今回は、なんか運良く買うことが出来たXiaomi Mi 11 Lite 5Gの実機レビューをご紹介します。

解約の電話がつながらない→端末購入までの経緯
さて、これを買うつもりはまったくなかったというのが本音で、毎度のようにS765GやDimensityシリーズのスマホ欲しいなあっていう話はしているものの、それがたまたま安ければ買おうといったような形で、ハナからハイエンドにしか興味のない人間です。ただ、Mi 11 Lite 5Gはちょっと欲しかった部類の端末だったものの、もう入手は無理かなとずっと考えていました。

回線整理で、ビッグローブのSIMを解約しようと思っていたところ、解約ダイヤルが20分通話しても保留状態になってしまい、どうにか解約する方法はないものかと調べてみたところ、MNP番号の発行なら数分で可能ということが書かれていました。で、MNPでiPhone SE 2020をもらうとかも考えたんですけど、たまたまIIJmioでMi 11 Lite 5Gの在庫があったので、これは何かしらの運命だと思い、申し込みしました。19,800円ながら、今回は都合により24回で買いました。そのうち一括支払いする予定です。ほぼ3日で到着。ただ、IIJにしては珍しく、佐川急便と表示されながら、実際はヤマトで送られてきたのはちょっと不意を突かれたなと思いました。20210828_160536~2

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かんたんなスペック
Snapdragon780G (2.4GHzx1、2.2GHzx3、1.9GHzx4)
メインメモリー 6GB
ストレージ 126GB UFS2.2
前面6.55インチ AMOLED FHD+(2400*1080)液晶
無線LAN 11ax(1201Mbps対応)/Bluetooth5.2
6400万画素(メイン)/800万画素(広角レンズ)/500万画素(マクロレンズ)
電源ボタン兼用指紋認証センサー、USB type-C端子
NFC搭載、Felica/おサイフケータイ対応(ただしNFC決済との排他)
ステレオスピーカー/LDAC、LHDC、aptX Adaptive、AAC、SBC対応
nanoSIMスロット x2(DSDV、および両方とも5Gでの送受信対応)
microSDスロット(SIMスロット1枚と兼用)
4200mAhバッテリー
160x 75.3 x 6.8 mm 159g
Android 11.0/MIUI 12.5.2(※グローバルROM、アップデートで導入)

5G
NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
4G
1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/40/41/66
3G
1/2/4/5/6/8/19

正直なところ、ミドルエンドとしてはお手本ともいうべきスペックで、前に紹介したRed Magic 6Rに肉薄するレベルではあります。当然ながらDSDVもOKで、Felicaにも対応し、そしてサイズはそこまで小さくない割に159gという軽さ。さらに久々に見た6.8mmという薄さもあいまって、これは爆発的に売れてもおかしくない感じです。


ベンチ結果、使い勝手など
1630155873169
1630249277384

1630155873174
なんか、拍子抜けな感じがします。
これでも十分すぎるスコアではあるんですが、3DMarkがSlingShot Extreme止まりなのを考えるとそれなりなのかなとは思います。
ちなみに、過去にS855(Red Magic 3)で3DMarkで計測した際のスコアと比べて、大体1割減程度に収まっているので、3D性能的にはAdreno640並とは行かないまでも、そこに迫るレベルであると思われます。

薄型スマホの常ではありますが、やっぱり普通に使っていて熱を持ちやすいというのが最大の問題かな。S780GもS888と同様の発熱を抱えており、その点で予め考慮にいれておくべきかなとは思います。(ゲームやってるとFelicaのマークあたりが発熱する)バッテリーはとりあえず買ってから一度満タンにして、今日(9/1)が3日目、待受けでSIMを入れてありますけど、おおよそ50%を切る程度で推移しています。ゲームとかをやらないで、Web見る程度であれば、少ない感じではないと思います。

Felicaは使えるにしても、NFCタッチ決済との排他式となっていて、切り替えが必要であるというのがやや難易度が高くなっている感じです。ただ、ほぼSuicaなどのFelica系しか使わないのであれば、それほど問題はないのかなと思います。


ゲームについて
まず、そもそもにこの端末は、ゲームに向いていないです。
理由は簡単で、いわゆる音ゲーでは音ズレや入力遅延のレベルが度を過ぎているし、ウマ娘みたいにオブジェクトに3Dモデリングを使っている場合は、冷却機構が追いついていなくて処理落ちするといったような問題が見えてきました。

例えば音ゲーの譜面を、音を消して叩き落とすモードにすると、別にフルコン出来るレベルでも、音合わせで譜面を叩いた場合、100~200ms程度調整出来ないと多分修正が不可能だと思います。
シャニマスもライブのタイミングはやっぱり合わないです。それはどうにでもなりそうですけどね。
ウマ娘のような3Dゲーは、やっぱり大きな問題としてこもった熱をどう排出するかという点で、やっぱり一般的なハイエンドスマホに比べて劣るし、それどころか、薄型ボディとS780Gのせいで、今後たくさん出るであろうS778Gスマホのほうが3D処理には余裕がでるんじゃないかとも思えるんですよね。

ポチポチゲーはほぼ問題ないです。
最近、この手のゲームで一番腹立たしいロード時間や無駄な処理が多い、「スーパーロボット大戦DD」「ミニ四駆動超速グランプリ」なんかが普通にプレイできるので、キモとなる部分はそれほど弱くはないのだと思います。(ちなみにこの2ゲームとも、無駄な操作をユーザーに求めるのが気に入らない)
fpsゲーとかをやらないのでなんとも言えないですけど、S780Gが本来のポテンシャルを出せる環境が整えば、確かにデレステのMVの3Dを見る限りではS845~S855の間ぐらいには落ち着くだけの能力はありそうです。その辺はメーカーサイドとしてどう対応するのかというのが見ものではあります。

...ポテンシャルは高いんですよ。S810のときにも書いてますけど、ポテンシャルを100%活かせるだけのハードウェアが揃って、初めて実測値が出るわけですけど、こっちの場合はソフトウェアによる不具合な感じしかしないですからね。その辺がどうなのか、ちょっと心配ではあります。


まとめ、普段使いには安定、しかし多彩な機能を使うと剥がれる化けの皮
用途さえ絞れれば、たしかに存在そのものは面白そうな端末です。
薄型スリムでそこそこ軽量。そして圧巻のバッテリー持ちなどはさすがというべきです。
世界中のノウハウが詰まってるからこその、Mi 11 Lite 5Gなのだと思います。

が、日本市場向けに頑張ったところまでは良かった。問題はそこからで、とりあえず付けました的な機能のせいなのか、あるいはそこに追いついていないソフトウェア開発なのか分かりませんけど、それを台無しにするようなゲームの音ズレやカメラ・ゲームなどの熱暴走、スクリーンキャプチャの録画問題など、挙げればどんどん出てくる不具合がかなり多めかなという印象です。
あと、Xiaomiのセキュリティアプリって、いわゆる根こそぎ通知が来ない系のやつだと思いましたけど、それもインストールされてるのも気になりますね。

あげるとしても及第点で、確かに5万するXPERIA 10 IIIなんかよりは高性能なんですけど、そこはやっぱり海外メーカーであり、SamsungやLGのようなノウハウはまだ取得出来ていないのではないかという印象が強いです。OPPOはその辺すごい変わり身だったと思うし、そこに追いつき追い越すためのMi 11 Lite 5Gだっただけに、非常に惜しいです。

とにかく、薄くて軽くて画面がでかい、Felicaも使えるというだけで印象がいいだけに、買ったユーザーの多くが触れているゲーム問題やカメラ問題はなんとか修正しないと、そこで終わってしまう可能性もありますので、それだけは避けてほしいです。

Xiaomiならその辺は心配しなくていいとは思うけど、日本限定モデルという点で、今後どうなるかが割と注目ではあります。本気だったら、ゲーム周りの対応や細かい不具合なんかは修正してくると思うんですけどね。そういう意味で、Xiaomiの真価を見極めるには、いい端末だと思います。



おしまい。