですが、完全対応してないためか、3D表示がうまく出来ないことのほうが多いです。学マスは対応が早かったようなので、QualiArtsのやる気次第というところです。
他のゲームも言う事無し。久々に3Dリッチでデレステプレイしちゃった。S8Gen2でもできたけど、リフレッシュレートの高さがものを言ってるんですかね。ぬるっとした感じがあります。
シャニソンも同じかな。ほぼほぼ問題なし。リニューアル後の3Dは良く出来てるし、動きもS8Gen2よりヌルヌル動く感じです。PC版は垂直同期が取れていないので、実質的にPC版よりもスマホ版のほうがMV見るならキレイに見られる感じです。
学マスは、もうこれしか選択肢がないと言っていいほどです。S8Gen2でペルチェ素子クーラーを投入してやっと長時間プレイが可能だったという点を考慮すると、本体の冷却ファンのみで、常に最高/60fpsで動作するのは、恐ろしさまであります。熱くはなるので、夏場はクーラーを推奨ですね。
ウマとプリコネは平常通り。今や、ウマ娘ですら軽量というのが怖い。
そしておなじみベンチマークソフトと化したときドル。MVも最高画質でサクサクです。
伊達にゲーミングスマホは名乗ってない。S8Eliteをピークパフォーマンスを維持するための装備が整ってるからこそ、熱ダレが起きないのかなと。ベンチマークスコアがいくら高くても、持久戦になると熱ダレは必ず出てくるので、例えばGALAXY S25なんて、高クロック版を搭載していても、瞬発力の勝負だけ、しかも開始10分もすれば、熱ダレが起こってくるんじゃないかと思うんですよね。
ただ、熱ダレが起きても、その状態で変わらず動作するS8Eliteで、十分パワーが足りてるということも否めないです。
ものすごい細かいところで言えば、スピーカーの位置。ほぼ左右対象ではあるんですが、左側が上、右側が下という、バランスの良くない感じになってしまいます。さらに言えば、XPERIAのように前面に出すのではなく、スピーカーがサイドに向いているため、この点で、縦でのプレイでは下からのスピーカーのほうが音が大きく感じます。結構考えられた配置ではあると思いますが、例えば両手持ちで横向きに持ち、トリガーボタンを使う場合、スピーカーが手で塞がれるような状態になるわけです。制約の中で成立させなくてはいけないとは言え、こういうところがもったいないと感じます。
まとめ
ゲーミングスマホの皮を被ったスタイリッシュなハイエンドスマホ
カメラさえ求めなければ、コストパフォーマンスと所持欲を満たせる1台
前提条件が結構シビアではありますが、おサイフケータイを搭載したことで、日本国内のスマホとほぼ変わらない利用方法が出来るメリットは非常に大きいと感じます。一方で、カラバリにより、スペックが異なるというのは、いい加減どうにか出来ないものかと思います。Lightspeedが欲しいという理由で、必然的にスペックが固定されてしまうのは、購入機会を逃すことにもつながると思います。まあ、個人的な意見ですし、ツイートを見てると大半が16GB/512GBを購入している感じがあるので、重視されないのもやむなしなのかなと思います。昨今のリッチコンテンツ、特にゲーム容量は簡単に10GB程度を占有するので、あわよくば、メモリは12GBでも、ストレージは512GBあったら余裕が出来たなと思いました。SDカードでの拡張が出来ないので、せっかくだからSSDでも装着しようかなとか思ったりしてます。でも高いんだよな、M.2の2230。
毎度書きませんけど、カメラに関しても十分過ぎる性能です。比べる必要もないですが、nubia S 5Gより画像の処理速度が圧倒的に速く、シャッターを連続で切ることもまったく問題ないので、その点で写れば良い、というレベルではないが、こだわりの写真を取ります、というレベルには到底及ばないのかな。正直なところ、別に重視する部分ではないと思うので、少しでもカメラ性能が欲しいという方は、Xiaomi 15 Ultraなり、Leica Phoneなり、iPhone 16 Proなりを買ってください。そちらのほうが幸せになれます。
さて、それでは、このスマホに行き着く人は誰なのか?と考えた時に、実は非常に中途半端である分、唯一無二の部分に絶対の優位性を感じない限りは、検討する必要性があまりないです。
一つは、UDCディスプレイ。Nubia Z70 Ultra(ちなみに重さは228g)でもこれを実現しているため、上記のカメラ性能には及ばないにしても、カメラ性能の重視をする場合は、REDMAGIC 10 Proよりは、そちらを選択したほうがいいでしょう。Nubia Z70 Ultraは生活防水にも対応していて、価格もスペックもほぼ同じ。カメラ性能を取るか、おサイフケータイを取るかで考えていいでしょう。
(バンドに関しては公式より転載しています。)
4キャリアのSIMでの通信が可能です。SB系に関しては、デフォルトAPNにAPNタイプを追記する必要がありました。SIMによるのかも。
Bluetoothのオーディオコーデックは以下の通り

さすがSnapdragon Audio対応です。LC3には対応しているようですが、現状デバイスがないため、確認出来ず。買うことがあれば、追記します。
サイズ感、実用性、ベンチマークなど
ベンチ結果の前に、今回はネタとも言えるような方法で計測しました。

内蔵含め、冷却ファンが4つ。うち3つはペルチェ素子クーラーということで、背面フラットであることを活かし、こういうことをやってみました。左から、Blackshark FANCooler Pro4(27W)、REDMAGIC VC Cooler Pro(33W)、YotuMeirスマホクーラー(10W)。スマホ1台冷やすのに、70Wを使うという馬鹿な企画ですね。本当はXPERIA 1 Vでやってみる予定でしたが、肝心の本体がねw
が、結果は以下の通り。


思ったより変わらないね。
Antutu10回ぐらいやると、どれぐらい違うか分かると思うのですが、7回でこんな感じ。

スコア理論値はおまけみたいなものです。最高値を合算すると、280万。一部メディアのテストによれば、メモリ容量が増えれば、スコア上昇が見込めますが、それをやったところでやっぱりクーラーを3台も付けてると、自ずとピークパフォーマンスを維持している感じがあります。3台は実用的ではないですが、カメラがフラットなので、メイン基板部分の冷却だけで十分冷えると思われます。
なお、1発勝負のベンチマークだと、スコアはほとんど変わりませんが、クーラーなしだとピーク時温度は38度です。相当違う。
正直、ハンドリングは悪くないのですが、やっぱり重いです。そりゃ、XPERIA 5 IIIは172g。XPERIA 1 Vでも187g。ここにケースが入るので、+10gと考えても、XPERIAでは200gに届かないですから、いかに229gというのが重いのが分かってしまいます。
その代わり、デザインもそうですけど、とにかくバッテリー性能が半端ない。基本的な日課であるゲーム(アイプラ・デレステ・プリコネ・ウマ娘・学マスを大体合わせて1.5時間程度)をプレイして、その他にブラウジングやSNSなどの送受信なども含め、おおよそ3日目の午前中ぐらいまでは持つ計算です。なので、充電性能を調べるテストが大変でした。
その充電性能ですが、PPS対応と汎用規格で、最大100Wで給電されると書かれています。今回自前のPPS対応NOVOO 100W充電器を使ってやってみた感じがこれ。

実際のところ100Wで給電されるのは20%程度。そこから50%までは80W、以降は60W程度で推移している感じです。しかし、これで100%になるのが、ほぼ1時間程度。少なくとも50%までは20分程度で充電される形です。ワットメーターを見る限りは、ピーク時で91~92W。最低でも50Wを割ることはなかったので、PPS対応充電器があると非常に便利です。そういう理由で、付属充電器は使っていませんが、80Wでもそれほど速度は変わらないのかなと思います。なお、急速充電時には冷却ファンが回ります。これを設定しないと、急速充電自体出来ないようです。
なお、XPERIAに当たるHSパワーコントロール。いわゆる充電分離での消費電力は、ピーク時で16W程度になりました。(学マスプレイ時)
モバイルバッテリーでも、100W出力対応のものでは、PPS次第ではあるものの、急速充電が可能でした。こちらでは最大で80W以下ぐらいで抑えられていますが、それでもモバイルバッテリーでの充電速度ではないです。モバイルバッテリーのインジケーターが凄まじい速度で減っていく様は、何かおかしいのではないかと疑ってしまうほどです。
WiFi7のMLOですが、トライバンドで接続することは基本ありません。通常は6GHz帯、5GHz帯の2つを使っており、何らかの状態で6/5GHz帯が使えない時のみ、バンドステアリングにより2.4GHzが追加されるようです。(表示上はトライバンド表示されるが、2.4GHzになった時、著しく速度が落ちる)また、6GHz帯オンリーでの接続では、320MHzで5765Mbps対応のはずが、2882Mbpsしか出ないので、ルーターの問題の可能性があるかも。あるいはMLOでしか出ない速度が5765Mbpsなのか。WiFiミレルのルーターとの通信速度では、1800Mbpsぐらいが実測ですので、WiFi6Eとそんなに変わらない感じがあります。WiFi7がそういう規格だからその通りなんですけど、せめて2Gbpsぐらいは出てほしかった。
UDCによる全面液晶。REDMAGIC 7 Proですでに体験はしていましたが、サイズが大きくなればなるほど、情報量への優位性が高くなっています。たかだか150px程度だとは思うんですが、この差が大きい。パンチホール式が悪いとはいいませんが、心情的に、画面サイズはすべて表示に回してほしい。だから、XPERIAかREDMAGICになってしまう理由になるんですよね。
おサイフケータイ、問題全くなしです。ZTEのノウハウがあれば出来ることなので、そうそう驚きはないですが、REDMAGICシリーズで出来るという感動。メインカード設定をしていれば、SuicaとPASMOを一緒に入れておいても問題ないです。(メインカードのみ使用可能)最近JR東日本のICチャージ機でも、モバイルSuicaにチャージ出来るものがありますが、NFCの場所の関係で、少し位置をずらすと、重くて台から落ちます。(一敗)
SIMスマートスイッチという、電波状態が悪くなった時に、もう1つの回線で通信をする機能があるのですが、バグなのか、一度切り替わると、元のデータ回線側に戻すことが出来ないことが多いです。もしくは、すぐに元のデータ回線に戻って、あまり解決していない状態になるときもしばしば。仕掛けがよく分からないので、再起動すると元に戻っているので、機能そのものに問題があるのかも。
XPERIAでもこの機能はあったのですが、例えば5Mbpsを基準で切り替わるなど、速度による選択が可能だったので、それが出来たらうれしいなと思ったりします。
それと、海外メーカーの宿命ではありますが、アンテナのつかみが若干悪い感じ。ほぼ支障はないのですが、CAなどで掴む電波などが若干少なかったりで、各キャリア向けにチューニングされている端末よりは若干モバイルネットワークの速度が落ちるかもしれません。それでもauやSBでは4GのCAで100Mbps超えが出るので、そうそう心配はいらないのかな。
お約束のゲーム動作確認の時間です。
(2025/3/25現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターシャイニーカラーズ Song for Prism
学園アイドルマスター
プリンセスコネクト Re:Dive
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)
アイプラはプレイ出来ないほどではないですが、完全対応してないためか、3D表示がうまく出来ないことのほうが多いです。学マスは対応が早かったようなので、QualiArtsのやる気次第というところです。
他のゲームも言う事無し。久々に3Dリッチでデレステプレイしちゃった。S8Gen2でもできたけど、リフレッシュレートの高さがものを言ってるんですかね。ぬるっとした感じがあります。
シャニソンも同じかな。ほぼほぼ問題なし。リニューアル後の3Dは良く出来てるし、動きもS8Gen2よりヌルヌル動く感じです。PC版は垂直同期が取れていないので、実質的にPC版よりもスマホ版のほうがMV見るならキレイに見られる感じです。
学マスは、もうこれしか選択肢がないと言っていいほどです。S8Gen2でペルチェ素子クーラーを投入してやっと長時間プレイが可能だったという点を考慮すると、本体の冷却ファンのみで、常に最高/60fpsで動作するのは、恐ろしさまであります。熱くはなるので、夏場はクーラーを推奨ですね。
ウマとプリコネは平常通り。今や、ウマ娘ですら軽量というのが怖い。
そしておなじみベンチマークソフトと化したときドル。MVも最高画質でサクサクです。
伊達にゲーミングスマホは名乗ってない。S8Eliteをピークパフォーマンスを維持するための装備が整ってるからこそ、熱ダレが起きないのかなと。ベンチマークスコアがいくら高くても、持久戦になると熱ダレは必ず出てくるので、例えばGALAXY S25なんて、高クロック版を搭載していても、瞬発力の勝負だけ、しかも開始10分もすれば、熱ダレが起こってくるんじゃないかと思うんですよね。
ただ、熱ダレが起きても、その状態で変わらず動作するS8Eliteで、十分パワーが足りてるということも否めないです。
ものすごい細かいところで言えば、スピーカーの位置。ほぼ左右対象ではあるんですが、左側が上、右側が下という、バランスの良くない感じになってしまいます。さらに言えば、XPERIAのように前面に出すのではなく、スピーカーがサイドに向いているため、この点で、縦でのプレイでは下からのスピーカーのほうが音が大きく感じます。結構考えられた配置ではあると思いますが、例えば両手持ちで横向きに持ち、トリガーボタンを使う場合、スピーカーが手で塞がれるような状態になるわけです。制約の中で成立させなくてはいけないとは言え、こういうところがもったいないと感じます。
まとめ
ゲーミングスマホの皮を被ったスタイリッシュなハイエンドスマホ
カメラさえ求めなければ、コストパフォーマンスと所持欲を満たせる1台
前提条件が結構シビアではありますが、おサイフケータイを搭載したことで、日本国内のスマホとほぼ変わらない利用方法が出来るメリットは非常に大きいと感じます。一方で、カラバリにより、スペックが異なるというのは、いい加減どうにか出来ないものかと思います。Lightspeedが欲しいという理由で、必然的にスペックが固定されてしまうのは、購入機会を逃すことにもつながると思います。まあ、個人的な意見ですし、ツイートを見てると大半が16GB/512GBを購入している感じがあるので、重視されないのもやむなしなのかなと思います。昨今のリッチコンテンツ、特にゲーム容量は簡単に10GB程度を占有するので、あわよくば、メモリは12GBでも、ストレージは512GBあったら余裕が出来たなと思いました。SDカードでの拡張が出来ないので、せっかくだからSSDでも装着しようかなとか思ったりしてます。でも高いんだよな、M.2の2230。
毎度書きませんけど、カメラに関しても十分過ぎる性能です。比べる必要もないですが、nubia S 5Gより画像の処理速度が圧倒的に速く、シャッターを連続で切ることもまったく問題ないので、その点で写れば良い、というレベルではないが、こだわりの写真を取ります、というレベルには到底及ばないのかな。正直なところ、別に重視する部分ではないと思うので、少しでもカメラ性能が欲しいという方は、Xiaomi 15 Ultraなり、Leica Phoneなり、iPhone 16 Proなりを買ってください。そちらのほうが幸せになれます。
さて、それでは、このスマホに行き着く人は誰なのか?と考えた時に、実は非常に中途半端である分、唯一無二の部分に絶対の優位性を感じない限りは、検討する必要性があまりないです。
一つは、UDCディスプレイ。Nubia Z70 Ultra(ちなみに重さは228g)でもこれを実現しているため、上記のカメラ性能には及ばないにしても、カメラ性能の重視をする場合は、REDMAGIC 10 Proよりは、そちらを選択したほうがいいでしょう。Nubia Z70 Ultraは生活防水にも対応していて、価格もスペックもほぼ同じ。カメラ性能を取るか、おサイフケータイを取るかで考えていいでしょう。
2つ目は、7050mAhのバッテリーです。重さとのトレードオフにはなりますが、急速充電と合わせて、バッテリーの心配をしなくていいのは大きいです。
そして3つ目。デザインです。9のときにも思いましたが、ほぼ背面フラットというデザインに、シンプルな黒/白だから見栄えがいい。予算を無視した場合、上位モデルで買うとすれば、24GB/1TBのスケルトンになってしまいますが、僕はあまり好きではないです。海外ではMora Pink、ピンク色の可愛らしいモデルも12GB/256GBには存在していますし、これも後々日本で販売されるかな?シンプルな分、ゲーミングスマホという感覚で使わなくてもいいのがポイントです。
もう一つ追加、そうそう熱ダレが起きず、ピークパフォーマンスを維持し続ける筐体とサーマルファンも考慮するポイントですね。熱ダレが起きても、背面フラットのおかげで、僕のように、バカみたいにスマホクーラーも付けられるので、冷却に困らないです。
この4つのポイントをどう考えるかによって、REDMAGIC 10 Proを購入する大義名分にはなるのかなと思っています。そのうえでのコストパフォーマンスの高さを考えてください。S8Elite搭載で、おサイフケータイに対応していて、12万そこそこで買えるスマホが、高いのか安いのかは、もう個々の感覚になると思いますが、長期間使用を前提とした場合は、ストレージの大きい上位モデルを購入することをオススメします。僕は、デザインが気に入らないという理由もあったので、今、ストレージを拡張する方法を模索しています。それは完全な余談ですね。
今年のスマホレビューは以上になる見通しです(笑)
おしまい
そして3つ目。デザインです。9のときにも思いましたが、ほぼ背面フラットというデザインに、シンプルな黒/白だから見栄えがいい。予算を無視した場合、上位モデルで買うとすれば、24GB/1TBのスケルトンになってしまいますが、僕はあまり好きではないです。海外ではMora Pink、ピンク色の可愛らしいモデルも12GB/256GBには存在していますし、これも後々日本で販売されるかな?シンプルな分、ゲーミングスマホという感覚で使わなくてもいいのがポイントです。
もう一つ追加、そうそう熱ダレが起きず、ピークパフォーマンスを維持し続ける筐体とサーマルファンも考慮するポイントですね。熱ダレが起きても、背面フラットのおかげで、僕のように、バカみたいにスマホクーラーも付けられるので、冷却に困らないです。
この4つのポイントをどう考えるかによって、REDMAGIC 10 Proを購入する大義名分にはなるのかなと思っています。そのうえでのコストパフォーマンスの高さを考えてください。S8Elite搭載で、おサイフケータイに対応していて、12万そこそこで買えるスマホが、高いのか安いのかは、もう個々の感覚になると思いますが、長期間使用を前提とした場合は、ストレージの大きい上位モデルを購入することをオススメします。僕は、デザインが気に入らないという理由もあったので、今、ストレージを拡張する方法を模索しています。それは完全な余談ですね。
今年のスマホレビューは以上になる見通しです(笑)
おしまい