今回はまたしても、ZTEがワイモバイル向けに製作している、Libero 5G IIの実機レビューをします。
異常なコストパフォーマンスの第二弾。
今回のLibero 5G IIは2021/12の発売、価格は21,960円です。
前のLibero 5Gは最初3万円台から始まっていましたが、今回は最初から1円でばらまくのを前提に考えられている感じがします。いわば戦略的機種の1台であります。
直接のライバルとしては、ドコモのGALAXY A22 5Gだと思われますが、A22が5.8インチであるのに対して、Libero 5G IIは6.67インチと液晶サイズが大きく、その分重量は168gのA22に対して、200gとなかなか重量級です。まあ、見た目を見る限り、こんなに液晶がでかいとさすがに重くなるなと思う感じはあります。6.67インチ液晶というモデルは、実は手持ちでもRedMagic 6Rしかなく、そのためか、異様に筐体が大きく見える感じがします。
初代Libero 5Gと同じZTE製。SoCはSnapdragon690から、Dimensity 700へ変更されています。そのため、価格も抑えたままで、後継のモデルとして製作された形となります。ここは悩むところで、日本市場では圧倒的に有利なSnapdragon 690を搭載したLibero 5Gか、少しでも安く販売するためにDimensity 700を搭載したLibero 5G IIかで、結構分かれるところじゃないかと思います。
バンド構成で、LTE B28がありません。そのため、基本的にはSB系のSIMで使うことが必須とも取れます。自宅のau回線の場合、B41+B3のCAなどで強引に拾ったりすることが多いようです。
個人的にはメーカーロゴもない、スッキリとした外観は好みですね。
全体的な使用感など
UIなどは特に問題ないです。Webを見るなど、ライトな使い方であれば、まず困ることはないと思います。電源ボタン兼指紋認証センサーも非常に認識力が高く、正直XPERIAより上とも思えます。
ゲームに関してですが、最適化されていないデレステを除き、プリコネやウマ娘、IDOLY PRIDEなどが普通にプレイできます。ウマ娘は、3D軽量にすることでもっと快適に動作させることが出来るぐらいのスペックですが、3D標準でも十分動いてしまいます。ロード時間などを考慮するともう1ランク上が欲しいところですが、そうなるとやっぱり端末価格も上がってしまうため、やむなしではあります。
IDOLY PRIDEは遊べるとは言え、3Dを低ランクに設定して、まあ遊べるかなと言う程度です。処理が追いつかずに落ちるときがあるので、要注意です。
気になる点としては、たまに再起動して、そのまま起動出来ない時がある点。電源を強制OFFしてもう一度電源を入れれば普通に動作するので、それほど支障はありませんが、今後修正されないと、ちょっと怖いかなと思います。対処が分かる人はいいですけど、その点はマイナスかな。
毎度の苦情で申し訳ないですが、外観がシンプルな分、重さが際立つ感じがします。片手じゃ使うのが結構辛い感じがします。まあ、これで困ることはないですが、液晶サイズとのトレードオフと考えるしかないかなと思っています。
まとめ、コストパフォーマンスよし、普及帯モデルとしての完成度は高い
ZTEらしい、非常に堅実な作り。やっぱり今回も重さと、Libero 5Gにはなかったシステムの不安定さなど、ちょいちょい不満はありますが、価格を考えれば、弱点らしい弱点がないです。
今回はメルカリで、たまたま8,500円で出ていたので、購入しました。ただ、回線契約で1円にしておくモデルではない感じがします。いわゆる戦略的機種ではあるにしろ、これだけ安くてそこそこの性能があれば、大半のユーザーは満足しちゃうんじゃないかと思うんですよね。
直接のライバルが、前モデルのLibero 5Gで、しかもそれは完全な好みであるため、非常に悩ましいところではあります。ベンチマークスコアで判断するわけじゃないですが、完全に互角なんですよね。そのうえで、敢えて比較をするならば、
というような感じにはなります。昨今のモデルで、デレステが対応していない機種が登場しちゃったというのが驚きだったのですが、やはりDimensity系はそこが一番不安視されるため、そこを気にしないならLibero 5G IIなのかなと思います。
なお完全に余談ですけど、Pixel6をレンタルしている身としては、Pixel6より断然こっちのほうが使いやすいというオチがあります。それぐらいスタンダードなスマホなので、幅広い層に受け入れられていいんじゃないかなあって思ったりします。
もちろん、Libero 5Gのときにも書きましたが、iPhone SE 2020など小さな液晶サイズのスマホをメインとして使っている方には、これを1台足して、LINEMOあたりでゲームやWeb閲覧用途として使って欲しいかなと思ったりします。Androidの魅力の一つに、画面の大きさがあったりしますので、それに1万程度のお金を突っ込むことができれば、より快適にスマホ生活が送れると思います。
おしまい
異常なコストパフォーマンスの第二弾。
今回のLibero 5G IIは2021/12の発売、価格は21,960円です。
前のLibero 5Gは最初3万円台から始まっていましたが、今回は最初から1円でばらまくのを前提に考えられている感じがします。いわば戦略的機種の1台であります。
直接のライバルとしては、ドコモのGALAXY A22 5Gだと思われますが、A22が5.8インチであるのに対して、Libero 5G IIは6.67インチと液晶サイズが大きく、その分重量は168gのA22に対して、200gとなかなか重量級です。まあ、見た目を見る限り、こんなに液晶がでかいとさすがに重くなるなと思う感じはあります。6.67インチ液晶というモデルは、実は手持ちでもRedMagic 6Rしかなく、そのためか、異様に筐体が大きく見える感じがします。
初代Libero 5Gと同じZTE製。SoCはSnapdragon690から、Dimensity 700へ変更されています。そのため、価格も抑えたままで、後継のモデルとして製作された形となります。ここは悩むところで、日本市場では圧倒的に有利なSnapdragon 690を搭載したLibero 5Gか、少しでも安く販売するためにDimensity 700を搭載したLibero 5G IIかで、結構分かれるところじゃないかと思います。
かんたんなスペック
Dimensity 700 (2.2GHzx2、2.0GHzx6)
メインメモリー 4GB
ストレージ 64GB
前面6.5インチ FHD+(2400*1080)液晶
無線LAN 11ac(866Mbps対応)/Bluetooth5.1
1600万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/200万画素(マクロレンズ)
電源兼指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応
モノラルスピーカー/LDAC,AAC,SBC対応
nanoSIMスロット x1/eSIM対応
microSDスロット x1
3900mAhバッテリー
169x 78 x 8.8 mm 200g
Android 11/MyOS(ZTEのUI)
5G
NR:n3/n28/n77
4G
1/2/3/8/41/42
3G
1/2/4/8
バンド構成で、LTE B28がありません。そのため、基本的にはSB系のSIMで使うことが必須とも取れます。自宅のau回線の場合、B41+B3のCAなどで強引に拾ったりすることが多いようです。
個人的にはメーカーロゴもない、スッキリとした外観は好みですね。
全体的な使用感など
UIなどは特に問題ないです。Webを見るなど、ライトな使い方であれば、まず困ることはないと思います。電源ボタン兼指紋認証センサーも非常に認識力が高く、正直XPERIAより上とも思えます。
ゲームに関してですが、最適化されていないデレステを除き、プリコネやウマ娘、IDOLY PRIDEなどが普通にプレイできます。ウマ娘は、3D軽量にすることでもっと快適に動作させることが出来るぐらいのスペックですが、3D標準でも十分動いてしまいます。ロード時間などを考慮するともう1ランク上が欲しいところですが、そうなるとやっぱり端末価格も上がってしまうため、やむなしではあります。
IDOLY PRIDEは遊べるとは言え、3Dを低ランクに設定して、まあ遊べるかなと言う程度です。処理が追いつかずに落ちるときがあるので、要注意です。
気になる点としては、たまに再起動して、そのまま起動出来ない時がある点。電源を強制OFFしてもう一度電源を入れれば普通に動作するので、それほど支障はありませんが、今後修正されないと、ちょっと怖いかなと思います。対処が分かる人はいいですけど、その点はマイナスかな。
毎度の苦情で申し訳ないですが、外観がシンプルな分、重さが際立つ感じがします。片手じゃ使うのが結構辛い感じがします。まあ、これで困ることはないですが、液晶サイズとのトレードオフと考えるしかないかなと思っています。
まとめ、コストパフォーマンスよし、普及帯モデルとしての完成度は高い
ZTEらしい、非常に堅実な作り。やっぱり今回も重さと、Libero 5Gにはなかったシステムの不安定さなど、ちょいちょい不満はありますが、価格を考えれば、弱点らしい弱点がないです。
今回はメルカリで、たまたま8,500円で出ていたので、購入しました。ただ、回線契約で1円にしておくモデルではない感じがします。いわゆる戦略的機種ではあるにしろ、これだけ安くてそこそこの性能があれば、大半のユーザーは満足しちゃうんじゃないかと思うんですよね。
直接のライバルが、前モデルのLibero 5Gで、しかもそれは完全な好みであるため、非常に悩ましいところではあります。ベンチマークスコアで判断するわけじゃないですが、完全に互角なんですよね。そのうえで、敢えて比較をするならば、
- Snapdragon690とDimensity700の違い
- 6.5インチ液晶と6.67インチ液晶の違い
- カラーリング
このぐらいでしょうかね。同じメーカーが作っている以上、違いが出にくいので、その点で悩むことにはなりそうです。
- ゲームを多少プレイするということであれば、Libero 5G
- Webサービス中心に利用するということであれば、Libero 5G II
なお完全に余談ですけど、Pixel6をレンタルしている身としては、Pixel6より断然こっちのほうが使いやすいというオチがあります。それぐらいスタンダードなスマホなので、幅広い層に受け入れられていいんじゃないかなあって思ったりします。
もちろん、Libero 5Gのときにも書きましたが、iPhone SE 2020など小さな液晶サイズのスマホをメインとして使っている方には、これを1台足して、LINEMOあたりでゲームやWeb閲覧用途として使って欲しいかなと思ったりします。Androidの魅力の一つに、画面の大きさがあったりしますので、それに1万程度のお金を突っ込むことができれば、より快適にスマホ生活が送れると思います。
おしまい