今回は、Nubiaの新型ゲーミングスマホ、RedMagic 7 Proをご紹介します。
今年も日本は除外...正規ルートでは購入出来ないハイエンドモデル
去年のRedMagic 6Rのときにも書きましたけど、今回のRedMagic 7 Proも同様に日本では発売されないモデルです。理由は単純で、正規代理店契約があって、公式サイトもそこが運営しているためです。このため、日本の正規ルートでは、RedMagic 7が先行して販売開始されています。ヨドバシやビックなどでも販売されているため、もしかすると7の実機を見たことがある方もいるのではないかと思います。
グローバル版の7 Proのプレスリリースの際、発売される国の一覧がありましたが、主にNubiaが進出している国が多く、日本は除外されています。おそらくは、代理店側で製品ラインナップをあえて絞った可能性が高いです。去年イオシスに未使用品が大量に発生したように、絞っても在庫を抱える状態になってしまったため、今回は更に数を絞ったのではないかと思われます。(初回分は完売している模様)
実は単純なスペックの勝負で行くと、実は7のほうがハイスペックな部分もあり、純粋にどっちがいいかと言うのは悩みどころだと思われます。ただ、価格が価格だけに、好みで選ぶということが出来ないのが、怖いところです。ちなみに、技適はありませんが、マニュアルやメニューは基本的に7と同様に日本語表示されます。7 Pro用のマニュアルも日本語版が用意されています。
今回はAliExpress内のショップで購入。送料込みで812ドルほど。それと荷物到着時に2,200円の消費税がかかっています。適当に価格変えてる気がする。
箱はマンガになってるのね。ちょっと感心しちゃった。
一応公式のスペック表を見ながら書き起こしています。(5Gバンドは順不同)
とりあえず、こちらのテスト環境が問題ではありますが、ドコモSPモード、Linksmate(ドコモMVNO)、UQモバイル、IIJmio(au)、楽天モバイルでの動作は確認。VoLTE対応です。
問題として、LinksmateのSIMがうまくモバイルネットワークに接続出来ない感じがあったんですが、その後確認をしていったところ、APN設定は他のAPN情報を書き換えることで使用可能になり、5G回線の場合、4Gに落ちるとインジケーターが出ないようです。4Gオンリーの回線は、どうもLTEと表示されるようです。初見だと正直わからないですけど、これはデータSIM側の問題なのか、ファームの問題なのかがわからない感じですね。(音声SIMはなぜか問題なし)
裏面はこんな感じ。
もう揃うことは多分ないであろう、RedMagic 6R(左)との並び。
ベンチマーク結果
Antutuの結果を見る限り、S888比較で、グラフィック性能は3割増し、メモリアクセスも高速化しているおかげで、とうとう100万超えです。
3DMarkのWiid Lifeももうすぐ1万が見えてきた感じ。おおよそ6000弱だったS888に比べて大幅なパワーアップをしています。一方でCPU側は本当に若干性能が上がった程度。
使用感、ゲームなど
使用感として書く前に、前提条件として、ひたすらまでに重いです。235gと言うのは、こんなに重いのかとちょっと驚いています。現実にはケースに入れているので、250gぐらいはあるでしょうか。
これを使ったあと、XPERIA 5 IIを使うと、異様に軽く感じます。161gにケースだから、80~90gぐらいの差があるとは思います。なにせ、あのPixel6(207g)ですら軽く感じてしまうのだから、人間の感覚は不思議なものです。
重さに慣れたところで、まず感じたのは、バッテリーが全然減らないということ。さすがにウマ娘を始めてしまうと、ゴリゴリ減っていきますけど、S888搭載のRedMagic 6Rに比べて消費電力量はかなり抑えることが出来ていると思います。
これはと思う点は特にないです。強いて言うと、ゲーム中に自動で回り始める冷却ファンがうるさい点ぐらいでしょうか。これの恩恵もあり、ウマ娘やってても基本的にスマホのサーマルセンサーで40度を超えることがありません。RedMagic 6Rはこれがないので、割とゲームプレイ時などに40度以上を指すことが多かったので、かなり効いてるんだなと。本体温度も触ってて不快になるレベルではないので、その点で235gは伊達じゃないですね。
RedMagic 7に比べて劣る部分は、
大体スマホで16GBってメモリ容量はすでに何か間違ってる感じがしてならないですけど、LPDDR5って1チップで16GBとか18GBとか搭載できちゃうのね。なんか、これぐらいメモリ容量あれば、普通に4Kでゲームプレイとか出来ちゃいそう。XPERIA 1シリーズに対して言ってますよw
ゲームですが、以下の動作は確認済みです
意外だったのは、きららファンタジアが非対応(起動時に強制終了)。どちらかと言えば、割と制限がかからないほうのゲームだったので、今後改善するのかどうかは、ちょっと様子を見たほうがいいかなと。今回、容量の都合でブシモ系のゲームはインストールしませんでした。
なんというか、もうこれで快適じゃないゲームは、基本的にゲームビルドがうまく出来てないとしか言いようがない感じがします。ウマ娘やIDOLY PRIDEといった3Dキャラが割と動くゲームでは、普通にヌルヌル動きます。全体的にレスポンスは上がっているんですが、スパロボDDやミニ四駆 超速グランプリなどは、データアクセスの面で、頻繁にデータ取得を行っている感じで、通信環境が向上してもおそらく今以上、もっと言えばリリース時からほぼレスポンスが変わらないです。そういうゲームだと思って辞めてしまいたいのも山々なのですが、割と両方ともよくわからないやりこみをしちゃってるんで、辞めづらいというジレンマにかかっています。
あと7 Proを買って、ようやくIDOLY PRIDEの3Dモデルが、あらゆる場面でヌルヌル動くようになりました。ライブダイジェストで3Dモデルが動く場合、S865やS888でも若干のフレーム落ちなどが見られたんですが、完璧になってます。ウマと違って、実は結構スペックを要求するゲームです。早く10人ライブを実装してください。
これは7 Pro固有の機能なのかちょっとわからないですけど、大きく変わった点としては、ゲーム個々にタッチサンプリングレートやCPU/GPUクロック変化、冷却ファンの使用などが設定出来、GAME SPACEを呼び出さなくとも、勝手にゲームモードになってくれるのは、非常に良くなったポイントです。例えば、ファンを回さなくてもいいゲームや、省電力で動いてしまうゲームなどは、ゲームごとに設定して省エネモードにすることが出来ます。逆にウマ娘などはピークパフォーマンスモードでより快適にすることも可能です。別にGPUとかOCしてるわけではなさそうだけど、どうなんだろう。充電分離機能もあるので、バッテリーに負担を掛けず、ゲームすることが出来ます。これもゲームに応じて変化して欲しかったけど、自動じゃないのがちょっと残念かな。
これを使ってて思ったのですが、前評判では散々だったS8Gen1って実はしっかりした冷却機構さえ作れば、S810のようにハイパフォーマンスで使えるんじゃないかと思います。S810も、LeTV MAXぐらいサイズが大きければ、パフォーマンスを維持出来ていましたし、その辺を他のメーカーがどういうアプローチでパフォーマンス維持をするのか、楽しみです。(買うとは言っていない)
そのほか、珍しいのかわかりませんけど、対角線上にスピーカーがついているのが面白いです。同じ高さで音が出ていないのに、画面中央でステレオサウンドになっている。このスピーカーデザインはなかなか秀逸だと思います。
まとめ:スマホの皮をかぶったゲーム機、パフォーマンスにこだわるなら面白い選択肢
ここ数年はデザインが好きじゃないので、本流のRedMagicスマホを買うことはなく、5や6はスルーしていました。去年はだいぶおとなしい6Rがその座を射止めたわけですけど、1年近く使っているうちに、やっぱりLTEバンドの少なさによるセルスタンバイ問題とか、排熱処理の問題とか、悩む要素が出てきてしまったのは、残念です。で、今回はRedMagic 7 Proを買ったわけですけど、ゲームメインでスマホを使っている人にはうってつけのスマホだと思います。
重いのを覚悟してでもProを買うべきポイントとしては、フロントカメラレスの全画面表示、バッテリー容量の多さと冷却機構に尽きると思います。パフォーマンスは高くて当たり前、その上であえて付加価値を求めると、結果的に快適性になるわけです。RedMagic 3以降のデザインを敬遠してたけど、久々に買って、冷却機構が進化してて、これはどんどん高くなるわけだなと妙に納得してしまいました。XPERIA 1 IIみたいにそもそも高い金額を払ってでも納得出来るスマホというのは、ほぼ期待値通りか、評価が下がることはそんなにないんですけど、RedMagic 7 Proは、高いお金を払っただけの甲斐があると、使ってから納得出来るという点で、期待値を超えてきてるなと思います。まあ、RedMagic 6Rが若干期待外れだったのも事実だし、そういう点で評価が甘くなってるというのも否めないです。
あとは、最近どうしてもパンチホールカメラに甘い評価をしていましたが、やっぱり画面内にカメラがあることで、その部分の液晶表示が切れてしまうのはおかしいと思い出させてくれたのが、個人的に良かったポイントです。多分、XPERIAとRedMagicが好きな理由はそこなんだろうなと。
国内の4キャリアのLTEバンドや5Gバンドに(非公式だけど)対応しているし、普通にメインで使うスマホとしても、不満はないはずです。不満という点では、重いのだけが難点。でも、重さだけで、他は概ね使ってみて良さがよくわかりました。ただ、これはやっぱりゲームメインで生きている人向け、もっと言えばピークパフォーマンスを維持しながらゲームをやりたいと日々思っている方がメインターゲットとなるスマホです。僕みたいにウマ娘やアイプラ、デレステでキャッキャしてる人は、これだけの機能を余らせるレベルじゃないかなと思います。
APEXとか原神とかをずーっとプレイしたいとか、そういう用途ならぴったりかもしれません。両手持ちできれば、重さも軽減できますしね。
あとは純粋に予算と、海外通販の難易度をクリアできるか。予算にしても、もう2万ぐらい足せば、GALAXY S22買えちゃうんですよね。ヨドバシに行って、日本仕様のRedMagic 7の上位モデルも買えちゃいます。これをどう見るか。少なくとも、年に数回ガチャ天井をしちゃうプレイヤーなら、そのガチャを我慢して予算を確保することで、2022年中は最高のゲーム環境が入手出来ます。そういう人がガシガシ使って、日々しのぎを削るためのゲームギアだと考えます。悪いが、ちょっとカジュアルゲームやるぐらいなら完全に持て余しがちになると思います。(もうなってるw)
3台持ちなあ、できれば避けたいけど、通話するときに170g弱と250g弱を持つのでは、ずいぶん変わると思うんだよなあ。それが嫌でXPERIA 5 IIなわけだけど、DSDVできちゃうことを考えると、やっぱりまとめるべきなのかなとちょっと迷いが出てきますね。
おしまい
今年も日本は除外...正規ルートでは購入出来ないハイエンドモデル
去年のRedMagic 6Rのときにも書きましたけど、今回のRedMagic 7 Proも同様に日本では発売されないモデルです。理由は単純で、正規代理店契約があって、公式サイトもそこが運営しているためです。このため、日本の正規ルートでは、RedMagic 7が先行して販売開始されています。ヨドバシやビックなどでも販売されているため、もしかすると7の実機を見たことがある方もいるのではないかと思います。
グローバル版の7 Proのプレスリリースの際、発売される国の一覧がありましたが、主にNubiaが進出している国が多く、日本は除外されています。おそらくは、代理店側で製品ラインナップをあえて絞った可能性が高いです。去年イオシスに未使用品が大量に発生したように、絞っても在庫を抱える状態になってしまったため、今回は更に数を絞ったのではないかと思われます。(初回分は完売している模様)
実は単純なスペックの勝負で行くと、実は7のほうがハイスペックな部分もあり、純粋にどっちがいいかと言うのは悩みどころだと思われます。ただ、価格が価格だけに、好みで選ぶということが出来ないのが、怖いところです。ちなみに、技適はありませんが、マニュアルやメニューは基本的に7と同様に日本語表示されます。7 Pro用のマニュアルも日本語版が用意されています。
今回はAliExpress内のショップで購入。送料込みで812ドルほど。それと荷物到着時に2,200円の消費税がかかっています。適当に価格変えてる気がする。
箱はマンガになってるのね。ちょっと感心しちゃった。
かんたんなスペック
Snapdragon 8 Gen1(3GHzx1、2.5GHzx3、1.8GHzx4) + Red Core 1
メインメモリー 16GB
ストレージ 256GB UFS3.1
6.8インチ AMOLED FHD+(2400*1080)液晶/リフレッシュレート最大120Hz/タッチサンプリングレート960Hz
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.2
6400万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(深度レンズ)/1600万画素(画面内フロントレンズ)
画面内指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載(海外では非接触決済が可能)
ステレオスピーカー/LDAC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応/イヤホンジャックあり
nanoSIMスロット x2(DSDV、5G対応)
冷却ファン搭載(最大20000rpm)
5000mAhバッテリー
166x 77 x 9.9 mm 235g
Android 12.0/RedMagicOS 5.0(※グローバルROM)
5G
NSA n41/n78/n77/n38
SA n41/n78/n1/n77/n28A/n3/n7/n8/n29/n5
4G
1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/40/41/66
3G
1/2/4/5/8
一応公式のスペック表を見ながら書き起こしています。(5Gバンドは順不同)
とりあえず、こちらのテスト環境が問題ではありますが、ドコモSPモード、Linksmate(ドコモMVNO)、UQモバイル、IIJmio(au)、楽天モバイルでの動作は確認。VoLTE対応です。
問題として、LinksmateのSIMがうまくモバイルネットワークに接続出来ない感じがあったんですが、その後確認をしていったところ、APN設定は他のAPN情報を書き換えることで使用可能になり、5G回線の場合、4Gに落ちるとインジケーターが出ないようです。4Gオンリーの回線は、どうもLTEと表示されるようです。初見だと正直わからないですけど、これはデータSIM側の問題なのか、ファームの問題なのかがわからない感じですね。(音声SIMはなぜか問題なし)
裏面はこんな感じ。
もう揃うことは多分ないであろう、RedMagic 6R(左)との並び。
ベンチマーク結果
Antutuの結果を見る限り、S888比較で、グラフィック性能は3割増し、メモリアクセスも高速化しているおかげで、とうとう100万超えです。
3DMarkのWiid Lifeももうすぐ1万が見えてきた感じ。おおよそ6000弱だったS888に比べて大幅なパワーアップをしています。一方でCPU側は本当に若干性能が上がった程度。
使用感、ゲームなど
使用感として書く前に、前提条件として、ひたすらまでに重いです。235gと言うのは、こんなに重いのかとちょっと驚いています。現実にはケースに入れているので、250gぐらいはあるでしょうか。
これを使ったあと、XPERIA 5 IIを使うと、異様に軽く感じます。161gにケースだから、80~90gぐらいの差があるとは思います。なにせ、あのPixel6(207g)ですら軽く感じてしまうのだから、人間の感覚は不思議なものです。
重さに慣れたところで、まず感じたのは、バッテリーが全然減らないということ。さすがにウマ娘を始めてしまうと、ゴリゴリ減っていきますけど、S888搭載のRedMagic 6Rに比べて消費電力量はかなり抑えることが出来ていると思います。
これはと思う点は特にないです。強いて言うと、ゲーム中に自動で回り始める冷却ファンがうるさい点ぐらいでしょうか。これの恩恵もあり、ウマ娘やってても基本的にスマホのサーマルセンサーで40度を超えることがありません。RedMagic 6Rはこれがないので、割とゲームプレイ時などに40度以上を指すことが多かったので、かなり効いてるんだなと。本体温度も触ってて不快になるレベルではないので、その点で235gは伊達じゃないですね。
RedMagic 7に比べて劣る部分は、
- リフレッシュレートが120Hzまでであること(7は165Hz)
- 液晶の最大輝度が若干暗いこと(600nit、7は700nit)
- 上位モデルでもグローバル版はメモリ16GB固定であること(7は最大18GB)
- 215gと若干軽量な7に比べて、235gもあること
- 液晶画面下カメラ搭載によるサイズの小型化
- バッテリー容量の増加(7は4500mAh)
- 冷却機構の強化(ICE9.0、7はICE8.0)
- サンプリングレートが最大960Hz(7は720Hz)
- Red Core1というゲーミングチップ?を搭載
大体スマホで16GBってメモリ容量はすでに何か間違ってる感じがしてならないですけど、LPDDR5って1チップで16GBとか18GBとか搭載できちゃうのね。なんか、これぐらいメモリ容量あれば、普通に4Kでゲームプレイとか出来ちゃいそう。XPERIA 1シリーズに対して言ってますよw
ゲームですが、以下の動作は確認済みです
(2022/05/22現在・インストールおよび動作確認用垢にて起動まで確認)
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
アイドルマスターシャイニーカラーズ(enza版/アプリ版)
アイドルマスターポップスリンク
マギアレコード
プリンセスコネクト Re:Dive
スーパーロボット大戦DD
ミニ四駆 超速グランプリ
この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ
IDOLY PRIDE
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)
ウマ娘 プリティーダービー
ときめきアイドル(オフライン版)
意外だったのは、きららファンタジアが非対応(起動時に強制終了)。どちらかと言えば、割と制限がかからないほうのゲームだったので、今後改善するのかどうかは、ちょっと様子を見たほうがいいかなと。今回、容量の都合でブシモ系のゲームはインストールしませんでした。
なんというか、もうこれで快適じゃないゲームは、基本的にゲームビルドがうまく出来てないとしか言いようがない感じがします。ウマ娘やIDOLY PRIDEといった3Dキャラが割と動くゲームでは、普通にヌルヌル動きます。全体的にレスポンスは上がっているんですが、スパロボDDやミニ四駆 超速グランプリなどは、データアクセスの面で、頻繁にデータ取得を行っている感じで、通信環境が向上してもおそらく今以上、もっと言えばリリース時からほぼレスポンスが変わらないです。そういうゲームだと思って辞めてしまいたいのも山々なのですが、割と両方ともよくわからないやりこみをしちゃってるんで、辞めづらいというジレンマにかかっています。
あと7 Proを買って、ようやくIDOLY PRIDEの3Dモデルが、あらゆる場面でヌルヌル動くようになりました。ライブダイジェストで3Dモデルが動く場合、S865やS888でも若干のフレーム落ちなどが見られたんですが、完璧になってます。ウマと違って、実は結構スペックを要求するゲームです。早く10人ライブを実装してください。
これは7 Pro固有の機能なのかちょっとわからないですけど、大きく変わった点としては、ゲーム個々にタッチサンプリングレートやCPU/GPUクロック変化、冷却ファンの使用などが設定出来、GAME SPACEを呼び出さなくとも、勝手にゲームモードになってくれるのは、非常に良くなったポイントです。例えば、ファンを回さなくてもいいゲームや、省電力で動いてしまうゲームなどは、ゲームごとに設定して省エネモードにすることが出来ます。逆にウマ娘などはピークパフォーマンスモードでより快適にすることも可能です。別にGPUとかOCしてるわけではなさそうだけど、どうなんだろう。充電分離機能もあるので、バッテリーに負担を掛けず、ゲームすることが出来ます。これもゲームに応じて変化して欲しかったけど、自動じゃないのがちょっと残念かな。
これを使ってて思ったのですが、前評判では散々だったS8Gen1って実はしっかりした冷却機構さえ作れば、S810のようにハイパフォーマンスで使えるんじゃないかと思います。S810も、LeTV MAXぐらいサイズが大きければ、パフォーマンスを維持出来ていましたし、その辺を他のメーカーがどういうアプローチでパフォーマンス維持をするのか、楽しみです。(買うとは言っていない)
そのほか、珍しいのかわかりませんけど、対角線上にスピーカーがついているのが面白いです。同じ高さで音が出ていないのに、画面中央でステレオサウンドになっている。このスピーカーデザインはなかなか秀逸だと思います。
まとめ:スマホの皮をかぶったゲーム機、パフォーマンスにこだわるなら面白い選択肢
ここ数年はデザインが好きじゃないので、本流のRedMagicスマホを買うことはなく、5や6はスルーしていました。去年はだいぶおとなしい6Rがその座を射止めたわけですけど、1年近く使っているうちに、やっぱりLTEバンドの少なさによるセルスタンバイ問題とか、排熱処理の問題とか、悩む要素が出てきてしまったのは、残念です。で、今回はRedMagic 7 Proを買ったわけですけど、ゲームメインでスマホを使っている人にはうってつけのスマホだと思います。
重いのを覚悟してでもProを買うべきポイントとしては、フロントカメラレスの全画面表示、バッテリー容量の多さと冷却機構に尽きると思います。パフォーマンスは高くて当たり前、その上であえて付加価値を求めると、結果的に快適性になるわけです。RedMagic 3以降のデザインを敬遠してたけど、久々に買って、冷却機構が進化してて、これはどんどん高くなるわけだなと妙に納得してしまいました。XPERIA 1 IIみたいにそもそも高い金額を払ってでも納得出来るスマホというのは、ほぼ期待値通りか、評価が下がることはそんなにないんですけど、RedMagic 7 Proは、高いお金を払っただけの甲斐があると、使ってから納得出来るという点で、期待値を超えてきてるなと思います。まあ、RedMagic 6Rが若干期待外れだったのも事実だし、そういう点で評価が甘くなってるというのも否めないです。
あとは、最近どうしてもパンチホールカメラに甘い評価をしていましたが、やっぱり画面内にカメラがあることで、その部分の液晶表示が切れてしまうのはおかしいと思い出させてくれたのが、個人的に良かったポイントです。多分、XPERIAとRedMagicが好きな理由はそこなんだろうなと。
国内の4キャリアのLTEバンドや5Gバンドに(非公式だけど)対応しているし、普通にメインで使うスマホとしても、不満はないはずです。不満という点では、重いのだけが難点。でも、重さだけで、他は概ね使ってみて良さがよくわかりました。ただ、これはやっぱりゲームメインで生きている人向け、もっと言えばピークパフォーマンスを維持しながらゲームをやりたいと日々思っている方がメインターゲットとなるスマホです。僕みたいにウマ娘やアイプラ、デレステでキャッキャしてる人は、これだけの機能を余らせるレベルじゃないかなと思います。
APEXとか原神とかをずーっとプレイしたいとか、そういう用途ならぴったりかもしれません。両手持ちできれば、重さも軽減できますしね。
あとは純粋に予算と、海外通販の難易度をクリアできるか。予算にしても、もう2万ぐらい足せば、GALAXY S22買えちゃうんですよね。ヨドバシに行って、日本仕様のRedMagic 7の上位モデルも買えちゃいます。これをどう見るか。少なくとも、年に数回ガチャ天井をしちゃうプレイヤーなら、そのガチャを我慢して予算を確保することで、2022年中は最高のゲーム環境が入手出来ます。そういう人がガシガシ使って、日々しのぎを削るためのゲームギアだと考えます。悪いが、ちょっとカジュアルゲームやるぐらいなら完全に持て余しがちになると思います。(もうなってるw)
3台持ちなあ、できれば避けたいけど、通話するときに170g弱と250g弱を持つのでは、ずいぶん変わると思うんだよなあ。それが嫌でXPERIA 5 IIなわけだけど、DSDVできちゃうことを考えると、やっぱりまとめるべきなのかなとちょっと迷いが出てきますね。
おしまい