今回は、満を持して登場した、XPERIA 5 IVのドコモ版、SO-54Cの実機レビューです。
ドコモだけ限定色、だけど量販店向けは大惨事の状況
さて、今回は最初MNPで行くかなと思っていました。どちらにしろパープルを買う予定だったので、5G Welcome割があればMNP、なければもう諦めてdポイント全投入で、ギリ10万未満。なかなか高い買い物ですが、昨今のS8 Gen1搭載端末としては悪くないです。気づけばRedMagic 7 Proよりは安く買えてます。
ちなみに、XPERIA 1 IVのSIMフリー版が出た今となってはですが、キャリア版が20万で売られていると考えると、RM7PとXPERIA 5 IVを(dポイント込で)20万ぐらいで買えてしまうこの状況はどうなのかなって思います。
...ええ、一括で払ったあとに、驚愕のニュースが出てきました。
なんか、大手家電量販店で在庫限りで、MNP購入なら2年リースながら毎月1円の24回というとんでもない価格になりました。何でもPixel 7対抗とからしいんですけど、そもそも今回はどのキャリアもLTEは主要バンドを持っており、ドコモ版、楽天版はn79もサポートしています。バンドだけならSIMフリー版がベストなので、一番安い楽天版がベストになるとは思いますが、キャリア版ではほぼスペックには違いはないです。(もっとも、SIMフリー版はおそらくストレージ256GBだと思う)
しかし、26ヶ月経てば、5~6万ぐらいで購入出来なくはないと思うと...うーん、美味しいところだけ使って、次のスマホに買い替えすれば悪くないですよね。もう1台もらってこようかしらw
ちなみに、ドコモオンラインショップではブルーとパープルの公式ケースがタイミングによって買えるレベルにこの2色が割と盛況らしいです。
アクセサリーの少なさ、特に背面フィルムは選択肢ほぼなし
個人的に一番気になっているのは、アクセサリーの少なさです。保護フィルムや保護ガラス、ケースはラスタバナナやエレコムなどが出しています。それだけでも少なくはないのですが、おおよその人がお世話になるであろう中華系のアクセサリーは激減しています。おおよそガラスフィルムとTPUケース、あとは珍しくTPUフィルムがそこそこ出ている感じです。
今回壊滅してるのが、背面フィルム。ビザビやPDA工房のTPUフィルムしかなく、久々にケースのみで保護出来るのかなって感じがしています。ちょっと怖いんですよね。
これはこれで見栄えもいい。ケースに入れちゃうから気にするなという話なんでしょうけど。
かんたんなスペック
サイズ感、ベンチマーク、使用感など
まずサイズ感、XPERIA 5 IIと並べてみました。
なんか若干小さくなってるのかな。サイズ的には全く同じサイズなんだと思うんですが、手に収まる感じがとってもいい感じです。スペックの1、スタンダードな5は今回も変わってませんね。
ベンチ結果
見た感じ、ピークパフォーマンス時のS8Gen1以下、S888以上といったところ。やはりサーマルリミッターみたいなものがあるのかなとは思います。
使用感としては、特に不自由はないですが、単純な10gの重さがちょっと気になるところです。10 IVは重量とバッテリ容量のバランスがいいモデルでしたが、こちらは+10gすることで、冷却機構の強化を図った感じ。ただ、10g増によるバランスの悪さみたいなものは、5 IIと使い比べるとどうしても思ってしまいます。
熱対策は割とよくできていて、ゲームプレイする時など、高負荷時にはカメラ横が結構熱くなりますけど、上記の通り、触れられない熱さにはなります。
また、大半の方がそういう状況に陥るかなと思う点で、3Dゲームをモバイルネットワークでプレイする場合や、生配信などでカメラとモバイルネットワークを同時に使うような場合などで、モデム側の発熱をカバー出来ていない可能性が非常に高いです。多分、熱暴走云々と書くパターンで、一番重い処理となると、このあたりになると思います。ただ、全体的に熱い感じではなく、カメラ付近が非常に熱いという感じがします。バッテリー側は、触れる程度の熱さですね。
パーツ配置による工夫はあると思いますが、一般的に持って使う部分には熱を極力溜めないようになっていると感じます。5 IIは全体的に熱くなるけど、5 IVはカメラ付近に集中的に熱い感じになります。多分ムービー撮影などでは、動作は怪しくなるんじゃないか。
5000mAhという大容量バッテリを搭載し、更に充電方式にQiも対応しました。充電周りの使い勝手の向上が嬉しいですね。個人的に一番うれしい改善点です。ただ、背面SONYロゴの当たりにQiレシーバーが入っているので、スタンド型の場合は、背の高いQi充電器を使いましょう。
バッテリー持ちは、いたわり充電の上限90%でAM8:00、13時間で残り残量は72%。昼休みにログボ回収と、帰りの電車でのゲームプレイでこんな感じ。24時間のバッテリ減少はおおよそ35%程度。ハイエンドモデル、DSDVで使っていて、この電池持ちはなかなかすごいと思います。まあ、XPERIA 10 IVが異様にバッテリー持ち良かったんだよなと思う。
余裕のパワーだ。馬力が違います。
基本的にはマルチログイン出来るソフトを中心としています。
3Dの重さとしては、デレステ<ウマ<アイプラという感じです。S865の5 IIで十分プレイ出来るので、その点では快適にプレイするためのワンピースといった形になります。
音に関して。
スピーカーはステレオ。まずMAXまでボリュームを上げて、音が割れないのは驚異的です。
ちょっとしたタブレットでもここまでキレイに音が出せないんじゃないかと思います。そして、3.5mmイヤホンジャックからの音も、XPERIA 10 IVに比べて大幅に細かい音が出ます。1 IIや5 IIでも思ったんですけど、DSEE Ultimateが使えるようになってから、高級イヤホンでも十分に鳴らすことが出来るようになっていました。IIIシリーズは持ってないのでわかりませんけど、5 IVはこの辺ちょっとしたDAPより音がいいかもしれません。
BluetoothはLDACはもちろん、aptX Adaptive(24bit/96kbps)にも対応しています。SONYなのでLDHCに対応することはないと思いますが、個人的には対応して欲しいところです。まあ、現状の上位コーデックでも十分です。
まとめ:使い勝手の向上で1シリーズとは路線が変わってきた5シリーズ
個人的な決め手になったのは、
個人的にはストレージが128GBなのがちょっと少ない気がしてましたが、microSDスロットがあるので、極力そちらにデータは移動させるなどで対応は可能かなと思います。
ペリスコープ式望遠レンズの廃止によって、1 IIIのコンパクトタイプから、独自の路線へと舵を切ったのは英断だったかどうか。正常進化ではなく、十分にハイエンドで通用するスペックでの最適化をした点は評価したいと思っています。うーん、10万だからというとアレですけど、半導体不足や円安の中で定価が14万近いというのはちょっと手にしずらいところがあります。せめて5 III並の価格まで収まっていれば、評価は相当変わっていたと思います。
まさか発売初日にMNPかつリース契約とは言え、月間1円で使えてしまうというハイエンドモデルの評価というのは、非常にショッキングな出来事ですが、Pixel7の当て馬にされるのが、現在の5 IVの評価であり、そこは覆し難いところではあります。
条件が合う人はどうぞ、という感じで、それ以上の評価は出せません。個人的評価は高いですが、現状の販売が続けば、やはり世間一般の評価は、2年実質23円で使うには性能が良すぎる、ぐらいにしかならないと思います。
本格的な評価は、SIMフリー版の登場からかなと思いますが、現状SIMフリー版を買う予定はありません。それぐらい、個人的に自分の中では評価しています。現状でコンパクトハイエンドとしては、GALAXY S22と並ぶ存在じゃないかなと思います。
おしまい
ドコモだけ限定色、だけど量販店向けは大惨事の状況
さて、今回は最初MNPで行くかなと思っていました。どちらにしろパープルを買う予定だったので、5G Welcome割があればMNP、なければもう諦めてdポイント全投入で、ギリ10万未満。なかなか高い買い物ですが、昨今のS8 Gen1搭載端末としては悪くないです。気づけばRedMagic 7 Proよりは安く買えてます。
ちなみに、XPERIA 1 IVのSIMフリー版が出た今となってはですが、キャリア版が20万で売られていると考えると、RM7PとXPERIA 5 IVを(dポイント込で)20万ぐらいで買えてしまうこの状況はどうなのかなって思います。
...ええ、一括で払ったあとに、驚愕のニュースが出てきました。
なんか、大手家電量販店で在庫限りで、MNP購入なら2年リースながら毎月1円の24回というとんでもない価格になりました。何でもPixel 7対抗とからしいんですけど、そもそも今回はどのキャリアもLTEは主要バンドを持っており、ドコモ版、楽天版はn79もサポートしています。バンドだけならSIMフリー版がベストなので、一番安い楽天版がベストになるとは思いますが、キャリア版ではほぼスペックには違いはないです。(もっとも、SIMフリー版はおそらくストレージ256GBだと思う)
しかし、26ヶ月経てば、5~6万ぐらいで購入出来なくはないと思うと...うーん、美味しいところだけ使って、次のスマホに買い替えすれば悪くないですよね。もう1台もらってこようかしらw
ちなみに、ドコモオンラインショップではブルーとパープルの公式ケースがタイミングによって買えるレベルにこの2色が割と盛況らしいです。
アクセサリーの少なさ、特に背面フィルムは選択肢ほぼなし
個人的に一番気になっているのは、アクセサリーの少なさです。保護フィルムや保護ガラス、ケースはラスタバナナやエレコムなどが出しています。それだけでも少なくはないのですが、おおよその人がお世話になるであろう中華系のアクセサリーは激減しています。おおよそガラスフィルムとTPUケース、あとは珍しくTPUフィルムがそこそこ出ている感じです。
今回壊滅してるのが、背面フィルム。ビザビやPDA工房のTPUフィルムしかなく、久々にケースのみで保護出来るのかなって感じがしています。ちょっと怖いんですよね。
これはこれで見栄えもいい。ケースに入れちゃうから気にするなという話なんでしょうけど。
かんたんなスペック
Snapdragon 8 Gen1(3GHzx1、2.5GHzx3、1.8GHzx4)
メインメモリー 8GB
ストレージ 128GB
6.1インチ AMOLED FHD+(2520*1080)液晶/リフレッシュレート最大120Hz
無線LAN 11ax(2404Mbps対応)/Bluetooth5.2
1220万画素(超広角レンズ)/1220万画素(広角レンズ)/1220万画素(望遠レンズ)/1220万画素(画面内フロントレンズ)
電源ボタン兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(Type-A/B/F)、Felica対応
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット/eSIM(DSDV、5G対応)
microSDスロット
microSDスロット
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
5000mAhバッテリー/Qi対応
156x 67 x 8.2 mm 172g
Android 12.0
5G
n28/n77/n78/n79
4G
1/3/8/18/19/21/28/42
3G
1
(バンドに関しては公式より転載しています。)
今回は、XPERIA 10 IVのデュアルSIM(nanoSIM/eSIM)環境をそのまま移行したので、基本的にはドコモ/Linksmateでのみ利用することにしました。DSDV対応です。また、SB版と違い、さすがのVoLTE(HD+)対応です。
今回は、XPERIA 10 IVのデュアルSIM(nanoSIM/eSIM)環境をそのまま移行したので、基本的にはドコモ/Linksmateでのみ利用することにしました。DSDV対応です。また、SB版と違い、さすがのVoLTE(HD+)対応です。
サイズ感、ベンチマーク、使用感など
まずサイズ感、XPERIA 5 IIと並べてみました。
なんか若干小さくなってるのかな。サイズ的には全く同じサイズなんだと思うんですが、手に収まる感じがとってもいい感じです。スペックの1、スタンダードな5は今回も変わってませんね。
ベンチ結果
見た感じ、ピークパフォーマンス時のS8Gen1以下、S888以上といったところ。やはりサーマルリミッターみたいなものがあるのかなとは思います。
使用感としては、特に不自由はないですが、単純な10gの重さがちょっと気になるところです。10 IVは重量とバッテリ容量のバランスがいいモデルでしたが、こちらは+10gすることで、冷却機構の強化を図った感じ。ただ、10g増によるバランスの悪さみたいなものは、5 IIと使い比べるとどうしても思ってしまいます。
熱対策は割とよくできていて、ゲームプレイする時など、高負荷時にはカメラ横が結構熱くなりますけど、上記の通り、触れられない熱さにはなります。
また、大半の方がそういう状況に陥るかなと思う点で、3Dゲームをモバイルネットワークでプレイする場合や、生配信などでカメラとモバイルネットワークを同時に使うような場合などで、モデム側の発熱をカバー出来ていない可能性が非常に高いです。多分、熱暴走云々と書くパターンで、一番重い処理となると、このあたりになると思います。ただ、全体的に熱い感じではなく、カメラ付近が非常に熱いという感じがします。バッテリー側は、触れる程度の熱さですね。
パーツ配置による工夫はあると思いますが、一般的に持って使う部分には熱を極力溜めないようになっていると感じます。5 IIは全体的に熱くなるけど、5 IVはカメラ付近に集中的に熱い感じになります。多分ムービー撮影などでは、動作は怪しくなるんじゃないか。
5000mAhという大容量バッテリを搭載し、更に充電方式にQiも対応しました。充電周りの使い勝手の向上が嬉しいですね。個人的に一番うれしい改善点です。ただ、背面SONYロゴの当たりにQiレシーバーが入っているので、スタンド型の場合は、背の高いQi充電器を使いましょう。
バッテリー持ちは、いたわり充電の上限90%でAM8:00、13時間で残り残量は72%。昼休みにログボ回収と、帰りの電車でのゲームプレイでこんな感じ。24時間のバッテリ減少はおおよそ35%程度。ハイエンドモデル、DSDVで使っていて、この電池持ちはなかなかすごいと思います。まあ、XPERIA 10 IVが異様にバッテリー持ち良かったんだよなと思う。
ゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2022/10/23現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
- アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
- アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
- きららファンタジア
- マギアレコード
- プリンセスコネクト Re:Dive
- IDOLY PRIDE
- ウマ娘 プリティーダービー
- ときめきアイドル(オフライン版)
余裕のパワーだ。馬力が違います。
基本的にはマルチログイン出来るソフトを中心としています。
3Dの重さとしては、デレステ<ウマ<アイプラという感じです。S865の5 IIで十分プレイ出来るので、その点では快適にプレイするためのワンピースといった形になります。
音に関して。
スピーカーはステレオ。まずMAXまでボリュームを上げて、音が割れないのは驚異的です。
ちょっとしたタブレットでもここまでキレイに音が出せないんじゃないかと思います。そして、3.5mmイヤホンジャックからの音も、XPERIA 10 IVに比べて大幅に細かい音が出ます。1 IIや5 IIでも思ったんですけど、DSEE Ultimateが使えるようになってから、高級イヤホンでも十分に鳴らすことが出来るようになっていました。IIIシリーズは持ってないのでわかりませんけど、5 IVはこの辺ちょっとしたDAPより音がいいかもしれません。
BluetoothはLDACはもちろん、aptX Adaptive(24bit/96kbps)にも対応しています。SONYなのでLDHCに対応することはないと思いますが、個人的には対応して欲しいところです。まあ、現状の上位コーデックでも十分です。
まとめ:使い勝手の向上で1シリーズとは路線が変わってきた5シリーズ
個人的な決め手になったのは、
- デュアルSIM(nanoSIMx2でもnanoSIM/eSIMでも可)
- 5000mAhバッテリ、Qi充電
- 本体の色がパープル
個人的にはストレージが128GBなのがちょっと少ない気がしてましたが、microSDスロットがあるので、極力そちらにデータは移動させるなどで対応は可能かなと思います。
ペリスコープ式望遠レンズの廃止によって、1 IIIのコンパクトタイプから、独自の路線へと舵を切ったのは英断だったかどうか。正常進化ではなく、十分にハイエンドで通用するスペックでの最適化をした点は評価したいと思っています。うーん、10万だからというとアレですけど、半導体不足や円安の中で定価が14万近いというのはちょっと手にしずらいところがあります。せめて5 III並の価格まで収まっていれば、評価は相当変わっていたと思います。
まさか発売初日にMNPかつリース契約とは言え、月間1円で使えてしまうというハイエンドモデルの評価というのは、非常にショッキングな出来事ですが、Pixel7の当て馬にされるのが、現在の5 IVの評価であり、そこは覆し難いところではあります。
条件が合う人はどうぞ、という感じで、それ以上の評価は出せません。個人的評価は高いですが、現状の販売が続けば、やはり世間一般の評価は、2年実質23円で使うには性能が良すぎる、ぐらいにしかならないと思います。
本格的な評価は、SIMフリー版の登場からかなと思いますが、現状SIMフリー版を買う予定はありません。それぐらい、個人的に自分の中では評価しています。現状でコンパクトハイエンドとしては、GALAXY S22と並ぶ存在じゃないかなと思います。
おしまい