今回は、Appleの最新機種、iPhone 12シリーズより、iPhone 12 miniをご紹介します。

10年ぶりに、現行機種で欲しいiPhoneの登場
基本的に、iPhoneシリーズといえば、型落ちを買うというのが常で、これまではiPhone8を使っていました。理由としては、iPhone8で特に不満がないというのが大きかったのですが、それ以外に、「ホームボタン」のないiPhoneを使う自分が想像出来なかったというのもあります。
実際、iPad mini5以前も含め、これまで使っていたiOSデバイスは、すべてホームボタン付きでした。
そのため、iPhone SE 2020にはかなりぐらつき、値段も手頃だったので、これを買おうかなとも思ったのですが、旧来のiPhoneと背面のアップルマークの位置が変わったという話を聞いて、考え直しました。つまり、それぐらいの理由で買い替えを躊躇するほど、iPhone8で不足はなかったということです。
とはいえ、いつか来るホームボタン廃止後のiOSを想定して、適度にホームボタンなしのiOSデバイスを買うのもいいんじゃないかと思っていました。ただ、当初はiPad Proあたりを買おうかなという感じで、iPhone系はあまり考えてなかった感じです。
そして、今回のiPhone 12の登場。iPhone5s/SE 2016以来の角張ったフレームのモデルに懐かしさを感じつつ、今まで何度も出る出る詐欺だったminiというサイズの登場。これはもう買うしかないと思いました。発表されて、即欲しいと思ったiPhoneは、iPhone4以来じゃないかな。
ちなみに、iPhone 12も検討はしたのですが、6インチサイズのモデルはAndroidで事足りるのと、良くも悪くもXPERIA 1 IIをプライマリースマホ、iPhone12はセカンダリスマホとして考えたため、必然的にminiに舵を切ることにしました。
これでAndroidなら申し分ないなあと思いつつ、ようやくFHD以上の解像度を搭載してきたなといった感じです。miniを選んだのは、Androidでもよく使われるFHD+液晶のため、比較しやすいというのがあります。

サイズでよくわかる、iPhone 12 miniとXPERIA 1 II。
ホーム画面にサ終のゲームが2つはいってるあたり、iPhone8からの引き継ぎだとわかりますね。
SIMフリーモデルらしく、ドコモのSPモードでは特になにもせずネットワーク接続可能。プロファイルさえ入れ替えれば基本的にはドコモやauのMVNO、およびRakuten UNLIMIT-Vで利用可能で、以前に比べると新型っぽい不安定さはあまりないですね。
手に収まる、現時点で最高のコンパクトハイエンドモデル
もともと不自由ない性能だったiPhone8から買い替えたこともあり、性能の面では全く問題ないレベルではあります。FHD+の有機ELパネルを搭載したこともさることながら、iPhone8とサイズはほぼ変わらないで、ほぼフルスペックのまま、小型化出来たことは大きな進歩です。
片手で左上まで押さえられる、しっかり掴めるのは、この上ない操作性の良さです。
やはり一番の敵はホームボタンがないことで、アプリを終了させることや、アプリのタスクキル/タスク切換えなどの動作は慣れないです。さらに、ホームボタンがないので、Touch IDではなく、Face IDになってしまったことも問題で、横にしてアプリを起動している場合、画面ロックされてしまうと、いちいち画面を縦にして認識させないとダメらしく、これが地味にストレスがたまります。COVID-19の影響もたまたまあったとはいえ、マスクで口元が隠れると認識しないのも難点ですね。
結局PINコードを入れて画面ロック解除しますけど、6桁が辛いので、4桁に戻しました。
一番いいのは画面内Touch IDの実装、ないしはiPad Air Gen4に搭載されている電源ボタンのような、Touch ID兼電源ボタン(認識方法に問題があるようなので、要iOS改良は必要)にしてもらうのが一番いいんじゃないかと思います。言ってしまうとそれっきりですが、やっぱりiPhone8 PlusサイズのSEもラインナップにあっていいし、それが欲しいかな。
ゲームをやる分には全く不足はないです。液晶解像度によりスケーリング表示になるアプリも多数あるとは思いますが、それを差し引いても十分すぎる性能です。このサイズで、デレステの3Dリッチ、高画質表示が可能になったのは大きいです。またプリコネの早送り3倍でもフレーム落ちしないところも、iPhone8より処理能力がアップしていると実感出来ます。
小型サイズ、かつ5G対応ということで、バッテリー持ちが懸念されていましたが、そもそも5Gが使えるSIMもなく、使うのもほぼゲームオンリーということで、1日1時間程度遊んでも、ほぼ3日は持ちます。メイン端末として、ヘビーに使っても1日半ぐらいは持つんじゃないかと思います。
ただ一点惜しいというか、どうしてこうなるのかわからないですけど、Qiの充電器で、10W以上出力出来ない充電器は、どうも充電出来ないものがあるようです。例えばWP-PD10では充電出来ず、アマゾンで売ってる安い10W以上出力出来るQi充電台では安定して充電出来るなど、この辺はちょっと注意したほうがいいかもしれません。
まとめ、5G時代のスタンダード・コンパクトになりうる、偉大な1台
2020年はiPhoneSEも出ているため、コンパクトにも選択肢は増え、かつ最新世代にアップデートされた形です。SEはTouch ID付きホームボタンがあるものであり、旧来のデザインは4G世代までの対応ということで一線を引いた可能性はあります。ノッチはあるものの、ホームボタンのないiPhone Xシリーズのデザインは今後5Gを中心としていくのではないかと思います。
Androidでは、小型サイズというより、Rakuten miniなどの超小型モデルは結構出ているものの、同じ5.2インチクラスだとRakuten Handぐらいしかなく、ハイエンドとなると、AQUOS R2 CompactやXPERIA XZ2 Compactぐらいまで遡ることになります。そういう機種からのアップグレード先はすべて大型のサイズ、いいところGALAXY S20やXPERIA 5 IIぐらいがかろうじて小型となる感じです。OSは変わりますけど、そのサイズの機種で、現状ハイエンドが出てない以上は、iPhone 12 miniという選択肢もありじゃないかなと思ったりします。無論、iPhone8ぐらいからなら、文句なく買い替えしていいモデルです。
iPhone SEとは、約3万円という価格差以上にスペック差が大きいかなという印象です。どっちも長く使えるとは思うのですが、今後のiOSのアップグレードの内容で、12 miniのほうがより多く享受出来るんじゃないかと思います。
とはいえ、Face IDはもう少し融通がきかないと厳しいでしょうし、セキュリティ対策とはいえ、画面ロック解除にもう少し緩さは欲しいかなというのが、正直な感想です。
それ以外は素晴らしい出来で、5Gのスタンダードになりうる存在として、長くラインナップされそうな気がします。一方で、miniがこれ1代限りの可能性がありそうな気もするんですよね。その場合、どこまで12 miniをラインナップに並べられるかという点も、今後は注目していくポイントかもしれません。
高い買い物だったけど、Face ID以外は満足しています。
買って損はないけど、2週間ぐらいではホームボタンがなくなったことへの違和感が取れないことは、最後に書いておこうと思います。10年の慣れは、2週間ぐらいじゃ取れないですね。
おしまい

10年ぶりに、現行機種で欲しいiPhoneの登場
基本的に、iPhoneシリーズといえば、型落ちを買うというのが常で、これまではiPhone8を使っていました。理由としては、iPhone8で特に不満がないというのが大きかったのですが、それ以外に、「ホームボタン」のないiPhoneを使う自分が想像出来なかったというのもあります。
実際、iPad mini5以前も含め、これまで使っていたiOSデバイスは、すべてホームボタン付きでした。
そのため、iPhone SE 2020にはかなりぐらつき、値段も手頃だったので、これを買おうかなとも思ったのですが、旧来のiPhoneと背面のアップルマークの位置が変わったという話を聞いて、考え直しました。つまり、それぐらいの理由で買い替えを躊躇するほど、iPhone8で不足はなかったということです。
とはいえ、いつか来るホームボタン廃止後のiOSを想定して、適度にホームボタンなしのiOSデバイスを買うのもいいんじゃないかと思っていました。ただ、当初はiPad Proあたりを買おうかなという感じで、iPhone系はあまり考えてなかった感じです。
そして、今回のiPhone 12の登場。iPhone5s/SE 2016以来の角張ったフレームのモデルに懐かしさを感じつつ、今まで何度も出る出る詐欺だったminiというサイズの登場。これはもう買うしかないと思いました。発表されて、即欲しいと思ったiPhoneは、iPhone4以来じゃないかな。
ちなみに、iPhone 12も検討はしたのですが、6インチサイズのモデルはAndroidで事足りるのと、良くも悪くもXPERIA 1 IIをプライマリースマホ、iPhone12はセカンダリスマホとして考えたため、必然的にminiに舵を切ることにしました。
かんたんなスペック
A14 Bionic 3GHz(6コア)
A14 Bionic 3GHz(6コア)
メインメモリー 4GB
ストレージ 128GB
5.4インチ FHD液晶(2340x1080)
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.0
1200万画素x2(メイン/広角)/1200万画素(フロント)カメラ
FaceID、生活防水対応
Lightning端子、
nanoSIMスロット/eSIM搭載
2227mAhバッテリー/Qi対応
131.5 x 64.2 x 7.4 mm 133g
iOS 14.3
これでAndroidなら申し分ないなあと思いつつ、ようやくFHD以上の解像度を搭載してきたなといった感じです。miniを選んだのは、Androidでもよく使われるFHD+液晶のため、比較しやすいというのがあります。

サイズでよくわかる、iPhone 12 miniとXPERIA 1 II。
ホーム画面にサ終のゲームが2つはいってるあたり、iPhone8からの引き継ぎだとわかりますね。
SIMフリーモデルらしく、ドコモのSPモードでは特になにもせずネットワーク接続可能。プロファイルさえ入れ替えれば基本的にはドコモやauのMVNO、およびRakuten UNLIMIT-Vで利用可能で、以前に比べると新型っぽい不安定さはあまりないですね。
手に収まる、現時点で最高のコンパクトハイエンドモデル
もともと不自由ない性能だったiPhone8から買い替えたこともあり、性能の面では全く問題ないレベルではあります。FHD+の有機ELパネルを搭載したこともさることながら、iPhone8とサイズはほぼ変わらないで、ほぼフルスペックのまま、小型化出来たことは大きな進歩です。
片手で左上まで押さえられる、しっかり掴めるのは、この上ない操作性の良さです。
やはり一番の敵はホームボタンがないことで、アプリを終了させることや、アプリのタスクキル/タスク切換えなどの動作は慣れないです。さらに、ホームボタンがないので、Touch IDではなく、Face IDになってしまったことも問題で、横にしてアプリを起動している場合、画面ロックされてしまうと、いちいち画面を縦にして認識させないとダメらしく、これが地味にストレスがたまります。COVID-19の影響もたまたまあったとはいえ、マスクで口元が隠れると認識しないのも難点ですね。
結局PINコードを入れて画面ロック解除しますけど、6桁が辛いので、4桁に戻しました。
一番いいのは画面内Touch IDの実装、ないしはiPad Air Gen4に搭載されている電源ボタンのような、Touch ID兼電源ボタン(認識方法に問題があるようなので、要iOS改良は必要)にしてもらうのが一番いいんじゃないかと思います。言ってしまうとそれっきりですが、やっぱりiPhone8 PlusサイズのSEもラインナップにあっていいし、それが欲しいかな。
ゲームをやる分には全く不足はないです。液晶解像度によりスケーリング表示になるアプリも多数あるとは思いますが、それを差し引いても十分すぎる性能です。このサイズで、デレステの3Dリッチ、高画質表示が可能になったのは大きいです。またプリコネの早送り3倍でもフレーム落ちしないところも、iPhone8より処理能力がアップしていると実感出来ます。
小型サイズ、かつ5G対応ということで、バッテリー持ちが懸念されていましたが、そもそも5Gが使えるSIMもなく、使うのもほぼゲームオンリーということで、1日1時間程度遊んでも、ほぼ3日は持ちます。メイン端末として、ヘビーに使っても1日半ぐらいは持つんじゃないかと思います。
ただ一点惜しいというか、どうしてこうなるのかわからないですけど、Qiの充電器で、10W以上出力出来ない充電器は、どうも充電出来ないものがあるようです。例えばWP-PD10では充電出来ず、アマゾンで売ってる安い10W以上出力出来るQi充電台では安定して充電出来るなど、この辺はちょっと注意したほうがいいかもしれません。
まとめ、5G時代のスタンダード・コンパクトになりうる、偉大な1台
2020年はiPhoneSEも出ているため、コンパクトにも選択肢は増え、かつ最新世代にアップデートされた形です。SEはTouch ID付きホームボタンがあるものであり、旧来のデザインは4G世代までの対応ということで一線を引いた可能性はあります。ノッチはあるものの、ホームボタンのないiPhone Xシリーズのデザインは今後5Gを中心としていくのではないかと思います。
Androidでは、小型サイズというより、Rakuten miniなどの超小型モデルは結構出ているものの、同じ5.2インチクラスだとRakuten Handぐらいしかなく、ハイエンドとなると、AQUOS R2 CompactやXPERIA XZ2 Compactぐらいまで遡ることになります。そういう機種からのアップグレード先はすべて大型のサイズ、いいところGALAXY S20やXPERIA 5 IIぐらいがかろうじて小型となる感じです。OSは変わりますけど、そのサイズの機種で、現状ハイエンドが出てない以上は、iPhone 12 miniという選択肢もありじゃないかなと思ったりします。無論、iPhone8ぐらいからなら、文句なく買い替えしていいモデルです。
iPhone SEとは、約3万円という価格差以上にスペック差が大きいかなという印象です。どっちも長く使えるとは思うのですが、今後のiOSのアップグレードの内容で、12 miniのほうがより多く享受出来るんじゃないかと思います。
とはいえ、Face IDはもう少し融通がきかないと厳しいでしょうし、セキュリティ対策とはいえ、画面ロック解除にもう少し緩さは欲しいかなというのが、正直な感想です。
それ以外は素晴らしい出来で、5Gのスタンダードになりうる存在として、長くラインナップされそうな気がします。一方で、miniがこれ1代限りの可能性がありそうな気もするんですよね。その場合、どこまで12 miniをラインナップに並べられるかという点も、今後は注目していくポイントかもしれません。
高い買い物だったけど、Face ID以外は満足しています。
買って損はないけど、2週間ぐらいではホームボタンがなくなったことへの違和感が取れないことは、最後に書いておこうと思います。10年の慣れは、2週間ぐらいじゃ取れないですね。
おしまい