今回は、謎に買ってしまったドコモ向けのガラケーである、KY-42Cのご紹介。
2012年ぐらいのオタクのガラケーって感じですけど、紛れもなく今使ってるガラケーです。
かんたんな動機
発端は、ちょい前に買ったF-03Lを使い始めたことにあります。それまでガラケーといえば、僕の中ではSimplyだけしか使ってなかったのですが、ついに天寿を全うしたようで、壊れました。そういうわけでヤフオクで2000円ぐらいで利用制限△のを1台買ったんですけど、ぶっちゃけmicroUSBであり、そこに防水のフタがついていること、ややもっさりな動作、そして音質の悪さに驚きました。
それもそのはず、最近のスマホって、基本VoLTE(HD+)が搭載されていて、よほどのことがない限りかなりの音質で通話が出来るんです。F-03Lは過渡期のガラケーだったこともあり、良く出来てたのですが、その通話音質の悪さがどうにも気に入らなかったというわけです。
ちなみに、Simplyも実はもう1台買ってるんですけど、WiFiがないということで、バックでなにか通信をしていた場合に、パケット代金が変に上がるんじゃないかと思ったのと、男子が赤いガラケーを使ってるのはどうなのよ?別に3倍音が良く聞こえるわけでもないのにと思ったので、もういいや感です。というか、メルカリで捨て値過ぎて買ってしまっただけで、使う予定は多分ないと思います。
で、調べていくうちに、KY-42Cの存在に行き着くんですが、単純に安価で手に入るガラケーの最終進化型として、買ってしまおうと思ったわけです。鬼の36回白ロム購入。まあ、結局元が18000円弱なので、どっかで一括支払いをするということでいいのかなと思っています。
USBポートは最近流行りのマグネット接着式の充電ケーブルでやっています。あんまりカバーを傷つけるのはなんとなく嫌なので、こうしてます。
最初、Qiのアダプタを入れられないか?と考えたんですけど、ケーブルを折り曲げてしまうことに怖さを感じて断念しました。
海外では出ているけど...MediaTek製SoC搭載のガラケー
まあ、今回はVoLTE(HD+)が絶対条件だったので、これになったのですが、F-41Cも比較対象に上げていた一台ではありました。理由は言わずもがな、USB type-Cでの充電です。ただ、大きな問題として、カバーをわざわざ開けて充電するということにどうしてもめんどくささを感じるのと、対応クレードルがヤフオクやメルカリで万するというところで、もう諦めてしまったんですよね。
ちなみにKY-42Cにもクレードルの存在はありますが、そちらは単純にUSB type-Cポートがついてるだけなので、わざわざ買うほどのものでもないかなと思いました。
個人的に気になっているのは+メッセージの通知がないことです。これって結構重要なこと、というか、強制的に+メッセージを使っていることがわからない人が多すぎて、SMSなのか+メッセージなのかで送受信が出来ないということが結構あったりします。だからこんなわけわからんガラパゴス規格を作る必要なかったのにと心から思いますね。(ちなみに、+メッセージは他の端末に自分の電話番号を登録しておくと、受信だけ出来るようになるという謎仕様)
スペック表を見てまず度肝を抜かれたのが、Helio P22搭載であることです。4コアのうち、3コアを使っているということですが、2GHzのガラケーというとんでもないスペックだなと思いました。実際、Andorid 10にアップデートされているものの、かなりサクサク操作できるという点で、悪くはないと思います。ブラウザがサクサク開くのは、なんか感動すら覚えますね。メモリ1GBにストレージ8GBは、どうせアプリなんぞ入れないのでいいですし、microSDカードも、最大でHCの32GBまでに押さえられています。多分XCでも読むとは思うんですが、ガラケーにそんな容量のSDカードはいらないだろと思って、電話帳のインポートと自作着うたのデータディスクに使っています。MP3が着メロに出来るガラケーが出るとは思ってませんでしたね。
必要かどうかはわかりませんけど、WiFi搭載。そしてテザリング機能もあります。さらにBluetoothも搭載。こっちはマイク需要もあり、VoLTE(HD+)と合わせて結構使えそうです。またワイドFM対応のFMチューナーを搭載。ケーブルをアンテナ代わりにするということで、基本はイヤホンケーブルとのセットで使う感じになるのかなと思います。ちなみに、本体スピーカーで、普通のUSBケーブルを挿して聞くことも出来ます。カメラは810万画素。メモ程度にどうぞ。
バッテリーですが、大容量とは行かないまでも、1500mAhあるんで、大体月曜の朝に100%で、金曜の夜に42%でした。ここは、死ぬほど電池のもつSimplyに負けるところです。あれは20日ぐらい電池切れなかったですからね。
マゼンタにDIGNOロゴはちょっとおもしろい。
で、肝心の音質はどうなのよ?
通話音質に関しては、VoLTE(HD+)同士ではかなりクリアな会話が出来ます。案外、相手がVoLTEでも十分にキレイに聞こえる印象がありますね。F-03LのVoLTEとは何だったのか。
僕のSIMは、ドコモの5Gギガホのため、4G以下に落ちることはないのですが、それがいい方向に向いている感じがしますね。irumoとかでも、多分5G/4Gとかで使えるため、問題はなさそうです。
ちなみに、ケータイプランを進められたのですが、SIMの交換と、4G/3Gでの通信に戻ってしまうため、今回は白ロムで買ってます。というより、昔と違ってガラケーは、バラマキ対象外になってしまっているので、どうしようもない感じがしますね。まあ、そのための機能制限と安価なんでしょうけどね。
まとめ
通話するには最高の環境になるが、受話器需要にしか応えられないもどかしさ
ちょっと見直したというか、面白い発見だったのですが、たしかに音声通話って、ビジネス用途か、実家への連絡ぐらいしかしないんですよね。だから、それ相応に音が良ければ、それでいいというのがあります。で、妹に連絡するときはスマホでLINE通話してるんだから、世話ないって話です。
使っていて思ったのは、ガラケーってまだ可能性があるんじゃないかと思うところです。いや、もちろんフリップ型スマホでもいいんでしょうけど、物理ボタンの安心感が絶対的に違いますよね。このあたりが、今のスマホにはない良さなんでしょうね。テルルの折りたたみスマホが売れてるっていう話も分かる気がします。
強いて言えば、Gmailアプリの標準搭載をお願いしたいところかなと思います。僕みたいにキャリアメールとGmailで使い分けをしている人で、今回PCメールにGmailを割り当てることが出来なかったんですね。もうその辺は、キャリアメールもGmailも使えるようにしておくべきじゃないかと思ったりします。
あとはバッテリーですかね。ガラケーのピーク時は、たしかに20日ぐらい持つ端末があったわけですけど、バランスを考えると、これ以上重く出来ないというのは、理解出来るので、う~ん、どうしたものかと言ったところです。
究極的には、Simplyの新型を作って、2500mAhぐらいのバッテリーを積めば、あるいはという可能性ですね。行けるでしょとも思うんですけどね。150gぐらいになっちゃうんだろうなぁ。
とりあえず、通話端末として非常に優秀なので、これで十分な人もいると思います。機能を分散させることで、既存の使い方にも変化が出てくると思うので、その辺を面白いと捉えることができれば、いいかもしれないです。値段もそこそこなので、通話メインの人にはぜひオススメしたい1台です。
おしまい
2012年ぐらいのオタクのガラケーって感じですけど、紛れもなく今使ってるガラケーです。
かんたんな動機
発端は、ちょい前に買ったF-03Lを使い始めたことにあります。それまでガラケーといえば、僕の中ではSimplyだけしか使ってなかったのですが、ついに天寿を全うしたようで、壊れました。そういうわけでヤフオクで2000円ぐらいで利用制限△のを1台買ったんですけど、ぶっちゃけmicroUSBであり、そこに防水のフタがついていること、ややもっさりな動作、そして音質の悪さに驚きました。
それもそのはず、最近のスマホって、基本VoLTE(HD+)が搭載されていて、よほどのことがない限りかなりの音質で通話が出来るんです。F-03Lは過渡期のガラケーだったこともあり、良く出来てたのですが、その通話音質の悪さがどうにも気に入らなかったというわけです。
ちなみに、Simplyも実はもう1台買ってるんですけど、WiFiがないということで、バックでなにか通信をしていた場合に、パケット代金が変に上がるんじゃないかと思ったのと、男子が赤いガラケーを使ってるのはどうなのよ?別に3倍音が良く聞こえるわけでもないのにと思ったので、もういいや感です。というか、メルカリで捨て値過ぎて買ってしまっただけで、使う予定は多分ないと思います。
で、調べていくうちに、KY-42Cの存在に行き着くんですが、単純に安価で手に入るガラケーの最終進化型として、買ってしまおうと思ったわけです。鬼の36回白ロム購入。まあ、結局元が18000円弱なので、どっかで一括支払いをするということでいいのかなと思っています。
USBポートは最近流行りのマグネット接着式の充電ケーブルでやっています。あんまりカバーを傷つけるのはなんとなく嫌なので、こうしてます。
最初、Qiのアダプタを入れられないか?と考えたんですけど、ケーブルを折り曲げてしまうことに怖さを感じて断念しました。
海外では出ているけど...MediaTek製SoC搭載のガラケー
まあ、今回はVoLTE(HD+)が絶対条件だったので、これになったのですが、F-41Cも比較対象に上げていた一台ではありました。理由は言わずもがな、USB type-Cでの充電です。ただ、大きな問題として、カバーをわざわざ開けて充電するということにどうしてもめんどくささを感じるのと、対応クレードルがヤフオクやメルカリで万するというところで、もう諦めてしまったんですよね。
ちなみにKY-42Cにもクレードルの存在はありますが、そちらは単純にUSB type-Cポートがついてるだけなので、わざわざ買うほどのものでもないかなと思いました。
個人的に気になっているのは+メッセージの通知がないことです。これって結構重要なこと、というか、強制的に+メッセージを使っていることがわからない人が多すぎて、SMSなのか+メッセージなのかで送受信が出来ないということが結構あったりします。だからこんなわけわからんガラパゴス規格を作る必要なかったのにと心から思いますね。(ちなみに、+メッセージは他の端末に自分の電話番号を登録しておくと、受信だけ出来るようになるという謎仕様)
スペック表を見てまず度肝を抜かれたのが、Helio P22搭載であることです。4コアのうち、3コアを使っているということですが、2GHzのガラケーというとんでもないスペックだなと思いました。実際、Andorid 10にアップデートされているものの、かなりサクサク操作できるという点で、悪くはないと思います。ブラウザがサクサク開くのは、なんか感動すら覚えますね。メモリ1GBにストレージ8GBは、どうせアプリなんぞ入れないのでいいですし、microSDカードも、最大でHCの32GBまでに押さえられています。多分XCでも読むとは思うんですが、ガラケーにそんな容量のSDカードはいらないだろと思って、電話帳のインポートと自作着うたのデータディスクに使っています。MP3が着メロに出来るガラケーが出るとは思ってませんでしたね。
必要かどうかはわかりませんけど、WiFi搭載。そしてテザリング機能もあります。さらにBluetoothも搭載。こっちはマイク需要もあり、VoLTE(HD+)と合わせて結構使えそうです。またワイドFM対応のFMチューナーを搭載。ケーブルをアンテナ代わりにするということで、基本はイヤホンケーブルとのセットで使う感じになるのかなと思います。ちなみに、本体スピーカーで、普通のUSBケーブルを挿して聞くことも出来ます。カメラは810万画素。メモ程度にどうぞ。
バッテリーですが、大容量とは行かないまでも、1500mAhあるんで、大体月曜の朝に100%で、金曜の夜に42%でした。ここは、死ぬほど電池のもつSimplyに負けるところです。あれは20日ぐらい電池切れなかったですからね。
マゼンタにDIGNOロゴはちょっとおもしろい。
で、肝心の音質はどうなのよ?
通話音質に関しては、VoLTE(HD+)同士ではかなりクリアな会話が出来ます。案外、相手がVoLTEでも十分にキレイに聞こえる印象がありますね。F-03LのVoLTEとは何だったのか。
僕のSIMは、ドコモの5Gギガホのため、4G以下に落ちることはないのですが、それがいい方向に向いている感じがしますね。irumoとかでも、多分5G/4Gとかで使えるため、問題はなさそうです。
ちなみに、ケータイプランを進められたのですが、SIMの交換と、4G/3Gでの通信に戻ってしまうため、今回は白ロムで買ってます。というより、昔と違ってガラケーは、バラマキ対象外になってしまっているので、どうしようもない感じがしますね。まあ、そのための機能制限と安価なんでしょうけどね。
まとめ
通話するには最高の環境になるが、受話器需要にしか応えられないもどかしさ
ちょっと見直したというか、面白い発見だったのですが、たしかに音声通話って、ビジネス用途か、実家への連絡ぐらいしかしないんですよね。だから、それ相応に音が良ければ、それでいいというのがあります。で、妹に連絡するときはスマホでLINE通話してるんだから、世話ないって話です。
使っていて思ったのは、ガラケーってまだ可能性があるんじゃないかと思うところです。いや、もちろんフリップ型スマホでもいいんでしょうけど、物理ボタンの安心感が絶対的に違いますよね。このあたりが、今のスマホにはない良さなんでしょうね。テルルの折りたたみスマホが売れてるっていう話も分かる気がします。
強いて言えば、Gmailアプリの標準搭載をお願いしたいところかなと思います。僕みたいにキャリアメールとGmailで使い分けをしている人で、今回PCメールにGmailを割り当てることが出来なかったんですね。もうその辺は、キャリアメールもGmailも使えるようにしておくべきじゃないかと思ったりします。
あとはバッテリーですかね。ガラケーのピーク時は、たしかに20日ぐらい持つ端末があったわけですけど、バランスを考えると、これ以上重く出来ないというのは、理解出来るので、う~ん、どうしたものかと言ったところです。
究極的には、Simplyの新型を作って、2500mAhぐらいのバッテリーを積めば、あるいはという可能性ですね。行けるでしょとも思うんですけどね。150gぐらいになっちゃうんだろうなぁ。
とりあえず、通話端末として非常に優秀なので、これで十分な人もいると思います。機能を分散させることで、既存の使い方にも変化が出てくると思うので、その辺を面白いと捉えることができれば、いいかもしれないです。値段もそこそこなので、通話メインの人にはぜひオススメしたい1台です。
おしまい