あるさんのレビューblog

買ったものをレビューするページです。 読み物blogは「日常のblog」よりどうぞ。

カテゴリ: 商品購入レビュー

いよいよ書くことになりました。
実に3年ぶりとなる、REDMAGICシリーズ。REDMAGIC 10 Proのレビューです。
20250325_221609~2

結果的には安く済んだ、日本市場版購入
今回は、色々あった末の日本市場版購入となりました。日常ブログで書いていた通り、実はグローバル版を購入したのですが、AliExpressによるセキュリティプロテクトなる、よく分からないものに引っかかって、決済枠のみ確保された状態が2ヶ月以上続きました。ちなみに、このプロテクトなるもの、恐ろしいことに、決済処理中の状態で止まったら最後。注文上はクローズされているが、返金処理はされないというAliExpress側のシステム不備であり、現在もAliExpress側では返金処理が行われていない状態です。そこはクレジット会社側で、決済処理中が60日以上続いた場合は、即時決済解除されるというルールがあるそうで、これによりクレジット枠の回復と、日本市場版購入が出来ました。
今回のREDMAGICは隠し玉が用意されていたため、グローバル版は結果的に1台での置き換えが不可能だったわけですけど、その隠し玉が分かった時点で、XPERIA 1 Vを手放してしまったがゆえ、1ヶ月程度スマホへの嫌悪感が続いてしまい、XPERIA 5 IIIですら遅いと感じる始末。S8Gen2からS888へのダウングレードによる影響は、結構大きかったということです。
以降、moto g64yを経て、XPERIA 5 IIIとnubia S 5Gとの2台持ちでしのいでいたわけですけど、あれよあれよという間に、一部量販店での販売が開始され、そこでもう買うしかないなということで、踏み切りました。ビックカメラアキバにて、定価で購入ですが、dポイントなどを使って、最終的にはグローバル版とほぼ同じぐらいのレートで購入することが出来ました。まあ、これを書いている時点(2025/3/25)で、公式が普通に6000円引きをやっているので、大差なかったりしますけどね。
今回は、予算の都合と、Lightspeedが欲しかったので、下位モデルとしています。
20250325_221237~2

光るけど、見た目は随分と普通のスマホになりました。

かんたんなスペック
Snapdragon 8 Elite
メインメモリー LPDDR5X 12GB(仮想メモリ最大12GB割当可)
ストレージ 256GB(UFS4.1?)
6.853インチ FHD+(2688x1216)AMOLED(UDC)/リフレッシュレート最大144Hz
無線LAN WiFi7 トライバンドMLO対応(最速5765Mbps対応)/Bluetooth5.4
5000万画素メインカメラ5000万画素超広角カメラ+1600万画素インカメラ(UDC)
USB type-C(USB3.2)/イヤホンジャック/空冷ファン搭載
NFC搭載、Felica・おサイフケータイ対応
ゲームモードスイッチボタン搭載
ステレオスピーカー/LDAC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV、VoLTE HD+対応)
7050mAhデュアルセルバッテリー(約3500mAh x2)/100W高速充電対応
163.5x 77 x 8.9 mm 229g
Android 15(REDMAGIC OS 10)
カラー Lightspeed(ホワイト)

5G
NR n77/n78/n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/n40/n41/66/71
NSA ENDC n1/7/28/38/40/41/71/77/78
4G
B1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/39/40/41/66/B42(JP)

(バンドに関しては公式より転載しています。)
4キャリアのSIMでの通信が可能です。SB系に関しては、デフォルトAPNにAPNタイプを追記する必要がありました。SIMによるのかも。

Bluetoothのオーディオコーデックは以下の通り
Screenshot_20250318_235248

さすがSnapdragon Audio対応です。LC3には対応しているようですが、現状デバイスがないため、確認出来ず。買うことがあれば、追記します。

サイズ感、実用性、ベンチマークなど
ベンチ結果の前に、今回はネタとも言えるような方法で計測しました。
20250308_001918~2

内蔵含め、冷却ファンが4つ。うち3つはペルチェ素子クーラーということで、背面フラットであることを活かし、こういうことをやってみました。左から、Blackshark FANCooler Pro4(27W)、REDMAGIC VC Cooler Pro(33W)、YotuMeirスマホクーラー(10W)。スマホ1台冷やすのに、70Wを使うという馬鹿な企画ですね。本当はXPERIA 1 Vでやってみる予定でしたが、肝心の本体がねw
が、結果は以下の通り。
Screenshot_20250319_002929

Screenshot_20250319_004806

思ったより変わらないね。
Antutu10回ぐらいやると、どれぐらい違うか分かると思うのですが、7回でこんな感じ。
スクリーンショット 2025-03-20 184751

スコア理論値はおまけみたいなものです。最高値を合算すると、280万。一部メディアのテストによれば、メモリ容量が増えれば、スコア上昇が見込めますが、それをやったところでやっぱりクーラーを3台も付けてると、自ずとピークパフォーマンスを維持している感じがあります。3台は実用的ではないですが、カメラがフラットなので、メイン基板部分の冷却だけで十分冷えると思われます。
なお、1発勝負のベンチマークだと、スコアはほとんど変わりませんが、クーラーなしだとピーク時温度は38度です。相当違う。

正直、ハンドリングは悪くないのですが、やっぱり重いです。そりゃ、XPERIA 5 IIIは172g。XPERIA 1 Vでも187g。ここにケースが入るので、+10gと考えても、XPERIAでは200gに届かないですから、いかに229gというのが重いのが分かってしまいます。
その代わり、デザインもそうですけど、とにかくバッテリー性能が半端ない。基本的な日課であるゲーム(アイプラ・デレステ・プリコネ・ウマ娘・学マスを大体合わせて1.5時間程度)をプレイして、その他にブラウジングやSNSなどの送受信なども含め、おおよそ3日目の午前中ぐらいまでは持つ計算です。なので、充電性能を調べるテストが大変でした。

その充電性能ですが、PPS対応と汎用規格で、最大100Wで給電されると書かれています。今回自前のPPS対応NOVOO 100W充電器を使ってやってみた感じがこれ。
Screenshot_20250320_180549

実際のところ100Wで給電されるのは20%程度。そこから50%までは80W、以降は60W程度で推移している感じです。しかし、これで100%になるのが、ほぼ1時間程度。少なくとも50%までは20分程度で充電される形です。ワットメーターを見る限りは、ピーク時で91~92W。最低でも50Wを割ることはなかったので、PPS対応充電器があると非常に便利です。そういう理由で、付属充電器は使っていませんが、80Wでもそれほど速度は変わらないのかなと思います。なお、急速充電時には冷却ファンが回ります。これを設定しないと、急速充電自体出来ないようです。
なお、XPERIAに当たるHSパワーコントロール。いわゆる充電分離での消費電力は、ピーク時で16W程度になりました。(学マスプレイ時)
モバイルバッテリーでも、100W出力対応のものでは、PPS次第ではあるものの、急速充電が可能でした。こちらでは最大で80W以下ぐらいで抑えられていますが、それでもモバイルバッテリーでの充電速度ではないです。モバイルバッテリーのインジケーターが凄まじい速度で減っていく様は、何かおかしいのではないかと疑ってしまうほどです。

WiFi7のMLOですが、トライバンドで接続することは基本ありません。通常は6GHz帯、5GHz帯の2つを使っており、何らかの状態で6/5GHz帯が使えない時のみ、バンドステアリングにより2.4GHzが追加されるようです。(表示上はトライバンド表示されるが、2.4GHzになった時、著しく速度が落ちる)また、6GHz帯オンリーでの接続では、320MHzで5765Mbps対応のはずが、2882Mbpsしか出ないので、ルーターの問題の可能性があるかも。あるいはMLOでしか出ない速度が5765Mbpsなのか。WiFiミレルのルーターとの通信速度では、1800Mbpsぐらいが実測ですので、WiFi6Eとそんなに変わらない感じがあります。WiFi7がそういう規格だからその通りなんですけど、せめて2Gbpsぐらいは出てほしかった。

UDCによる全面液晶。REDMAGIC 7 Proですでに体験はしていましたが、サイズが大きくなればなるほど、情報量への優位性が高くなっています。たかだか150px程度だとは思うんですが、この差が大きい。パンチホール式が悪いとはいいませんが、心情的に、画面サイズはすべて表示に回してほしい。だから、XPERIAかREDMAGICになってしまう理由になるんですよね。

おサイフケータイ、問題全くなしです。ZTEのノウハウがあれば出来ることなので、そうそう驚きはないですが、REDMAGICシリーズで出来るという感動。メインカード設定をしていれば、SuicaとPASMOを一緒に入れておいても問題ないです。(メインカードのみ使用可能)最近JR東日本のICチャージ機でも、モバイルSuicaにチャージ出来るものがありますが、NFCの場所の関係で、少し位置をずらすと、重くて台から落ちます。(一敗)

SIMスマートスイッチという、電波状態が悪くなった時に、もう1つの回線で通信をする機能があるのですが、バグなのか、一度切り替わると、元のデータ回線側に戻すことが出来ないことが多いです。もしくは、すぐに元のデータ回線に戻って、あまり解決していない状態になるときもしばしば。仕掛けがよく分からないので、再起動すると元に戻っているので、機能そのものに問題があるのかも。
XPERIAでもこの機能はあったのですが、例えば5Mbpsを基準で切り替わるなど、速度による選択が可能だったので、それが出来たらうれしいなと思ったりします。
それと、海外メーカーの宿命ではありますが、アンテナのつかみが若干悪い感じ。ほぼ支障はないのですが、CAなどで掴む電波などが若干少なかったりで、各キャリア向けにチューニングされている端末よりは若干モバイルネットワークの速度が落ちるかもしれません。それでもauやSBでは4GのCAで100Mbps超えが出るので、そうそう心配はいらないのかな。

お約束のゲーム動作確認の時間です。
(2025/3/25現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターシャイニーカラーズ Song for Prism
学園アイドルマスター
プリンセスコネクト Re:Dive
IDOLY PRIDE
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)

アイプラはプレイ出来ないほどではないですが、完全対応してないためか、3D表示がうまく出来ないことのほうが多いです。学マスは対応が早かったようなので、QualiArtsのやる気次第というところです。
他のゲームも言う事無し。久々に3Dリッチでデレステプレイしちゃった。S8Gen2でもできたけど、リフレッシュレートの高さがものを言ってるんですかね。ぬるっとした感じがあります。
シャニソンも同じかな。ほぼほぼ問題なし。リニューアル後の3Dは良く出来てるし、動きもS8Gen2よりヌルヌル動く感じです。PC版は垂直同期が取れていないので、実質的にPC版よりもスマホ版のほうがMV見るならキレイに見られる感じです。
学マスは、もうこれしか選択肢がないと言っていいほどです。S8Gen2でペルチェ素子クーラーを投入してやっと長時間プレイが可能だったという点を考慮すると、本体の冷却ファンのみで、常に最高/60fpsで動作するのは、恐ろしさまであります。熱くはなるので、夏場はクーラーを推奨ですね。
ウマとプリコネは平常通り。今や、ウマ娘ですら軽量というのが怖い。
そしておなじみベンチマークソフトと化したときドル。MVも最高画質でサクサクです。
伊達にゲーミングスマホは名乗ってない。S8Eliteをピークパフォーマンスを維持するための装備が整ってるからこそ、熱ダレが起きないのかなと。ベンチマークスコアがいくら高くても、持久戦になると熱ダレは必ず出てくるので、例えばGALAXY S25なんて、高クロック版を搭載していても、瞬発力の勝負だけ、しかも開始10分もすれば、熱ダレが起こってくるんじゃないかと思うんですよね。
ただ、熱ダレが起きても、その状態で変わらず動作するS8Eliteで、十分パワーが足りてるということも否めないです。

ものすごい細かいところで言えば、スピーカーの位置。ほぼ左右対象ではあるんですが、左側が上、右側が下という、バランスの良くない感じになってしまいます。さらに言えば、XPERIAのように前面に出すのではなく、スピーカーがサイドに向いているため、この点で、縦でのプレイでは下からのスピーカーのほうが音が大きく感じます。結構考えられた配置ではあると思いますが、例えば両手持ちで横向きに持ち、トリガーボタンを使う場合、スピーカーが手で塞がれるような状態になるわけです。制約の中で成立させなくてはいけないとは言え、こういうところがもったいないと感じます。

まとめ
ゲーミングスマホの皮を被ったスタイリッシュなハイエンドスマホ
カメラさえ求めなければ、コストパフォーマンスと所持欲を満たせる1台


前提条件が結構シビアではありますが、おサイフケータイを搭載したことで、日本国内のスマホとほぼ変わらない利用方法が出来るメリットは非常に大きいと感じます。一方で、カラバリにより、スペックが異なるというのは、いい加減どうにか出来ないものかと思います。Lightspeedが欲しいという理由で、必然的にスペックが固定されてしまうのは、購入機会を逃すことにもつながると思います。まあ、個人的な意見ですし、ツイートを見てると大半が16GB/512GBを購入している感じがあるので、重視されないのもやむなしなのかなと思います。昨今のリッチコンテンツ、特にゲーム容量は簡単に10GB程度を占有するので、あわよくば、メモリは12GBでも、ストレージは512GBあったら余裕が出来たなと思いました。SDカードでの拡張が出来ないので、せっかくだからSSDでも装着しようかなとか思ったりしてます。でも高いんだよな、M.2の2230。
毎度書きませんけど、カメラに関しても十分過ぎる性能です。比べる必要もないですが、nubia S 5Gより画像の処理速度が圧倒的に速く、シャッターを連続で切ることもまったく問題ないので、その点で写れば良い、というレベルではないが、こだわりの写真を取ります、というレベルには到底及ばないのかな。正直なところ、別に重視する部分ではないと思うので、少しでもカメラ性能が欲しいという方は、Xiaomi 15 Ultraなり、Leica Phoneなり、iPhone 16 Proなりを買ってください。そちらのほうが幸せになれます。

さて、それでは、このスマホに行き着く人は誰なのか?と考えた時に、実は非常に中途半端である分、唯一無二の部分に絶対の優位性を感じない限りは、検討する必要性があまりないです。
一つは、UDCディスプレイ。Nubia Z70 Ultra(ちなみに重さは228g)でもこれを実現しているため、上記のカメラ性能には及ばないにしても、カメラ性能の重視をする場合は、REDMAGIC 10 Proよりは、そちらを選択したほうがいいでしょう。Nubia Z70 Ultraは生活防水にも対応していて、価格もスペックもほぼ同じ。カメラ性能を取るか、おサイフケータイを取るかで考えていいでしょう。
2つ目は、7050mAhのバッテリーです。重さとのトレードオフにはなりますが、急速充電と合わせて、バッテリーの心配をしなくていいのは大きいです。
そして3つ目。デザインです。9のときにも思いましたが、ほぼ背面フラットというデザインに、シンプルな黒/白だから見栄えがいい。予算を無視した場合、上位モデルで買うとすれば、24GB/1TBのスケルトンになってしまいますが、僕はあまり好きではないです。海外ではMora Pink、ピンク色の可愛らしいモデルも12GB/256GBには存在していますし、これも後々日本で販売されるかな?シンプルな分、ゲーミングスマホという感覚で使わなくてもいいのがポイントです。
もう一つ追加、そうそう熱ダレが起きず、ピークパフォーマンスを維持し続ける筐体とサーマルファンも考慮するポイントですね。熱ダレが起きても、背面フラットのおかげで、僕のように、バカみたいにスマホクーラーも付けられるので、冷却に困らないです。

この4つのポイントをどう考えるかによって、REDMAGIC 10 Proを購入する大義名分にはなるのかなと思っています。そのうえでのコストパフォーマンスの高さを考えてください。S8Elite搭載で、おサイフケータイに対応していて、12万そこそこで買えるスマホが、高いのか安いのかは、もう個々の感覚になると思いますが、長期間使用を前提とした場合は、ストレージの大きい上位モデルを購入することをオススメします。僕は、デザインが気に入らないという理由もあったので、今、ストレージを拡張する方法を模索しています。それは完全な余談ですね。


今年のスマホレビューは以上になる見通しです(笑)


おしまい

今回は、Libero 5Gシリーズの最新モデル、nubia S 5Gのご紹介です。

20250215_200746~2

相変わらずの1円スマホ、今年も無難...え、UNISOC?
さて、前回かなりの期待を込めて買ったmoto g64yでしたが、絶望的になったのが半月前。

このあと、結局XPERIA 5 IIIでお茶を濁す形になっていましたけど、実際のところ、AQUOS Wish2を買おうか本気で思っていました。でも、安いのはドコモ版ばかりで、ワイモバイル版はそれほど数も多くないし、なにせそこそこ高いという問題。
で、そこに降って湧いたように、Povo回線が不要になりました。プリペイドSIMの期限が切れればまた使うことにはなると思うのですが、それでも2回線はいらないよねということと、IIJmioが5GBプランを半年半額キャンペーンを始めたので、どうせau回線使うなら、そっちのほうがいいかと思って、当初はそのままSIMをMNPするつもりでいました。そう、Amazonを見るまでは。
と、なんとなくAmazonで最近のスマホの価格を調べてて、ワイモバイルの回線付属という形ではあるものの、3996円で売っていたのが、このnubia S 5Gです。店頭ではMNP1円ですが、事務手数料等を考慮すると、オンラインストアで購入するのが一番いいのですが、Amazonでワイモバイルを契約する場合、ほとんどプランで端末価格が変わることがないのです。店頭やオンラインストアで1円なのは、だいたいMプラン以上。対して基本的にSプランであっても購入可能だけど、店頭より端末価格は高いよってことなんです。とは言え、事務手数料3850円が端末価格と考えると、それほど問題ないねというのが今回の話になります。先月moto g64yの新規1円を買った時も思いましたけど、ほぼ回線を飛ばし前提として、欲しい端末がある場合はここを挟むことで、安く購入出来るというメリットはありますが、それにしても、超お得というわけでもない。Motorola系だったり、OPPO Renoシリーズだったりがたまにとんでもない特価になることはありますが、そういう時でもない限りは、ラインナップ的に限られる感じはあります。
しかし、新規を即irumoにMNPしちゃってたから、今回は通らないかなと思ってましたけど、通ってしまったので、多分これでしばらくはワイモバイルはダメかなと思ってます。

まあ、やっぱり決め手はUnisoc T760の性能ですね。これがどこまで戦えるものなのかを知りたいというのが本心。ダメダメSoCだったDimensity7025よりは、GPU面で期待が出来るかなと。

20250215_200844~2

(背面、うっすらnubiaロゴがあるのが、変更点なのかも)

かんたんなスペック
Unisoc T760( 4*A76 2.2 GHz + 4*A55 2.0GHz)
メインメモリー 4GB(仮想メモリ4GB割当可)
ストレージ 128GB(UFS2.2)
6.67インチ FHD+(2400*1080)液晶/リフレッシュレート120Hz
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.0
5000万画素メインカメラ200万画素マクロカメラ200万画素ポートレートカメラ+1600万画素インカメラ
電源ボタン兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(Type-A/B/F)、Felica対応
スマートスタートボタン搭載
モノラルスピーカー/LDAC対応
nanoSIMスロット x1/eSIM
microSDスロット
防水(IPX5、IPX8)、防塵(IP6X)
5000mAhバッテリー
168x 77 x 8.7 mm 197g
Android 14

5G
n1,n3,n28,n77,n78
4G
Band1,2,3,4,8,41,42

(バンドに関しては公式より転載しています。)

公式に記載がないのですが、仮想メモリを4GB割当可能です。

Screenshot_20250215_232852

また、Bluetoothのオーディオコーデックは以下の通り
Screenshot_20250215_213251

意外にaptXのライセンス、しっかり取ってるんですね。逆にLHDCはどこ行った感。

うん、相変わらず画面下ベゼルが大きかったりと、Libero 5G IIから見飽きたデザインですね。
着実にパワーアップはしてるんですけど、Libero 5G IIIで搭載してた有機EL、コスト的に難しいんですかね。今回は電源ボタン一体型の指紋認証センサーです。
潔くソフトバンクバンドのみにしているあたりは今まで通りですけど、毎度思うB28非対応問題。5G側でn28に対応しているので、5G転用基地局でカバーしますってことなんでしょうけどね。何気にn1に対応し始めたということは、ソフトバンクでもB1からn1への基地局転用が始まったということなんでしょうね。逆にAXGPは店じまいじゃないのかなとも思ってるんですけど、auみたいにn41の転用は、別会社扱いだから難しいんでしょうかね。まあ、SIMフリーだけど、他社のSIMで使えるバンドは少ないので、その点は注意ですね。今回はソフトバンクのプリペイドSIMが期限ギリギリでまだ残っていたので使っていますが、その後はPovoか、MNPしたIIJあたりで使おうかなとは思ってます。

1点、コスト的に難しいとは思うのですが、今回もTPUケースは付きませんでした。IVから付属していないとは言え、Liberoシリーズって日本限定に近いモデルなので、ケースが入手しづらい現実があります。今回は発表が旧正月と重なってしまったゆえ、日本では純正のTPUケースを3000円以上で購入するしか、現状はケースがない状態です。メインで使おう、裸運用とかであればいいと思いますが、1円スマホとはいえ、手元にある時間は短くとも、安全に使いたいというのが本音です。なお、ピッタリと合うわけではないですが、ガラスフィルムは、従来のLibero 5G IVのもので、液晶部分をカバー出来ます。


サイズ感、実用性など
結局IVは買ってないので、III比較にもなりますけど、サイズは相変わらず大きいですね。今はXPERIA 1 Vもなく、5 IIIを使っているので、相当なサイズ差があります。
相当気になる点として、指紋認証センサーの精度が悪すぎるのと、すぐに画面表示がされないことが多い点です。設定で、ボタンを押して、指紋認証と画面をONにするようにしてあるのですが、このレスポンスの悪さはどうもなぁと思います。
動作に関しては、アニメーションをカットすれば、それほどストレスを溜めるようなシーンはありません。2017年ごろからZTE/nubiaのスマホを何かしら使ってますけど、今でこそMyOSなんてカスタムOSにしていますが、あんまりいじくってない素のAndroidに近いので、それが良いのかなと。
じゃあ、なんで同じようなMOTOROLAのスマホがダメだったんだというわけですけど、それはひとえにGPUが悪いとしか言いようがないです。そりゃまったく採用例のないPowerVR系じゃなぁ。
通信速度の遅さが今になっては足を引っ張る感じで、WiFi5はもういい加減にしませんか?って思うんですよね。未だにVDSLだから100Mbpsしか出ないとはいえ、11ac/11nのAPを別途用意して、平均50Mbps程度。試しにモバイル回線で測ったら70Mbps出るんです。せめてWiFi6の1x1でいいから対応して欲しいというのが本音。発表されたのが2021年のUnisoc T760だから、WiFi6を求めるのは酷かもしれないですけど、そろそろなんとかして欲しいですね。

歴代最大バッテリーである5000mAhを搭載していること、それとDimensity並に省電力なのか、本気でバッテリーが減らない。moto g64yを遥かに超えるバッテリー持ちが期待出来るのかなと。後述しますけど、学マスの低/30fpsで1周して2%しかバッテリー消費がない。熱くならない。なんだこれ状態です。

というわけで、お約束のゲーム動作確認の時間です。
(2025/2/16現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターシャイニーカラーズ Song for Prism
学園アイドルマスター
プリンセスコネクト Re:Dive
IDOLY PRIDE
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)

こう、現実は甘くなかったというDimensity7025のGPUであるIMG BXM-8-256で、レビューとしては動作したけど、実際にプレイしたらストレスしか溜まらなかったというmoto g64y。それに比べると、このUnisoc T760はMali-G57MP4を搭載しています。Dimensity700がMali-G57MP2(MC2)を搭載しているため、おおよそ世間ではゲーム最適化が出来てる部類です。このためか、デレステに至っては3DMVをリッチで見ても、もはや違和感がないレベル。実際にプレイすると変わってくると思いますが、3D表示は十分出来てるという感じです。
その他、どのゲームもほぼ最低画質ではあるものの、シャニソン、ウマ娘、アイプラ、学マスと、フリーズなしで動作します。例えば学マスはこんな感じ。
Screenshot_20250214_192844

ね、少しはマシになったでしょ?
これは解像度のみ標準、他は低/30fpsですが、これで1周バッテリー2%、冷却装置なしで行けてしまう。しかも、これが一番びっくりしたのですが、レスポンスがXPERIA 5 IIIの標準/30fpsとほぼ変わらないため、NIA編で1周20分程度と、画質に目をつぶれば、ある意味耐久も可能ではないかと思うレベルです。→5周ぐらいでサーマルスロットリングがかかって、レスポンス激落ちしました。バッテリーは20%消費ぐらいでした。

いや、真面目にGPUだけの理由でもなさそうな気がしてならないんですよね。公称していませんが、UFS2.1か2.2のどちらかのストレージ接続でも差は出ない、あとはCPU部分のbig.littleコアの比率が4:4であることぐらいなんですよね。今は大体廉価帯SoCのCPU部分のbig.littleコアは2:6の比率なので、その点でCortex-A76 x4と、Cortex-A78 x2では、世代が1世代違うけど、コア数で物をいわせる感じがあります。余談ですけど、Cortex-A76は2018年6月にリリースされていて、同じくA55に至っては2017年リリースなんですよね。Mediatekもそうなんですけど、T760はいい意味でこれだけ枯れているCPUやGPUを搭載していて、それを現在のプロセスルールで作っちゃうから、そりゃ省電力で、特に不安定さのない動作をするわけだと、妙に納得してしまうところがあります。


まとめ
期待以上の出来。あのUnisocでもこれだけ動くのかと驚き
正直なところ、SCシリーズのイメージや、廉価帯タブレットに搭載されているT606あたりのイメージが強かったUnisoc製のSoCも、現代ではここまでサクサク動作するものなのかと驚きがありました。Dimensity700/6000系と比較すれば、GPUで上の性能。A78 x2とA76 x4での処理能力も、それほど差がないと感じます。おそらく、問題があるとすれば、画像編集や動画撮影などなのかなと思いますが、それを求めるのは酷かな。少なくとも、S695程度、Dimensity700程度と肩を並べるレベルには十分到達しています。それゆえ、これほどの安定感を得ているのかなと思います。
あと、それほど派手なことをやっているわけでもないので、moto g64yのように実用してみたら、すごい問題があるという可能性がありそうですけど、言ってみればSnapdragon855とCPUコア構成的には一緒(厳密にはKryoなので同一ではないが)なわけで、多分実用ベースでもそこまでの問題は起きないんじゃないかなと思っています。GPUが圧倒的にに弱いけど、前向きに考えれば、Mali-G系が日本でもようやく市民権を得てきた今だからこそ、日本市場にUnisoc搭載スマホを投入するメーカーが出てくる可能性(余談だけどUMIDIGIとかBlackViewあたりはたまに採用してたりするけど)が出てくるんじゃないかと思っています。中国なんかではMOTOROLAも搭載スマホありますし、バンドローカライズのみで済むなら、搭載してみていいでしょう。g32より売れるかも知れないですよ。

ZTE、REDMAGICはともかくとして、nubiaは廉価帯ばかりで、海外のAXON系とかを投入したりしないのかなと。nubia Z70 UltraとREDMAGIC10Proの下にあるのが、nubia Flip2やnubia S 5Gなのは少しさみしい。ミドルエンドモデルをいくつか日本に投入してみても面白いと思うんですけどね。

とりあえず、2025年春のローエンドモデル格付けでは、僕は総合的にはこれを押して行く感じですね。GALAXY A25も割と魅力的ですけど、あれもDimensity6100ですもんね。しかもストレージ64GBって。そういう意味で論外に上がるストレージ64GBモデルですけど、もうOSで1/3食うレベルなのだから、コストを下げる云々で快適性をダウンさせるのは、おかしいと思いますよ。

さて、溜飲を下げることは出来たし、予想外のおもちゃを手に入れてしまった。1台持ちでの実用はどんなもんかと、同じ状況を作り出してみようかすごく悩むけどなぁ。


おしまい

去年は全然書いてなかったけど、今年は少しずつ書いていこうかと思います。
一発目は、半年買おうかと悩んだ末に買ってしまった、moto g64yの実機レビューです。
20250111_231754~2


The 普通が似合うスマホ
特に買う必要はなかったのですが、
があり、本来このedge 50s Proを据えるべきスマホの位置がなくなってしまったこと、それと年末年始のいざこざでXPERIA 5 IIIを売ってしまったので、なんかないかと色々調べてみると、年末年始のアマゾンプライム限定、ワイモバイル新規Sプランでも1円という表示を見て、これは買うしかないと思って買いました。
注文したのが1/2、出荷が1/3で、受取が1/5、ワイモバイルの開通は特になく、挿せば普通に使えたという形です。回線はこのあとirumoにMNPして、サブ回線として維持しようと思っていますが、実はこの機種、秋葉原のイオシスで、未使用品、色を気にしなければ15,800円ぐらいで購入出来るんですよね。
まあ、毎回言いますけど、Libero 5G IIIのS695版が出れば最強だと思っている人間で、デザインがシンプルなんです。これもMotorolaのデザインに則って、見た目は非常に綺麗です。
20250111_231809~2


かんたんなスペック
Dimensity 7025
メインメモリー 4GB
ストレージ 128GB
6.5インチ FHD+(2400*1080)液晶/リフレッシュレート120Hz
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.3
5000万画素メインカメラ200万画素マクロカメラ+1600万画素インカメラ
電源ボタン兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(Type-A/B/F)、Felica対応
ステレオスピーカー/LDAC対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット x1/eSIM
microSDスロット
防水(IPX2)、防塵(IP5X)
5000mAhバッテリー
162x 74 x 8.0 mm 177g(シルバーブルーの場合)
Android 14

5G
n1,n3,n8,n77,n78
4G
Band1,2,3,4,5,8,11,12,17,18,19,26,28,38,41,42

(バンドに関しては公式より転載しています。)

前からほしかった最大の理由は、Dimensity 7025になって、Dimensityシリーズはどれぐらい変わったのか?というのが知りたかっただけです。
5000mAhのバッテリーを搭載しながら、180g程度、最近のスマホとしては軽量の部分に入ります。


サイズ感、実用性など
これは比較対象がXPERIA 1 Vになってしまうため、非常に申し訳ないのですが、やっぱりハイエンドモデルに比べて、500msぐらい動作が遅い感じがします。あとはメモリが単純に足りないのか、画像が多いページだと読み込みに時間がかかる感じがあります。
リフレッシュレートが高いわりに、処理が追いつかないのか、ガクガクすることも多数あります。Chromeのキャッシュなんかを定期的に開放してあげれば問題ないのかなとは思いますけど、う~ん、なんかもったいないなと思ったりします。

形が素直にカクカクしてる感じなので、ガラスフィルムも貼りやすく、TPUケースでも十分かなという感じがします。g64yはコストダウンのためにTPUケースがついてないのだと思うんですが、g64にはカバーというものがあるので、多分付属してるんじゃないかなと思っています。
なんか、こういうことを書いているとちょっと引っかかるんですけど、edgeシリーズは角形から丸型に変化しているのに、gシリーズはこのg64から角形に戻してるんですよね。なので、グリップは明らかにg64yのほうがいいし、画面も湾曲してないから、端っこまで目一杯使える。あわよくば、g64シリーズにS7Gen3を搭載したモデルが出てくれればなぁと思ったりします。(買って2週間でフィルム3回交換してるedge 50s Proがどうかしてる)
イヤホンジャックがあり、microSDカードも搭載可能。SnapdragonではないのでaptX系はすべて使えませんが、ストリーミングサービスを使ったり、溜め込んだMP3をSDに入れたりして、オーディオプレイヤーとして使うのも悪くありません。イヤホンだとDolby Atmosが邪魔なんですよね。そして、この価格帯でステレオスピーカー。そこそこにいい音が出ます。6.5インチと言わず、6.8インチだったら間違いなく動画プレイヤーにしていた可能性がありますね。有機ELではない点は注意ですが、TFTだからこその、画質のコントラストが自然に見えるのは、XPERIA 1 Vとの大きな違いかも知れません。

そして、圧倒的なバッテリー持ちですね。使う時間が限られてるものの、少なくとも72時間程度で残り10%ぐらい。おおよそブラウザを見る、ログボを回収する(デレステ、プリコネ)などでこれは、かなり優秀な部類に入ります。そして、30W高速充電もあります。うん、今となってはXPERIAが実測で24Wぐらいなんですけど、こちらは30W以上(最大で35Wという表示がでた)ので、若干は早いかなと思います。なので、1週間で3~4回の充電ぐらいでなんとかなってしまう。まったく、末恐ろしいです。



まずゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2025/1/11現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
学園アイドルマスター
プリンセスコネクト Re:Dive
IDOLY PRIDE
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)

今回、一番の衝撃だったのは、学マスが低画質、30fpsであるものの、だいたい20fps程度まで下がるぐらいにはプレイ出来ることに驚きました。ただ、大画面だとキャラクターの輪郭などがだいぶぼやけたり、そもそもにレスポンスが悪かったりで、1周遊ぶ頃には、筐体も相当熱くなっています。緊急ログイン用などで使えるかなと言う感じです。
で、ちょっと反省したのは、アイプラだと画質は中、30fpsで、5人ライブMVなどを見ると、ガクガクしちゃうため、アイプラでも緊急ログイン用、まあ放置ゲーなので、適当に遊ぶ分にはありだと思います。
シャニソンは3Dキャラクター表示エラーが多発する他、音ゲーの譜面と音がずれるなど、プレイ出来たものではない、特にOPの「C'mon Join Us」に関しては、音とタイトルしか出ない。Windowsじゃないのにブルーバックになるという、非常に面白い現象が起こります。
その他に特筆すべき点はないですね。ウマ娘も最初の設定どおりで遊んでいれば、たまにフリーズしたりする程度で、特に進行に影響はない感じ。デレステは3Dリッチの18人MVはさすがに無理かなと感じました。ときドルはベンチマーク的に入れていますけど、さすがにこれは3Dキャラがよく動きますね。

全体を通して言えることではあるんですが、ストレージやメモリ容量が足を引っ張ってる感じが否めず、実際にSIMフリー版のg64の8GB/256GB版では、少し動作に余裕があるのかもしれません。


まとめ
ローエンドと侮るなかれ、これはミドルエンドに近いかも

まあ、2年前ぐらいにやったS695/Dimensity700/S480シリーズのレビューでは、ダントツで使えなかったS480が、形を変え、S4Gen2で更に性能が落ち、後継チップがS6sGen3という命名詐欺とも言える状態になっている現状、これを搭載せずに、Dimensityの現行モデルである7025を搭載出来たのは大きいと思います。これが快適さに一役買っていますね。同じSoCでarrows We2もあるのですが、あちらは液晶が6.1インチですが、防水性能などが非常に優れていて、棲み分けがちゃんと出来ています。比較という点では、AQUOS Wish4なんですけど、あれがDimensity700じゃなく、7025だったら、おそらくAndroidの定価格帯では、ずば抜けた機能を持っている可能性が高いと思います。だから、惜しかった。今後発売されるであろうLibero 5G V/nubiaの新型のスペックにもよりますが、画面がデカいほうが良いという人にはいいかと思います。

良くも悪くも、moto g64yは本当に普通の廉価帯スマホであり、高いレベルにまとまっているけど、若干惜しい部分もあるかなと感じます。でも、使うときのフィット感や、予想外に悪くない性能、サイズ感などが、「The 普通のスマホ」であるのかなと思っています。moto g64y、arrows We2、AQUOS Wish3、そしてLibero 5Gの新型が、とりあえず今年の夏ぐらいまでのローエンドを牽引する形かなとは思います。定価ベースで考えたら、おそらくはこの4台に絞られるかなとは思っています。
ただ、UQみたいにハイエンドを格安で売っちゃうキャリアもあるしなぁ。正直、このmoto g64yもあくまでつなぎみたいなものですから、どうなるかなとは思っています。
いずれにしても、現在のローエンドは割とそこそこ面白い選択肢が多い印象が強いです。これだけ使えれば、本当にごくわずかな人間を除けば、十分な印象でした。

まあ、REDMAGIC 10 Proはいつ発売されるんでしょうかね。出てれば、ここに書いていたのはそれだったはずなんですけどね。


おしまい

b0237530_03452268

運良く買えちった。

というわけで、新生?AKGの自信作、N5 Hybridです。
いやあ、久々のコンシューマー向け新作モデルということで、皆さんの期待も割と高めだったと思うんですけどね。

今回は、そんなN5 Hybridに関して、ビューをしたいと思います。書いていきましよう。

接続時のトラップ、ドングルか、Bluetoothか、
まず、これは僕一人だけ起きた事象だと思って書きますけど、最初、Bluetoothのペアリングが一切出来ない状態になりました。
左側のイヤホンを2回叩くとモード切り替えと書いてあったんですけど、実際にはANCのON/OFFだけで、このペアリングモードに行き着かない状態となりました。

それじゃあ、スマホにドングルを挿したらどうなる?というと、これでもドングルとペアリング出来ていない。つまり、イヤホン側はBluetoothモードであって、ドングル側はあまり関係ないのかなと思いました。が、ドングルにもボタンがあって、そこを2回押すとBluetoothモードに切り替わると書いてあるんですね。で、2回押してみたところ、ようやく新しいデバイスにN5 Hybridという文字が出てきました。ま、とりあえずはこれでいいのですが、ここでもう一つトラップ。なんか、通話は出来るけど、メディア音声は出せないという謎の現象。これに関しては、スマホ側を再起動したあとに、メディアの再生をONに出来るようになりました。

...2024年のモデルなんですよね。ペアリングすらこんなに面倒なモデル、1000円TWSイヤホンでもないと思う。


LDAC接続には専用アプリが必要、しかし、LDACの受信感度は...
b0237530_04141605

AKGのアプリがあります。僕はN400を持っていたので、そのまま使えてますけど、この中にあるミュージックの「ハイレゾオーディオ」をONにしないと、LDACでは使えません。これはSONYでもWF-1000XM4/5などでおなじみなので、特にこれといって問題になるようなことはないと思います。ちなみに、即ファームウェアのアップデートがありました。

で、肝心のLDAC受信感度ですが、例えばメルカリの通知があったときに、スマートバンドに電波を飛ばすと思うんですけど、そういうときに途切れ途切れになります。すでにノウハウのあるWF-1000XM5やSnapdragon Audioを流用したFiio FW5とは違い、ゼロベースでLDACにつなげてるという点では評価出来ますが、SOUNDPEATSのOpera05よりも接続性は悪い感じがします。チューニング不足なのか、それともそういう仕様なのか、まだ判断はしかねる状態ですね。


ちなみにドングル接続。こちらは、USB DAC扱いとなり、Android上の表示が有線ヘッドホンになるという珍現象が起こります。が、安定性という点においては圧倒的にこちらが上です。さらに、LC3plusで固定となるため、低遅延接続が可能となり、シャニソンで確認する限り、ほぼ1.0ぐらいのタイミング調節でプレイが十分可能という感じです。
ドングルで接続すると、なぜか出力される音が変わってくるという不思議な状況になります。これについては後述。

軸なしイヤーピースゆえの受難、純正で対応出来ない人には、ある程度やむなしな選択肢もあるが...
イヤーピースなんですけど、かなり耳の浅い部分までしか入らない、しかもスピーカーノズルが短く、純正イヤーピースだとLサイズでも、耳の穴にしっかりと入った感覚がないんですね。で、これはケースの問題なんですけど、純正イヤーピース以外の、いや、後述する問題で、そもそも純正イヤーピースでも、ケース内でイヤホン本体が浮く状態が起こるみたいなんですね。
そうなると、TWS向けイヤーピースでも、AirPods Proあたりで使えそうな、軸より傘のほうが長いタイプのイヤーピースじゃないと、ANCの効果すら得られない状態となります。
最初、SpinfitのCP1025のMLサイズあたりでごまかせるかと思ったんですけど、思った以上に耳にフィットしない。例えば、COREIRぐらいの軸の長さがあって、AKG N5005ぐらいのノズルの長さがあれば、耳の奥に入るので、Mサイズで問題ないのですが、N5 Hybridはそこんところがイヤホンユニットに直付けされてるんじゃないかってぐらいに近くて短い。だからMLじゃなくてLを買い直そうとも思ったんですけど、一か八か、OmniのXLサイズを買い、軸を2/3ぐらいに短くすれば、ケースに入るだろうと思って、やったのが下の写真。

b0237530_03452466

つまり、これぐらい傘が大きくないと、僕の耳では、ANCの効果が100%享受できないということなんです。
N5005もその人の耳の形で音が大きく変わると言われていましたが、今回も似たような問題が起きてます。それでも、あれはまだノズルが長かったから、イヤーピースでごまかせた感じはしますが、こちらは、本当に耳の形を調べて作ってる?って思うところがあります。ハーマンなのかAKGなのかSamsungなのかわかりませんけど、これ、真面目に形状テストしてますか?それぐらい違和感ありますね。

定期的な通信のせいで...無駄にbluetooth接続したままになるケース
そうして乗り越えた先に使い始めたわけですけど、どうも通話してると、通話出力がN5 Hybridって表示になっています。ケースに入れてるのに、N5 Hybridに接続されているという謎。そして、Qi充電をし始めると、突然接続される謎。多分Androidの機能で、Bluetoothデバイスと通信して、バッテリー残量を読む機能があるんですけど、そのトリガーになってるのが、デバイスの起動だったりするはずなので、これはケースの中で、マグネット式接続による給電ををしてるんですけど、このマグネットとしっかりくっついてても、イヤホン自体が起動している感じがします。これ、最初はイヤーピースを変えてたからかなと思ったんですけど、純正のSサイズで試しても、しょっちゅう、しかも充電せずとも接続してるという謎。もうわけがわからないよ。
というわけで、とりあえず対策したのが、下の写真。
b0237530_03452431

1mmの両面テープを微妙に重なるように貼って、完全にイヤホンを固定するようにしました。というか、これぐらいしか浮かばなくて、最初は3mmぐらいの耐震シールをカットして入れてみたんですけど、3mmだとフタが閉まらないんですよね。結局こうなったという感じです。イヤーピースを変えて、こうなっちゃったなら別にしょうがないかなと思うんですけど、純正のイヤーピースで同じ現象が起きてて、こうするとフタを開けない限りは起動しないようになった、ということは、これはそもそも不良なのか、それとも設計の時点で問題がわからなかったのか、良くわからないです。ただ、設計ミスだとしたら、なぜ気づかない?ってなるんですけどね。

LC3plusドングルの力で、音質がパワーアップ
とりあえず、アプリでイコライザはオフにした状態です。
これもなんか変な現象なんですけど、LDAC接続、音質重視の990kbpsで再生してても、AACで再生してても、妙に低音が強め。その割に高音が詰まってるような印象。N400では残っていたAKGっぽい味付けである、抜けるような高音と中音域の厚みみたいなのが、薄っぺらい感じです。スペックお化けのFW5やOpera05あたりに音で負けるのは仕方ない、でも同じ価格帯のWF-1000XM5に比べると、なんか物足りない。真似して失敗してる感じの味付けなんですよね。いや、流石に水準は高いので、1万ぐらいの8mmダイナミック1発とかよりは全然音はいいんだけど、迫力が足りない。最初ANCのせいかなとも思ったんですけど、特徴が変わるわけでもないので、イヤホン内蔵のBluetoothチップのDACがダメなのか、それともチューニングがまだ進んでいないのかなって思ってました。
b0237530_03452354

というわけで、このドングルの出番です。
これ自体は先程も書いた通り、USB DAC扱いとなり、LC3plusで固定となります。非常に煩わしいと評判ですけど、これをオーディオソース側に接続することで、今まで出てなかった高音域が急にキレイに鳴り出すんですよね。あと、ぼやけてた細かいリズムがしっかり聞こえてくる。ダイナミック1発でこんなに幅広く音が出せるのかとちょっと驚き。AKGらしさがようやく発揮される感じです。だから、イヤホン自体のポテンシャルは相当高いんです。LDACでは活かしきれてないけど、LC3plusでは最適化されたように本性を現す感じがします。とはいえ、モニタライクな感じではなく、やや低音域に加工の入った感じの音で、XM4(モニタライク)とXM5(やや低音寄り)のどっちに似てるかといえば、XM5になるかなと思います。LDACとLC3で、限りなく同じ傾向に出来てるXM5の完成度って、やっぱり高いんですね。
将来的に、イヤホン側でもLC3に対応するため、やや音質は落ちるものの、LC3対応のスマホとの接続が手軽に出来る環境なら、そっちでも接続の安定性は変わらないんじゃないかなと思っています。ドングルはハイレゾワイヤレスを安定して聞くためのギミックというところに落ち着いてしまうと思うのですが、LDAC信者としては、LC3plusがOSレベルで実装されたら、間違いなくこっちに移行するなって思わせるほどに、とにかく安定接続してるのはいいと思いますね。LDACが10年近く掛けて、ようやくそこそこの安定接続を得てきたのに、それを2年そこらの新興コーデックに並ばれてしまう、なんか、考えさせられますね。


ちなみにANCですけど、性能そのものはおそらく高いです。「おそらく」なのは、前述のイヤーピース問題で、ANCの効果が左右されるほど、イヤーピースに選択肢の幅が少ない。だけどサードパーティ製が増えると思えない。ゆえ、メーカーがMLサイズやXLサイズなどを用意する必要がある。純正イヤーピースで耳にフィットする人はいいですけど、そうじゃ無い人で、イヤーピース求道者じゃない限りは、ANCはそこそこの価格のNCレベルに落ち着いちゃうのかなと思います。
ガジェット側の人間としては、環境が整って、初めて効果を発揮する機能であれば、8割ぐらいの人間に合う環境を用意出来ないとダメじゃないかなと思うんですが、残念ながらN5 Hybridはマイナーもマイナーです。メーカーが環境を整えないとダメなほうです。そういうところでマイナスが付いちゃうのは、もったいないですね。

USB DAC認識ゆえに改善が必要な、曲間の音切れ
そうは言っても、USB DACなんです。DACドングルでは特有となっている、曲間の音切れは、当然のように起こります。知らない方のために説明すると、曲と曲の間に、信号が途切れる時間が僅かに出来るんですけど、そこで一度接続が途切れるため、次の曲の頭の1秒程度が鳴らないという問題があります。これの場合は、通信も入っているため、そのラグみたいなものも含まれるとは思うんですけど、これはなんとかならないかなっていう箇所です。毎回起きるし、その出だしの1秒って、曲を聞く上で、すごく重要なんですよ。
あと、ドングル特有の問題として、10曲ぐらいに1回、再生してるけど音が出ないで、頭戻しすると、再生し始めるという現象がしばしば起こります。この時は曲は頭から流れるんですけど、ドングル側もチューニング不足は否めないかなと思います。
ちなみにこれを書いている時点で、ドングルのアップデートが始まりました。(Ver.3.8)安定性の向上だそうです。

まとめ、粗が目立つが、LC3plusという現時点で唯一の武器をどう評価するか?
バッテリー消費は、LDAC、ANCで大体1時間で15%、ドングル、ANCで大体1時間12%ぐらい。ただ、ドングル側もスマホの電源供給が必要なので、その点のトレードオフなレベルだと思います。スペック上では、ドングル接続のほうが消費電力が大きいはずなんですけど、やっぱり1回じゃそこまで取りきれてないのかな。参考値としてください。

あと、これも気になる点ですけど、アップデートはアプリ経由でしか出来ないんでしょうかね。今のところ、AKGのコンパニオンアプリでしか出来ないみたいで、WindowsやMacOSなどは考慮されていません。でも、マニュアルのドングル接続は、主にPCを主体としている。ドングルのアップデートプログラムぐらい用意してもいいと思います。


レビュー書いてる時に色々いじくってるわけですけど、iPhone15などのApple製品で、ハイレゾストリーミングや、低遅延ゲームなどをプレイする人には、かなりいい選択肢なのかな。Androidだと、そこにLDACという手軽なハイレゾコーデックがあるので、ドングルを挿してまでいい音、接続性を考慮するなら、別のLDAC対応TWSイヤホンのほうが、音的にもいいのではないかと思います。FW5を毎度手放しては、買ってしまうのは、TWSイヤホンだけど、同じ価格帯の有線イヤホンとほとんど変わらない音を、LDACで出力出来るから、という理由なんです。(4度目もありそう)
そこんところいくと、38500円にしては、完成度がまだまだ低い気がしますし、究極的にはLDACでもLC3plusでも同じ音が出るぐらいのチューニングをして欲しいんですよね。用途によって使い分けをするほどの必要性が出てくるなら、もうドングルつけっぱなしでもいいやと思ったりしちゃいます。LDACのチューニングを今後やるのかどうか。
この製品のウリは、LC3plus接続で、小型ドングルが付いていて、それを1ケースに収めて使える。でも、耳にイヤホンを入れて、スマホのUSB-Cにドングルを差すという、簡単だけど毎回やりたくない動作をどう考えるか。iPhone15ならMagSafeで解決出来る。けど、AndroidはすべてがQi対応ではない。ならばオーディオ分岐ケーブルにドングルを付けっぱにすればいいか、というと、今度は分岐ケーブルがちゃんと給電かつ充電出来るかって話になるんですよね。
禅問答みたいな状況になるから、最終的にはドングルを毎回付けることが許容範囲かどうかという感じですね。
書いてて思いましたけど、ハイレゾ対応のUSB DACって認識なら、理屈の上ではS835とかの時代の小型スマホを、ハイレゾプレーヤーとすることも可能ですよね。そういう可能性もあると考えれば、価値は出てくるのかな。

そうねぇ、ターゲットなぁ。WF-1000XM5とAirPods Proよりちょっと上のお客様なんでしょうけど、僕が体験したことを考えると、正直AKGの看板じゃなかったら即メルカリなレベルかなって思うんですよね。JBLの某モデルの流用というのも、あながち間違いじゃないと思うし、AKG側のチューニングに、最新のギミックを合わせて、いい音を聞いて欲しいって思いは伝わるんです。でも、つまらないところでマイナス面が多い。これに尽きます。今の段階で、ギミックに魅力を感じない限り、そしてギミックを使っていこうと思わない限り、SOUNDPEATSあたりのハイエンドTWSイヤホンのほうが満足度は高い。
残念だけど、僕が欲しかったのは、最新世代にブラッシュアップされたN400であって、N5 hybridは、その微妙な音のチューニングと、Bluetooth接続での音の平坦さが大多数の人には伝わってしまう。ドングルまで興味がない限り、真価は見えない。だから、もったいないと思います。ハーマンが各AVメディアにレビューを書いてもらった環境は、メーカーが設定しないと出てこない環境であり、そのレビューを少なからず読んで買った人が、Bluetoothでしか使わないのであれば、魅力が見えない。だから、いっそドングルをメインの使い方としてアピールすればよかったのになって思います。僕はLDAC対応だったから買いました。ドングルは嬉しい副産物でしたけど、それに気づくまで時間がかかった。それを、買って、最初に開けたときに体感したかった。これが結論です。

なんだろね、いい製品だけど、いいと気づくまで使わないとダメな製品ってのは、結果としてダメなんだろうという話でした。

----ここまでがぷちレビューの範囲----

結局、現時点(4.1)では、使えるポテンシャルまでファームが追いつかないという、かなりきつい現実を突きつけられる形で、売却となりました。
LDACでの接続は案外安定しているんですが、ドングルを使ったLC3plusの接続が、ファームアップでひどくなった気がしますね。例えば、イヤホンをBluetoothで接続した状態から、ドングルへ切り替えると、表示上ではドングル接続になるのですが、マイクの使用などの関係で、Bluetooth接続は維持されていて、ドングルで接続が切れると、突然そちらに音が流れる、もしくは本体スピーカーから音が出る。あとは、3.8で出来ていた、ドングルへの再接続が、4.1ではまず成功しなくなっていることも気になる点です。これはどうしてそうなるのか、全くわからないんですよね。でも表示上はドングル接続になっているんです。したがって、ドングルとイヤホンでの通信が出来ないということになるんですけど、出力をBluetoothに切り替えると、イヤホン側からLDAC接続が出来る。ドングルを差し直すと、やはりドングルへ接続しているんですけど、やはり切れたら復帰しない。これがトドメになりましたね。
ちなみに、Hiby MusicのUSB DACモードで使っていると、若干動作が変化するんですが、逆にドングルがささっている場合、そちらからしか音が出ないため、ドングル接続ができなくなったら最後。ドングルの差し直しが必要になります。とにかく、ドングルを使うことが不便。ちなみにN9ではこんなことが起こらない。これが更に拍車を掛けてますね。

LDAC接続は、非常に優秀なんです。でも、それだと一番使いたいギミックが全く使えないってことになり、意味がないんですね。真面目な話、毎度出てくるFiioのFW5のほうが、よほど接続性が高くて、音もいいんです。
思うに、TWSっていうのは、もうリケーブルも出来ないし、アンプを通すことも出来ないから、いかに作り込むかという点に当たると思うんです。EarFunとかSOUNDPEATSとかは、開発ラインがいくつもあって、インフルエンサーにばらまける体力がある。その反響を受けて、また開発ラインが別のものを開発する。良く言えば好循環。悪く言えば、フィードバックによるデバック作業を繰り返しているようなものです。

ハーマンがSamsung傘下になっても、AKG製品の味付けが変わらないというのは当たり前であるけど、ハーマンのブランドにはJBLもある。AKGは業務用、JBLはコンシューマ用と明確なラインがあり、Samsungが使うAKGという言葉は、AKGチューニングであって、AKGは開発にはかかわらない。だから、JBLの某モデルのAKG版という見方をされてしまっても、それはしょうがないし、何より開発する体力が、ハーマングループにはほとんどない。だから、業務用のAKGは、粛々とバージョンアップを繰り返すしかない。結果、このAKG N5 Hybridは、TWSイヤホンでは話題にはあげられるけど、ギミックの面白さを考えると、本当はもっと売れてもいいはずなんです。先にも書きましたけど、販路を縮めて、「ほらやっぱり売れなかったでしょ?」っていう答えありきで作ってる気がしますけどね。

結局、手放した大きな理由は、LC3+に大きなアドバンテージがあったはずなのに、1回のファーム更新でそれが猛烈に不安定になってしまったこと、それと、多分ファームの作り込みをもうしないだろうという考え方の問題ですね。ファームのアップデートで、イヤホン接続精度の落ちるイヤホンなんて、大真面目に大手のメーカーがやることではない。それを、売りにしているLC3+のほうだけ。LDACはむしろ上がっている。じゃあ、Hibridではなく、N5単体で売ればいいのにとも思います。

JBL Live Beam 3が発売されて、そこそこ好評です。これをベースにした後継機が出ることを期待したいところではあるんですが、もうないと思ってます。

最後はちょっとネガティブでしたけど、素性やギミックはいいものなんです。それをモノに出来ない開発側が、ユーザーに最高の環境を提供出来ない、この点が、AKG N5 Hybridの残念な点だと思います。


おしまい

↑このページのトップヘ