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なんでもおまかせ。

今回はちょっと実用性のあるもの、LVSUNから出ている80W ACアダプターのご紹介。


USB type-AからノートPCへ給電出来る、謎の機構
このACアダプター、見た感じはただのUSB充電器という感じです。
強いて言えば、USB type-Cポートがあるので、ノートPCの給電がそこから出来るというのは分かるんですが、写真を見ていただくと分かる通り、なぜかUSB type-AからLenovoの角型ACコネクタが出ているのです。これがこのACアダプターを買った理由です。
仕様上は5~20V、最大3.5Aとなっています。合計80Wですが、USB PDでなら1ポートで80Wを絞り出すことが出来るはず?です。とはいえ、ThinkPad Yoga 370では、type-Cでも専用ケーブルでも45Wで認識しています。5ポート使っている場合、5等分すれば14Wということになりますが、ノートPCを接続している場合は、そちらから優先的に電力供給しているのだと思います。
理屈の上では、Quick Charge 3.0に対応していれば20Vまで対応しているので、大体のノートPCなら問題なく充電可能なはず、という理論なのですが、それにしても普通のUSBコネクタで20Vを出力できるようなものはないと思うので、おそらく特殊な仕様なのだと思われます。


デバイスたくさん持ち運ぶ人にはACアダプターをまとめるチャンスかも
Switchとかも充電出来ますね。ないのはQiですけど、これは画像の通り、type-C接続のQiアダプタを接続しています。
LightningデバイスもQiアダプタを付けたままなので、基本はiPad用となる3in1コネクタ、type-Cが3本、そしてノートPC用のコネクタ。これだけあって、サイズはそこそこコンパクトです。
面積は平たくて薄い感じ。2.5インチHDD2個までは行かないまでも、それに近い感じの物と考えるとなんとなくわかると思います。下手すれば「カクうす」2個のが小さい気もしますね。

USBのマルチアダプターで複数台対応となると、大体コンパクトサイズにするために、USBコネクタを横に5個なり6個なり並べる感じですけど、これは縦に4つ並べて薄くしている感じです。表面積はおそらくそんなに変わらない感じでしょう。
そのサイズでノートPCのACアダプターも兼ねることができる点では、荷物がだいぶ減るのは大きなメリットではあります。


まとめ:純正ACアダプターにはない汎用性の高さが惹きつける
USB PDなどがモバイルデバイスの充電の主流となっていく中で、どうしても過渡期となる現在はACアダプターにお金を出すのは、結構勇気がいるんですよね。
このACアダプターなら、USB PDにも対応しつつ、普通のUSBでノートPCのACアダプターも兼ねることができるという点で、非常にメリットがあります。確かにノートPCのACにもUSB給電口はありますけど、そもそものUSB給電口が全部ノートPCに対応している、更にUSB PDにも対応している、マルチACアダプターといっても、ここまでのモデルはあんまりないんじゃないかと思います。

ただ、確かに値段の面では相当不利ではある上、通常のQC3.0対応USBポートで果たしてどのぐらいのノートPCまで給電が可能かというのは計りかねるので、今の所難しいです。
参考に、ThinkPad Yoga 370や同じくE450、T61pなどは、USBポート側より変換ケーブルを使い給電可能。大体この手の物では給電が怪しいとされるT61pぐらいの電力量もカバーできるということで、マルチコネクタさえ用意できれば、もしくはtype-C給電さえ出来れば問題ないと思います。互換アダプターですから、その辺は暗黙の了解ということで。


日本国内ではアマゾンで購入できると思うのですが、LVSUNの商品は買い時が非常に難しく、半額ぐらい下がった翌日には半値の2.5倍ぐらいになったりすることもあります。国内在庫があればプライムで届きますが、今は中国から送られてくるようです。
さらに、今回のACアダプターは、USBのACケーブルとLenovoコネクタは付属していなかったため、別途購入していて、最終的には4,000円ぐらいになっています。これも全部付いて3,000円台なら安いんじゃないかなとは思います。ケーブル含めて5000円ぐらいになってしまうと、流石に躊躇するレベルではあります。
オススメしにくい価格ですので、買う前に使う環境をよく考えて、メリットを見いだせるならいいんじゃないかなと思います。





おしまい